『巨人が開幕延期を検討へ 球団幹部「重く受け止めている」
巨人の球団幹部は19日、文部科学省が日本野球機構(NPB)に東京電力、東北電力管内で電力需要に鑑みナイターを行わないよう要請したことを受け「重く受け止めている。こだわれない状況」と述べ、25日のセ・リーグ公式戦開幕の延期を検討する姿勢を示した。
また「各球団と対応を協議している。連休中には方向性を出したい」と、21日までにリーグとして結論を出したいとの意向を明らかにした。パ・リーグが開幕を4月12日に延期する一方、セは巨人が主導的な役割を果たし、予定通り今月25日に開幕することを決めていた。開幕戦は東京ドームで巨人―横浜、神宮球場でヤクルト―阪神がともにナイターで組まれている。
文科省が東京電力、東北電力管内での試合開催自体も自粛するよう求めていることについては「(球場変更は)現実的に難しい。可能なときに、徹底的に節電してできないか、検討している」と話した。』
『1万人も危ない?巨人開幕チケット、払い戻し続出
25日からの巨人の開幕カード3連戦(対横浜=東京ドーム)で、チケット払い戻しの問い合わせが相次いでいることが18日、分かった。さらにネットオークションにも多数のチケットが流出。17日に決まったセ・リーグ強行開幕が大きな波紋を呼んでいる。
通常行われないチケットの払い戻しは、球団の配慮だ。チケット販売を扱う球団の営業企画部は「被災されている方や交通手段のない方など事情をくんでいる。特別に対応させていただいている」と説明。ヤクルトなども行っている特例措置だが、問題はそれだけではなかった。ある大手ネットオークションでは、開幕カード3連戦のチケットが大量出品されている状態。背景には安全面の不安と、計画停電実施中に5万~6万キロワットアワー(kwh)を消費する東京ドームでの開催への違和感がありそうだ。この日は、球団事務所の電話が鳴り続けた。球団関係者は「回線がパンク状態。1、2割は肯定の意見もあったけど、それ以外は逆」とし、開幕戦には「1万人来るかどうか…」と頭を抱えた。決断に伴う痛みで済むのか。逆風は強くなるばかりだ。』
普通〇〇バカという言い方をするときは,寝食を忘れるほど〇〇に熱中することを言うのだが,この記事を読むと巨人の球団幹部は自分たちが食べることばかりを考えているのではないかと思われてもしょうがないだろう.
「(球場変更は)現実的に難しい。可能なときに、徹底的に節電してできないか、検討している」ってどういうことなのだろうか.まさか,住民や他の企業が節電してナイター試合の開催に協力してくれるなんていう都合のいいことを考えているのだろうか.
確かに緊張が続くなかで息抜きが必要なのは理解できるが,ライフラインも確保できないのにナイターゲームなんて順序が違うのではないだろうか.それとも日本国民はみんな野球が好きだから寝食を忘れて巨人の野球を応援してくれるバカだとでも思っているのだろうか.
セ・リーグは誰かの一言で予定通りの開幕を決定したそうだが,結果的に野球ファンから見放され,しぶしぶ延期するとは情け無さ過ぎる.いつまでも国技だと驕り続けた挙句に土俵から転落した相撲とともに球界首脳ももう少し謙虚になったほうがいいだろう.
巨人の球団幹部は19日、文部科学省が日本野球機構(NPB)に東京電力、東北電力管内で電力需要に鑑みナイターを行わないよう要請したことを受け「重く受け止めている。こだわれない状況」と述べ、25日のセ・リーグ公式戦開幕の延期を検討する姿勢を示した。
また「各球団と対応を協議している。連休中には方向性を出したい」と、21日までにリーグとして結論を出したいとの意向を明らかにした。パ・リーグが開幕を4月12日に延期する一方、セは巨人が主導的な役割を果たし、予定通り今月25日に開幕することを決めていた。開幕戦は東京ドームで巨人―横浜、神宮球場でヤクルト―阪神がともにナイターで組まれている。
文科省が東京電力、東北電力管内での試合開催自体も自粛するよう求めていることについては「(球場変更は)現実的に難しい。可能なときに、徹底的に節電してできないか、検討している」と話した。』
『1万人も危ない?巨人開幕チケット、払い戻し続出
25日からの巨人の開幕カード3連戦(対横浜=東京ドーム)で、チケット払い戻しの問い合わせが相次いでいることが18日、分かった。さらにネットオークションにも多数のチケットが流出。17日に決まったセ・リーグ強行開幕が大きな波紋を呼んでいる。
通常行われないチケットの払い戻しは、球団の配慮だ。チケット販売を扱う球団の営業企画部は「被災されている方や交通手段のない方など事情をくんでいる。特別に対応させていただいている」と説明。ヤクルトなども行っている特例措置だが、問題はそれだけではなかった。ある大手ネットオークションでは、開幕カード3連戦のチケットが大量出品されている状態。背景には安全面の不安と、計画停電実施中に5万~6万キロワットアワー(kwh)を消費する東京ドームでの開催への違和感がありそうだ。この日は、球団事務所の電話が鳴り続けた。球団関係者は「回線がパンク状態。1、2割は肯定の意見もあったけど、それ以外は逆」とし、開幕戦には「1万人来るかどうか…」と頭を抱えた。決断に伴う痛みで済むのか。逆風は強くなるばかりだ。』
普通〇〇バカという言い方をするときは,寝食を忘れるほど〇〇に熱中することを言うのだが,この記事を読むと巨人の球団幹部は自分たちが食べることばかりを考えているのではないかと思われてもしょうがないだろう.
