2011年のはじまり
明けましておめでとうございます.
今年もよろしくお願いします.

温泉にゆっくり浸かって吹雪の中の長距離ドライブの疲れをとった後,おせち料理でお正月気分を満喫しました.
初滑り
初滑り
 札幌国際スキー場に発滑りに行ってきました.思ったよりも雪は少なく積雪量は140cm,気温は-10.5度で斜面の状態は圧雪でやや硬めでしたがアイスバーンではなくまずまずのコンディションでした.例年のお正月に比べてあまり混んでなくリフトもゴンドラも待ち時間は5〜10分くらいでした.

 今日は初めて娘と中級コースを滑りました.
ちょっと驚いた
テレビを見ていたら突然フレディ・マーキュリーが現れて『I WAS BORN TO LOVE YOU』を歌っているのかと思ったら何か歌詞が違うような気がして,もう一度見ても何を言っているのかわからなかった.

それでYouTubeを探したら日本語で吹き替えてあったらしい.英語だとばかり思い込んでいるので聞き取れなかったのだろうか.

http://www.youtube.com/watch?v=y0wMYT_p5k0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Jn-C6lteSz4

この人がエイズで亡くなった19年前ほどには驚かなかったが,正月番組のCMに登場するとは思わなかったのでちょっとした衝撃だった.ファンには面白くない人もいるかも知れないが,私の娘はこの曲に興味を持ったようだったので,今度CDを聞かせてあげることにした.

これでQueenのファンが増えるのだったら悪い話ではないだろう.
最近見かけた面白いもの
最近見かけた面白いもの
最近見かけた面白いもの
 年末に車での移動の途中に立ち寄った「北海道物産センター夕張店」で私が食べたのが写真の「石炭ラーメン」と「石炭シュークリーム」です.

 石炭ラーメンは乾燥岩海苔とちょっと濃い色のスープで石炭の黒さを表現しているようです.味のほうはまあ普通のラーメンです.石炭シュークリームの割引券(当日のみ有効)が付いてきましたが,ラーメンが出てくる前にシュークリームを買ってもらったので意味がありませんでした.

 石炭シュークリームの方は,竹炭がシュー生地に混ぜてありますが,見かけは石炭というよりちょっとコークスっぽいです.食べると気のせいかちょっと苦味がありあまり美味しいとは思いませんでした.むしろ写真奥の石炭ドーナツのほうがちょっと大人向けのブラウニーケーキという感じでいいと思いました.

 最後は近所の「円山クラス」の地下で見つけたAED搭載自販機です.冷たい飲み物を飲んで心臓が止まる人もいるかも知れませんが,こういう人目につきやすく覚えやすいところにAEDがあるのは大変いいことだと思いました.公共施設などの自販機コーナーには是非これを設置するべきではないでしょうか.

 今回の写真はすべてiPhone4で撮りました.
「Mac App Store」オープン
『アップル、「Mac App Store」をオープン--1000本以上のアプリをダウンロード可能に

 アップルは1月6日、Mac用のアプリケーションソフト(アプリ)をダウンロードできる「Mac App Store」をオープンした。無料と有料を合わせ1000本以上のアプリケーションをそろえたという。Mac App Storeを利用するためのアプリは「ソフトウェア・アップデート」を通じ、Mac App Storeにアクセス可能な「Mac OS X 10.6.6」に更新される形で無償で提供される。

 iPhoneやiPad、iPod touch向けに提供している「App Store」と同様に使いたいアプリを選び、iTunesのパスワードを入力するとダウンロードできる。新着アプリやランキング、ユーザーレビューなどを閲覧できるほか、カテゴリから選んでダウンロードすることも可能。ビジネス、ファイナンス、ライフスタイル、ゲームなど21に分けられている。

 アップデートはMac App Storeから直接配信され、1つずつもしくはまとめて一度にダウンロードできる。

 アップルは、Mac App Storeについて1月6日に90カ国同時にオープンすると事前告知しており、予定通りのオープンとなった。なお、開発者には、各アプリの売上げの70%が利益として還元されるとしている。』

 さっそく「ソフトウェア・アップデート」で「Mac OS X 10.6.6」に更新したらDockのFinderの右隣にApp StoreのIconが登録されていた.これをクリックするとApp Store専用のウィンドウが開きちょうどiTuneでiPad,iPhone用のApp Storeを開いたような感じである.

 iLifeやiWorkなどすでにインストール済みのものは価格が表示されるところに「インストール済み」表示されるので間違えてもう一度購入する心配がないのもiPhoneと同じだ.

