『携帯電話:最大の落ち込み 08年度国内出荷
電子情報技術産業協会(JEITA)が13日発表した08年度の移動電話(携帯電話・PHS)の国内出荷台数は、前年度比30.7%減の約3585万3000台だった。04年度以来4年ぶりの前年実績割れで、減少幅は92年度の調査開始以来、最大となった。
NTTドコモなど携帯電話キャリアの各社が07~08年にかけて、端末価格を値引きしない代わりに毎月の通信料を安くする新販売方式を導入。この結果、端末価格が大幅に上昇し、ユーザーの買い替えサイクルが長期化。さらに、昨秋以降の不況に伴う消費者の買い控えも重なり、出荷台数が過去最大の落ち込みとなった。
08年度の移動電話出荷台数の内訳は、携帯電話が約3464万台、PHSが約121万台。機能面では、ワンセグ対応機種が携帯電話の約8割を占めた。
同時に発表された09年3月単月の移動電話の出荷台数は前年同月比39.9%減の290万2000台で9カ月連続の前年実績割れとなった。JEITAは「携帯電話の国内普及台数が1億台を超え、頭打ちになっている。買い替え需要を刺激するには、さらなる高機能化が不可欠」としている。』
私などは昨年の夏に買い替えたP906iでもうすでに機能を持て余していて,ワンセグもGPSも災害などの非常時でもなければそう使う事もなさそうである.メールも迷惑メールが圧倒的に多いのでPCからのメールは登録済のアドレス以外からは受けないのでほとんど使用していない.どうしても携帯でメールをチェックする必要がある時はブラウザでG-mailを使うくらいだ.
自転車で走る時にはトップチューブに付けるバッグに入れるのでまったく気にならなかったのだが,ランニングだと123gでもポケットの中で動くのが気になる程に重いのだ.それでも自宅に置いて外出するわけにもいかないので,ランニングに都合のいい携帯電話をネットで探したらNOKIAのNM705iというのを見つけた.
本体の大きさは縦横はわずかに小さい程度だが,厚みと重さは3分の2強ほどだ.角が丸く落とされているせいか,実際に持つと半分くらいの重さに感じる.ただし,液晶画面は2インチと小さく,電池の持ちも半分ほどだ.ワンセグも着うたフルもないが,FMラジオとmp3ファイルの使用が出来るのが大きな利点だ.
ランニング中に使うならラジオの方が都合がいいし,PCからファイル変換なしにmp3をコピーするだけで再生できるのはiPodを同期するより手間が省ける.ヘッドセットが附属していているので走りながらの通話も出来る.今はiPod nanoでNike+も使っているのだが,Garmin Forerunnner 405の方が測距は正確なので,これからはGarminとNOKIAの2つで十分だろう.
自動車と同じで,1台で何でも間に合わせようとすると確かに高機能にはなるだろうが,それに従って無駄な部分も多くなり道具としての魅力はかえって低下してしまうのではないだろうか.どんな人がどんな風に使うのかという商品のコンセプトがはっきりせず,誰でも何にでも使えるようにつくられた物が,結局はゴテゴテして値段が高いだけの物になり下がり食傷気味になっているのも売れない原因のような気がするのは私だけだろうか.
電子情報技術産業協会(JEITA)が13日発表した08年度の移動電話(携帯電話・PHS)の国内出荷台数は、前年度比30.7%減の約3585万3000台だった。04年度以来4年ぶりの前年実績割れで、減少幅は92年度の調査開始以来、最大となった。
NTTドコモなど携帯電話キャリアの各社が07~08年にかけて、端末価格を値引きしない代わりに毎月の通信料を安くする新販売方式を導入。この結果、端末価格が大幅に上昇し、ユーザーの買い替えサイクルが長期化。さらに、昨秋以降の不況に伴う消費者の買い控えも重なり、出荷台数が過去最大の落ち込みとなった。
08年度の移動電話出荷台数の内訳は、携帯電話が約3464万台、PHSが約121万台。機能面では、ワンセグ対応機種が携帯電話の約8割を占めた。
同時に発表された09年3月単月の移動電話の出荷台数は前年同月比39.9%減の290万2000台で9カ月連続の前年実績割れとなった。JEITAは「携帯電話の国内普及台数が1億台を超え、頭打ちになっている。買い替え需要を刺激するには、さらなる高機能化が不可欠」としている。』
私などは昨年の夏に買い替えたP906iでもうすでに機能を持て余していて,ワンセグもGPSも災害などの非常時でもなければそう使う事もなさそうである.メールも迷惑メールが圧倒的に多いのでPCからのメールは登録済のアドレス以外からは受けないのでほとんど使用していない.どうしても携帯でメールをチェックする必要がある時はブラウザでG-mailを使うくらいだ.