「(球場変更は)現実的に難しい。可能なときに、徹底的に節電してできないか、検討している」ってどういうことなのだろうか.まさか,住民や他の企業が節電してナイター試合の開催に協力してくれるなんていう都合のいいことを考えているのだろうか.
確かに緊張が続くなかで息抜きが必要なのは理解できるが,ライフラインも確保できないのにナイターゲームなんて順序が違うのではないだろうか.それとも日本国民はみんな野球が好きだから寝食を忘れて巨人の野球を応援してくれるバカだとでも思っているのだろうか.
セ・リーグは誰かの一言で予定通りの開幕を決定したそうだが,結果的に野球ファンから見放され,しぶしぶ延期するとは情け無さ過ぎる.いつまでも国技だと驕り続けた挙句に土俵から転落した相撲とともに球界首脳ももう少し謙虚になったほうがいいだろう.
『消防放水「命中を確信」 涙の隊長、家族に陳謝
「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」——。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。
会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。
冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。
高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。
佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。
高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。
会見では、作戦の具体的な中身も明かされた。
佐藤総隊長によると、派遣隊は本人が承諾した隊員から選抜された。
原発に入ったのは18日午後5時5分。作戦は当初、車から出ずに車両でホースを延ばす予定だった。8分で設置できる計算だった。だが、海岸付近はがれきだらけ。車が走れそうなルートだと2.6キロあり、ホースが足りない。
一度本部に戻り、安全な方法を再検討した上で午後11時半に原発に戻った。最終的には、途中まで車で延ばし、最後の約350メートルは隊員が車外に出て、巻いたホースを手で延ばし、取水のために海まで届かせた。
ポンプで吸い上げた海水を放つ「屈折放水塔車」を止めたのは、2号機と3号機の真ん中で建物まで約2メートルの至近距離。目標とした、使用済み核燃料が貯蔵された3号機のプールまでは50メートルだった。いつでも退避できるようにマイクロバスを用意し、「特殊災害対策車」も待機した。
翌19日の午前0時半、「白煙の方に向かって」3号機への放水が始まった。
放水現場の放射線量は毎時60ミリシーベルトだったが、放水後はゼロ近くに。「命中している」と確信したという。』
妻と娘は「ハイパーレスキュー」と聞いて『レスキューフォース』というテレビ番組を連想したようだったが,1分間に30トンもの送水ができる「ハイパーボンバー」は確かにレスキューフォースの装備みたいに私にも思えた.
しかし,どんなに装備が素晴らしくともそれを使うのは人間である.隊員がホースを手で延ばし海まで届かせなければハイパーボンバーも使えなかったと知るとやっぱり最後は人手なのだということあらためて感じた.
この隊長さんたちの話を読んで,事故発生から被爆の危険と戦いながら決死の放水作業にあたってくれた「日本の救世主」さんたちのおかげで少し希望が出てきたように感じた.あとは東電の人たちが頑張って一連の冷却装置類の再起動に成功すれば安定した状態に持ち込めることだろう.
なんとかこの最大の危機を乗り越えて日本が再生できるよう祈りたい.
「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」——。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。
会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。
冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。
高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。
佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。
高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。
会見では、作戦の具体的な中身も明かされた。
佐藤総隊長によると、派遣隊は本人が承諾した隊員から選抜された。
原発に入ったのは18日午後5時5分。作戦は当初、車から出ずに車両でホースを延ばす予定だった。8分で設置できる計算だった。だが、海岸付近はがれきだらけ。車が走れそうなルートだと2.6キロあり、ホースが足りない。
一度本部に戻り、安全な方法を再検討した上で午後11時半に原発に戻った。最終的には、途中まで車で延ばし、最後の約350メートルは隊員が車外に出て、巻いたホースを手で延ばし、取水のために海まで届かせた。
ポンプで吸い上げた海水を放つ「屈折放水塔車」を止めたのは、2号機と3号機の真ん中で建物まで約2メートルの至近距離。目標とした、使用済み核燃料が貯蔵された3号機のプールまでは50メートルだった。いつでも退避できるようにマイクロバスを用意し、「特殊災害対策車」も待機した。
翌19日の午前0時半、「白煙の方に向かって」3号機への放水が始まった。
放水現場の放射線量は毎時60ミリシーベルトだったが、放水後はゼロ近くに。「命中している」と確信したという。』
妻と娘は「ハイパーレスキュー」と聞いて『レスキューフォース』というテレビ番組を連想したようだったが,1分間に30トンもの送水ができる「ハイパーボンバー」は確かにレスキューフォースの装備みたいに私にも思えた.
しかし,どんなに装備が素晴らしくともそれを使うのは人間である.隊員がホースを手で延ばし海まで届かせなければハイパーボンバーも使えなかったと知るとやっぱり最後は人手なのだということあらためて感じた.
この隊長さんたちの話を読んで,事故発生から被爆の危険と戦いながら決死の放水作業にあたってくれた「日本の救世主」さんたちのおかげで少し希望が出てきたように感じた.あとは東電の人たちが頑張って一連の冷却装置類の再起動に成功すれば安定した状態に持ち込めることだろう.
なんとかこの最大の危機を乗り越えて日本が再生できるよう祈りたい.
