『ジョブズCEOがiPhoneへのFlash非搭載について声明
   -AppleはWeb標準を重視。「Flashこそがクローズド」

1月のプレスイベントで、「iPad」を発表した、スティーブ・ジョブズCEO 米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは29日(現地時間)、iPhoneやiPad、iPodでAdobeのFlash技術を搭載しない理由について声明を発表した。

 Webサイトなどで広く導入されているFlashだが、AppleのiPhone、iPad、iPod touchなどのモバイル製品では、Flashをサポートしていない。そのためAdobeは、「Adobe Creative Suite 5」(CS5)に「Packager for iPhone」と呼ばれるコンパイルツールを用意。Flashのプログラミング言語である ActionScriptを使って、iPhone向けアプリを提供可能としていた。しかし、AppleはiPhone OSの最新版となる、iPhone OS 4.0(SDK)のβ版提供に伴い、従来の規約を変更。Packager for iPhoneのようなツールが事実上使えないことになったことから、AdobeはiPhone向けFlash開発の打ち切りを表明している。

 ジョブズCEOは、かつてのAdobeとの緊密な関係を強調した上で、「なぜ、iPhone、iPad、iPodでFlashに対応しないのか書き留めておきたい」として、「Abobeは、AppleがApp Storeを守るというビジネス上の判断と主張しているが、それは違う。技術的な問題である。AdobeはAppleがクローズドで、Flashがオープンと主張するが、その逆が事実だ」と反論している。

 まず1点目として、Adobeの“オープン”という主張について、「Flash技術は100%プロプラエタリな技術で、Adobeにしか供給しえないものだ。将来の拡張性、価格設定についてもすべて彼らがコントロールできる。Flashが広く普及しているからといって、それは“オープン”を意味しない。Adobeが完全にコントロールし、Adobeからしか提供されない技術。Flashは決してオープンではない」と批判する。

 加えて「AppleもiPhone OS、Mac OSなどはプロプラエタリな技術を持つ。しかし、われわれはWebはオープンであるべきとの信念を持っている。Appleは、HTML5、CSS、JavaScriptなどのオープン規格を採用し、ハイパワーで、低消費電力なAppleのモバイル製品はこれらの技術に対応し、Googleや多くのWeb開発者もこれらの技術を使っている」と強調。さらに、ブラウザ用のレンダリングエンジンWebkitがSafariを始め、GoogleのAndroid端末や、Palm、Nokia、RIMなどに使われていることも言及し、Appleのオープン技術へのこだわりを訴えている。

 2点目は「フルWeb」という点について、「Adobeは、Webのビデオの75%がFlashだからと、Apple製品が“フルWeb”アクセスできないと主張する。しかし、彼らはそのほとんどがH.264で、iPhoneやiPadで見られるとは語らない。YouTubeもVimeoもNetflixなども見られる」と説明する。

 一方で、Adobeが主張するFlashゲームがプレイできないという点については、「それは確かに事実だ」と認めるが、「5万以上のゲームがApp Storeに登録されており、多くは無料である。iPhone、iPad、iPod以上のタイトルを有するゲームプラットフォームは存在しない」と主張する。

 3点目は「信頼性」について。「Macのクラッシュの一番の原因はFlashだ。我々はFlashを加えることで、iPhone、iPad、iPodの信頼性やセキュリティを損なうことはしたくない」と主張。加えて、モバイルデバイスにおけるFlashの完成度の低さについても苦言を呈している。

 4点目は、「バッテリ駆動時間」について。「モバイルデバイスで長時間のバッテリ駆動を実現するためには、ハードウェアデコーダが必要だ。多くのモバイルデバイスはH.264のデコーダを持っている。FlashはH.264をサポートしているにも関わらず、FlashのWebサイトは古いデコーダを使うためにソフトウェアでデコードする。iPhoneを例にとれば、H.264で10時間再生できるところが、ソフトウェアデコードでは5時間以内にバッテリを使い果たしてしまう」とする。