自転車で走る時にはトップチューブに付けるバッグに入れるのでまったく気にならなかったのだが,ランニングだと123gでもポケットの中で動くのが気になる程に重いのだ.それでも自宅に置いて外出するわけにもいかないので,ランニングに都合のいい携帯電話をネットで探したらNOKIAのNM705iというのを見つけた.
本体の大きさは縦横はわずかに小さい程度だが,厚みと重さは3分の2強ほどだ.角が丸く落とされているせいか,実際に持つと半分くらいの重さに感じる.ただし,液晶画面は2インチと小さく,電池の持ちも半分ほどだ.ワンセグも着うたフルもないが,FMラジオとmp3ファイルの使用が出来るのが大きな利点だ.
ランニング中に使うならラジオの方が都合がいいし,PCからファイル変換なしにmp3をコピーするだけで再生できるのはiPodを同期するより手間が省ける.ヘッドセットが附属していているので走りながらの通話も出来る.今はiPod nanoでNike+も使っているのだが,Garmin Forerunnner 405の方が測距は正確なので,これからはGarminとNOKIAの2つで十分だろう.
自動車と同じで,1台で何でも間に合わせようとすると確かに高機能にはなるだろうが,それに従って無駄な部分も多くなり道具としての魅力はかえって低下してしまうのではないだろうか.どんな人がどんな風に使うのかという商品のコンセプトがはっきりせず,誰でも何にでも使えるようにつくられた物が,結局はゴテゴテして値段が高いだけの物になり下がり食傷気味になっているのも売れない原因のような気がするのは私だけだろうか.
待ち人現る?(その2)
2009年4月22日 趣味
先日,何年も待っていたレンズに出会ったばかりなのに,今度は何度も見かけていたのにあまり気にも留めていなかったカメラに手を出してしまった.今までお高くとまっているように見えて興味がなかったのが,ちょっとしたきっかけで急に親しくなってつき合ってみることにしたという感じである.
このカメラはRTSシリーズの3代目なのであるが,初代のRTSというのが大学の手術室の顕微鏡に付いていて,手術の前日にフィルムを入れて顕微鏡をガス滅菌するのが新入医局員の仕事だったのである.そして,手術中にフットスイッチでシャッターを切るのも重要な仕事だった.新入医局員は顕微鏡を使う手術なんかできないのでいつか術者になって自分の手術の写真を撮るのが夢だったものである.
しかし,顕微鏡を使う手術ができるようになった頃にはデジタル化された手術ビデオからの画像キャプチャとデジタルカメラの普及でついに自分の手術のスライドをRTSで撮影する機会はなかったのである.今になって思えばフィルムで残しておきたかったような気もするが,このRTSシリーズも生産中止になってすでに4年になろうとしている.
使ってみればわかるが,このカメラは性能はいいのだろうがはっきり言って操作性はあまり良くない.だが,これを使わずしてツアイスレンズを語る事はできないという説もあるらしい.でも結局は使う人の技術に依るのだろうが,まあ,趣味なんだから細かい事は気にしないで,大きく重いカメラには大きく立派なレンズが似合うというのを楽しめればいいのである.
このカメラはRTSシリーズの3代目なのであるが,初代のRTSというのが大学の手術室の顕微鏡に付いていて,手術の前日にフィルムを入れて顕微鏡をガス滅菌するのが新入医局員の仕事だったのである.そして,手術中にフットスイッチでシャッターを切るのも重要な仕事だった.新入医局員は顕微鏡を使う手術なんかできないのでいつか術者になって自分の手術の写真を撮るのが夢だったものである.
