続報

2013年12月27日 コンピュータ
『「百度」日本語入力ソフト問題で強弁 「設定オフ」で送信されたのは「不具合」のせい

中国の大手検索エンジン「百度」(バイドゥ)が提供している日本語入力ソフトから、入力内容が同社のサーバーに送信されていた問題で、このことを突き止めた会社の調査結果と百度の言い分が食い違っている。

加えて、百度の発表文には「悪いのは自社のソフトだけではない」と言いたげな文言もあり、利用者の不信感は募るばかりだ。

半角文字は送信されていない

入力内容が送信される問題が発覚したのは、PC向けの「Baidu IME」と、スマートフォンやタブレット端末向けOS「アンドロイド」向けの「Simeji」。データ送信は、利用状況をサーバー側で分析して変換精度を上げる「クラウド変換」が主な目的だ。

セキュリティー企業のネットエージェントが、2013年12月26日、これらのソフトの分析結果をブログで明らかにしている。それによると、両ソフトでは、クラウド変換を「オフ」にした場合でも、入力した全角文字が暗号化されて送信されていた。ただ、半角文字は送信されていない。そのため、わざわざ半角を全角に変換しない限り、クレジットカード番号やパスワードは送信されない。

百度は12月26日と27日の2回にわたって「一部の報道に対する弊社の見解」と題した文章を発表しているが、分析結果とは矛盾するものだ。27日の文章では、Baidu IMEについて

「ソフトウェア利用規約によりユーザーに事前許諾をいただき、また、クラウド変換のON/OFF設定も可能となっており、無断送信はしておりません」と、「無断で送信していた」という報道に反論。Simejiについては「インストール時にご案内する利用規約へ同意をいただいておりますが、クラウド変換がOFFに設定した状態でも、クラウドサービスにアクセスする不具合があり、昨日時点で修正バージョンをリリース済みです」と説明している。

前者については、クラウド変換「オフ」の状態でデータが送信されているにもかかわらず「無断送信はしておりません」と主張する一方、後者については「不具合があり送信していた」という趣旨の釈明している形で、利用者に不信感が広がっている。

IIJが9日前に注意を呼びかけていた

さらに、百度の発表文の「枕詞」が火に油を注ぐことになっている。12月27日のリリースの書き出しは「このほど、一部のメディアにて、Baiduの日本語入力システムやGoogleおよびMicrosoft が提供する日本語入力システムを使用しないように呼びかけたとの報道がなされました」というもの。

百度のソフトをめぐる報道では、発表文で指摘されているようなグーグルやマイクロソフトのソフト利用中止を呼びかけている事実は確認できない。ネット上では「他社を巻き込もうとしている」と失笑を買っている。

この問題は、インターネットイニシアティブ(IIJ)が12月17日の時点でセキュリティー関連のブログで呼びかけをしていた。その内容は

「多くのIME(編注:日本語入力ソフト)においては、クラウド関連機能は自ら明示的に有効化する必要があります。 入力したデータが送信されることを認識し、自ら有効にするのであれば問題無いでしょう。しかしながら、一部の無料IMEにおいてはインストール時の推奨設定で自動的に有効化されます。 このIMEは、フリーソフトウェアなどにバンドルされてインストールされる場合もあります」

というもので、日本語入力ソフトがPCに事前にインストールされている場合は、入力データが送信される設定になっていることに気づきにくいことを警告する内容だ。このブログの「一部の無料IME」が、ただちにBaidu IMEのことを指しているかは明らかではないが、ブログの公開からわずか9日で、問題が広く知られるようになった。』

 中国がただで使わせてくれるというものを信じてはいけないといういい教訓になっただろうが,今度は衛星測位システムをただで使わせてくれるそうだ.

『中国の衛星測位システムに多大な価値、他のアジア諸国も利用を=当局

中国の衛星測位システム「北斗」を管理する中国衛星導航系統管理弁公室主任は27日会見し、北斗には経済・社会・軍事上、計り知れない価値があり、他のアジア諸国の利用を歓迎すると表明した。

 北斗は、米国のGPS(衛星利用測位システム)やロシアのGLONASSに対抗して、中国が独自に開発した衛星測位システム。1年前にアジア太平洋地域での運用を開始した。

 現在、16の衛星が利用されているが、2020年までに衛星数を30基に増やし、カバー地域を全世界に拡大する計画。

 同主任は、北斗が民事・軍事両面で幅広く利用できると指摘。「わが国の安全保障問題、経済安全保障、社会全体の安全保障をめぐる問題の解決につながる。軍事・民生総合インフラであることは明らかだ」と発言。「国防でどのように利用するかは国防省などが決めることだが、様々な使い道があると思う」と述べた。

 北斗の成功は、ミサイル誘導など中国の軍事力の強化につながる。また、自動車・携帯電話向けの衛星ナビゲーション市場が急拡大しており、政府は商業利用にも期待を寄せている。

 中国政府は、アジア諸国による北斗の利用を促すため、無償でサービスを提供している。パキスタンではサービス向上のため施設を建設中。タイも災害予測のために北斗を利用する契約を結んだ。

 米国もGPSの民生用信号を無料開放している。

 同主任は「技術もサービスも完全に開かれている」と述べた。』

さっそく飛びついた国もあるようだが,本当に中国がただで利用させてくれると思っていたら中国の思うツボにはまるような気がするがどうなるだろうか.

もっとも日本の衛星測位システムはまだ実験段階だからここでも米国頼みになっているのが現状だ.こう考えると日本はまだまだという気がするのは私だけだろうか.
『中国「百度」製ソフト、入力の日本語を無断送信

 中国検索最大手「百度バイドゥ」製の日本語入力ソフトについて、使用するとパソコンに入力した全ての文字情報が同社のサーバーに送信されることが分かり、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)や文部科学省は、中央省庁や大学、研究機関など約140機関に使用停止を呼びかけた。

 外務省のほか、東京大など少なくとも12大学の一部パソコンで導入されていることが判明。NISCは「重要情報漏えいの可能性は否定できない」としている。

 問題となっているソフトは「バイドゥIME」。2009年に公開された無料ソフトで、昨年1月のバイドゥ社日本法人の発表によると日本国内で約200万人が利用している。

 今月中旬、IT企業の調査で、初期設定のまま使用すると、パソコン上で打ち込んだメールや検索の単語、文書編集ソフトで作成した文書など、全ての文字列が自動的に同社のサーバーに送信されていることが判明。各パソコンからサーバーに情報を集め、変換精度を向上させる「クラウド変換」を行うためとみられるが、利用規約などで説明はない。』

 これならレノボ社製のPCでなくともすべての入力情報を集められる訳だ.以前に中国製のPCやWiFi機器にもハッキング工作がされていたというニュースがあったが,それでもこういった中国製ソフトを使う研究者がいるのは驚きだ.よほど情報漏洩に鈍いか,中国の協力者なのだろう.それにしても中国の情報収集にかける執念には恐れ入る.これでは平和ボケした日本人に勝ち目はないだろう.