 5点目は「タッチ」。「FlashはPCを前提としており、タッチスクリーン操作を考慮していない。Flashで書かれたサイトはタッチベースのデバイスをサポートするために、作り直す必要がある」と主張する。

 6点目は最大の問題として、「Flashを使ってiPhoneアプリを作らせている点」を挙げる。「Flashはクロスプラットフォームの開発ツールであり、iPhoneに最適化されたアプリを作ることが目的になっていない」とする。

 これらを踏まえジョブズCEOは、「我々は開発者にもっとも先進的でイノベーティブなプラットフォームを提供し、最高のappsを創造したい。最高のappsと顧客を持ち、多くのデバイスを売ることで、ユーザーに豊富かつ優れたアプリを選んでもらえるプラットフォームにしたい」と説明。さらに「FlashはPC時代に作られて、成功したビジネスになった。そこをモバイルにも広げたいというAdobeの意志は理解できる。しかし、モバイル時代には省電力でタッチスクリーン操作で、オープンなWeb規格に則ったものが必要だ。新しいモバイル時代に向けて作られたHTML5のようなオープン規格がモバイルデバイスの勝者になる。AdobeもHTML5ツールにフォーカスするべきだ」と語っている。』

 確かにiPhoneでFLASHコンテンツが見れないことは不便ではあるが,ジョブス氏の意見には賛成である.私はadobe photoshop 1.0からのユーザーでもあるが,最近のadobe社の製品の売り方は拝金主義的で好きになれず,私の中での企業イメージは以前に比べるとかなり下落した.

 だから,Adobeが完全にコントロールできwebの健全なる発展を妨げるであろうFlash技術はそろそろ主役の座を降りてもらったほうが,将来的にはネットユーザーの利益になるであろうことは想像に難くない.ジョブス氏に言わせるとAppleのiPhone、iPad、iPod touchなどの登場はそのいい機会というわけだろう.

 Adobe社がもし今後も純粋にWebでのFlash技術の発展を望むなら,Macromedia社から買い取ったFlashの技術情報を公開してオープン化をすすめるべき時期にきているのではないだろうか.私自身はFlashそのものは技術的にもユニークだし,蓄積されたコンテンツにも面白い物があるのでオープン化を望むけれどAdobe社はどうするつもりなのだろうか.


やっと春が来た感じ
やっと春が来た感じ
 およそ7ヶ月ぶりに小樽運河までロードバイクで往復してきました.ドリームビーチのほうまで遠回りして行ったので距離にすると85km程でしたが,マラソン大会も近いことなので疲労を貯めたり怪我をしたりしないように,割とゆっくりしたペースで走ってきました.

 新しいフルカーボンのロードバイクにも少しずつ慣れてきて下り坂では結構なスピードを出しましたが,フレーム剛性が高いせいかハンドルのぶれもほとんどなく安心して踏んでいくことができました.交換したカーボンハンドルのドロップの深さもちょうどよくて,いまのところバイクに関してはほとんど不満がありません.

 朝里に向かう登りの途中で,フキノトウがきれいに並んでいるのを見つけました.通りがかりで一瞬見た残像が気になって30mほど歩道を逆戻りして写真を撮りました.その後は,峠を越えて小樽まで走り切りました.まだ朝早いので小樽運河は観光客もほとんどいませんでしたが,私が写真を撮り終わる頃には街の方から家族連れがぞろぞろと散歩に出てくるのが見えました.

 朝食の時間がせまっていたので,帰りは寄り道をしませんでしたが,円山球場のあたりから動物園の前の公園駐車場までは大変な渋滞になっていました.歩道も人でいっぱいなので対向車線が交通規制で上りが通行止めなのをいいことに車線の中央寄りを一気に駆け降りて帰ってきました.はじめはちょっと寒かったですが,春らしい陽射しの中で割と快適なサイクリングでした.
 mixiをはじめて少なくとも3人の知り合いが増えた.高校の同窓生,そしてマラソン仲間や自転車仲間になるかもしれない人たちである.