 以前に購入を検討はしたが,割高な感じがして見送ったApertureという写真用のソフトがパッケージ購入の半額以下になっていたので購入してみた.Apple IDを登録してあればワンクリックでダウンロードしてインストールまで自動なので非常に便利だ.

 無料のソフトも色々あったのでいくつか入れてみた.一度購入したものは自分の他のMacには無料でインストールできるようなので,自宅のiMacにも入れてみることにしよう.
氷の世界
氷の世界
氷の世界
『9日夜から再び荒れ模様 8日朝、陸別で-25度

 日本列島は8日朝、強い寒気の影響で西日本を中心にこの冬一番の冷え込みとなる地点が相次いだ。冬型の気圧配置はいったんは緩むが、9日夜から10日の成人の日にかけて再び強まる見込みで、日本海側を中心に大雪や強風の荒れた天気になる見通し。

 気象庁によると、8日に最も冷え込んだのは北海道の陸別で氷点下25・5度。名古屋は同2・2度、大阪で同0・3度、福岡の博多で同1・4度を記録し、この冬一番の冷え込みとなった。』

 昨日の朝から今朝まで雪が降り続きました.昨夜の気温は-10度でした.午後には少し止むようですが,また明日の夜から大雪になるんでしょうか.10日は成人式ですが,雪の影響で交通事故や屋根からの転落がなければいいのですが.

 10日は休日当直なので大雪だったらなるべく出歩かずに家でじっとしていてくれると有り難いのですが,成人式だとそういう訳にもいかないから酒を飲んで救急車で運ばれてくる人なんかもいるでしょう.

 新成人の方々は自分の行動に責任を持って,お酒を飲んでの怪我をしたり急性アルコール中毒で病院に運ばれてくるような人にはなってもらいたくないものです.
『イレッサ和解勧告「治験以外の副作用、検討必要だった」

 肺がん治療薬「イレッサ」訴訟の和解勧告で、東京地裁が、国に対し、個人輸入などで使った患者の副作用情報も慎重に検討して、治療が難しい肺炎の副作用が起きうると強く注意喚起すべきだったとの認識を示していることがわかった。厚生労働省内では「不確実な情報でも確認を求められ、新薬の審査期間が長くなるなどの影響が出かねない」との声が出ている。』

 先日,他の病院で治療をうけている認知症の患者さんと家族が私の外来に初診で受診した.夜間せん妄や暴言が目立ってきたということなのだが,何故か主治医からの診療情報提供書はなく在宅介護支援の職員が書いた病状説明書を持ってやって来た.

 まあ,認知症だと思っていても慢性硬膜下出血や脳梗塞ということもあり得るし,認知症の患者さんが脳卒中になっても不思議はないから頭部MRIで検査した.幸い検査の結果は脳が萎縮はあるものの脳梗塞など入院を要するような異常はなかったので薬を調整するということになった.

 この場合,通常は治療をうけている病院で内服薬を調整してもらえばいいのだが,そのように説明しても家族は納得しなかった.いや,納得しないばかりか今度アルツハイマー病治療薬の新薬が出るからそれを使ってくれないかと言い出した.使ってくれるなら病院を替わりたいと言うのだ.

 突然の話であるし,初めて診る患者さんでもある.返答に窮していると,今度は自分が出来ないなら新薬で治療してくれそうな神経内科の専門医を紹介しろと言い出した.さすがにこれはちょっとまともに相手をしてられないと思ったので,新薬を使うかどうかは現在使えるアリセプトでの経過をみるのと,新薬について自分で治療効果や副作用に関して納得してからだと話した.

 話を聞いているうちに,今回受診の目的は現在の病院の治療に満足していないのと,新薬に過大な期待を抱いているらしいということがわかったので,新薬を使うかどうかは約束できないということと,とりあえず今回問題になっている症状については薬をひとつだけ出してみるからそれで様子をみるように話した.

 家族は「それは病院として方針か,それとも先生の考えか.」と言ったので,「私の考えだ.」と言ったら「どうもありがとうございました.」と言って帰っていった.長い問答で疲れたが,病院にかかるにもマナーがあるのではないだろうか.

1.他の病院で継続的に治療を受けているなら,救命救急時でもない限り主治医に診療情報提供書を書いてもらうこと.
2.治療方針を決定するに足る情報なしに医師に治療方針を聞いても無駄.
3.病院を選択し治療を選択する自由は患者にあるが,薬を処方するかしないかは医師の裁量.
4.治療は医師と患者の信頼関係で成り立つということを患者側も忘れるべきではない.