『米“放射能パニック”隠蔽政府にヒラリー激怒「信用できない」
東京電力福島第1原発の事故を受け、米国内で「反日感情」が高まりつつある。東日本大震災直後は同情も多かったが、菅直人政権の原発危機への対応のひどさに、ヒラリー国務長官までが「日本は信用できない」と激怒。米メディアが「今週末にも、太平洋を超えて放射性物質が到達する」と報じたこともあり、西海岸はパニック状態になりつつある。
「日本の指導者の欠陥が危機感を深める」
ニューヨーク・タイムズ紙は16日、こんな強烈な見出しで、菅首相が臨機応変の対応力や官僚機構と円滑な協力関係に欠けるため、国家的危機への対処を大幅に弱くしている、と指摘した。
今週に入り、米政府やメディアは総じて日本に厳しい。悲惨な大震災への同情はどこかに吹き飛んでしまった。
米国在住のジャーナリストは「ホワイトハウスや議会で連日、日本の原発危機に関する会議や公聴会が開かれているが、『日本政府や東電は情報を隠蔽している』『混乱して無政府状態』といった反応ばかり。かなり緊迫している。これを放置すると、反日感情がさらに高まる」と警告する。
事故発生直後、米政府は原子炉冷却に関する技術的支援を申し入れた。ところが、原子炉の廃炉を前提とした提案だったため、日本政府は「時期尚早だ」と受け入れなかったという。
その後も、米政府は外交ルートを通じて、「第1原発は大丈夫なのか?」「本当のことを教えてくれ」と打診したが、日本外務省は首相官邸の指示もあり、「適時適切に対応している」とお役所答弁。ところが、第1原発の危機は日に日に深刻化し、水素爆発や放射性物質漏れが発覚した。
このためか、ヒラリー国務長官は「日本の情報が混乱していて信用できない」「米国独自の調査で判断する」とテレビのインタビューで強い不快感を強調。在日米大使館は第1原発の半径80キロ以内に住む米国民に避難勧告し、東京の米大使館などに勤務する職員の家族約600人に、自主的な国外退避や日本国内の安全な地域への避難を認めると発表した。
米メディアも17日朝から「金曜日にも太平洋を超えて米国に放射性物質が到達するから危険」と派手に報じ、欧州やアジアのメディアも「天災が人災に発展」「事実を隠蔽した」などと報道。
米西海岸はパニック状態で、抗放射能薬が飛ぶように売れて、品不足状態だという。
現在、ワシントンに滞在している国際関係学研究所の天川由記子所長は「米政府は菅政権に対し『大量の放射能漏れを隠している』との懸念を持っている。菅政権の対応の遅さと甘さは、米国民に『日本人は放射能漏れを起こした厄介者』と思わせかねない」と語る。
菅政権は、日本を世界の孤児にする気なのか。』
『事故原発は“欠陥品”? 設計担当ら35年ぶり仰天告白
自衛隊に警視庁機動隊、そして東京消防庁の特殊部隊まで巻き込むことになった空前の原発事故は、実は人災である可能性が浮上している。
福島第1の原子炉は米ゼネラル・エレクトリック(GE)が開発した。そのGE元社員のデール・ブライデンボー氏はロイター通信の取材に対し、福島第1と同型の原子炉について35年前に安全面での不安を指摘していたと打ち明けたのだ。
そのうえで同氏は「分析が終わるまで一部の原発は閉鎖されるべきだと思ったが、GE側は応じなかった。そのため、私はGEを辞めた」と、退社した経緯を説明した。
米ニューヨーク・タイムズも、米原子力委員会の専門家が1972年、この原子炉は水素がたまって爆発した場合、放射能を封じる格納容器が損傷しやすいため、「使用を停止すべき」と指摘した、と報じた。
今回、事故を起こしたのは「マーク1」という沸騰水型原子炉の一種で、60年代にGEが開発した。中心の燃料棒を圧力容器、さらにその外側をフラスコ状の格納容器で守っている。格納容器が小さく、設備建設費が安く済むため、計104基の原子炉が稼働している米国では同型の炉が23基も稼働している。米国外にも9基あり、計32基が現在も運転中だが、格納容器が小さいゆえに、水素爆発で損傷するリスクが高いというのだ。
福島第1の原子炉はGEの設計図をもとに、東芝や日立製作所が関わって建設、運転されてきた。設計に携わった東芝の元技術者、小倉志郎氏(69)は16日、外国特派員協会の記者会見で驚きの証言をした。
「(67年に)設計した当時は、津波は前提になかった。日本で事実上、初の原子炉設計だけに知識に乏しく、耐震設計基準についても判断できなかったと思う」
小倉氏は福島第1原発の1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計した。その小倉氏によれば、津波の対応はその後、日本独自の設計で織り込まれるようになった。しかし、推定で最大10メートルとされる今回の大津波より「想定規模ははるかに小さかった」。また、地震の規模についても「マグニチュード(M)8・0以上の地震は起きない、と社内で言われた」とし、M9・0の巨大地震は想定外であったことを明かした。
地震対策は「私の定年が近くなってやっと見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と語っている。
米メディアの報道と設計者の証言をまとめると、もともと事故時の危険が高い米国発の原発が、津波や地震のリスクを十分に考慮せず建設、運転されてきたことになる。前出のブライデンボー氏は今回の事故について、「マーク1型格納容器が、他の原子炉ほど地震や津波の負担に耐えられないことから(事故が)生じた」と分析している。
福島第1原発の1号機が運転を開始したのは71年。40年もの間、周囲を巻き込む深刻な事故を起こさなかったのは奇跡だったともいえる。』
どうやら元はと言えばGE社の基本設計に問題があったようだが,このことについては当然ヒラリー氏は当然ご存知ないということなのだろう.それにしても,広島と長崎に原爆を落とし,現在も核兵器を多数保有している国で大統領選に出馬するほどの方までがこれほど感情的になるとはいかがなものだろうか.
オバマ氏が大統領で良かったと思う.