 このうち1人とは先日のマラソン大会で面会できた.名前から所属も年齢もマラソンのおよその記録もネットでだいたいわかっていたし,日記でどんな人かを想像してみたが,第一印象はやっぱり想像とはぜんぜん違っていた.見た目はおとなしそうだけど,実は活発というのが私の予想で,見た目も実際も活発そうというのが実物を前にしての印象だった.実は,高校の後輩ということもわかった.

 自転車仲間になってくれるかもしれない人はマイミクにはなってくれたが名前を教えてくれなかった.しかし,職種はわかったので,フォトに登録されていた写真を職場の同職のスタッフに見せたら,すぐに名前と勤務先がわかり,ネットで調べると仕事のこともだいたいわかった.私は,最初に名乗って職業も伝えてあるので,むこうもネットで調べているかもしれない.

 高校の同窓生は結構有名人で,ネットで調べると色々な経歴があることがわかった.現在は札幌市内で飲食店を経営しているらしい.たまたま通勤経路の近くなので来週にでも寄らせてもらうつもりでいる.あちらも私のことは覚えていてくれたみたいで,クラスと名前をすぐに思い出してくれたので少しほっとしている.

 先日,ふと思いついて自分の氏名をネットで検索してみたら,学位論文が出てきてびっくりした.マイナーな雑誌なので10年くらい前には登録されていなかったと思うのだが,今頃になって出てくるとは思いもしなかった.ほかにも学会発表や共同研究者としてならいくつも名前が出ていた.これでは名前で検索するだけですぐに身元が割れてしまう.

 個人情報保護の観点から私が考えたのは,ネットでは本名だけでも曝すのはやはり危険だということだ.では,相手に名前を教えたいが,ネットで検索されるのも困るという時はどうするか.私が考えた方法は,名前を平仮名で書いて教えるというものだ.名前を公的には漢字で書き,プライベートではひらがなで書くというのもなかなかいいんじゃないかと思っているのだが,どうだろうか.
 
予期しなかった出会い
予期しなかった出会い
 ADOの飛行機が定刻どおりに羽田に到着し, iPhoneの乗継案内を使って時間の無駄なく移動できたので,今回はランチョンセミナーに余裕で間に合い会場で渡された幕の内弁当もゆっくり食べる事ができた.ランチョンセミナーが終わると明朝のモーニングセミナーまで興味のあるテーマもないので,銀座のレモン社というカメラ屋さんへ直行した.

 目当ては先日購入した645の交換レンズとワインダーだったが, 希望のものがなくてRZ67用のお買い得な延長リングを1個だけ購入した.その後,銀座ライオンでビールを飲みながら早目の夕食にしたのだが, ほろ酔い気分になるとさっきちょっとだけ見かけたUW Nikkor 15mm F2.8と専用ファインダーDF-11のセットが急に気になり出した.

 このレンズはニコノスVで水中写真を撮り始めた頃に欲しかったのだが, その後は仕事が忙しくなり写真を撮る時間もなくなってそのうち忘れてしまっていたものだ. 数年前にニコノスVが生産終了となった時に思い出して探したが, 時すでに遅く程度が良くて値段が手頃な物はまったく見つからなくて諦めたものでもある.

 だから在庫処分で格安になった新品を見かけても無意識のうちにスルーしようとしたのかも知れないが, 少し時間が経ったのとアルコールのせいで急に意識に上がって来たのだろうか. とにかく, 食事を終えるとすぐにレモン社に舞い戻り,実物を手にとって見せてもらうとそのまま購入を決めてしまったのである.

 今, ホテルの部屋の中に雨に濡れないように厳重に包装され,ビニール袋をかけられた紙袋の中にそれは入っている. まるで忘れていた過去の記憶と夢を一緒に袋の中に閉じ込めているようでおかしな気分だ. 記憶に埋もれていたレンズを手にいれた今は, これを持って海に潜ることが新たな夢になった.