『英情報機関 ハッキング用工作 発見 中国レノボ社製 PC「使うな」 

  英情報機関が、世界最大のパソコン企業である中国レノボ社製品の 使用を禁止していたことが分かった。三十日付の英紙インディペンデントが伝えた。

 情報局保安部(MI5)や政府通信本部(GCHQ)が製品を調べたところ、外部からの操作で パソコン内のデータにアクセスできる工作が施されているのを発見した。科学者は通常の セキュリティー保護をバイパスする秘密の裏口がチップに最初から仕込まれているとの見解を示した
という。

 GCHQなどはコメントを拒否しているが、使用禁止の通達は二〇〇〇年代半ばに米国、カナダ、 オーストラリア、ニュージーランドの情報機関でも出されたという。

 IBMのパソコン部門を〇五年に買収したレノボ社は、中国の国家機関・中国科学院が最大の 株主。同紙には「製品の信頼性と安全性は顧客から常に保証されている」などとコメントしている。

 中国の情報技術(IT)企業をめぐっては、オーストラリア政府が昨年、中国人民解放軍との関係が 取り沙汰される「華為技術」の高速通信網事業への入札参加を拒否し、中国政府が批判している。 』

 実は私も一時はGoogle inputを使ったりしたのだが,やはり情報を集められている恐れがあるので使用を止めたことがあり,今はMac OS標準のIMEしか使っていないのだ.

 だが,よく考えてみればPCやスマートフォンのOSが全部外国製というのは危険なことなのである.米国は同盟国だからそれでもいいのかもしれないが,考えようによっては私たちの情報がすべて米国の諜報機関に収集されているかもしれないのだ.

 私は要人ではないから,そんなことは気にしなくてもいいのかもしれないが,これからは秘密保護法が成立したので個人の持っている情報を国が監視する可能性も考えなければいけないだろう.なんとも窮屈な時代になったものだ.
メリー・クリスマス
メリー・クリスマス
メリー・クリスマス
今夜は今年最後の病院当直です.
さっそく意識障害の患者さんが救急車が到着です.
家で静かなクリスマスが過ごせる事はそれだけで幸せだと思います.

ベッドもなくなってきたので今夜の救急車はこれで最後にして欲しいです.
『ソチパラリンピックの代表決定

来年3月に開かれるソチパラリンピックの代表選手が発表され、4大会連続の出場で初の金メダルを目指す森井大輝選手など15人が選ばれました。

ソチパラリンピックは来年3月7日から16日までの10日間、5つの競技の72種目が行われます。日本パラリンピック委員会は24日午後、都内で記者会見を開き、日本が出場権を得られなかったアイススレッジホッケーと車いすカーリングを除く、3つの競技について、世界ランキングに基づいて選んだ代表選手15人を発表しました。

このうちアルペンスキーでは、初めての金メダルを目指す森井選手のほか、2大会連続の金メダルを狙う狩野亮選手など、9人が選ばれました。記者会見に出席した森井選手は主将を務め、「開会式の翌日に滑降に出場するので、初めての金メダルを取って、ほかの選手にも続いてほしい」と話しました。

また、クロスカントリースキーとバイアスロンでは、2大会連続の金メダルを目指す新田佳浩選手や、3大会連続出場で初の金メダルを目指す太田渉子選手など、6人が選ばれました。太田選手は旗手も務め、「2020年の東京大会に向けて、子どもたちが今回のソチ大会の私たちの姿を見て、夢を持ってもらえるようにしたい」と話していました。

選手団はソチ大会のメダルの目標を、金3つ、銀5つ以上、銅5つ以上という「10個以上」、金メダルの獲得順位で「10位以内」を目指すということです。
ソチパラリンピック代表の15人の選手は、次のとおりです。

アルペンスキー
▽阿部敏弘(群馬県出身)▽狩野亮(北海道出身)▽小池岳太(長野県出身)▽鈴木猛史(福島県出身)▽谷口彰(鳥取県出身)▽東海将彦(東京都出身)▽夏目堅司(長野県出身)▽三澤拓(長野県出身)▽森井大輝(東京都出身)

クロスカントリースキー・バイアスロン
▽久保恒造(北海道出身)▽佐藤圭一(愛知県出身)▽新田佳浩(岡山県出身)▽阿部友里香(岩手県出身)▽太田渉子(山形県出身)▽出来島桃子(新潟県出身)』

 パラリンピックは日本ではいまだにあまりニュースにもされないことが多いが,こんなニュースが流れていた.

 『世界ランキングに基づいて選んだ代表選手』というのは一見事務的なようではあるけれど,私はこういう決め方が一番いいように思う.

 オリンピック代表決定戦と言っておきながら,順位に関係なく代表を選ぶのであれば競技会の一つに過ぎないだろう.結局,選考委員が口を出して選手を選ぶやり方はどうも気に食わない.決定戦をやるなら高得点だった人がオリンピック行けばいいだけの話だろう.

12/29追記:フィギュアスケートはスポーツだと言うことに同意です。アマチュアスポーツがマスメディアや観客のためにあるのであれば,それはもう競技などではなくただのショーに過ぎない.日本スケート連盟も所詮ただの利権団体ということだろう.

『高橋大輔さんの日本代表選考について:日本スケート連盟の方々へ

この度は、全日本選手権の大会準備・運営、そして来たる2014年のソチ五輪の代表選考、お疲れ様でした。20年来のいちスケートファンとして、また、会場で選手、コーチ、振り付け師、大会関係者、そして一万五千人の観客の方々と、多くの感動を分かち合わせていただいた者として、感謝の気持ちで一杯でございます。

と、同時に、いちスケートファンとして、苦言を呈したく、公開のお手紙を書かせていただいております。

男子シングルの高橋大輔さんを、日本代表としてソチ五輪ならびに世界選手権に選出されたことです。

私は、スケートに造詣の深い家庭に育ちました。それこそフィギュアスケートがお世辞にもメジャーとは言えない時代から、家族ぐるみでスケートを観戦して参りました。佐藤有香、鍵山正和、田村岳斗、荒川静香、本田武史、村主章枝。往年の名選手の演技は、今も私の脳裏に、少年時代の一コマとして、家族の思い出として深く焼き付いております。

それだけ長い間スケートを観てきたものですので、日本のスケート界に於いて高橋大輔さんの占める存在感と貢献の多大さは、十分に理解しているつもりです。メダルを取ることが快挙だった日本から、メダルの色にこだわる日本へ。高橋大輔さんは、その立役者の一人であり、間違いなく、日本の至宝です。

ただ、ただです。高橋大輔さんが日本の至宝であることと、御連盟が、非営利団体として、そして日本スケート界を牽引する母艦として、オリンピックならびに世界選手権の代表を、選手たちが納得できるかたちで選出することは、別ではないでしょうか?

一昨日、昨日と高橋大輔さんの演技を観た識者なら、彼のコンディションが万全でないことはすぐにわかることと思います。そして、フィギュアスケートはスポーツですので、彼の不調は結果として表れます。あれ程の表現力と天性の音を取る力に恵まれた彼でさえ、4回転ジャンプに転倒し、各要素のキレが悪ければ、点数は出ません。それが、5位という結果です。それが、スポーツです。

そう、フィギュアスケートはスポーツなのです。1万5千席×3日×1万円/席=4億5千万円分のチケットが売れ、スポンサーも引く手あまた、各種グッズが飛ぶように売れ、キー局による大々的な宣伝と放送が行われる今日、我々長年のファンでさえ、全日本スケートがアマチュアスポーツであることを、うっかり忘れてしまいそうになります。

ただ、スポーツである以上、結果を決めるのは、ルールに準拠して算出された評価であるべきで、感情論や浪花節、ましてや商業的な理由であってはならないと考えております。

単刀直入に申し上げます。あなた方は、今回、ソチ五輪前の最後の公式戦である全日本での高橋大輔さんの演技を観て、今現在、彼が日本第3位の選手だと、客観的に胸を張れますか?高橋さんの涙に同情してしまった自分が、心のどこかにいませんか?高橋さんがオリンピックに出るとなれば、マスコミも盛り上がってグッズも売れるのではという、打算的な邪心が働いていないと確信できますか?