しかし,顕微鏡を使う手術ができるようになった頃にはデジタル化された手術ビデオからの画像キャプチャとデジタルカメラの普及でついに自分の手術のスライドをRTSで撮影する機会はなかったのである.今になって思えばフィルムで残しておきたかったような気もするが,このRTSシリーズも生産中止になってすでに4年になろうとしている.
使ってみればわかるが,このカメラは性能はいいのだろうがはっきり言って操作性はあまり良くない.だが,これを使わずしてツアイスレンズを語る事はできないという説もあるらしい.でも結局は使う人の技術に依るのだろうが,まあ,趣味なんだから細かい事は気にしないで,大きく重いカメラには大きく立派なレンズが似合うというのを楽しめればいいのである.
昨年末にRolleiflexを購入してからも一応チェックだけはしていたのだが,中古デジカメや最新のレンズはたくさんあっても,中古で値段が手ごろで状態も良い品となるとそう簡単にお目にかかれるものではない.Rolleiflexの場合は,まったくの偶然で言わば一目惚れのようなものだったが,ずっと待ち続けていても出会いが無くてなかなか手に入らない物もある.
私にとってその代表みたいな物がこのレンズだった.もともと50mmという焦点距離のレンズが好きなので,M型ライカ用だけでも50mmは何本も持ってはいても,これは別でいつかは使ってみたかったレンズである.もっともこの時代でこのレンズ構成のものは持っておらず,さらにDRでメガネ付きという個性的なスタイルのせいもあって何年も前からとても気になっていたのである.
しかし,40年も前のドイツ製となると状態のよい物は少なくなっているらしく今まで何度かは見かけたけれどがなかなか買う気がしなかったものでもある.先日,ネットでその日に入荷した中古商品を覗いていたら何故かそこにはお手ごろ価格でこのレンズが待っていてくれたのである.すぐにカート入れ拡大してよく見ると状態がすごく良さそうなので即座に買う決心をした.
せっかくのDRだから桜の写真でも撮ろうかと思っているのだが,まだもう少し待たねばいけないようだ.それまではこの冷たく硬いけれど精巧で滑らかに動くピントリングを回しながら待ちに待った出会いを喜ぶことにしよう.
私にとってその代表みたいな物がこのレンズだった.もともと50mmという焦点距離のレンズが好きなので,M型ライカ用だけでも50mmは何本も持ってはいても,これは別でいつかは使ってみたかったレンズである.もっともこの時代でこのレンズ構成のものは持っておらず,さらにDRでメガネ付きという個性的なスタイルのせいもあって何年も前からとても気になっていたのである.
しかし,40年も前のドイツ製となると状態のよい物は少なくなっているらしく今まで何度かは見かけたけれどがなかなか買う気がしなかったものでもある.先日,ネットでその日に入荷した中古商品を覗いていたら何故かそこにはお手ごろ価格でこのレンズが待っていてくれたのである.すぐにカート入れ拡大してよく見ると状態がすごく良さそうなので即座に買う決心をした.
せっかくのDRだから桜の写真でも撮ろうかと思っているのだが,まだもう少し待たねばいけないようだ.それまではこの冷たく硬いけれど精巧で滑らかに動くピントリングを回しながら待ちに待った出会いを喜ぶことにしよう.
『ティファニー 9%の値下げを発表
高級宝飾ブランドのティファニーは10日、日本で展開しているほとんどの商品を11日から平均約9%値下げすると発表した。
昨年11月に約6%値下げしたが、急激に円高が進行しているため短期間で再値下げに踏み切るという。
世界的に高級ブランド品が不振で、ティファニーの昨年11―12月の世界での売上高は前年同期比21%減。日本での売上高は11月の値下げや東京・銀座の本店の改装オープンなどの効果もあり、5%増だった。』
バレンタインデー直前なので喜んだ人もいるのでしょうが,先週末に購入した人はちょっと悔しい思いをしたことでしょう.
最近は景気が悪いせいか中古カメラも値下がりが続いています.特にフィルムカメラやマニュアルフォーカスレンズは安くなり人気商品はすぐに売れてしまうので買うかどうか迷う暇もありません.おかげで,最近はカメラ関係の出費は減っています.