注)撮影のために15mmレンズは180度反対に回転させて装着しています.右隣にあるのは80mmF4とその陸上専用ファインダーです.
iPad購入は無期延期
 今朝からアップルストアに3回程アクセスしたのだが,サーバーが混雑しているようで購入ページにはつながらない.買うなら32GBのWi-Fiモデルとキーボードドック,そしてカメラコネクションキットと決めていたのだが,iPhone 4Gのスペックを知ったので,最近は購買意欲が低下してきていた.

 それでも,すんなり購入できるのだったら今頃もう予約していたかもしれないが,購入ページにアクセスできないのでますます買う気がなくなってしまった.今年度はiPadを持ち出す可能性があるのはもう夏休みとお正月くらいしか予定がないし,先日またちょっと高価なレンズを買ってしまったという予算の都合もある.なんてことを考えながら4回目に挑戦したが,やっぱり駄目だった.

 次期モデルにはSDカードスロットと液晶面にカメラを搭載し,SIMロックフリーとなってメモリが倍増されることを期待しながら,現モデルのiPad購入はやめることにした.
 娘にどうかなと思って借りたのを,どんな内容なのかと思ってちょっと見てみた.そろそろ老後という言葉が頭をかすめる私のような世代の夫婦としては,もちろん私の場合は夫側の視点で見たのだが,考えさせられる部分の多い作品だった.

 人生何が起きるかわからない.二人の夢のために貯金をしても,事故,病気,災害のたびにお金がかかり夢を実現する資金は貯まらない.子供との楽しい暮らしを夢見ても子供が授からないこともある.でも,子供がいれば,さらに色んなことが起きてお金もかかり自分の時間もままならなくなって,今の自分みたいになるのだからと思ってしまう.

 老年になり二人で旅行に行こうと思った頃に妻が病気になり入院.そのまま妻が亡くなり一人取り残された夫は空飛ぶ家でかって妻との夢だった南米の滝をめざすというあたりから現実にはあり得ないアニメの世界になっていくのだが,PIXARのアニメーション技術のおかげで不思議な仮想現実の世界を体験できるのである.

 幻の鳥を連れ帰り名声を取り戻そうとする老探検家と妻との生活を大切に生きて来た老人の出会いというのも突飛だし,その老人が,かってのあこがれだった探検家から鳥を救おうとするというのも現実にありそうな皮肉である.

 これを見たことで,自分にとって幸せは何かということを考えさせられ,これからの自分についても少し考えることができた.大人が見ると面白いというよりは人生の悲哀を感じると言った方がいいアニメかもしれない.
今年は一週間遅れました.
 昨日に続いて今朝も札幌は雨.おかげで豊平川マラソン以降はランニングもままならない.低気圧の影響で気温も低い.それでもとにかく桜は満開になったが,昨年よりも一週間は遅れた感じだ.この雨の中でせっかく咲いた桜の花もすぐに散ってしまうのではないだろうか.

 『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』とは作家の林芙美子が色紙などに好んで書いた短詩で,「女性を花にたとえ,楽しい若い時代は短く,苦しいときが多かったみずからの半生をうたったもの」と理解されているようだ.

 別に女性に限らず,人間は子供の頃はかわいいものだし,年頃になれば男なら逞しく女ならきれいになる人もいるものだ.確かに生物学的な美しさのピークは若い時代だろうが,人生のピークとして花が咲くのが若い時代かというと必ずしもそうではないのではないかと思う.

 もっとも,歳をとってから人生のピークを迎えるにはそれなりの準備も必要だということも最近わかってきた.少なくとも40〜50歳代で癌や脳卒中や心臓病なんかに罹っているようではその後にピークを迎えるのは難しくなるだろう.

 それなのに,自分の健康に注意を払わない人のなんと多い事か.別に体の心配をして病院にかかれと言いたい訳ではない.ごく普通の生活の中で,生活習慣や生活環境に日頃から注意を払うだけで,結果はかなり違ってくるのではないだろうか.