スケートのために人生を捧げ、スケート先進国日本の今を築いた立役者に、五輪という最高の舞台で花道を飾らせてやりたい—その気持ちは、私にもわかります。そして、今のスケートの隆盛が、高橋さんをはじめとするトップレベルの選手達と、彼らを大きく取り上げてきた新聞やテレビに依るところが大きく、マスコミの影響力や資本的な側面を無視できないこともわかります。事実、同じ立役者でも、小塚さんや織田さんではなく、より華があり、観客を魅せることができる高橋さんが五輪代表に選ばれたことで、御連盟やテレビ局の来4半期の予想利益は大幅にアップしたことと察します。

スポーツの世界に大人の汚いロジックを持ちこんで許せない—そんなことが言いたいわけではございません。ただ、全日本というプレッシャーのかかった大舞台で3位に入賞し、誰がどう見ても高橋さんよりもコンディションの良い小塚さんを選ばなかったということは、もしかしたら御連盟がお考えになっているよりも、遥かに重い、不可逆な副作用を持つ決定かもしれないと憂いております。

スケートというスポーツは、所詮主観によるものだという誤解を生む決定。

数名のジャッジの決定よりも、1万5千人の嬌声が評価されるという決定。

眈々と演技し、運命は天に任せますとコメントして静かに去るよりも、右手を止血しながらテレビの前で涙を流す方が評価されるという決定。

予定調和という、本来ならばアマチュアスポーツと直交すべき概念を、偽造された感動のためにスポーツに持ち込むことが許されるという決定(なぜ、男子シングルの代表発表が最後にアナウンスされたのでしょうか。競技の順番で言えば、最初にアナウンスされるのが自然な流れではないでしょうか。偶然ならば、非常にラッキーです。事実会場のボルテージは最後の最後で最高潮を迎えました)。

日本スケート史に残るであろう名選手ですら、彼を「出してやれる」最終的な決定権を持つのは、点数評価ではなく、不透明な理事会だという、半ば権威主義な示唆を孕んだ決定。

私は、楽観的な人間ですので、今でもこれらの副次的な「決定」は、御連盟が意図されなかったものだと信じております。そして、元スケート選手であられるあなた方が、意図せずして、選手たちを軽んじ、一般聴衆に迎合してしまったという悲しみを、そっと胸の奥にしまい、ソチ五輪を観戦する所存であります。

長文、失礼いたします。』

延命

2013年12月23日 コンピュータ
延命
『道内市町村パソコン2割が更新間に合わず ウィンドウズXP来春サポート終了
 
 パソコンの基本ソフト(OS)で米マイクロソフト社製の「ウィンドウズXP」のサポートが終了する来年4月9日までに、道内全179市町村が保有するパソコンの台数の20%に当たる2万4525台でソフトの更新が間に合わないことが、北海道新聞の調査で分かった。全国平均の13%を上回り、多くの自治体は更新できない理由に財政難を挙げた。更新が間に合わないパソコンが1台以上ある自治体は109に上った。

 11月末現在の状況を、北海道新聞が各報道部、総支局などを通じて調べた。179市町村で保有するパソコン計12万1725台のうち、ウィンドウズXP搭載機は5万8766台。更新が間に合わないのは2万4525台だった。

 更新が間に合わないパソコンを半数以上抱える自治体は17、全てのパソコンで更新が間に合うか、更新済みとしたのは68で、2自治体は台数を調査中だった。

 更新が間に合わないパソコンが最も多かったのが札幌市の1万3250台で、全保有台数4万6900台の28%に当たる。』

 サポート終了は確か2回程延期されたはずなのに,未だに対応が出来ていないとはどういうことなのだろうか.昔,2000年問題と言うのがあり,あの時はもっと大騒ぎで対応処理をしていたような気もするが,本当のところはあまり危機感がないのだろう.

 札幌市の教職員のパソコンもXPのものはインターネットに接続しないで使うような話だが,本当にそんなことでデータが守られるのか疑問だ.などと言いつつも,私もビデオ録画専用に使っているのはWindows XP機であり,サポートが終了すると新規インストール後の重要なアップデートも出来なくなる.

 私のWin XP機は録画データをLAN内で伝送するだけなのでインターネットは関係ないのだが,ビデオキャプチャボードのソフトがXP専用なので起動ディスクに不具合が起きて再インストールしなければならなくなると困るのだ.そういう訳で,起動ディスクのコピーを作ろうと思ったのだが,アマゾンでUSBメモリを探している時に面白い物をみつけた.

 パラレルATAに接続出来るSSDである.最近のHDはシリアルATA接続なのであるが,これは古い規格のパラレルATA接続が出来るのと,附属のCD-ROMから起動してUSBケーブルで接続して起動ディスクのコピーが作れるというものだ.主に古いノートPCの速度アップのために使うものらしいが,コネクタ変換アダプタと3.5インチへの変換マウンタを使えばディスクトップPCにも使えるのだ.

 作業はCドライブのコピーに10分,HDとSSDの交換作業が10分で終了し,無事にSSDから起動出来るようになった.SSDの容量は64GB,もとのHDの容量は40GBだったから24GB増量も果たした.SSDの寿命は10年以上と言われているから,マザーボードの寿命の方がさきに来るだろう.延命としてはそれで十分だし.音も静かになり少し速くもなったので十分満足だ.
『ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

 前代未聞、現役のミス・インターナショナルが涙の訴えだ。設立から半世紀以上を誇る世界有数のミスコンで、2012年に日本人で初めてグランプリに選ばれた吉松育美(26)。そんな世界的な美女が16日、外国特派員協会で「日本の芸能界の暗部」と題した会見を開いたのである。

 この日は東京・品川で行われる今年の世界大会の前日。本来ならタイトルホルダーとして準備に追われているはずだが、吉松はリハーサルはおろか、本番の出席自粛を余儀なくされる事態に……。一体、彼女の身に何が起こったのか。

 個人弁護士も同席する中、海外メディアを前に自ら、流暢(りゅうちょう)な英語で訴えた内容は大手芸能事務所「ケイダッシュ」の幹部である谷口元一氏から、1年もの間、執拗(しつよう)な嫌がらせや脅迫、業務妨害を受けたという被害の数々だった。谷口氏は今の芸能界で知らない人はいないほどの実力者である。

 コトの発端はその谷口氏が、吉松の海外エージェントであるマット・テイラー氏との間に金銭トラブルを抱えていたこと。テイラー氏が借りたカネを返さないことに腹を立てた谷口氏が、怒りの矛先をカネの貸借に関与していない吉松に向けたという。谷口氏はテレビの収録現場に現れたり、自宅オフィスを不審者に盗撮させたり。また、九州の実家に住む吉松の両親にコンタクトを取るなど行動はエスカレート。テイラー氏が08年に自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子さんの最後の恋人だったことを伝え、「(川田は)マットに洗脳されて自殺しました。育美さんも同じことになることを心配しています」と不安をあおるような発言もあったという。

 会見ではその時の恐怖を思い出したのか、「丁寧な口調でも私も両親も脅迫のメッセージにしか聞こえませんでした……」と時折、声を詰まらせながらも気丈に語ったのだった。

■海外メディアは憤慨「ダイナミックウーマンの夢を奪うのか!」

 吉松は谷口氏個人を威力業務妨害で、民事と刑事の両方で提訴しているという。美女の涙の訴えを聞いた海外メディアの反応はというと――。
「日本のメディアこそが取り上げるべき事件だ」(伊テレビ局の男性記者)、「日本の芸能界は本当に汚い。ダイナミックウーマンの夢を奪うのか!」(仏ラジオ局の男性記者)と憤慨の声しきりだった。

 真相はこれから明らかになるだろうが、吉松の訴えがすべて本当ならば、完全なる犯罪である。ケイダッシュに問い合わせたが回答はなし。

 吉松の決意の訴えは、日本の芸能界に風穴をあけることになるのか。』

 谷口元一という人がどんな人かは知らないが,これが本当なら立派なストーカー行為だろう.ネットで最近になり知ったが,こんな記者会見があったことはニュースにも出てなかったし,ストーカー行為をした有力者の名前はネットでもぜんぜん出てこなかったのだが,やっとその名前がわかった.