東京電力福島第1原発の事故を受け、米国内で「反日感情」が高まりつつある。東日本大震災直後は同情も多かったが、菅直人政権の原発危機への対応のひどさに、ヒラリー国務長官までが「日本は信用できない」と激怒。米メディアが「今週末にも、太平洋を超えて放射性物質が到達する」と報じたこともあり、西海岸はパニック状態になりつつある。
「日本の指導者の欠陥が危機感を深める」
ニューヨーク・タイムズ紙は16日、こんな強烈な見出しで、菅首相が臨機応変の対応力や官僚機構と円滑な協力関係に欠けるため、国家的危機への対処を大幅に弱くしている、と指摘した。
今週に入り、米政府やメディアは総じて日本に厳しい。悲惨な大震災への同情はどこかに吹き飛んでしまった。
米国在住のジャーナリストは「ホワイトハウスや議会で連日、日本の原発危機に関する会議や公聴会が開かれているが、『日本政府や東電は情報を隠蔽している』『混乱して無政府状態』といった反応ばかり。かなり緊迫している。これを放置すると、反日感情がさらに高まる」と警告する。
事故発生直後、米政府は原子炉冷却に関する技術的支援を申し入れた。ところが、原子炉の廃炉を前提とした提案だったため、日本政府は「時期尚早だ」と受け入れなかったという。
その後も、米政府は外交ルートを通じて、「第1原発は大丈夫なのか?」「本当のことを教えてくれ」と打診したが、日本外務省は首相官邸の指示もあり、「適時適切に対応している」とお役所答弁。ところが、第1原発の危機は日に日に深刻化し、水素爆発や放射性物質漏れが発覚した。
このためか、ヒラリー国務長官は「日本の情報が混乱していて信用できない」「米国独自の調査で判断する」とテレビのインタビューで強い不快感を強調。在日米大使館は第1原発の半径80キロ以内に住む米国民に避難勧告し、東京の米大使館などに勤務する職員の家族約600人に、自主的な国外退避や日本国内の安全な地域への避難を認めると発表した。
米メディアも17日朝から「金曜日にも太平洋を超えて米国に放射性物質が到達するから危険」と派手に報じ、欧州やアジアのメディアも「天災が人災に発展」「事実を隠蔽した」などと報道。
米西海岸はパニック状態で、抗放射能薬が飛ぶように売れて、品不足状態だという。
現在、ワシントンに滞在している国際関係学研究所の天川由記子所長は「米政府は菅政権に対し『大量の放射能漏れを隠している』との懸念を持っている。菅政権の対応の遅さと甘さは、米国民に『日本人は放射能漏れを起こした厄介者』と思わせかねない」と語る。
菅政権は、日本を世界の孤児にする気なのか。』
『事故原発は“欠陥品”? 設計担当ら35年ぶり仰天告白
自衛隊に警視庁機動隊、そして東京消防庁の特殊部隊まで巻き込むことになった空前の原発事故は、実は人災である可能性が浮上している。
福島第1の原子炉は米ゼネラル・エレクトリック(GE)が開発した。そのGE元社員のデール・ブライデンボー氏はロイター通信の取材に対し、福島第1と同型の原子炉について35年前に安全面での不安を指摘していたと打ち明けたのだ。
そのうえで同氏は「分析が終わるまで一部の原発は閉鎖されるべきだと思ったが、GE側は応じなかった。そのため、私はGEを辞めた」と、退社した経緯を説明した。
米ニューヨーク・タイムズも、米原子力委員会の専門家が1972年、この原子炉は水素がたまって爆発した場合、放射能を封じる格納容器が損傷しやすいため、「使用を停止すべき」と指摘した、と報じた。
今回、事故を起こしたのは「マーク1」という沸騰水型原子炉の一種で、60年代にGEが開発した。中心の燃料棒を圧力容器、さらにその外側をフラスコ状の格納容器で守っている。格納容器が小さく、設備建設費が安く済むため、計104基の原子炉が稼働している米国では同型の炉が23基も稼働している。米国外にも9基あり、計32基が現在も運転中だが、格納容器が小さいゆえに、水素爆発で損傷するリスクが高いというのだ。
福島第1の原子炉はGEの設計図をもとに、東芝や日立製作所が関わって建設、運転されてきた。設計に携わった東芝の元技術者、小倉志郎氏(69)は16日、外国特派員協会の記者会見で驚きの証言をした。
「(67年に)設計した当時は、津波は前提になかった。日本で事実上、初の原子炉設計だけに知識に乏しく、耐震設計基準についても判断できなかったと思う」
小倉氏は福島第1原発の1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計した。その小倉氏によれば、津波の対応はその後、日本独自の設計で織り込まれるようになった。しかし、推定で最大10メートルとされる今回の大津波より「想定規模ははるかに小さかった」。また、地震の規模についても「マグニチュード(M)8・0以上の地震は起きない、と社内で言われた」とし、M9・0の巨大地震は想定外であったことを明かした。
地震対策は「私の定年が近くなってやっと見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と語っている。
米メディアの報道と設計者の証言をまとめると、もともと事故時の危険が高い米国発の原発が、津波や地震のリスクを十分に考慮せず建設、運転されてきたことになる。前出のブライデンボー氏は今回の事故について、「マーク1型格納容器が、他の原子炉ほど地震や津波の負担に耐えられないことから(事故が)生じた」と分析している。
福島第1原発の1号機が運転を開始したのは71年。40年もの間、周囲を巻き込む深刻な事故を起こさなかったのは奇跡だったともいえる。』
どうやら元はと言えばGE社の基本設計に問題があったようだが,このことについては当然ヒラリー氏は当然ご存知ないということなのだろう.それにしても,広島と長崎に原爆を落とし,現在も核兵器を多数保有している国で大統領選に出馬するほどの方までがこれほど感情的になるとはいかがなものだろうか.
