札幌ではこの冬2回大雪があった。1回目は1月11日で2回目は2月5日でどちらも札幌生まれの私が経験したことのないような大雪で道路網はズタズタになった。

1回目の時に道路が俗に言うソロバン道路の酷い状態で路面に凍った雪が凸凹に固まって走ると車がガタガタ揺れてスピードが出せないほどで、バイパスで2トントラックの後輪の車軸が折れているのを見かけたほどだったが、私の車の古くなったエアサスもその衝撃の連続でついにエアーが漏れてしまうほどで、エアサスの交換になった。

修理の間、まあ600万円ほどのSUVを代車として貸してもらったのだが、この車がいつもの通勤路である除雪の悪い裏道に入ったところのちょっとした凸凹でサスペンションが足りなくてサイドシルをヒットしてプラスチックのパーツが3カ所全部壊れた。

2回目の大雪の時には、エアサスの故障の影響でエアサスのコンプレッサーに負担がかかったのか調子が悪くなり、また代車に乗っていたら、今度は実家近くの裏道で20cmほど積もった未除雪の道路を走っていたら雪がフロントグラスまで上がってきて前が見えなくなったので停車するとそのままスタックしてしまった。付近では他に3台も車がスタックしたいたらしく、そのおかげで助けてくれる人がたくさんいて2時間ほどで脱出できた。

私の車は大型のSUVなので普段はかなり状況の悪いデコボコ道でも、20cmくらい雪の積もった道路でも問題なく走れるので、代車なのにいつもの調子で走ったのが悪かったようだ。

実は、私の車もかなり走行距離が増えたので、次の車の候補にと代車になった車も少し小さいけどいいかとも思っていたのだが、年に1度か2度の過酷な気象状況ではやはり走行性能が全然足りてないことを痛感することになった。

来週にもガソリンが1L180円以上に値上げになるようだし、車の故障の心配は常にあるが、コストのことばかり考えて安易に車を変えるとまた酷い目に遭いそうだし、昨今は電子部品の供給不足で買うのも大変そうなので、当分は今の車に乗り続けることになるだろう。

自動運転車

2016年7月1日 乗り物
自動運転車
『米テスラ、「自動運転モード」作動中に初の死亡事故

米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズは30日、セダン「モデルS」で「自動運転モード」作動中に死亡事故が起き、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が調査に入ったと発表した。テスラの自動運転モードでは、前の車の自動追従、自動レーン変更など運転支援により初歩的な自動運転が可能。事故がシステムの不備によるものかどうかは分かっていない。

 テスラによると、高速道路の分岐地点でモデルSはトレーラーの下に潜り込む形で衝突した。光が非常にまぶしい状態で車両のシステムも運転者もトレーラーを認識できず、ブレーキをかけた形跡がないという。

 テスラは「自動運転モードには1億3千万マイル(約2億1千万キロメートル)以上の走行実績があり、初めて死亡事故が起きた。米国では9400万マイルに1件、死亡事故が起きている」とし、人間の運転より安全だと強調した。

 テスラの自動運転モードはマーケティング上「自動運転」をうたっているが誇大広告の面があり、実際には運転補助機能にすぎないのが実情。

 技術的には自動運転の「レベル2」とされる初歩的な段階で、テスラは運転の責任は基本的に運転者側にあると明言している。運転者が常にハンドルを握り、いつでも自動運転から手動に切り替えられるようしておくよう求めている。自動運転モードの作動中にはその点を画面上でも運転者に周知している。』

自動運転の「レベル2」とは,「加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが行う状態。アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)等がこれに該当する。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある。」とされているそうだから,私が想像する自動運転による事故というのとはちょっと違うようだ.

しかし,完全に自動運転になったとしても事故はきっと起きるだろう.要は人間が運転するのと比べてどれくらい事故に遭う確率が下がるのかという点が大事なのだ.

私も通勤で車を運転する時間が長いので,自分で運転しなくても安全に通勤できる自動運転車が発売されたら購入したいと思っているのだが,一体どの時点で安全と思えるかというのはこれから出てくる自動運転車の実車とその実績を見極めてみないとわからない.

初心者よりも早く安全に目的地に着けるのは当たり前としても,何万キロも無事故で運転しているドライバーと同等に移動できる自動車になるにはきっとまだまだ時間がかかることだろう.自動でブレーキをかけると宣伝している車は多いけれども,ブレーキが作動しても実際に衝突しない車というのはまだまだ少ないらしい.

でも,高齢者が高速道路に迷い込んだり,駐車場でブレーキとアクセルを踏み間違えたり,あるいはてんかん患者が運転中に発作を起こしたりした時に事故を回避するシステムは一部が実現されているしこれからも対応車種が広がり進歩することだろう.自動運転車が完成するまではてんかん発作の可能性のある人は対応車種にかぎり免許を与えるというのもいいだろう.