 有名な人だから,ある程度確信が持てるまでマスゴミは話題にしたくなかったのだろうが,これがマスゴミのマスゴミたる所以だと言う事がわからないのだろう.原発関連のニュースもそうだったが,自分たちの利益に関わる事は知らないふりをするのが日本のメジャーなマスゴミなのだろう.

 秘密保護法があってもなくても『長い物には巻かれろ』という発想で自己検閲をしているようなマスゴミでは役には立たない.これでは中国のことを言えないだろう.警察の対応にも注目だ.今回はストーカー行為の証拠が結構あるようだから,きちんと捜査するとともに被害者の身柄の保護を速やかにするべきだろう.
『フレッツ光からauひかりへの乗り換えの注意点

フレッツ光の場合数百のプロバイダに対応しており選択肢が非常に広い回線です。
それに比べてauひかりでは8つのプロバイダしか選ぶ事が出来ない。

auonenet、So-net、@nifty、BIGLOBE、@T-COM、ASAHIネット、DTI

そのため、プロバイダの変更が必要な場合、プロバイダが提供しているメールアドレスを使っていると、 メールアドレスが変わってしまう場合があります。

回線引き込み工事

auひかりでは、地域や状況によってNTTの光ファイバーを利用する場合があります。
そのため、元々フレッツ光を利用していた場合は、NTTの光ファイバーの引き込み線をそのまま利用する場合があります。この場合、フレッツ光の撤去工事とauひかりの回線工事を同時に行う事も可能で、乗り換えがよりスムーズに行われます。

ただこれは、地域や自宅の状況によっても変わるため、実際に申し込んでみないと、回線を再利用できるかどうなるかは分かりません。状況によっては、フレッツ光の回線とは別にauひかりの回線を新たに引き込み、フレッツ光解約後、再度撤去工事が入ります。

工事費に関しては、引き込み線を再利用した場合も、新たに引き込んだ場合も同額の工事費が請求されます。』

 最近,何度もひかり回線乗り換えの勧誘の電話がauからかかってくる.auとは一度も契約をしたことがないのになぜか電話番号を知っていることからして気分が悪いのだが,NTTと契約している場合,機器の無償交換で料金が安くなるという話しはするが,上記のような不都合なことは一切話さないのである,

 そして次にはこちらの郵便番号を聞いて、今度は手のひらを返すようにそちらのマンションは対応していませんと言う事だ.毎度のことで電話で話しを聞く時間がもったいないから,最近は「auは嫌いだから安くてもいりません.」と言って電話を切る事にしている.

 実際,私はauは嫌いだ.NTTもオペレーターの対応はあまり良くないので好きではないが回線品質は最高だ.auは自分に都合のいい事しか言わないような会社だから関わりたくないのだ.

 今回のiPhone5sでも,販売の際にすぐに解約出来るなどと説明して不要なオプションサービスに入るように強くすすめていることが問題になったくらいだ.販売ノルマのためにこのような強引な勧誘や販売方法をとらなければならないのだとしたら,責任はやはりau本体にあるだろう.

 私はそんな企業は大嫌いだから,たとえ多少安くても相手にしない事にしているのだ.

デジカメ雑感

2013年12月7日 趣味
『なぜデジタルカメラ業界は激変しているのか

 年末商戦に向け、デジタルカメラの新製品が目白押しだが、今年はとりわけ話題性の高いカメラが相次いでいる。カメラ製品は2年に1度、大きな発表が行われることが多く、ドイツ・ケルンで隔年開催されているPhotokina(フォトキナ)で、事業戦略にかかる大きな発表があるのが通例だった。

 しかし、今年はPhotokina開催年ではなく、カメラ業界にとっては”狭間の年”。にも関わらず、ノンレフレックスカメラ(いわゆる”ミラーレス一眼カメラ”)関連で、業界に大きな影響を与える、エポックメイキングな製品発表が相次いでいる。


 たとえばパナソニックが10月18日に発表した「LUMIX DMC-GM1」は、コンパクトカメラ並みのボディサイズに、マイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式カメラのフル機能を盛り込んだ。小さいだけでなく、マニアから初心者までカバーする作りがパナソニックらしい。

 オリンパスはレフレックスミラーを搭載する”一眼レフ”カメラのフォーサーズ規格から撤退し、ノンレフレックスのマイクロフォーサーズ規格にカメラ開発の資源を集中させる。両規格用のレンズが持つ性能を、マイクロフォーサーズ規格のカメラだけで引き出せる技術開発があったためだ。

 「一眼レフから撤退しないと言っていたのに、事実上の撤退ではないか」との声もあるが、同社は「両規格を統合したのだ」と説明している。

 ノンレフレックスカメラは、その構造上、「素早く場面を切り取る速射性」や「ファインダーから見える撮影対象物の映像の質」などで、一眼レフカメラには及ばない。しかし、プロやハイアマチュアがこだわるような要素を求めないのであれば、ボディ、レンズともにコンパクト化、軽量化が容易なノンレフレックスカメラの価値は高い。

 しかも、技術進化とノンレフレックスカメラへの投資により、速射性、ファインダー像の質も大幅に上がってきた。昨今のトレンドとして、オートフォーカスの性能と速度の向上が加わり、ノンレフレックスカメラの使い勝手が大きく上がってきている。

 オリンパスの「OM-D EM-1」は一眼レフとミラーレスという2つの流れを統合したモデルだ。位相差検出式のオートフォーカスセンサーを撮像素子に内蔵したことで、過去のフォーサーズ用レンズを含めて全レンズの性能を引き出せるようにした。

 これにより、2つに分かれていたカメラの”統合”を果たしたわけだ。位相差検出式と、ノンレフレックス方式が一般的に採用するコントラスト検出式を組み合わせれば、オートフォーカス速度と精度を両立させることもできる。

 撮像素子であるCMOSセンサーに位相差検出式AFを採用したのは、ニコンが最初だが、この技術はノンレフレックス方式を採用する多くのメーカーに拡がりを見せている。

 その端的な例がソニーが10月16日に発表した「α7」だ。α7は35ミリフィルムと同サイズの有効約2430万画素CMOSセンサー(いわゆる”フルサイズ”の大型撮像素子)を採用しており、そこには117の位相差検出用センサーが埋め込まれている。これにより、ノンレフレックスカメラながら一眼レフと遜色ない撮影感を実現している。

 一眼レフカメラが持つ光学式ファインダーの良さは変わらないが、様々な面で不利を克服する技術開発が行われ、それが一気に商品の力として吹き出してきているのが、今年のカメラ市場と言える。

 レンズ交換式カメラでは、その豊富なレンズ資産を背景に、キヤノンとニコンが2強を形成している。しかし、一方でこの2社はノンレフレックス方式カメラで苦戦を強いられている。既存規格での優位性が、新規格への踏み込みを甘くしている面は否めない。

 今年、ノンレフレックス方式カメラが、一段の進化を遂げた背景には、踏み込みの甘い2強への対抗策を各社が進めたことによる。カメラ業界は大きな転換期を迎えつつあることは間違いない。』

 今日は,この記事に挙げられたパナソニック「LUMIX DMC-GM1」,オリンパスの「OM-D EM-1」,ソニー「α7」とニコンの「Df」,そして先月購入したフジフィルムの「X-E2」用のレンズの実物を見てみたくてヨドバシカメラまで行って来た.