ところで円高なのに海外ブランドの自転車はさっぱり安くなりません.欲しい自転車はあるのですが,買ってすぐに値下げになるのも悔しいし,値下がりを待っているうちに今年のモデルの在庫がなくなるのではないかと心配したり,とタイミングを計っています.
高級宝飾ブランドのティファニーは10日、日本で展開しているほとんどの商品を11日から平均約9%値下げすると発表した。
昨年11月に約6%値下げしたが、急激に円高が進行しているため短期間で再値下げに踏み切るという。
世界的に高級ブランド品が不振で、ティファニーの昨年11―12月の世界での売上高は前年同期比21%減。日本での売上高は11月の値下げや東京・銀座の本店の改装オープンなどの効果もあり、5%増だった。』
バレンタインデー直前なので喜んだ人もいるのでしょうが,先週末に購入した人はちょっと悔しい思いをしたことでしょう.
最近は景気が悪いせいか中古カメラも値下がりが続いています.特にフィルムカメラやマニュアルフォーカスレンズは安くなり人気商品はすぐに売れてしまうので買うかどうか迷う暇もありません.おかげで,最近はカメラ関係の出費は減っています.
ところで円高なのに海外ブランドの自転車はさっぱり安くなりません.欲しい自転車はあるのですが,買ってすぐに値下げになるのも悔しいし,値下がりを待っているうちに今年のモデルの在庫がなくなるのではないかと心配したり,とタイミングを計っています.
クラシックカメラとフィルムで写真を撮る時は,行動のリズムがゆっくりするのがいい感じなのであるが,毎日の忙しい生活の中ではそんなにゆっくりしている時間などあるはずもない.短時間でいい写真を撮ろうと思えばデジタルカメラの出番が増えることになるから,高性能なデジカメが登場するのは嬉しいのだが,その一方でフィルムカメラがなくなるのは寂しいものだ.
デジカメの中でもコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は,メモ代わりにもなるので,出始めたころからカバンの中に入れていつも持ち歩いている.だが,特に最近はDSLR(デジタル一眼レフ)に比べて画質が大きく見劣りするのがとても気になるようになった.もっとも,だからと言ってNikon D3みたいな重量物をいつもカバンに入れて持ち歩けるわけもない.
もう春が近いからでもないだろうが,何故か,この時期になると普段持ち歩くコンデジが欲しくなって新製品を物色してしまう.昨日までは,昨年買ったNikon S600も高感度ノイズと広角側の歪曲収差はいつも気になってはいたが,自転車に乗って撮るには軽くてちょうどいいというくらいに思っていたのだ.
だが,FUJIFILMから新製品が出る事を知り,そのサンプル画像を見たらそんなこともすっかり忘れてしまったみたいだ.この新開発「スーパーCCDハニカムEXR」が昨年に発表されたのは知っていたが,新しもの好きな脳外科医の一人としてはこのコンデジを見過ごす事は出来なかったのだ.
発売日が2月21日なので,実物が届くまでは本当のところはわからないが,撮影条件をカメラが判断して最適な画質になるように処理を選ぶというところに興味があるのだ.どんな絵が撮れるのか楽しみだが,いつか気に入ったのが撮れたらまたここにアップしていこう.
デジカメの中でもコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は,メモ代わりにもなるので,出始めたころからカバンの中に入れていつも持ち歩いている.だが,特に最近はDSLR(デジタル一眼レフ)に比べて画質が大きく見劣りするのがとても気になるようになった.もっとも,だからと言ってNikon D3みたいな重量物をいつもカバンに入れて持ち歩けるわけもない.
もう春が近いからでもないだろうが,何故か,この時期になると普段持ち歩くコンデジが欲しくなって新製品を物色してしまう.昨日までは,昨年買ったNikon S600も高感度ノイズと広角側の歪曲収差はいつも気になってはいたが,自転車に乗って撮るには軽くてちょうどいいというくらいに思っていたのだ.
だが,FUJIFILMから新製品が出る事を知り,そのサンプル画像を見たらそんなこともすっかり忘れてしまったみたいだ.この新開発「スーパーCCDハニカムEXR」が昨年に発表されたのは知っていたが,新しもの好きな脳外科医の一人としてはこのコンデジを見過ごす事は出来なかったのだ.