オバマ氏が大統領で良かったと思う.
『 福島第1原発:「全プール100度未満」防衛相
北沢俊美防衛相は20日夜、記者会見し、陸上自衛隊ヘリCH47Jで同日午後行った福島第1原発1~6号機の表面温度計測結果について、使用済み核燃料プールの温度は「すべて100度未満だった」と発表した。「原子力安全・保安院の専門官からは『プールには水が入っている』との指摘があった」と語った。
防衛省によると、高度約900メートルから赤外線を使い計測。建屋上部が吹き飛ばされ、放水作業が続く3号機は62度と最も高く、1号機58度、4号機42度で、建屋が破壊されていない2、5、6号機(天井部分)は35~24度と低かった。また、プール以外では3号機の原子炉の格納容器上が128度と高かったが、北沢防衛相は「炉心の上なので想定の範囲内というのが専門家の見解だ」と述べた。』
私が欲しくて探していたのはこういう情報だ.政治家やマスコミ関係者の話はどうも客観性を欠くので実際どうなっているのかよくわからないものが多いが,それに比べると消防隊や自衛隊の情報は私には非常にわかりやすく信頼できる気がする.
やっと写真を出せる状態になったということなのだろう.かなり希望が持てる状況になってきたのではないかと思うがどうなのだろうか.
北沢俊美防衛相は20日夜、記者会見し、陸上自衛隊ヘリCH47Jで同日午後行った福島第1原発1~6号機の表面温度計測結果について、使用済み核燃料プールの温度は「すべて100度未満だった」と発表した。「原子力安全・保安院の専門官からは『プールには水が入っている』との指摘があった」と語った。
防衛省によると、高度約900メートルから赤外線を使い計測。建屋上部が吹き飛ばされ、放水作業が続く3号機は62度と最も高く、1号機58度、4号機42度で、建屋が破壊されていない2、5、6号機(天井部分)は35~24度と低かった。また、プール以外では3号機の原子炉の格納容器上が128度と高かったが、北沢防衛相は「炉心の上なので想定の範囲内というのが専門家の見解だ」と述べた。』
私が欲しくて探していたのはこういう情報だ.政治家やマスコミ関係者の話はどうも客観性を欠くので実際どうなっているのかよくわからないものが多いが,それに比べると消防隊や自衛隊の情報は私には非常にわかりやすく信頼できる気がする.
やっと写真を出せる状態になったということなのだろう.かなり希望が持てる状況になってきたのではないかと思うがどうなのだろうか.
『大震災、死亡・不明2万1千人に 「明治三陸」と同規模
東日本大震災の死者・行方不明者は21日、午後3時現在の警察庁まとめで2万1911人となり、明治以降、国内最悪の津波被害とされている1896年の明治三陸地震(死者数2万1959人)とほぼ同数となった。
死者は12都道県の8649人、家族が警察に届け出た行方不明者は6県の1万3262人。身元確認を終えた遺体は約4080体で、うち約2990体を遺族に引き渡した。
一方、東北と関東、甲信越、静岡の1都15県に設けられた約2070カ所の避難所には、原発事故の影響などによる避難も含め、約34万人が身を寄せている。岩手県は同日、沿岸部の集落などの孤立状態がすべて解消したと発表した。
厚生労働省は、被災地で高齢者を介護する人員が不足しているとして、約5900人の派遣準備を整えた。老人ホームの入所者も、約2万8千人まで他県などの施設で受け入れ可能という。
地震の発生から11日目となったが、救援物資をめぐる混乱が続いている。約140カ所に1万4千人が避難する仙台市。二十数人が避難する中学校で歯ブラシが600本余った。小学校には冷凍食品が届いたが、停電で電子レンジが使えず、すぐには食べられない状態になっている。』
色々なところで『明治三陸地震(1896年)』というのを見かけるのでWikipediaで調べてみた.マグニチュードは8.2〜8.5で,地震は震度2〜3程度だったのに地震後の津波が本州の観測史上最高の波高38.2mを記録するなど津波被害が甚大だったらしい.発生間隔は数十年~百数十年くらいと書いてあった.
もう少し調べてみると『昭和三陸地震(1933年)』というのがありマグニチュードは8.1で,震度5の強い揺れを記録したが、明治三陸地震の時と同じく地震による被害は少なく,地震後に襲来した津波による被害が甚大であったとある.この2つの地震の間隔は37年間,昭和三陸地震から数えて今年は78年目にあたる.
この間には『北海道東方沖地震(1994年)』があり,この時には私は開頭術中で患者さんの頭を両手でおさえながら手術室の床が抜けるのではないかと大いに慌てた経験がある.
江戸時代にも三陸沖ではマグニチュード8クラスの地震があったようで,記録にあるかぎりでは明治三陸地震の8.5が最大だったのでそれ以上のは起きないことになっていたのだろう.人は物事を自分に都合よく解釈するものなのである.
今後,災害からの復興が行われるだろうが,昭和三陸地震の教訓から田老に築かれた巨大防潮堤を今回の大津波は乗り越えて町内を襲い,ほぼ全域が壊滅状態となったというのだから津波被害があった地域に再び住むのはどうなのだろうか.
結果的には,東京電力の自然災害に対する想定があまりにも低くかったとも,原子炉の設計基準ががあまりにも古かったとも言えるだろうが,そういう意味では過去に大きな津波被害のあった地域に多くの人が住んでいたことこそが人的被害を大きくした最大の要因ということだろう.