 つい最近,二十数年前の同窓会で会ったきりの女性と話す機会があったのだが,残念ながら昔の面影はまったく感じられなかった.道ですれ違っていたらおそらく気がつくこともないと思われる程に別人に変わってしまっていた.

 『命短し恋せよ乙女...』という歌もあるが,人生は「何を考えて,どのように毎日を生きるか」で楽しくも苦しくもなるものではないだろうか.


自転車クレードル『NVA-BU2』
 品切れで到着が遅れていたNV-U35用自転車クレードル『NVA-BU2』が届いたので早速取り付けてみた.落下防止のためのハンドストラップを付けるようにと書いてあったが,走行中に落下した場合にはハンドストラップの長さでは前輪にヒットすることが確実で,これでは意味がないことに気がついた.

 少し考えたあと,妻と買物に行くついでにHomacで何か適当なものがないか物色して,小さなビラカンとスプリングスナップを購入した.ビラカンをクレードルの基部にとりつけ,ハンドストラップにスプリングスナップを付けて,本体固定時にスプリングスナップをビラカンに引っ掛けることにより,ストラップの長さを自由に調節できて,確実に落下防止ができそうだ.

 さっそく,今朝は小樽運河までナビゲーション機能を使用してみた.ナビモードを自転車にすると国道ではなく割と裏道を選択してくれるのが面白く,ナビの指示に従ったら,銭函駅からの結構な登り坂を走ることになりちょっと後悔した.それでもナビの精度は問題なく,経過時間と到着予定時刻がわかるのは非常に便利だ.

 不満点はやはり外部メモリがメモリースティックであることで,これが走行データのハンドリングを面倒にしていることが残念だ.本来,充電は本体を自転車から取り外して行うものなのだろうが,自室に自転車を掛けておくラックを置いたので,本体を装着したままで充電もできるようになっている.

 ロードバイクで走るだけなら走行データ以外はあまり必要なくガーミン405で十分なのだが,ナビや周辺施設の情報が必要ならNV-U35は非常に有用である.往復で4時間ほど使用したがバッテリはまだ残量があった.自転車クレードルはもうひとつ購入してGIANTのクロスバイクに付けたので,今度は,街中を走りまわるときに使ってみたいと思っている.

 
小樽運河
小樽運河
 最近,気が向いた時に昔のネガをスキャンしてデジタル化している.古い本を読み返しているようなもので,撮影当時の自分が何を考えていたのかを思い出すことができる.人物写真の場合はもちろん,風景写真でもいっしょに撮りに行った人や,写真を撮ってからどこへ行ったかなどを思い出せるので面白い.

 その中に大学の先輩たちに連れられて行った新人歓迎撮影会での小樽運河の写真があった.昨朝,小樽運河まで自転車で行った時に写真を撮って来たのでちょっと比べてみた.運河の川幅がかなり狭くなっていることと,倉庫の屋根が低く改修されているのがわかるが,こうして直接比較するまではまったく気付いていなかった.

 やっぱり人間の記憶なんてあまりあてにしないほうがいいみたいだ.
今年は crocs prepair
 ランニング関係の雑誌の記事に取り上げられていた.リカバリーシューズがコンセプトで,足裏の負担が少なく,足を自然な形に保って血行を促し,筋肉疲労の軽減をサポートするのだとか.

 ちょうど院内で履いていた professional が古くなったので替えることにした.仕事のストレスをランニングで解消し,ランニングの筋肉疲労を仕事をしながら回復するのは,心と体のバランスをとるのにちょうどいいように思う.

 昨年の夏休み用に買った santa cruise も最近また履いている.軽くて通気性も良く足の疲労が少ないから通勤などでちょっと履くには最高である.



 

家族写真

2010年5月19日 日常
家族写真
 家族で写真館に行って撮ってもらった記念写真が出来上がってきた.2年前に行った時にカメラがmamiya RZ67という中判フィルムカメラからCanon EOS40Dに変わったのだが,出来てきた写真のハイライト部分が白く飛んでいるのがずっと気になっていたので,今回はフィルムでの撮影を依頼していた.