 「OM-D EM-1」,「α7」,「Df」は実際に手に持ってみるといずれもクラッシックカメラのようなデザインでコンパクトではあるがちょっとゴツゴツ、ゴテゴテした感じがして私の趣味ではなくちょっとガッカリした,ネオクラシックを狙ったのかもしれないが,機能性のないデザインは好きではない.

 デザインで一番魅かれたのは,パナソニック「LUMIX DMC-GM1」のシルバーだった,前面部を覆う革は合皮素材らしいが,これが非常に高品位な感じでいいし,持った感じはちょっと小さすぎる感じもしないではないが,コンパクトなレンズとのマッチングも良くていつも持ち歩きたくなるようなデザインだ.

 マイクロフフォーサーズにしては画質もかなりいいようだが,センサーサイズの限界もあるので結局はサブカメラになるのだろう.サブカメラだと割り切ってしまえばこのサイズでマイクロフォーサーズなら許せるような気がしてしまうのである.先月GX−1を下取り交換に出したばかりなのにまた手を出しそうになってしまった.

 「X-E2」用のレンズで実物をぜひ見たかったのは14mmの広角レンズと60mmのマクロレンズで,14mmのほうは絞り環が軽すぎるということだったがまあ許容範囲だった.60mmのほうはコンタックスのマクロプラナーを使う事にしているのだが,試しにXF60mmマクロのほうも見てみようというつもりが,手に持ってみてその軽さに魅かれてしまった,

 結局,優先順位をつけるとすればXF14mm,XF60mm,GM-1ということになるだろうか. XF14mmは絞り環さえ問題なければ買うつもりだったので,自宅に帰ってからネットで価格の一番安いところを探して発注しておいた.

 ソニーの「α7」はセンサーがD800と同じで初のレンズ交換できるミラーレス一眼だったのでライカMのレンズを使えるカメラとしてちょっと期待して行ったのだが,期待はずれで残念だった.そのうちフジフィルムからもX-Proの上級機としてフルサイズの有機センサーを搭載したものが2015年頃に出てくるらしいので,それまで気長に待つ事にしよう.

 来年のことを話すと鬼が笑うというが,こうしてみると進歩の早いデジカメと言えどもまだまだ私の要求を完全に満たしてくれるものが出ているわけではないので,2年後3年後を楽しみに出来るのだ.それにしても人間の欲求というものは際限なく湧いてくるものだと思うが,目標があるからこそ生きる意欲も湧いてくるものだと思うのできっとそれでいいのだろうと思う事にしている.
  
 整備品を購入した新しいiMacはSSDを内蔵したスマートドライブのおかげでシステムの起動もアプリケーションの起動も迅速になり待ち時間が減ったが,メモリは8Gバイトと以前と同じだったので写真やビデオの編集ソフトを使うとメモリの空きが一気に減少して動作が遅くなるのは変わらなかった.

 これではCPUがいくら早くても意味がないので予定通り以前からメモリを購入していたマックメムに4Gバイトを2枚で8Gバイトのつもりで発注した.もちろんデュアルチャンネル対応を考慮したつもりだったのだが,ネットで発注してすぐにマックメムの店長さんから,

『今回iMac用に4GBを2枚御注文頂きましたが、8GB1枚でなくて良い
でしょうか。

8GBをお勧めする理由です。
1.8GB1枚でも全く正常に動作します。
2.4GBx2よりも、5000円弱、安価です。
3.将来メモリーを追加したい場合さらに8GBを追加可能です。』

という返信が届いた.

 そう言われると,デュアルチャンネル動作はしなくとも将来さらに8Gバイト増設することもあるかもしれないと考え直し,8Gバイトを1枚に発注し直した.

 黙って発送してしまえば5000円近く売り上げが多いのに,わざわざ確認のメールを送ってくれるのがマックメムのいいところだろう.正確には思い出せないが,たしか以前にも似たようことがあって,それ以来マックメムを信頼してきたことを思い出した.

  アップルのMacintosh SEの時は本体に2.5MB付いていたメモリを4MB増設するのにかかったのが8〜10万円だったように記憶している.今回は8GBで2万円だからメモリのコストパフォーマンスはそれこそ指数関数的に良くなったたわけだ.

 ちなみに私のMac SEに内蔵していたハードディスクは20MBだった.単位がギガではなくメガだったのも驚きだが,それに比べても当時からMacのメモリというのはずいぶんと容量が大きかったことがわかる.

 私が初めて使ったMac OSは英語版のSystem 5.0だったが,それでもインストールディスクは3枚.日本語対応の漢字Talk1.0はフロッピーディスク6枚あったからマウスを使った当時としては優れたGraphical User Interface(GUI)を持ったMacのOSは当時からメモリの消費量が大きかったということだろう.

 先日はiMacの内蔵ハードディスクを交換し,今日はメモリの増設をして,久しぶりにMacのハードウェアに触れながら1987年のMacintosh誕生の年のことを思い出した.
 

予測不能

2013年11月30日 その他
『アイソン彗星の残骸?見つかる 核の生き残りか

 米航空宇宙局(NASA)は11月29日(現地時間)、近日点通過に伴い崩壊・蒸発した可能性があるアイソン彗星の残骸とみられるものが写った写真を公開した。

 アイソン彗星は11月29日午前4時9分(日本時間)に、太陽に最も近い位置(近日点)を通過。だがその後彗星の姿を確認できず、NASAの科学者は近日点通過前に崩壊して蒸発したとの見方を示していた。

 NASAが公開した探査機SOHOの写真には、近日点通過後の軌道を移動する物体が写っている。これが彗星の破片なのかはっきりしないが、NASAの科学者は少なくとも小さな核がそのまま残っているようだとの見解を示している。

 小さな核が残っていれば再び地球から観測できる可能性もあるが、国立天文台は「今後、アイソン彗星が明るい彗星として見える可能性は低くなったと考えられます」と報告している。』

 ニュースでは彗星はNASAの予測したコースをはずれて太陽に最接近して消滅したと聞いたが,NASAの予測もはずれることがあるのだと聞いて,これなら地球に衝突する可能性のある宇宙の塵なんていうのも完全には予測出来ないのだろうと思った.

 世の中に予測不能なことなどいくらでもあることは分かっているから,別に驚くことも恐れることもないのだろうが,同じような毎日を送っているとつい明日も同じような一日になるような気がするが,それは単なる思い込みに過ぎないのだろう.

 今週は無事に退屈な一週間が過ぎたようだが,まだ終わったわけではないので油断せずに今日を乗り切ることを考えるようにしよう.

空白期間

2013年11月26日 医療の問題
『HIV感染血液 数人に輸血…「空白期間」に献血か?

 エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が日赤の安全検査をすり抜け、患者数人に輸血されていたことが25日、関係者への取材で分かった。厚生労働省と日赤が輸血を受けた患者の感染の有無を調べている。

 2003年に発覚した輸血によるHIV感染事例を受け、日赤が安全対策を強化して以降、感染者の血液が患者に輸血されたのは初めて。厚労省は26日に血液事業部会運営委員会を開き、対応を協議する。感染初期にはウイルス量が少なく、検査をしても感染が分からない「空白期間」がありこれがすり抜けの原因となった可能性が高い。』

 2003年ということはもう10年前の話だが,その時も「空白期間」が話題になっていた気がする.私も外科医であるので手術の際には必ず輸血を準備するのだが,最近は使わない事のほうが多いので輸血の準備量を最低限にしている.