これから地震や津波に対する防災計画を立て直すことになるだろうが,自然は今まで考えていた以上に猛威をふるうということを視野に入れて全国的な見直しをしなければならない.その時は,人は物事を自分に都合よく解釈するだけでなく,時間が経つと忘れてしまうものだということに十分気をつける必要があるだろう.
追記:『福島第1原発:周辺の津波 14メートル以上の可能性
東京電力福島第1原発周辺で、14メートル以上の津波が押し寄せた可能性があることを21日、経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。設計時に想定した津波の高さの3倍近い。東電と保安院は、津波が原発の安全の根幹にかかわる原子炉の冷却機能を喪失させ、今回の事故につながったとみており、他の原発でも再検証が求められるのは必至だ。
保安院は同日午後の会見で、「津波の高さは一番高い所で(水が)触れたものを見れば分かる。未確認だが、14メートルの高さの駐車場を超えていると聞いた」と説明した。東電が同原発で設計時に想定した津波の高さは約5メートル。津波は浅い海岸付近に来ると波の高さが急激に高くなる特徴があるほか、連続して押し寄せるため、沿岸に到達した津波の高さ以上まで駆け上がる。
今回、同原発では、3号機を襲った東西方向の揺れの強さが507ガル(ガルは加速度の単位)と、保安院が耐震安全の基準値として認めた数値の1・15倍だったのを除き、揺れはおおむね基準値を下回った。しかし、敷地内にある原発に送電するための鉄塔が倒壊。さらに津波の影響で、原子炉を冷やすための緊急炉心冷却装置(ECCS)を駆動する非常用電源が6号機を除いて使えなくなり、外部からの受電設備も水没して事態を悪化させたとみられる。
東電は今回の事故を、設計時の想定を超えて炉心の損傷につながるような「過酷事故(シビアアクシデント)」と認めている。保安院によると、東電は複数の対策シナリオを国の指示で02年に作成したが、津波による被害は考慮されていなかった。国の「原子力白書」でもシビアアクシデント発生の可能性について「工学的には考えられないほど低い」などとしていた。』
東日本大震災の死者・行方不明者は21日、午後3時現在の警察庁まとめで2万1911人となり、明治以降、国内最悪の津波被害とされている1896年の明治三陸地震(死者数2万1959人)とほぼ同数となった。
死者は12都道県の8649人、家族が警察に届け出た行方不明者は6県の1万3262人。身元確認を終えた遺体は約4080体で、うち約2990体を遺族に引き渡した。
一方、東北と関東、甲信越、静岡の1都15県に設けられた約2070カ所の避難所には、原発事故の影響などによる避難も含め、約34万人が身を寄せている。岩手県は同日、沿岸部の集落などの孤立状態がすべて解消したと発表した。
厚生労働省は、被災地で高齢者を介護する人員が不足しているとして、約5900人の派遣準備を整えた。老人ホームの入所者も、約2万8千人まで他県などの施設で受け入れ可能という。
地震の発生から11日目となったが、救援物資をめぐる混乱が続いている。約140カ所に1万4千人が避難する仙台市。二十数人が避難する中学校で歯ブラシが600本余った。小学校には冷凍食品が届いたが、停電で電子レンジが使えず、すぐには食べられない状態になっている。』
色々なところで『明治三陸地震(1896年)』というのを見かけるのでWikipediaで調べてみた.マグニチュードは8.2〜8.5で,地震は震度2〜3程度だったのに地震後の津波が本州の観測史上最高の波高38.2mを記録するなど津波被害が甚大だったらしい.発生間隔は数十年~百数十年くらいと書いてあった.
もう少し調べてみると『昭和三陸地震(1933年)』というのがありマグニチュードは8.1で,震度5の強い揺れを記録したが、明治三陸地震の時と同じく地震による被害は少なく,地震後に襲来した津波による被害が甚大であったとある.この2つの地震の間隔は37年間,昭和三陸地震から数えて今年は78年目にあたる.
この間には『北海道東方沖地震(1994年)』があり,この時には私は開頭術中で患者さんの頭を両手でおさえながら手術室の床が抜けるのではないかと大いに慌てた経験がある.
江戸時代にも三陸沖ではマグニチュード8クラスの地震があったようで,記録にあるかぎりでは明治三陸地震の8.5が最大だったのでそれ以上のは起きないことになっていたのだろう.人は物事を自分に都合よく解釈するものなのである.
今後,災害からの復興が行われるだろうが,昭和三陸地震の教訓から田老に築かれた巨大防潮堤を今回の大津波は乗り越えて町内を襲い,ほぼ全域が壊滅状態となったというのだから津波被害があった地域に再び住むのはどうなのだろうか.
結果的には,東京電力の自然災害に対する想定があまりにも低くかったとも,原子炉の設計基準ががあまりにも古かったとも言えるだろうが,そういう意味では過去に大きな津波被害のあった地域に多くの人が住んでいたことこそが人的被害を大きくした最大の要因ということだろう.
これから地震や津波に対する防災計画を立て直すことになるだろうが,自然は今まで考えていた以上に猛威をふるうということを視野に入れて全国的な見直しをしなければならない.その時は,人は物事を自分に都合よく解釈するだけでなく,時間が経つと忘れてしまうものだということに十分気をつける必要があるだろう.