 ところが,撮影当日に写真館に行くと,現像所のほうで最近のデジタルデータの処理は2年前よりすっと良くなっているのでデジタルで撮った方が結果がいいと言っているという話を聞かされたので,やっぱりデジタルで撮ってもらう事にした.私は素人だから専門家の意見を素直に聞くことにしたのである.

 撮影に使ったカメラは2年前と同じEOS40Dだったのだが,出来てきた写真は確かに素晴らしい仕上がりだった.4年前のフィルムで撮ったものよりも明らかに解像感が高いし,露出にもまったく文句のつけようがなかった.これなら現像所の言うとおりあの写真館ではもう中判フィルムカメラの出番はないだろう.

 それにしてもカメラはまったく同じ物なのにこの違いはなんなのだろう.EOS40Dはもう生産中止になり,もし中古で買えば本体のみなら5万円を切っているのである.デジカメは新機種で画素数の多いほうが画質がいいに決まっていると思うのはやはり素人の考え方のようだ.

 もちろんレンズにもよるのだろうが,光量などの撮影条件を整え,撮影後の画像処理をきちんとやれば2年前のAPS-Cサイズのデジタル一眼レフでも画質はすでに中判並かそれ以上であることがわかったのは大きな収穫だった.

 おかげで今年の家族写真は素晴らしいものになった.そこには現在の私たち家族がありのままの姿で写っていた.そして,今度撮ってもらう時には家族がどんな姿で写るのかが今から楽しみだ.写真って本当にいい思い出になるものだ.
 
『 歓迎コンパで飲酒、新入生が死亡

 神奈川歯科大(神奈川県横須賀市)のアメリカンフットボール部が15日に開いた新入生歓迎コンパで、多量の酒を飲んだ1年生の男子部員(25)が翌日に死亡していたことが分かった。男子部員は糖尿病だったといい、県警横須賀署は遺体を司法解剖して、飲酒と死亡の因果関係を調べている。

 同大などによると、コンパは15日夜に同市内の居酒屋で開かれ、部員や新入生らが参加した。男子部員は友人に付き添われて帰宅し、翌16日朝、病院に運ばれたが死亡したという。』

 私の学生時代にも新歓コンパで急性アルコール中毒になった人はいたようだし,救急部時代には部活の新入女子学生がやはり急性アルコール中毒で後輩たちに運ばれてきて入院させたこともあった.

 OBの麻酔科のドクターが来ているから大丈夫などと言って飲ませた先輩もいたが,そのドクターもまだ1〜2年目の新米だったりして今考えるとずいぶんと無茶な話だったように思う.当時は,たとえ未成年でも新入生にはコンパで酒を飲ませていたのだから,今思えば冷や汗ものだ.もう20年以上前の話である.

 何年か前に,未成年の新入生に酒を飲ませて急性アルコール中毒で死亡したことがニュースになったことがあったはずだが,それ以降は大学側も飲酒による事件についてはかなり厳しく対応するようになっていると思っていたが,まだそうでもないところもあるのだろうか.

 記事の学生は糖尿病だったそうだから死因は急性アルコール中毒ではないのかもしれないが,今どきコンパで酒を飲んで死亡したとなれば大学も部活も関係した学生たちもただではすまないだろう.飲酒運転は当然として,酒の席でのセクハラも,酒を言い訳にして許してもらえるどころか,むしろ厳しく罰せられるのが今の世の中ではないだろうか.
 多量に飲酒して救急車で運ばれて来る人としては急性アルコール中毒なんていうのはきわめて稀なものだ.酔っぱらいが救急車で運ばれてくる一番の理由は外傷つまり怪我によるものである.

 私は脳外科医であるから頭部打撲が一番多いが,時には手足の骨折を診ることもあるし,たとえ手足に骨折があっても頭のほうに急性硬膜下血腫や脳挫傷があればそちらの方を優先するので入院してもらうことになる.