 輸血は返品出来ないので使わなかった場合は,病院の不良在庫になるわけで大病院なら他に輸血が必要な人がいればそちらで消費してもらえるが,そうでない場合はもったいないが破棄するしかないものだ.

 輸血の可能性のある患者さんには,必ず血液製剤使用の同意書をもらうことになっているのでその際に肝炎やエイズウィルスなどの感染症のリスクの話は必ずするが,頻度は少ないとはいえ考えうることも考えもしないことも起こりうるのが医療の現場である.

 最近は,医療事故の話題も一時に比べればずいぶん減ったような気がするが,注意してみればほとんどは可能性として考えられることのように思われる.しかし,それを確実に避ける事ができるかと言えば,100%というのは不可能なことだろう.

 私もベテランと呼ばれるようになってずいぶん経つしそれなりの症例数もこなしてきたが,未だに経験していなかったような事態に突然巻き込まれて今日はひどい一日だったというようなことも1年に何回かはあるのだから,たとえ考えていてもいつ起きるわからないことを完全に避けるのは不可能だ.

 だが,全ての可能性にあらかじめ対処する事が出来ないとしても不安や恐れを抱いていては前に進むことが出来ない.だから今出来る事にベストを尽くすしかない.それを勇気というのかどうか私は知らない.自分の前にある道を進む事しかできないから,せめて立ち止まったり後戻りして自分に残された時間を無駄にしないようにするだけなのだ.

青い池

2013年11月23日 私の写真集
青い池
 上川郡美瑛町白金にある『青い池』まで全行程9時間半の日帰り撮影旅行に行ってきた.この池は1988年(昭和63年)12月に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため,美瑛川左岸の標高約500メートルにつくられたコンクリートブロックの堰堤に水が溜まり偶発的に人造池となったものらしい.

 この付近の湧水には水酸化アルミニウムなどの白色系の微粒子が含まれており,美瑛川本流の水と混ざることにより分散して一種のコロイドが生成され,水中に差し込んだ太陽光がコロイドの粒子と衝突散乱して水の吸収による青色の透過光となって美しい青色に見えるのだそうだ.

 実は私もこんな所があることはまったく知らなかったのだが,MacOSX Mountain Lionの壁紙に日本人の写真家の撮ったここの写真が収載されていることを昨年知っていつか撮影に行きたいと思っていたのだ.

 札幌からは高速道路で旭川まで行き,その後富良野方面へ向けて走り美瑛から白金温泉の方へ走ればいいいのだが,私は高速道路を三笠ICで降りて,途中奔別炭坑跡、富良野などで寄り道しながら行き,帰りは美瑛から旭川へ行き高速道路で帰るというコースをとった.

 残念ながらまだ木々に雪は積もっていなかったが,撮影の途中から雪が降り出して面白い写真が撮れた.ついでに持って行ったBlack magic cinema cameraでビデオ撮影もしてきた.青い池に着くまでは結構な雨降りだったので撮影ができるかどうかもわからなかったが,無事に撮影して帰って来れたので大満足だ.
寄り道
寄り道
『27インチiMac 3.4GHzクア ッドコアIntel i7 [整備済製品] 2012年10月発売モデル

IPSテクノロジー搭載27インチLEDバックライトディスプレイ
8GBメモリ
1TB Fusion Drive
NVIDIA GeForce GTX 680MX(2GBメモリ)
FaceTime HDカメラ内蔵

Apple品質認定の整備済製品
- 新品水準並みの品質を確認したApple認定製品です。
- 販売前に入念な整備を行っております。
- 1年間の特別保証書をお付けして販売しております。
- AppleCare Protection Planにも別途ご加入いただけます。
- 数量限定につき、販売可能状況が常に変動しますので、お早めにお買い求めください。』

 MacBook Proを買うかどうかまだ考え中だったのだが,アップルストアを見ていたら上のタグがマウスに触れたはずみに移動して『認定の整備済製品』というところが開いた.

 そこにはずらりと縦一列に整備済みのマックが並んでいてほとんどがMac Book AirかProで一世代か二世代前の機種でいわば一般向けのスペックの低い物が多いようだったが,面白がってスペックをながめていると,27インチのiMacが混じっているのに気がついた.

 とはいっても私の欲しいCore i7のものはないなあと思って見ていると,1台だけlate 2012のCore i7 3.4GHZ,1TB Fusion Driveのついたものが出ているのに気付いた.これは昨年12月に発売されたlate 2012のモデルににアップルストアのBTOのCPUと1TB Fusion driveを付けた一世代前の最高性能のものだ.

 iMacは今年9月にCPUがHaswellに換装されたモデルが発売されたのだが,円安の影響で値段が上がったにもかかわらず性能の向上が少ないのであまり買う気がしなかった.だが,一世代前のがこの値段で新品水準並みの品質ならお買い得だろう.

 しばし考えてはみたのだが,「数量限定につき、販売可能状況が常に変動しますので、お早めにお買い求めください」という言葉にそそのかされて購入することにした.おまけにこれなら在庫が国内にあるので連休明けには病院のシステムの移行をすればすぐに使えるようになる.

 こうなると現在の27インチiMacは不要になってしまうのだが,システム移行が完了したらまずハードディスクの交換をして,それからゆっくり次の使い道を考えることにしよう.

 で,本題のMacbook Proをどうするかということだが,こっちはまだ結論が出ていない.どうせ写真やビデオをたくさん撮るようになって忙しくなるのは来春だからそれまでゆっくり考える事にしようかとも思うが,それまでにまたカメラやレンズに欲しい物が出て来るような気がしてどうなることやら...
 
OSX Mavericks
OSX Mavericks
 マーヴェル(MARVEL)と聞くと最近アイアンマンシリーズにはまった私も最初はそっちをイメージしてしまったくらいだが,Maverickとは「焼き印のない牛」のことで無所属の人や異端者,転じて「一匹狼」という意味らしい.

 もちろん今回のMavericksはMac OSX バージョン10.9で2001年3月24日に発売されたバージョン10.0 Cheetahから数えて10番目のUNIXベースのMac OSのことだ.

 家族が使う居間のiMacと自室のMac miniはすでにアップデートを済ませ,残るは妻のMac Book Pro2台と私のメインである病院のiMacなのだが,メインの27inch iMacのハードディスクの調子が最近おかしくなってきたようだ.

 Mavericksをインストールする前にハードディスクの自己診断がかかるのだが,そこでひっかかってしまい先に進めないのだ.もっともそろそろハードディスクの状態が怪しくなっている事は以前から分かっていたが,Time machineのバックアップもあるのでそのまま使っていたのだ.

 だが,ついに再起動時の挙動がおかしくなってきたのでそろそろ限界のようだ.もうこうなったらハードディスクを交換するしかないが,これはちょっと難易度が高い作業だ.以前に交換用に用意していたハードディスクはすでにバックアップに使ってしまったので新たに1TBのをアマゾンに発注し連休明けに交換するつもりだ.

 ところで,iMacの調子が最近急に悪くなったのにはもうひとつ心当たりがある.それは先日発表された新しい15インチMacBook proを買うかどうか迷っていることだ.実は最近デジタルカメラやデジタルシネマのデータが非常に大きくなりデータを持ち運びして処理するのがかなり面倒になってきているのだ.

 特に最近使い出したデジタルシネマはファイルの単位が数GB以上になるのでいちいちUSBメモリにコピーするだけでも大変だし,処理プロセスを変えるたびにファイルの数が増えるので管理も大変だし,iMacではハードディスクのスピードがボトルネックになってしまうという問題があるのだ.