追記:『福島第1原発:周辺の津波 14メートル以上の可能性
東京電力福島第1原発周辺で、14メートル以上の津波が押し寄せた可能性があることを21日、経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。設計時に想定した津波の高さの3倍近い。東電と保安院は、津波が原発の安全の根幹にかかわる原子炉の冷却機能を喪失させ、今回の事故につながったとみており、他の原発でも再検証が求められるのは必至だ。
保安院は同日午後の会見で、「津波の高さは一番高い所で(水が)触れたものを見れば分かる。未確認だが、14メートルの高さの駐車場を超えていると聞いた」と説明した。東電が同原発で設計時に想定した津波の高さは約5メートル。津波は浅い海岸付近に来ると波の高さが急激に高くなる特徴があるほか、連続して押し寄せるため、沿岸に到達した津波の高さ以上まで駆け上がる。
今回、同原発では、3号機を襲った東西方向の揺れの強さが507ガル(ガルは加速度の単位)と、保安院が耐震安全の基準値として認めた数値の1・15倍だったのを除き、揺れはおおむね基準値を下回った。しかし、敷地内にある原発に送電するための鉄塔が倒壊。さらに津波の影響で、原子炉を冷やすための緊急炉心冷却装置(ECCS)を駆動する非常用電源が6号機を除いて使えなくなり、外部からの受電設備も水没して事態を悪化させたとみられる。
東電は今回の事故を、設計時の想定を超えて炉心の損傷につながるような「過酷事故(シビアアクシデント)」と認めている。保安院によると、東電は複数の対策シナリオを国の指示で02年に作成したが、津波による被害は考慮されていなかった。国の「原子力白書」でもシビアアクシデント発生の可能性について「工学的には考えられないほど低い」などとしていた。』
私が小学生の修学旅行の時に,初めて父親に買ってもらったのはオリンパスのハーフ判のカメラだった.そのうちに父親のカメラを勝手に貰ったことにして写真を撮るようになったのだが,その父親のカメラを思い出しながらネットオークションで昔のカメラを探していたら,ちょっと気になるカメラがあった.
ずいぶんと古いしライカのような高級カメラでもないせいか,オークションに出ているのは使うにはちょっと問題のあるジャンク品が多かったのだが,その中でも少し使えそうなものを数千円で落札したのだ.
外装はもちろんファインダーもレンズも汚れているし,モルトプレーンというフィルム室の漏光を防ぐスポンジみたいなものは溶けてベタベタになっていた.電池を入れると露出計は動いているしシャッターもちゃんと切れているようなので,分解清掃とモルトプレーンの張替えを自分でやってみた.
レンズやファインダーの汚れを落とし,モルトプレーンを全部張替え,外装を金属クリーナーとアルコールで綺麗に拭き上げてちょっとレトロでカッコいいカメラの再生が出来た.あとはフィルムを入れて試写してみるだけだ.ずっと眠っていたカメラはいったいどんな絵を見せてくれるのだろうか.
ずいぶんと古いしライカのような高級カメラでもないせいか,オークションに出ているのは使うにはちょっと問題のあるジャンク品が多かったのだが,その中でも少し使えそうなものを数千円で落札したのだ.
外装はもちろんファインダーもレンズも汚れているし,モルトプレーンというフィルム室の漏光を防ぐスポンジみたいなものは溶けてベタベタになっていた.電池を入れると露出計は動いているしシャッターもちゃんと切れているようなので,分解清掃とモルトプレーンの張替えを自分でやってみた.
レンズやファインダーの汚れを落とし,モルトプレーンを全部張替え,外装を金属クリーナーとアルコールで綺麗に拭き上げてちょっとレトロでカッコいいカメラの再生が出来た.あとはフィルムを入れて試写してみるだけだ.ずっと眠っていたカメラはいったいどんな絵を見せてくれるのだろうか.
いよいよ本格的に雪解けが始まったようだ.私の通勤路の路面からも完全に雪や氷は消えてずいぶんと走りやすくなった.
農家では融雪用に土を畑に撒いているらしい.今まで白一色だった雪野原が急に慌ただしくなったみたいだ.
農家では融雪用に土を畑に撒いているらしい.今まで白一色だった雪野原が急に慌ただしくなったみたいだ.
フィルムカメラで撮ろう2
2011年3月30日 趣味 コメント (2)
GW690を使ってみるまでは広角モデルであるこのGSW690にはあまり興味はなかったのだが,GW690が思いのほか良かったのとネットの作例を見てこのカメラのレンズに興味を持ってしまったのだった.
もっとも広角と言ってもライカ判の28mmレンズ相当だからそれほど大した画角ではないのだが,6×9判のレンジファインダーでは唯一の広角レンズだし解像度やコントラストが十分なだけでなく歪曲収差が少ないところが非常に気になったのである.
もちろん最近のデジタル一眼レフであれば歪曲収差などはソフトで補正してしまうのであるが,ブローニーフィルムが使えるレンズとしては持っていても損はないように思ったので程度の良い中古を探すようになっていた.
ところが,いざ購入しようと思って探すとなかなか見つからないものである.今回はヤ◯オク,イー◯イ,モ◯オクと色々なところで検索したが,しばらくは何も見つからなかったのである.
しかし,見つかる時は見つかるものでその後またしばらくしてから探してみるとヤ◯オクとモ◯オクにいくつか出品されていたので良さそうな物を選んで入札し無事に落札することができ,あとはカメラの到着を待つだけである.
札幌市内の公園にもまだ雪が残っているが,あと1ヶ月もすれば花見の季節になる.
せっかくだから散歩にはフィルムカメラを持って出かけることにしよう.
もっとも広角と言ってもライカ判の28mmレンズ相当だからそれほど大した画角ではないのだが,6×9判のレンジファインダーでは唯一の広角レンズだし解像度やコントラストが十分なだけでなく歪曲収差が少ないところが非常に気になったのである.