発売日が2月21日なので,実物が届くまでは本当のところはわからないが,撮影条件をカメラが判断して最適な画質になるように処理を選ぶというところに興味があるのだ.どんな絵が撮れるのか楽しみだが,いつか気に入ったのが撮れたらまたここにアップしていこう.
昨年のクリスマスの1週間前に偶然に出会い.数々の犠牲を払い,苦労して忍耐強く待ち続け,昨日やっと届きました.眺めて良し,触って良し,撮って良し,と3拍子そろった名機と言われる1960〜65年生まれのクラシックカメラです.
どこで読んだか忘れてしまいましたが,持っていると幸せになれるカメラだそうです.それがどういう意味かよくわかりませんが,写真でみるよりもずっと小柄なのにずっしりとした重みがあって,古き良き時代の工業製品の趣がたっぷりで確かに持っているだけでも何か胸をくすぐられるような感じがします.
でも,カメラですから写真を撮らねば本当の価値はわかりません.さっそくフィルムを入れて持ち歩いています.いい写真が撮れたらそのうちアップしますね.
どこで読んだか忘れてしまいましたが,持っていると幸せになれるカメラだそうです.それがどういう意味かよくわかりませんが,写真でみるよりもずっと小柄なのにずっしりとした重みがあって,古き良き時代の工業製品の趣がたっぷりで確かに持っているだけでも何か胸をくすぐられるような感じがします.
でも,カメラですから写真を撮らねば本当の価値はわかりません.さっそくフィルムを入れて持ち歩いています.いい写真が撮れたらそのうちアップしますね.
ニコンからD3Xという2450万画素のデジカメが19日に発売になるようだ.そのニュースがネット配信された時は,ちょうど,先日SWCで撮ったネガをスキャンしている最中だった.
化学反応で出来た物質の濃度をAD変換してPCに取り込んだものを写真と呼べるかどうかは別として,スキャンすることによって画像の加工が簡単になり,自分の好みに仕上げて手持ちのプリンターで印刷できるのは便利である.
デジカメの場合は,受光素子によって光を電気信号に変えた後にAD変換しメモリーに蓄えたものをPCに転送するのだから同じようなものだが,その過程に一切の物質が介在しない点がフィルムを使う写真とは異なっている.
最近,注目しているのは各フィルムの発色のバランスと,中版フィルムの解像感などである.さらに中版カメラのレンズを開放絞り付近で使ったときのボケ具合にも魅かれている.規則的に配列したデジカメの撮像素子の映像とは異なる銀塩独特の発色や粒状感というものに癒されると言えばわかりやすいだろうか.
フィルムをスキャンするのは時間がかかる作業で生産性は低いし,フィルム代や現像代もかかるので万人向けではないが,写真1枚1枚を拡大して隅々まで丁寧にみる習慣をつけるにはいい方法ではないだろうか.連射もできないので撮影枚数も少ないから,撮影時によく考えて撮るようになるのもいい写真を撮るために役立つのではないだろうか.
D3の2倍程の画素数を持つD3Xにも決して興味がないわけではないが,価格は別にしても今回はすぐにでも欲しいと思わなかった.今は大きなサイズの中版カメラやレンズの中古の方に興味があるのでネット通販で物色していたら,数年前に欲しかったカメラとその交換レンズが格安で出ているのを見つけてしまった.何気に探していたらずっと前に欲しかったカメラが目の前に現れるといういつものパターンだ.
もうこれで最後と言いながら,フィルムカメラをまた増やしてしまった理由を長々と書いてしまったが,この調子だとまだこれからも運命の出会いが続きそうな気がする.
化学反応で出来た物質の濃度をAD変換してPCに取り込んだものを写真と呼べるかどうかは別として,スキャンすることによって画像の加工が簡単になり,自分の好みに仕上げて手持ちのプリンターで印刷できるのは便利である.
デジカメの場合は,受光素子によって光を電気信号に変えた後にAD変換しメモリーに蓄えたものをPCに転送するのだから同じようなものだが,その過程に一切の物質が介在しない点がフィルムを使う写真とは異なっている.