結局のところ4.が一番大切だと思うのだが,最近はそんなことはお構いなしに自分の都合ばかり言う患者や家族が増えてきているようで恐ろしい..


天気はいいけどすごく寒い
天気はいいけどすごく寒い
今朝は久しぶりに晴れました.
雪の白と空の青がとてもきれいです.
でも,気温は−15度くらいしかありません.
シャッターを押す指がそのまま凍りつきそうになります.

仏の耳の一回巻き上げ
写真を撮るのは小学6年生の頃からの趣味だが,恥ずかしながら最近はカメラやレンズを集めることも趣味と言わざるを得ない状況になっている.

ものの本によるとライカの正しいユーザーはカメラ一台,レンズ一本で写真を撮るそうだから,そういう意味では私はすでに正当派ユーザーではないことになるだろう.

しかし,そんな私も同じ型番のカメラは一台にするようにしている.今まで同じカメラを二台以上持ったのはNikon F3PとNikon D70だけだが,それも今は両方とも手元にない.少なくとも使う予定のないカメラは持たないことにしている.

娘が生まれてから写真を再開しずいぶん色々なカメラも買ったが,中でもライカはいつも何かの偶然で私のところにやって来る不思議なカメラだ.カメラにも人との出会いと同じような運命を私は感じてしまうのである.

昔からライカに関する本はたくさん出ていて,それらを読んでいてこんなライカを使ってみたいと思う事はある.しかし,中古カメラ屋を探し歩くなんてことはできないから大抵はそのまま何もしない.でも,ネットで中古のカメラやレンズを見ている時に偶然に見つけてしまうのだ.

M5とノクチルックスの時もそうだったし,ブラッククロームのM4なんかはクリスマスの夜だった.しかし,6年前に見たM3の時は,スペックは希望通りで買うとしたらこれだろうなとは思ったが,オークション品だったので手を出せないうちに終了してしまった.

それからもM3を見かけることはあったが,値段が高くてきれいな物はあっても希望のスペックを満たす物がなかったし,そもそも必要性をあまり感じなかったのでほとんど忘れかけていたのである.

それが特に理由もなく昨年の12月頃からM3が気になるようになり,ある写真家の本を読んでいるうちにまたM3が欲しくなったが,私の希望するスペックのM3が見つかるはずもないとあきらめていた.

私の希望はストラップアイレットが仏様の耳のように膨らんだ形で,フィルム巻き上げが一回になり距離計可動像の上下に被写界深度の指標がついたタイプだった.もちろん見かけにも大きな傷がない実用品で,さらに価格が手頃であるというのも重要なことである.

そんな都合のいいものがすぐに見つかるはずもない.しかし,ネット中古ぐらい見てないと見つかる物も見つからないと思って正月早々ネットを眺めていたら,その日登録された中古品リストの中にそのM3がポツンと一台だけあったのである.

年式から希望のものかもしれないと思い,拡大してみたら大きな傷はなさそうだが,シリアルナンバーの下四桁は判別不能だった.値段は許容範囲だったのでとりあえずカートに入れてしばらく考えた.シャッターの調子やファインダーの状態は実物でないとわからない.容姿はわかっても性格はつき合ってみなければわからないのと同じだ.

でも,この出来すぎた出会いのチャンスを逃したら次はいつ巡り合えるかわからないのだ.50年も前に作られたカメラがどういう訳か今自分に手の届くところにあるというのも何かの縁だろう.カートの商品が無効になる時間を待つまでもなく私は購入ボタンを押した.

そして,ついに私のもとにM3はやって来た.初めてなのに以前から使っていた物のように手に馴染む.シャッターの軽やかな音が響き,巻き上げはあくまでもスムーズで最後にトルクが抜けて巻き上げが終わることを知らせてくれるところはM5やM4あるいは私の最初の一眼レフであるNikon Fと同じだ.やはり私にはこのスプリングの一回巻き上げと言われるものが合っていると思う.

心配していたファインダーもきれいで気になる汚れやごみも見当たらない.あとはピントの調整がどうかだが,これは試写してみないとわからないのでさっそくDRズミクロンを着けてカラーネガを一本試写した.現像が上がってくるのが楽しみである.