だが,それでも事故は起きるだろう.そして,事故が起きた時にその責任はどこに行くのだろうか.運転者なのか自動車メーカーなのか,はたまた自動運転車を認可したお役所なのか.そういうことを考えると,私が通勤に自動運転車を使えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ.
JAL DOCTOR
『JALと日本医師会、機内急病人の応急処置 医師登録制度スタート

 日本航空(JAL/JL、9201)と日本医師会は2月3日、機内で具合の悪くなった乗客の応急処置に協力する医師の事前登録制度を開始すると発表した。医師がどこに座っているかを客室乗務員(CA)が事前に把握することで、急病の患者に早く対応できるようになる。同様の制度は、日本の航空会社ではJALが初めて。

 「JAL DOCTOR(ドクター)登録制度」で、日本医師会が発行するIC付きの医師資格証を所持する医師が登録できる。JALマイレージバンク(JMB)の会員であることが条件。登録はJMBのウェブサイトで3日から受け付け、応急処置への対応は15日から開始する。

 登録した医師には、空港のラウンジへの入室資格などのインセンティブを用意する。日本医師会の石川広己常任理事は「インセンティブは二の次。医者としての力が発揮できればいい」と話した。

 医師資格証はICが埋め込まれたカードで、医師資格を確認できる。2014年から発行を開始した。石川理事によると、日本医師会に所属する約16万人の医師のうち、およそ2500人が所持しているという。

急病人は年間360件発生

 JALの路線統括本部商品・サービス企画本部長、加藤淳執行役員は、機内での急病人は1年で350件から360件程度発生していると説明。このうち、機内アナウンスで医師の協力を呼びかける「機内ドクターコール」が必要な事案は3分の2で、およそ半分がドクターコールに呼応するという。

 飛行時間の短い国内線は発生する頻度が少なく、長距離を飛行する国際線は国内線と比較しておよそ2倍の件数が発生する、と続けた。

 これまでは、CAがどの席に医師がいるかを瞬時に判断できなかった。また、機内ドクターコールに呼応した場合にも、呼応した人物が医師である証明が難しかったという。

 また、機内で呼びかけることにより機内に緊張感が走ったが、導入後は呼びかけずに医師に直接、協力を要請することで迅速な対応が可能となる。加藤執行役員は、「利用者の不安感を払拭し、安心感を与える」と話した。

 JALの機内には、蘇生キットやAED(自動体外式除細動器)など、医療機器を国内・国際線の全便に搭載。飛行中、国内・海外を問わず、機内から専門医の助言を得られるネットワークを構築している。今年1月からは、血中酸素濃度を測定する「パルスオキシメーター」を搭載している。

 加藤執行役員によると、世界の大手航空会社のうち、同様の制度をルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)が導入しているという。』

 アイデアとしては面白いけれど,一体どれだけの医師が登録するのだろうか.そもそも登録までの敷居が結構高いと思う.

 JALマイレージバンクくらいは持っているだろうけれども,日本医師会が発行するIC付きの医師資格証なんていうのは噂には聞いたことがあるけれど実物を見たことは一度もないようなカードだ.

 どうすればもらえるのかと思ったら手続きが必要なだけでなく医師会の会員で5000円,非会員なら10000円の年会費も払わなければならないらしい.これでは勤務医でわざわざカードを申請する人など皆無だろう.

 となると,このカードを持っているような医師は開業の院長先生くらいなものだろう.思うに開業の院長先生は忙しいから,学会出張も家族旅行もほとんど行かないだろうからこのカードを持った医師が飛行機に同乗している可能性はかなり低いのではないだろうか.

「インセンティブは二の次。医者としての力が発揮できればいい」と言われても,飛行機に搭載されているドクターキットにはAEDのほか気管内挿管セットもあるようで,機内でこれらを駆使できる腕を要求されるとなると尻込みしたくなる医師も多いだろう.

 腕に覚えがあって,年会費5000円でラウンジが使えることに魅力を感じる医師は一体どれくらいいるのかには興味があるけれど,たとえ善意でやってあげても結果が悪いと裁判所に訴える人がいるのだろうから,腕に自信があったとしても他に名乗り出る医師がいるならあえて出て行こうとは思わないのが我が国の普通の医師ではないだろうか.

 

車検

2014年11月2日 乗り物
車検
車検
車検
車検が終わり冬タイヤへの交換が終わりました.ワイパーも冬用に換えてもういつ雪が降っても大丈夫です.札幌国際スキー場は11月後半にオープンするとのことです.

ついでに日頃から気になっていたところを点検してもらったのですが,要修理箇所がたくさんリストアップされてきました.全部修理してもらったら修理代が過去最高額になってしまいました.

もっともその甲斐あって車はすっかり復調し,まだ4〜5年は元気に働いてくれそうです.
試乗
試乗
 1年間に及ぶ闘病生活から逃れることのできた母が新しい車を買う事を決めたので,実車を見て試乗するのと納車日を決めるためにディーラーまで一緒に行ってきた.

 買うのを決めてから試乗というのもおかしな話だが,欲しい車が決まっていたのと前回は試乗車が出張中で乗れなかったので話を進めてしまったのだ.そして,今さらながらの試乗になったのだが,問題は座席を調整するだけでちゃんと前が見えるかどうかという事と,左手操作のウィンカーに慣れることができるのかということだった.

 母はかなり緊張していたらしくあれほど言っていたのに最初からウィンカーの代わりにワイパーを動かして冷や汗をかいたり,ブレーキの感覚が違うのか急ブレーキ気味になって戸惑ったりもしていたようだが,短い試乗コースも後半にはそれなりに運転できるようになってくれた.

 短い試乗コースだったのと母の運転ではせっかくのターボも7速DSGも何だかよくわからなかったので,次に私が試乗させてもらった.マニュアルシフトにして少しアクセルを踏みこみ2000~3000rpmあたりでシフトアップとシフトダウンを繰り返してみたが,ターボのレスポンスもシフトの切り替わりも非常に速くてとても気持ちのいいものだった.

 最近はハイブリッドが人気のようだが,小排気量ターボ+多段シフトの車は電気仕掛けの車にはないメカニカルな魅力があって,私にはこっちのほうが運転が楽しいように思えた.小さな車なので乗り心地はそれなりだったが,この1.4LターボとDSGの組み合わせは初めてVTECエンジン搭載のインテグラに試乗した時に匹敵する面白さだった.

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