もちろん最近のデジタル一眼レフであれば歪曲収差などはソフトで補正してしまうのであるが,ブローニーフィルムが使えるレンズとしては持っていても損はないように思ったので程度の良い中古を探すようになっていた.
ところが,いざ購入しようと思って探すとなかなか見つからないものである.今回はヤ◯オク,イー◯イ,モ◯オクと色々なところで検索したが,しばらくは何も見つからなかったのである.
しかし,見つかる時は見つかるものでその後またしばらくしてから探してみるとヤ◯オクとモ◯オクにいくつか出品されていたので良さそうな物を選んで入札し無事に落札することができ,あとはカメラの到着を待つだけである.
札幌市内の公園にもまだ雪が残っているが,あと1ヶ月もすれば花見の季節になる.
せっかくだから散歩にはフィルムカメラを持って出かけることにしよう.
『TDR、4月6日にも一部再開へ 営業時間は短縮
東日本大震災が起きた11日から休園している国内最大のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」(TDR、千葉県浦安市)が、4月6日にも営業を一部再開する。東京電力の計画停電で電力供給が安定しないことから営業を見合わせてきたが、旅行会社の強い要請を踏まえ、営業時間を短くして再開する方向だ。
運営するオリエンタルランドが方針を固めた。ディズニーランドとディズニーシーを合わせた1日の消費電力量は57万キロワット時と大量で、一般世帯に換算すれば、約5万9千世帯分に相当する。
通常なら午後10時の閉園時間を午後6時ごろまでに早め、夜間の電力を減らす。昼間も冷暖房を節約することなどで、全体の消費電力の約3割の節電を目指す。できれば、周辺のホテルも同時に営業を再開したい考えだ。
また、計画停電の長期化をにらみ、園内に大型のガス自家発電機を建設することも検討。TDR全体の消費電力の7割をまかなう計画だ。幹部は「普通なら環境影響調査に時間がかかるが、政府が特例を認めてくれれば半年でつくれる。クリスマスまでには設置したい」と話す。
年間約2500万人が訪れるTDRは、震災により駐車場で液状化現象が起きるなどの被害を受けた。修復作業は済んでおり、28日からTDR内の商業施設「イクスピアリ」は営業を再開している。』
asahi.com(朝日新聞社)に出たニュースだが,オリエンタルランドから発表されたものではないとの訂正がTwitterで流れていた.
『 東京ディズニーリゾート再開に関する一部報道について
平成 23 年 3 月 30 日付の一部報道において、東京ディズニーリゾート(東京ディズニー ランド/東京ディズニーシー)の再開に関する記事が掲載されましたが、当社として発表 したものではございません。
当社では、東京ディズニーランド/東京ディズニーシーにつきまして、なるべく早期での 再開を目指しておりますが、再開日や方針等、現段階で決定している事実はございません。 以上 』
情報のソースはわからないが,私のようにTDRの再開日と部分再開の程度が知りたい人にとっては残念な話だろう.もっとも原発事故の処理がいつ終了するかもわからない状態ではたとえ再開しても放射能汚染が怖くて行く気になれない.少なくとも浦安市民の母親と幼児が疎開しているような状況ではたとえ再開しても観客が少なすぎて採算が採れないのではないだろうか.
東日本大震災が起きた11日から休園している国内最大のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」(TDR、千葉県浦安市)が、4月6日にも営業を一部再開する。東京電力の計画停電で電力供給が安定しないことから営業を見合わせてきたが、旅行会社の強い要請を踏まえ、営業時間を短くして再開する方向だ。
運営するオリエンタルランドが方針を固めた。ディズニーランドとディズニーシーを合わせた1日の消費電力量は57万キロワット時と大量で、一般世帯に換算すれば、約5万9千世帯分に相当する。
通常なら午後10時の閉園時間を午後6時ごろまでに早め、夜間の電力を減らす。昼間も冷暖房を節約することなどで、全体の消費電力の約3割の節電を目指す。できれば、周辺のホテルも同時に営業を再開したい考えだ。
また、計画停電の長期化をにらみ、園内に大型のガス自家発電機を建設することも検討。TDR全体の消費電力の7割をまかなう計画だ。幹部は「普通なら環境影響調査に時間がかかるが、政府が特例を認めてくれれば半年でつくれる。クリスマスまでには設置したい」と話す。
年間約2500万人が訪れるTDRは、震災により駐車場で液状化現象が起きるなどの被害を受けた。修復作業は済んでおり、28日からTDR内の商業施設「イクスピアリ」は営業を再開している。』
asahi.com(朝日新聞社)に出たニュースだが,オリエンタルランドから発表されたものではないとの訂正がTwitterで流れていた.
『 東京ディズニーリゾート再開に関する一部報道について
平成 23 年 3 月 30 日付の一部報道において、東京ディズニーリゾート(東京ディズニー ランド/東京ディズニーシー)の再開に関する記事が掲載されましたが、当社として発表 したものではございません。
当社では、東京ディズニーランド/東京ディズニーシーにつきまして、なるべく早期での 再開を目指しておりますが、再開日や方針等、現段階で決定している事実はございません。 以上 』
情報のソースはわからないが,私のようにTDRの再開日と部分再開の程度が知りたい人にとっては残念な話だろう.もっとも原発事故の処理がいつ終了するかもわからない状態ではたとえ再開しても放射能汚染が怖くて行く気になれない.少なくとも浦安市民の母親と幼児が疎開しているような状況ではたとえ再開しても観客が少なすぎて採算が採れないのではないだろうか.
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