中古のカメラやレンズにはそれなりにリスクがあり,時に高い授業料を払わなければならないこともあるが,気に入ったカメラでいい写真が撮れた時のことを思うとなかなか止められないのだ.
『医師、過失で書類送検 麻酔科医ら負担増も

 ◇「長時間手術室を離れた」
 神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)で08年に手術中に酸素を送る管が抜けて女性患者(47)が意識不明となった医療事故を巡り、県警捜査1課と旭署が12日、担当した麻酔科医(41)と執刀外科医(37)の男性医師2人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。県警は「患者の全身管理の必要があるのに長時間手術室を離れた」(幹部)ことなどを過失と判断した。ただ、現場からは、麻酔手術の増加など構造的な問題も浮かび上がる。

 送検容疑は08年4月16日、患者の乳房部分を切除する際、麻酔科医は麻酔を施した後、引き継ぎをせず退室。執刀医は麻酔器から酸素の管が外れたことに気付かず、酸素供給が止まったため患者に脳機能障害を負わせたとしている。センターによると、患者は、現在は意識を回復してリハビリ中という。

 日本麻酔科学会は「現場に麻酔を担当する医師がいて、絶え間なく看視すること」との指針を制定する。だが、同会指導医で横浜市立大学大学院の後藤隆久教授は「経験ある麻酔科医は、患者は短時間で容体が急変することを知っているが、やむを得ない場合もあるだろう」と指摘する。背景にあるのは、医師の負担増だ。厚生労働省の調査では、08年9月の月間全身麻酔手術件数は18万7097件で96年の同期に比べ約6万件増加している。

 一方で、実施施設は96年から約700減り、08年は3652施設に。1施設当たりの手術件数は平均29・5件から51件に増えている。理由として、高齢化や外科技術の発達などが考えられ、「現場は医師数が手術件数に追いついていない状態」(後藤教授)という。

 ◇08年4月16日手術の流れ
 8:19    麻酔科医が麻酔器の始業点検。麻酔回路の空気漏れなし
 8:45    患者入室
 8:55    静脈麻酔剤で麻酔導入を開始
 9:00ごろ  気道確保用チューブを挿入し、麻酔回路に接続(換気開始)
 9:08ごろ  麻酔科医が退室
 時刻不明    誰かが手術台を操作
 9:15ごろ  執刀外科医が手術開始宣言
 9:16ごろ  麻酔器から管外れる
 9:17    麻酔器モニターの一部の値が、計測不能を表示。アラームを聞いた者はいない
 9:33    看護師がモニター異常表示を確認。PHSで麻酔科医を呼び出す
 9:34~35 麻酔科医が戻り管再接続。換気を再開
 9:36    患者が心停止
 9:52    心拍数が正常に戻る
10:40    主治医から患者の夫に事情説明
11:30    ICU室で人工呼吸器装着               』

 忙しい病院では並列で手術を行うのが当たり前だが、麻酔科医の数が手術室の数だけ揃っている病院なんてあるのだろうか.少なくとも私の知っている病院で数が足りていたのは大学病院くらいなものだ.

 その大学病院でさえ手術室で実際に麻酔をかけている専門医や指導医の人数は足りていないだろう.大学病院ではスーパーバイザーを置いて研修医や掛け持ちによるトラブルを避けていたようだが,それで不足が完全に補えるわけでもないことは執刀したことがある外科医なら誰でも知っていることだろう.

 がんセンターなどは手術件数が多い上に,麻酔科医はもともと不足しているからどこでも掛け持ちが当たり前の状態だろう.ひとつ麻酔の導入が終わったら隣の手術室でまた導入をして2つの手術室を行ったり来たりしながら並行して2つの手術の麻酔をするなんてことは日常茶飯事なはずである.

 患者が意識を回復してリハビリ中だというのがせめてもの救いだが,事故の直接的原因の責任を医師に求めるのは仕方がないとしても,麻酔科医がひとつの手術に集中できないような体制を容認している病院に管理責任はないのだろうか.事故にかかわった医師だけを罰して,その事故の潜在的な原因を放置してきた病院に処分がないのはおかしくないだろうか.

 もう一つ気になるのは,この麻酔科医(41)と執刀外科医(37)の男性医師2人の勤務状態はどのようなものだったかということだ.この年代は中堅で働きざかりだから医療業界の常識ならきっと当直明けも通常業務をこなしていることだろう.この手術の前の勤務に過労状態になるようなことはなかったのだろうか.

 医師も人間だからミスはするだろうし,医療事故というと事故を起こした医師のみに責任を追求したくなる人がいるのもわかるが,医療業界には事故防止委員会というものがありながら,事故を誘発するような労働環境に関しては人手不足を理由にいっこうに改善しようとする気配さえもないのだ.