最近,注目しているのは各フィルムの発色のバランスと,中版フィルムの解像感などである.さらに中版カメラのレンズを開放絞り付近で使ったときのボケ具合にも魅かれている.規則的に配列したデジカメの撮像素子の映像とは異なる銀塩独特の発色や粒状感というものに癒されると言えばわかりやすいだろうか.
フィルムをスキャンするのは時間がかかる作業で生産性は低いし,フィルム代や現像代もかかるので万人向けではないが,写真1枚1枚を拡大して隅々まで丁寧にみる習慣をつけるにはいい方法ではないだろうか.連射もできないので撮影枚数も少ないから,撮影時によく考えて撮るようになるのもいい写真を撮るために役立つのではないだろうか.
D3の2倍程の画素数を持つD3Xにも決して興味がないわけではないが,価格は別にしても今回はすぐにでも欲しいと思わなかった.今は大きなサイズの中版カメラやレンズの中古の方に興味があるのでネット通販で物色していたら,数年前に欲しかったカメラとその交換レンズが格安で出ているのを見つけてしまった.何気に探していたらずっと前に欲しかったカメラが目の前に現れるといういつものパターンだ.
もうこれで最後と言いながら,フィルムカメラをまた増やしてしまった理由を長々と書いてしまったが,この調子だとまだこれからも運命の出会いが続きそうな気がする.
春にHasselblad SWCを購入した時にフィルムカメラを買うのはもうこれで最後かなと思ったりもしたのだが,どうしても気になっていたのがこのカメラ,ZEISS IKON SWなのである.この2つのカメラには実は共通点があるのだがわかるだろうか.これに即座に答えられる人は結構なカメラオタクと言えるだろう.
実は,これらはピントがファインダーであわせられない超広角レンズ専用カメラなのである.だから,写真を撮るときは外付けのファインダーを覗きながらフィルムに写る範囲を頭で考え,かつピントは目測で合わせながらシャッターを切るのである.よくイメージ通りの写真などと言うが,頭の中にイメージを描けなければ撮るのも不可能なカメラなのである.
そして,もうひとつの共通点はZEISSのレンズを使うことである.SWCにはZEISS Biogon 38mmF4.5が固定されており交換不能である.SWのほうは交換可能であるが,Distagon 15mmF2.8を付けた.と言うか,このレンズのためにSWが欲しかったというのが本当のところである.このレンズを付けるとこのレンズのためにSWは作られたのではないかとさえ思えてくる.手術顕微鏡のお世話になっているせいでもないだろうが,いつのまにやらZEISS信者になってしまっていたようだ.
最も原始的なカメラはピンホールカメラであろうが,さすがにまだその域にまで達していない私にはこの2台のカメラがひとつの限界であり,反対側の限界がNikon DSLRと最新のNikkor lens群である.最新のDSLRの映像はファインダーで見たままに写っているように思えるほど鮮明だし,それは写真の理想であったはずなのに次第にそれだけでは物足りなく思えてくるのだ.リアルなだけでは撮影者の意図が表現しにくいし面白味に欠けるのである.
DSLRは見た物を見たままに確実に記録するするという点では最強のカメラであり,デジタル画像処理で作者の意図を表現したりすることもできるのであるが,フィルム写真のような偶発性は少ない.ある程度は撮影者の意思で被写体や撮影条件を絞り込み,シャッターを押すとそこに意図しなかったものが加えられて写真になっているというほうが面白いのである.作者の意図に偶発性というスパイスが加わった写真と言えばわかりやすいかもしれない.
この点では,SWCやSWはそもそも厳密なフレーミングなんて出来ないし,SWCは露出計さえないから最高のカメラなのである.SW+Distagon15mmでの撮影はまだだが,SWCより機動性は高そうなのでそのうちこれを持って街に出かけてみたいと思っている.
実は,これらはピントがファインダーであわせられない超広角レンズ専用カメラなのである.だから,写真を撮るときは外付けのファインダーを覗きながらフィルムに写る範囲を頭で考え,かつピントは目測で合わせながらシャッターを切るのである.よくイメージ通りの写真などと言うが,頭の中にイメージを描けなければ撮るのも不可能なカメラなのである.