 頭骸骨にひびが入っただけだったり,頭皮が切れたりしただけでも酔っていて意識がはっきりしないと経過観察のために入院してもらうことになる.中には泥酔して名前も言わないので身元不明で入院する人もいる.

 その次に多いのが酒を飲んでいて意識を失ったという人だ,これには色々な原因があって,実は転んで頭をぶつけていて脳震盪だったというのから癲癇発作や心筋梗塞による心室性不整脈というのまであって,発症時の状況がよくわからないと入院してひと通りの検査が必要になり結構面倒なことになる.

 脳挫傷などでの意識障害から不穏状態になっているのなら仕方がないが,それとは別に病院に運ばれて来ても酔って暴れる人が結構いるので,夜中に起こされてその相手をさせらるのは非常に迷惑だ.こんな人が救急車をタクシー代わりに使い,急病の人と同じに診てもらえるのだから病院は酔っぱらいにとって天国みたいな所だろう.

期待はずれ

2010年5月30日 趣味
期待はずれ
『 北海道道1148号札幌恵庭自転車道線は、北海道札幌市白石区と北広島市を結ぶ一般道道である。自転車・歩行者専用道路で、札幌市域は札幌市管理路線。

 現在開通している区間の大部分は、1973年(昭和48年)に廃止された旧日本国有鉄道(国鉄)千歳線の跡地を転用したものである。路線は主に北広島市内で千歳線と並走する。エルフィンロードのエリア内では、鉄道標識をかたどった道路標識やJR北広島駅および東札幌からのキロ数表示がされている。数ヶ所を除き、自動車道路とは陸橋かアンダーパスによって交差する。

 通称は「札幌恵庭(北広島)自転車道路」。また札幌市内では「白石サイクリングロード」、2004年(平成16年)に開通した区間は「エルフィンロード」、北広島市中心部では「共栄広島通」・「メイプル通」の別名で呼ばれている。JR北広島駅を少し過ぎた地点まで完成している。

起点:北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目(=札幌コンベンションセンター)
終点:北海道北広島市中央6丁目
総延長:19.7km(うち札幌市管理11.5km)』

 札幌市内の自転車道路は豊平川沿いと北区,西区にあるものはほとんど走ったことがあったが,ここと野幌森林公園周辺と支笏湖方面はまだ走ったことがなかったので,今回は一条大橋で豊平川を渡りここを通って北広島駅まで自転車で走って来た.自宅を出たのは午前4時前で気温は7度,軽装だったせいもあり思っていたより体感温度は低くてちょっと寒かった.

 北一条通りは休日早朝にもかかわらず車が結構走っていて大通りを走れば良かったと少し後悔したが,無事に菊水方面へ右折して札幌コンベンションセンターに到着した.そこから環状線を横断して白石サイクリングロードを走りだした.

 午前4時30分なのに高齢な方々がもう数人は散歩していたが,体も暖まってきたので時速30kmほどに加速したものの,舗装があまり良くなくて振動がひどい.おまけに車道と交差するところは地下の覆道で立体交差するから停止はしなくていいが,サイクリングロードと覆道のコンクリートの段差が結構あって足を止めての減速を余儀なくされるのだ.

 そして覆道の部分は低くなっているので坂を下ってスピードが出ても段差のために減速し,その後は坂を上るために加速するという状況になるのだった.結局スピードを出すには加速と減速を繰り返すことになり効率が悪いので,時速20km程度でのんびり走ったほうが肉体的にも精神的にもホイールのためにもいいという結論になってしまうのだった.

 この状態は上野幌まで続くし,復路では時間とともに周辺住民の方が続々と歩いたり走ったりするので時速20kmを維持するのも怪しくなっていた.はっきり言ってこの区間はママチャリで走るのがいいとこで,ロードバイクでまともな走行をするのは危険ではないだろうか.ついでに言っておくが自転車道でコードを長くして犬の散歩をするのはやめてもらいたいものだ.