 いつもお世話になっている麻酔科に先生のためにあえて言わせてもらえば,「当直明けに休みなしで掛け持ち麻酔なんかさせるんじゃない.それで事故が起きたら病院のせいなんじゃないの.」ということだ.患者さんのために言えば,医師の労働環境を改善することが医療事故の防止につながるということだ.

 自分が手術を受けている最中に担当の麻酔科医が隣の手術室に麻酔をかけに行っているなんて誰も想像したくもないのではないだろうか.

 
 
これで本当に最後にする?
 究極の35mmフィルム一眼レフであるNikon F6の時には本当に最後のフィルムカメラを買ったつもりだった.

 しかし,その後にMamiya 645Pro TLを買ったのは6x4.5版だったからで,GW690IIIは6x9版だったからで,M3を買ったのはそれが特別なLEICAだったから.そして今度はこれが特殊なスウィングレンズ式パノラマカメラだったからである.

 このカメラのことを初めて知ったのはカメラ雑誌だったが,2005年5月9日にネット上で『フィルムで撮る本物のパノラマ』というコラムを読んだ時からいつか機会があったらこれでパノラマ写真が撮ってみたいと思うようになっていたのである.

 それが,正月休みにネットでLEICA M3を偶然に見つけた時にこれまた偶然にこのカメラを見つけてしまったので,実は両方いっしょに買ってしまったのである.欲しかった中古カメラを同じ日に2台見つける確率がどのくらいあるのかは知らないが,運命の出会いの日だったことは間違いないだろう.

 このカメラはシャッターを切るとレンズが向かって右から左に回転して,およそ120度の範囲の風景を左から右にフィルム上に記録するようになっている.フィルムを巻き上げるとレンズが今度は左から右にギョロっと動くのである.

 普通に手で持って撮影すると手が写りこんでしまうほど画角が広いので専用グリップが下に付くようになっているのも面白い.人間の両眼視の範囲がおよそ115度であると言うから水平方向はそれと同じくらいの範囲が1枚の写真に撮れるのである.

 まだ,試写が終わったばかりで現像もしていないが,これから何を撮ろうかと考えるだけでも楽しみだ.デジカメで撮って合成したパノラマ写真とは違う一発撮りならではの面白い写真が撮れるのではないかと大いに期待しているのだ.
 

あしあと

2011年1月22日 私の写真集
あしあと
新雪の上に小動物が歩いて行って戻ってきたような面白い足跡が続いていたのでちょっと車を停めて撮影.

おそらく時々この辺りで姿を見かけるキタキツネの足跡だと思います.ずいぶん雪が降り続いたので餌が不足して探し歩いているのでしょう.今日は朝から天気が良いので食べ物が見つかるといいのですが.

『オオハクチョウから鳥インフル 強毒性と確認-北海道浜中町

 環境省は22日、北海道浜中町の国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区で19日に衰弱した状態で見つかり、その後死んだオオハクチョウ1羽から、強毒性のH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。同省は現地周辺10キロ圏内の警戒レベルを最高度の3に引き上げ、北海道などとともに野鳥の監視を強化。24日から周辺の野鳥のふん便調査を開始する。』

ついに恐れていた事態になってしまった.北海道のそれもオオハクチョウから鳥インフルエンザウイルスが検出されてしまったそうだ.

昨シーズンは白鳥の写真を結構撮ったのだが,今シーズンはすでに他の渡り鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたので白鳥も危ないのではないかと思い積極的に写真を撮りに行くのは控えていたのだ.

円山周辺にはカラスがたくさんいるのだがカラスも鳥インフルエンザにかかるのだろうか.カラスがインフルエンザにかかって数が減るのは構わないが,糞や亡骸がそこらじゅうに落ちているなんてことになったら大変だ.

養鶏や畜産に影響が出てたまごや肉が食べられないなんてことにはならないと信じるしかない.
『鳥インフルエンザー宮崎で感染 「終わらせる」一転拡大 県内最大養鶏団地で発生

 宮崎県新富(しんとみ)町で新たに鳥インフルエンザ発生が確認された23日、県内の養鶏農家に一斉にショックと不安が広がった。発生したのは県内最大の養鶏団地。41万羽もの殺処分が決まったことで、これらの養鶏農家が加盟する同町の児湯(こゆ)養鶏農協は強い緊張感に包まれた。「絶対これで終わらせる」。1例目の発生を受け、防疫の徹底を指示していた県も、神出鬼没のウイルスに振り回される格好となった。