そして,もうひとつの共通点はZEISSのレンズを使うことである.SWCにはZEISS Biogon 38mmF4.5が固定されており交換不能である.SWのほうは交換可能であるが,Distagon 15mmF2.8を付けた.と言うか,このレンズのためにSWが欲しかったというのが本当のところである.このレンズを付けるとこのレンズのためにSWは作られたのではないかとさえ思えてくる.手術顕微鏡のお世話になっているせいでもないだろうが,いつのまにやらZEISS信者になってしまっていたようだ.
最も原始的なカメラはピンホールカメラであろうが,さすがにまだその域にまで達していない私にはこの2台のカメラがひとつの限界であり,反対側の限界がNikon DSLRと最新のNikkor lens群である.最新のDSLRの映像はファインダーで見たままに写っているように思えるほど鮮明だし,それは写真の理想であったはずなのに次第にそれだけでは物足りなく思えてくるのだ.リアルなだけでは撮影者の意図が表現しにくいし面白味に欠けるのである.
DSLRは見た物を見たままに確実に記録するするという点では最強のカメラであり,デジタル画像処理で作者の意図を表現したりすることもできるのであるが,フィルム写真のような偶発性は少ない.ある程度は撮影者の意思で被写体や撮影条件を絞り込み,シャッターを押すとそこに意図しなかったものが加えられて写真になっているというほうが面白いのである.作者の意図に偶発性というスパイスが加わった写真と言えばわかりやすいかもしれない.
この点では,SWCやSWはそもそも厳密なフレーミングなんて出来ないし,SWCは露出計さえないから最高のカメラなのである.SW+Distagon15mmでの撮影はまだだが,SWCより機動性は高そうなのでそのうちこれを持って街に出かけてみたいと思っている.
2005年12月17日以来,主に娘の成長を記録し続けてきてくれた私のメイン機材のひとつであるニコンD200が本日を持って引退することとなった.約2年半にわたって1度も故障することなく働いてくれたおかげで,たくさんの貴重な瞬間を撮ることができた.デジタル時代になって技術の進歩が早いために,カメラの買い替え周期も早くなっているが,2年半というのは私としては長かったほうだと思う.
私は,何でも気に入った物を長く使いたいと思っているのだが,D200の気に入った点の第一はおそらくいつでも確実に撮れるという信頼性だった.そして,画像が柔らかくてちょっと赤味がかっているのも主な用途が家族のスナップ写真なので結構気に入っていた点である.今となっては画質はそれなりなのであるが,D300が出て半年も買い替える気にならなかったのはやはり気に入った点が多かったからだと思う.
それでも,D3を使い始めてその圧倒的な高画質と機能に慣れてくるとD200との差異が次第に気になるようになってきた,その点,新機種のD300はD3とは操作や色調などの部分で共通部分が多いのできっと違和感が少ないだろうし,D300はMB-D10と併用することで,ほとんど運動会専用機材だったD2Hと同等の高速連射性能となり,かつ画質の点では大きく上回ると思われるので,月末に運動会を控えて突然の新機種導入となったわけである.
D200を下取りに出すかどうかは大変に迷ったのだが,結局,バックアップ機として手元に残すことにした.D2Hについで2台目の私の永久保存版デジタル一眼レフとなった.きっと疲れが溜まっているだろうから,夏休みにはオーバーホール旅行をプレゼントしようかと思っている.
私は,何でも気に入った物を長く使いたいと思っているのだが,D200の気に入った点の第一はおそらくいつでも確実に撮れるという信頼性だった.そして,画像が柔らかくてちょっと赤味がかっているのも主な用途が家族のスナップ写真なので結構気に入っていた点である.今となっては画質はそれなりなのであるが,D300が出て半年も買い替える気にならなかったのはやはり気に入った点が多かったからだと思う.
それでも,D3を使い始めてその圧倒的な高画質と機能に慣れてくるとD200との差異が次第に気になるようになってきた,その点,新機種のD300はD3とは操作や色調などの部分で共通部分が多いのできっと違和感が少ないだろうし,D300はMB-D10と併用することで,ほとんど運動会専用機材だったD2Hと同等の高速連射性能となり,かつ画質の点では大きく上回ると思われるので,月末に運動会を控えて突然の新機種導入となったわけである.