 今度のMacBook proは内臓SSDを1TBまで増設できるしMarvericksとの相乗効果で処理速度も今のiMacより期待できそうだ.さらに液晶パネルの解像度も15インチMacBook proはiMacを上回るからデジカメで撮った写真を現場でチェックするのも容易になる.

 こう書くといい事づくめのようだが,もちろん問題もある.第一は価格である.ノートPCとしては最高レベルなので価格もiMacの最高機種とほとんど変わらない.それだけあったらD800がもう一台と大三元レンズが1本買えるほどだ.PCにはあまりお金をかけたくないが,カメラの機材がPCの性能を要求する事態なのだからしょうがない.

 もう一つは重さの問題だ.大学院生の頃にバイト先の病院にMac SEを背負って行ったのに比べれば2kgなど大した重さではないかもしれないが,やはり毎日持ち歩くには抵抗がある.かといってMacBook Airや13インチMacBook proでは性能が足りてないのでしょうがないのである.

 USBメモリにコピーする手間を惜しまず,交換したハードディスクで調子を取り戻したiMacで多少時間がかかっても我慢して根気良く作業をすればすむのであるがとも考えたのだが,ちょっと待てよ,持ち運びのできるMacBook proならiOSのアプリ開発も自宅と病院でiMacよりも広くて高精細な画面でシームレスにできるわけだし...

続きはまたそのうちに

冠雪

2013年11月16日 私の写真集
冠雪
冠雪
ついにと言うか,やっとと言うか.
近くの山にも雪が積もり出した.

昨年の今頃は,新しいスキー用具を一式揃えて待っていた.
今年ももうすぐスキーシーズンが始まる.

パウダースノーを蹴散らして斜面を滑り降りる日が待ち遠しい.

今週は結構ハードな毎日だったが,それも無事に過ぎ去った.
週末は新しいカメラの試し撮りでのんびりと遊んで過ごそう.
嬉しい誤算
『 ついにキタ! iPad mini Retinaがオンラインストアにて発売開始です!

思ったよりも早かった!

本日、アップルオンラインストアにてiPad mini Retinaディスプレイモデルの販売が開始されました! カラーはスペースグレーとシルバーの2色で、どちらも16GBモデルと32GBモデルが1〜3営業日での出荷、64GBモデルと128GBモデルが5〜10営業日での出荷となっています。

容量別の価格の一覧は以下の通りです。

iPad mini Retina Wi-Fiモデル 16GB:4万1900円
iPad mini Retina Wi-Fiモデル 32GB:5万1800円
iPad mini Retina Wi-Fiモデル 64GB:6万1800円
iPad mini Retina Wi-Fiモデル 128GB:7万1800円

同モデルは11月中に発売としか案内されていなかったので、発売日がいつになるのか、やきもきしていた方も多かったはず。

ひとつ気がかりなのは、どれくらい商品が潤沢に供給されるのかということ。iPad mini Retinaは、発売直後はかなりの品薄になる、なんて噂もありましたからね…。

それはともかく、Retinaディスプレイと最新のA7プロセッサを搭載したiPad mini Retina、2013年の大注目タブレット端末の登場です! 待ってた方は即ポチしちゃってください!』

 帰宅前に病院でアップルストアをチェックした時にアクセスが停止されていたので,ひょっとすると発売開始されるかもと思っていたが,帰宅して食後にGunosyでニュースをチェックしたら上の記事が目に飛び込んで来た.

 少しでも早く入力するために大急ぎで自室のMacからアップルストアにアクセスするとたしかに予約可能となっていたので以前から購入を決めていた64Gのシルバーを予約した.

 最近まで発売は11月21か28日と予想されていたが,Retina Displayの焼付き問題で年内も無理かという噂が先日流れたばかりだったのでちょっと安心していたのだが,まさかの本日発売とは本当に驚いた.

事の始まり
 事の始まりは9月のとある日曜日だった.いつものように近所のマルヤマクラスまで趣味の雑誌を買いに行ったのだが,見たことのある本ばかりでまだ新しいのは入荷していなかった.そんな時にたまたま目についたのが『COMMERCIAL PHOTO 2013/10』.この雑誌は広告写真の本で,たまに興味をひかれることが書いてあるので年に1回位は買うことがあるのだが,パラパラと立ち読みしてみると見たこともないカメラの写真が載っていた.

 Blackmagic cinemaという名前は春頃に写真の雑誌で見た記憶があり,それは何十万円もするプロ用の機材だと思っていたのだが,そこに書かれていた価格は¥101,800.これを見た瞬間にこれは使えそうだと直感してしまったのだ.さっそくこの本を買って急いで自宅に戻りスペックや他に必要なものについてネットで調べてみた.

 どうやらレンズは今持っているパナソニックのマイクロフォーサーズのものがそのまま使えそうだし,カラーグレーディングのソフトはプロ用のがタダで使えるらしいということが分かったので,ネットのプロショップに発注したが,すでに人気のために品薄で1ヶ月待ちと言うことになった.

 10月下旬になり入荷の案内のメールが来て月末に発送予定と連絡が入った.娘の合唱コンクールにどうにか間に合いそうだと思ったが,色々調べるうちに今持っているレンズでは性能が足りないかもしれないと思うようになり急きょ新しい望遠ズームレンズを発注して即日配達でどうにか間に合わせ,標準ズームのためにパナソニックのマイクロフォーサーズのカメラとレンズを下取り交換に出すことになった.

 実際に使ってみて分かったことは,確かに画質は良いが音質に問題がありコンサートなどの演奏の記録には役不足ということや,私のデジタル一眼レフとの併用ではカメラのシャッター音が大きすぎるということだった.

 実は,これ以前にソニーから11月15日に発売予定のHDR-MV1 ミュージックビデオレコーダーを予約してあったので,音声はこれで収録することにするとしてもデジタル一眼レフに代わるスチル写真撮影用の機材を私は持っていないことに気付いた.

 ネットでまた調べてみたら,たとえミラーレス機でデジタル音を消してもメカニカルシャッターを採用しているデジカメでは音がしてしまうので,完全に音が消せるもので使えそうなのはNikon 1だけだった.Nikon 1はその名の通り1インチセンサーなのでコンデジ並みの画質になってしまうが,交換レンズが使えるのとそのレンズの性能がまあまあ良いのでそれに期待してみることにした.

 そんなこんなで気がついたら,デジタルシネマカメラ1台,小さなミラーレスカメラ1台,と各々に標準と望遠のズームレンズを購入し,さらに昨年から購入予定を立てていた散歩写真用のFUJIFILM X-E2を購入したので,今季の撮影機材購入はNikon D3でフルサイズシステムを立ち上げた時以来の大掛かりなものになってしまった.