 上野幌からは周囲に住宅もなくなるので歩行者は少なくなるし,きちんと右側通行を守っている人が多い.舗装の状態も良くなるし,覆道も少なくなるのでとても走りやすい.しかし,数カ所で一般道と交差するので停止する必要があるのが残念だ.それでも自転車の駅を頂点とした適度なアップダウンは走っていて楽しかったので,あっという間に北広島駅に着いてしまった時は,このまま滝野すずらん公園方面まで続いていたら最高なのにと思ってしまった.

 帰り道は36号線まで出るのも面倒だったので来た道を引き返したのだが,上野幌からは舗装も悪いし,歩行者も多くなっていて走っていてかなり精神的に疲れてしまった.他のサイクリングロードもそうなのだが,自転車道と言うのならば今後はやはり歩道と自転車の走行区域をもっと明確に分離する必要があるのではないだろうか.どうせならロードバイクで安心して走れる自転車道を作って欲しいものである.ちょっと期待して行ってみたのだが,ちょっと期待はずれな自転車道路だった.

 ところで,横断歩道のない北一条通りを右折するために交差点で徐行していたら後ろから来たトラックにクラクションを鳴らされてしまったのだが,もし私が乗用車に乗っていたらあのトラックはクラクションを鳴らしただろうか.あるいは自転車ではなく乗用車が車線の左側を徐行していたら幅寄せ気味に追い越したりするだろうか.

 車道を走ると自転車は被害者になる可能性が高いから身を守るために考えることが多くなるし,自転車道を走る時は自分が加害者になることを考えると満足に走ることもできなくなる.こんな窮屈な思いをしてまでロードバイクに乗る必要などないのかもしれないが,それでも自分の体を使ってスピードを出して走る時の爽快感は何物にも代え難いのである.困ったものだ.

限定発売

2010年5月31日 その他
限定発売
『「サッポロファイブスター」限定発売のお知らせ
~北海道のサッポロビール園でしか飲めないビールをCVSで数量限定発売!~

 サッポロビール株式会社(本社・東京、社長・寺坂 史明)は、北海道のサッポロビール園でしか飲めない「サッポロファイブスター」を缶パッケージに詰め、2010年5月12日(水)から全国の主要なコンビニエンスストアにて、数量限定発売します。

 サッポロビール園は、1966年(昭和41年)7月から営業を開始し、赤れんがの本館と緑の庭園が印象的な道内最大級のビヤレストランとして、札幌市民の憩いの場となったばかりでなく、北海道の名所として現在も人気の観光スポットです。「サッポロファイブスター」は、ドイツ風の本格的なコクのある味わいが特長で、サッポロビール園では開園40周年の記念の年となる2006年(平成18年)に特別醸造ビールとして販売を始めてから、多くのお客様のご支持を頂いている大人気ビールです。今回の缶デザインは、北海道のサッポロビール園の建物を配置し、サッポロビール園限定であること伝え、黒と金のラベルで高級感と本格的な味わいイメージを表し、お客様の購買意欲を引き立てます。北海道のサッポロビール園内でしか飲めないドイツ風の濃醇でコクのある味わいを、ご家庭で楽しんでいただける事で、多くのビールファンに喜んでいただければと願っています。』

 サッポロファイブスターは,サッポロビール園が開園した翌年の昭和42年に「プレミアムビール」として発売され,当時の世界はベトナム戦争、第三次中東戦争勃発など荒波の真っ只中で,ミニスカート,グループサウンズ大流行の真っ最中だったそうだ.

 7-11で売っているのを見つけたので買って来た.札幌ビール園のガーデングリルではジョッキ400ml 580円,グラス315ml 480円なので,コンビニで買って飲めるとなるとお買い得な話である.エビスビールよりは苦みが少ないが,ちょっと荒削りな感じで個性的な味わいだと思った.

 私としてはファイブスターよりもやはり開拓使麦酒のほうが好みなので,今度は是非こっちのほうをコンビニで数量限定でもいいから缶パッケージで発売してもらいたいものだが,ファイブスターを飲んでいるうちにまたガーデングリルの生ラムジンギスカンを食べに行きたくなってしまった.



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