D200を下取りに出すかどうかは大変に迷ったのだが,結局,バックアップ機として手元に残すことにした.D2Hについで2台目の私の永久保存版デジタル一眼レフとなった.きっと疲れが溜まっているだろうから,夏休みにはオーバーホール旅行をプレゼントしようかと思っている.
別に木村拓哉が手にしているからではないが,前面のデザインがクールだと思い,このコンデジを注文してしまった.去年買ったTZ3も良かったので,またパナソニックという考えもあったのだが,残念なことに1000万画素になってノイズがまた若干増えてしまったようだ.
このカメラも決して画質が格段にいいわけではないのだが,総合的にみて画像に安心感があり大人な感じが良かったのだ.具体的には広角での画像の歪曲の具合とか望遠でのボケ具合,そしてホワイトバランスなどにであるが,このあたりは好みの問題だ.そして,もう一つの決め手は大きさである.パナソニックの同クラスの物と比べても一回り近く小さく薄いのがよかったのだ.旅行などで常時首から下げておくには小さくて軽いほうがいいに決まっているのだ.
とかなんとか言っているが,結局,新し物好きなので最近のニコンのコンデジを試してみたいというのが本音だったりする.写真を撮るモチベーションを保つのに一番簡単な方法は新しいカメラやレンズを買うことなのだ.このコンデジの実力がどの程度のものかはいずれ撮った写真をアップしていくのでご自分の眼で確かめていただくことにしよう.
このカメラも決して画質が格段にいいわけではないのだが,総合的にみて画像に安心感があり大人な感じが良かったのだ.具体的には広角での画像の歪曲の具合とか望遠でのボケ具合,そしてホワイトバランスなどにであるが,このあたりは好みの問題だ.そして,もう一つの決め手は大きさである.パナソニックの同クラスの物と比べても一回り近く小さく薄いのがよかったのだ.旅行などで常時首から下げておくには小さくて軽いほうがいいに決まっているのだ.
とかなんとか言っているが,結局,新し物好きなので最近のニコンのコンデジを試してみたいというのが本音だったりする.写真を撮るモチベーションを保つのに一番簡単な方法は新しいカメラやレンズを買うことなのだ.このコンデジの実力がどの程度のものかはいずれ撮った写真をアップしていくのでご自分の眼で確かめていただくことにしよう.
ついにというか,やっとというかNikonからもフルサイズDSLRが発表になった.
D2Hの後継機ということらしいので,そのうち20Mピクセル機も発表になるのだろう.これでやっと手持ちの古いレンズも本来の画角で使用できるのはありがたいのだが,ほぼ同時に発表されたズームレンズも気になってしょうがない.
未だにフィルムやクラシックカメラには愛着があって,なるべく撮ろうとは思っているのだけれど,自分の散歩写真がすでにほとんどデジタルになっているように利便性ではまったくかなわない.しかし,フィルムのトーンや発色をデジタルで再現するのは実際は非常に困難でとても私の手には負えないから,プリントの段階で悩むくらいならフィルムで撮る方が本当は便利と言えるかもしれない.
フィルムカメラの良さは知っていても,子供の記録写真だけは撮る以上は失敗が許されないので,万全を期するには高感度で高速連射ができるDSLRにかなうものはないのが現実で,次世代機が発表ともなればとりあえずは手に入れたいと思うのが親心というものであろう.
D2Hの後継機ということらしいので,そのうち20Mピクセル機も発表になるのだろう.これでやっと手持ちの古いレンズも本来の画角で使用できるのはありがたいのだが,ほぼ同時に発表されたズームレンズも気になってしょうがない.
未だにフィルムやクラシックカメラには愛着があって,なるべく撮ろうとは思っているのだけれど,自分の散歩写真がすでにほとんどデジタルになっているように利便性ではまったくかなわない.しかし,フィルムのトーンや発色をデジタルで再現するのは実際は非常に困難でとても私の手には負えないから,プリントの段階で悩むくらいならフィルムで撮る方が本当は便利と言えるかもしれない.
フィルムカメラの良さは知っていても,子供の記録写真だけは撮る以上は失敗が許されないので,万全を期するには高感度で高速連射ができるDSLRにかなうものはないのが現実で,次世代機が発表ともなればとりあえずは手に入れたいと思うのが親心というものであろう.