 河野俊嗣知事は23日午後2時から県庁で2回目の対策本部会議を開き、関係職員に「迅速な防疫に徹するしかない」と繰り返した。東国原英夫前知事の後を継ぎ、就任3日目。表情にはすでに疲労の色がにじんでいた。

 新たに発生が確認された新富町の採卵鶏農場では、県が22日に抗体検査のための血液採取と目視による検査を済ませたばかりだった。ウイルスはその検査をすり抜けるかのように出現し、防疫強化を指導する県職員らも言葉を失った。

 河野知事は「農家からすれば、昨年から何度も立ち入り検査をしているのになぜ、との思いがあるだろう。とにかく二重、三重のチェックをやっていくしかない」と述べた。

 JR日向新富駅から北へ車で5分ほどの児湯養鶏農協。組合員らが頻繁に出入りし、ピリピリとした緊張感に包まれた。30代の男性は取材に「県との調整も続いていて申し訳ないが対応できない」と表情は険しかった。

 事務所前にはパック詰めした卵の無人販売所があった。その横には、購入者の思いが記されたノートも。そこには、子どもとみられるたどたどしい文字で「おいしかったです。また作って下さい」と書かれていた。

 発生農場の近くに住むピーマン農家の福山三義さん(61)はニュースで知って、近所で約6万羽の鶏を飼育する組合員の友人男性に電話した。「『なんでこんなことに。もう再建できない』と嘆いていた」と心配する。

 福山さんは「(発生が確認された)養鶏団地は、最近できたばかり。『古い鶏舎では疾病対策が十分にできないから、設備の整った鶏舎を造る』と言っていた。よく頑張っていると思っていた。この周辺は口蹄疫(こうていえき)でもやられたので、まさにダブルパンチだ」と声を落とした。』

 大切に育てている鶏を41万羽も殺処分しなければならない養鶏家の人たちの気持ちを考えると実に気の毒なことだが,感染の拡大を防ぐには他に方法がないのだから仕方がないのだろう.

 このニュースを読んでいてふと気になったのは『養鶏団地』が最近できたばかりだというところだ.鳥インフルエンザが1例でも発生すればその施設の鶏はすべて殺処分になるというのになぜ『養鶏団地』なんて作ったのだろうか.

 1ヶ所がやられても被害が他に及ばないようにするには分散させるほうがリスクは少ないのにそうしなかった理由は何なのだろうか.やはり輸送や人手の確保といった経済効率のためにあえてそうしなければならなかったのだろうか.

 『養鶏団地』というシステムを作るときに,おそらく鳥インフルエンザの発生なんてことは想定外だったのかもしれない.だが,もしそうだとするともう一つ気になったのは,「この周辺は口蹄疫(こうていえき)でもやられたので、まさにダブルパンチだ」ということだ.

 リスクマネージメントに関して言えば,「可能性のあることはすべていつか必ず起きる.」と私は思っているのだが,『養鶏団地』の人たちは,「口蹄疫があれば鳥インフルエンザもある.」とは考えなかったのだろうか.

眠い朝
曇り日に雪景色を眺めているとすべてがグレーの階調に溶けていくような感じがして眠くなります.緊急手術が終わって寝不足のまま迎える朝は特に眠いです.



寒い朝
本当に寒い朝は川からの湯気が霧となってあたり一面を覆う.

とてもきれいだが,視界が悪くて困ってしまう.



お疲れさま
今日はちょっと面白い経験をした.そう言えば今週は,予想に反してちょっと驚くことが多かった.

たとえ南の楽園でも同じような毎日では1週間もすれば飽きてしまうので,日常生活にちょっとした思いがけないことが起きるのは退屈しなくていいものだ.

では,皆さん今週もご苦労さまでした.ゆっくりお休みください.
外は雪です.
朝から来週末に娘が使うドニチカ切符を円山公園駅まで買いに行く.ついでにHORIZON 202を持ち出して少し写真を撮る.

昼食には,いつものようにパスタを作った.午後からは娘と一緒にマルヤマクラスの100均と本屋さんで買い物をしスタバに寄って帰ってきた.

朝から雪がチラついていたが,午後からは結構な密度で降り続き夕方までには道路がすっかり白くなった.

本当はスキーに行くつもりだったが,娘があまり乗り気でないので止めた.低気圧が接近していたので中止したのは正解だった.

特にすることもなくなったので,ビールを飲みながら買ってきた写真雑誌を眺めて夕食前の時間を楽しんでいる.

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索