参考:
『1080HDのデジタルシネマカメラが¥101,800! 業界騒然のBlackmagic Design「Blackmagic Pocket Cinema Camera」

 YouTubeやVimeoによって720や1080のHD動画が当たり前の存在になった今、それらを撮影する機材の進化に拍車がかかっている。高画質の動画の撮影のためのデジタルシネマカメラと呼ばれるジャンルで注目の新製品が登場した。

 Blackmagic Designならではのシンプルで美しいデザインはアルミニウム合金製フレームでタフさも兼ね備える。大きさ的にはまさにマイクロフォーザーズのミラーレス一眼かそれよりもコンパクト。サイズは128×38×66mm、重量355g。センサーサイズ12.48mmx7.02mm、解像度1920x1080、フォーマットはLossless CinemaDNG RAW and Apple ProRes 422(HQ) at 1920x1080、フレームレート23.98p、24p、25p、29.97p、30p。7月発売予定。¥101,800〈Blackmagic/Blackmagic Design tel.03-5295-5661〉

 一昔前までHD動画といえば、プロがプロの機材を使って撮影するものだった。なぜならそれようのデジタルシネマカメラは数百万円レベルの代物で、おいそれと購入できるものではなかったからだ。例えば2008年に公開された『チェ 28歳の革命』『39歳 別れの手紙』は昔のフィルムで撮ったような質感になっているが、あれはボディのみで数百万円するアメリカのRED社のデジタルシネマカメラで撮影されたものだ。

 そもそも同じデジタルの1080HDでも、一般のコンパクトデジカメで撮れるHD動画とプロ用のデジタルシネマカメラと呼ばれる機材では映像のクオリティはまったくの別物。

 そもそもデジタルシネマカメラというのは23.98、24、25、29.97、30fps(つまり1秒あたり30枚)のデジタル映像を記録するというのもの。つまり静止画を1秒あたり30枚連写し、それを連続して再生することで動画に見えるようにしているわけだ。かつて活動写真と呼ばれていた映画がフィルムに1コマ1コマ焼き付けていたのと同じようなデータの構造になっているのが、これらプロ用の機材であり“ビデオカメラ”ではなく、“デジタルシネマカメラ”と呼ばれるゆえんである。

 そして、こうしたデータ構造とすることで、デジタル写真(静止画)と同様に色味や質感を自在に変えることができるようになり、前述の映画のように味のある映像とすることができるのだ。

 今回発表されたBlackmagic Designのデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」は、そんなデジタルシネマカメラであるにも関わらず、なんと¥101,800という驚異的な低価格を実現した画期的なモデル。しかも価格のみならず、レンズマウントにアマチュアに普及しているミラーレス一眼の規格であるマイクロフォーザース規格を採用しているため、低価格で流通量とバリエーションの多いマイクロフォーザーズレンズをそのまま利用できるのだ。

 価格とマイクロフォーザーズ規格ということで、アマチュア向けのように感じられるかもしれないが、ダイナミックレンジは13段分、HMDIアウトプット、LANC Remote Controlなどの機能を備え、価格を超えたプロが使える性能を備えているのが特徴である。

 もちろんプロクオリティの作品撮りをするためには、さまざまなレンズや録音用のマイク、マウントやグリップなどが必要になってくる上、撮影後の画像処理を考えると基本的にはプロ用の機材といえる。とはいえ、¥101,800という価格、iPhone 5よりやや大きい程度の横幅128mm、重さ355gというコンパクトさと他のデジタルカメラにはないApple製品的なシンプルなデザインは実に魅力的。

今まで趣味で一眼動画を撮影していたアマチュアユーザー、特にマイクロフォーザーズユーザーには垂涎の1台といえるだろう。もしかしたらスナップHDムービーといった新しい映像ジャンルができるかもしれない。』

スナップ写真ならぬスナップHDムービーは私も撮ってみたいです.
UFJ脳神経外科学会カード
 昨日,アマゾンで新しいカメラ用の望遠レンズとフィルターを発注した.発送状況を今日確認してみたら決済がサスペンドしていたので,一度取り消してもう一度発注してみたが,やはり駄目だった.

 もしやと思いUFJ WEBサービスで確認してみたらカードの利用限度額を超えているために決済の認証がおりないらしい.AMEXを使っていた時には,こんな時はAMEXのオペレーターから電話がかかってきて一時的に利用限度額をすぐに上げてくれたらしい(というか限度額は明示されてない)のだが,UFJ Cardにはそんなサービスはないらしい.

 仕方がないので,自分で電話して確認したらやはり限度額を越えているので使えないというのであきらめて他のカードで決済する事にしたのだが,数分で向こうから電話がかかってきてこのままだと携帯電話などの定期的な引き落としで問題が発生するかもしれないので明日臨時の審査をして限度額を引き上げてもいいかというので,了承した.

 ところが,すぐにまた電話がかかってきて審査が通っても請求のタイミングによっては支払いに問題が起きるかもしれないので事前に支払先に私が連絡をとるようにと言ってきた.でも,それでは何のために明日審査してもらうのかわからないのではと言ってみたが,やはり問題が起きるかもしれないと言い続けるだけなので電話を切った.

 UFJ脳神経外科学会カードはAMEXに比べると限度額が低いのはわかっていたが,対応がこれほど悪いとは思っていなかった.見かけはゴールドでも所詮は年会費無料のカードだから仕方がないと思う事にしたが,楽天ポイントへの移行が魅力でAMEXから乗り換えた結果がこれだ.やはり低コストにはそれなりの理由があったのだ.

 UFJ脳神経外科学会カードは脳神経外科学会の年会費を徴収するために学会が指定して全会員に持たせたカードなので必ず持っていなければならないし,失くしても困るから常に持ち歩くのでメインカードにしたのにこの始末.

 今月は学会出張と撮影機材の更新が重なったりしてカード利用額が急増したので,恐れていた事が現実になったわけだ.もっともソフトバンクとNTTの支払いが一時的に滞ってもiPhoneの電話機能が落ちるだけで,LINEやカカオトークやFacetimeや今や古典的な電子メールはLAN環境で使えるから別に困る事はなにもないのだ.

 それにしてもUFJ Cardともあろうものが,この程度の対応しか出来ないとは一般消費者をばかにしているのか,それとも本当にこの程度の顧客サービスしかできないのか.どちらにしてもなんとも情けないカード会社である.

 こんなことなら住友VISAのほうを学会指定にしてもらったほうが良かった気がするのだが,脳神経外科学会にもわざわざこんなサービスの悪いところを選ばなければならない事情でもあったのだろうか.

 結果的に,UFJ脳神経外科学会カードは見かけはゴールドでも中身は普通の年会費無料カードだということがわかりなんとも情けない気分になった.まあ,脳外科医に比べればメガバンクの銀行員やカード会社の人の方が楽に稼いでいるのかもしれないから,ああいう態度になるのも無理はないのかもしれない.

空振り

2013年11月7日 私の写真集
空振り
空振り
空振り
先週末に白鳥が来ている事がわかったので,月曜はD7100に80-400mmをつけて撮影しようと準備して来たものの濃霧のため満足に撮影出来なかった.

今朝は晴れて霧もなかったのだが,白鳥たちもいなかった.もう南方へ移動したのだろう.次に会えるのは来年の春だ.

天気予報では週末から天気が悪くなり,来週にはいよいよ雪が降るらしい.もう,秋は終わりだ.
『楽天が初の日本一 日本シリーズ第7戦、巨人に3-0

 プロ野球の日本シリーズは3日、日本製紙クリネックススタジアム宮城で第7戦を行い、楽天(パ・リーグ)が巨人(セ・リーグ)を3―0で下して対戦成績を4勝3敗とし、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。星野仙一監督は中日、阪神時代を含めて4度目の出場で初の日本一となった。

 楽天は一回に敵失で先制し、二回は岡島の適時二塁打、四回には牧田のソロで加点した。投手陣は先発の美馬、2番手の則本に続いて九回は前日に完投した田中が登板し、無失点に抑えた。

 巨人は先発の杉内が二回途中2失点で降板。打線も沈黙し、40年ぶりの日本シリーズ連覇はならなかった。

 楽天は15日に台湾で開幕するアジア・シリーズに出場する。』

 日本シリーズが始まる前から最終戦までもつれこんで,東北復興を盛り上げるために楽天が勝利するシナリオだと思ってはいたが,第6戦にマーク君が登板したのでどうなるのかと思ったら,結局は最終戦で楽天が勝利し予想通りの結果になった.

 本当に東北復興のためのシナリオがあったかどうかは知らないが,多くの人が望んだ結末だったろうからきっとこれでいいのだろう.

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