D7000の高感度をテスト
2010年11月3日 趣味 コメント (2)
D300とD7000の高感度での画像をテストしてみた.三脚に固定して蛍光灯下で簡易階調再現性テストチャートを用いてISO感度を変えながら撮影した.レンズはAF-S VR 16-85mmを用いた.
結果は,ISO800以上ではD7000の圧勝という感じだった.特に感心したのはD7000のホワイトバランスと階調再現性の優秀さだったが,低感度ではD7000でブレによると思われる画像の甘さがみられたので実際の撮影にはシャッタースピードに注意する必要がありそうだ.
テストの結果から私の場合は通常撮影ではISO800までが許容範囲だが,暗所ではシャッタースピードとの兼ね合いでISO1600または3200で使用することになりそうだ.それ以上の悪条件では機材の重さを我慢してもやはりD3を使ったほうがいいみたいだ.
*写真上はD7000で左からISO200,800,1600,3200でRAW撮影したものをJPEG変換しリサイズしています.1600,3200ではノイズで色味が変わってきます.
*D7000の検索でのアクセスが多いようなので粒状性の変化がわかるように写真下に部分拡大したものを追加しました.ISO200のものは少しブレて粒状性の参考にならないので省きました.
結果は,ISO800以上ではD7000の圧勝という感じだった.特に感心したのはD7000のホワイトバランスと階調再現性の優秀さだったが,低感度ではD7000でブレによると思われる画像の甘さがみられたので実際の撮影にはシャッタースピードに注意する必要がありそうだ.
テストの結果から私の場合は通常撮影ではISO800までが許容範囲だが,暗所ではシャッタースピードとの兼ね合いでISO1600または3200で使用することになりそうだ.それ以上の悪条件では機材の重さを我慢してもやはりD3を使ったほうがいいみたいだ.
*写真上はD7000で左からISO200,800,1600,3200でRAW撮影したものをJPEG変換しリサイズしています.1600,3200ではノイズで色味が変わってきます.
*D7000の検索でのアクセスが多いようなので粒状性の変化がわかるように写真下に部分拡大したものを追加しました.ISO200のものは少しブレて粒状性の参考にならないので省きました.
YouTube観ましたか?
2010年11月5日 コンピュータ コメント (4)
『尖閣沖の衝突ビデオ? 動画サイトに流出
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオと見られる映像が、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に投稿され、5日未明段階で誰でも閲覧できる状態になっていることが分かった。11分を超えるものなど複数の動画が投稿されていた。海上保安庁などは、映像が流出していないか確認を進めている。
投稿されている映像の一つは、「日本の尖閣 海上保安庁5」と題されており、約3分30秒ほど。映像によると、逃走する漁船の左側を、巡視船「みずき」と見られる船が並走している。これまでの海保の説明と同様に、「ビン(ビンは門がまえに虫)晋漁5179」と記された船が海保の巡視船とみられる船の右舷にぶつかる様子が収録されている。映像に収録されている音声には、サイレンが鳴り響いており、巡視船は警告を続けている。
衝突の映像は1日に衆参両院の予算委員会理事らが、国会内で視聴したばかり。このとき公開された映像は6分50秒ほどに編集されたもので、今回サイトに投稿された映像と同じものかは不明。
これまでに漁船が巡視船に衝突する様子のビデオを見たことがある海上保安庁幹部は、「本物かどうかは確認中」としながらも、「自分たちが見たものよりも多くの映像が含まれている」と驚いた様子で話している。』
『尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も
沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件で、状況を記録したビデオ映像がインターネット上に流出したことが5日、分かった。海保が画像を確認した。海保によると、国会に提出したもの以外の映像も含まれているという。
流出した画像は6本に分けられ、計約44分ある。漁船が巡視船に衝突した瞬間の映像も含まれていた。海保職員とみられる男性の声で、「挑発的な動きを見せています」「本船に当てました。今の位置を確認」などと話す音も入っている。
海保などによると、中国漁船は9月7日午前、尖閣諸島沖の日本領海で、立ち入り検査のため停船を命じた巡視船「みずき」に衝突。海上保安官の職務を妨害したとして船長が逮捕されたが、船長は25日、処分保留で釈放され帰国した。』
今朝もトレーニングのためにベッドを出て,いつものようにiPhoneのGoogleでニュースをチェックしていたら上のような驚きのニュースが出ていた.
さっそくiPhoneのYouTubeで「日本の尖閣 海上保安庁」を検索したら青い中国漁船が巡視船の右後方に衝突している映像が見れた.舳先というよりは左舷前方を押し付けるような感じで車の事故などに比べるとそれほど大した衝突ではないように感じたが,普通に見れば故意に衝突させたことは明らかで危険な行為であることは間違いないだろう.
国会議員の先生方は自分たちだけ見て勝手な感想を色々述べていたようだが,事実を知る権利は国民にもあるのだからビデオは当然公表されるべきだと私は思っていた.そして密かに誰かがYouTubeに流してくれることを期待していたのでこの映像を見てやっと情報を手に入れることへの欲求が満たされたような気がする.
本当は中国海軍大佐かどうかは知らないが,巡視船の警告に逆上した酔っぱらいの船長が巡視船に体当たりして逃げようとしたということなら日本の国内法で粛々と裁いて国外退去処分くらいにしておけば良かったものを,まだ政権担当経験の浅い民主党政府が対応を誤ったというのがこの騒ぎの本質だろう.
この映像を見て反日デモで大騒ぎした中国人たちがどう思うかは知らないが,この程度の国際問題の処理を間違えたばかりに中国に自国民を人質にとられたり,レアアースを禁輸されてしまった大臣の方々のほうが本当はこれが流出して欲しくなかったのじゃないだろうか.それにしてもネットの時代.真に恐るべきはGoogleとYouTubeだろう.
*その後オリジナル映像は投稿者によって削除されたようです.
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオと見られる映像が、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に投稿され、5日未明段階で誰でも閲覧できる状態になっていることが分かった。11分を超えるものなど複数の動画が投稿されていた。海上保安庁などは、映像が流出していないか確認を進めている。
投稿されている映像の一つは、「日本の尖閣 海上保安庁5」と題されており、約3分30秒ほど。映像によると、逃走する漁船の左側を、巡視船「みずき」と見られる船が並走している。これまでの海保の説明と同様に、「ビン(ビンは門がまえに虫)晋漁5179」と記された船が海保の巡視船とみられる船の右舷にぶつかる様子が収録されている。映像に収録されている音声には、サイレンが鳴り響いており、巡視船は警告を続けている。
衝突の映像は1日に衆参両院の予算委員会理事らが、国会内で視聴したばかり。このとき公開された映像は6分50秒ほどに編集されたもので、今回サイトに投稿された映像と同じものかは不明。
これまでに漁船が巡視船に衝突する様子のビデオを見たことがある海上保安庁幹部は、「本物かどうかは確認中」としながらも、「自分たちが見たものよりも多くの映像が含まれている」と驚いた様子で話している。』
『尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も
沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件で、状況を記録したビデオ映像がインターネット上に流出したことが5日、分かった。海保が画像を確認した。海保によると、国会に提出したもの以外の映像も含まれているという。
流出した画像は6本に分けられ、計約44分ある。漁船が巡視船に衝突した瞬間の映像も含まれていた。海保職員とみられる男性の声で、「挑発的な動きを見せています」「本船に当てました。今の位置を確認」などと話す音も入っている。
海保などによると、中国漁船は9月7日午前、尖閣諸島沖の日本領海で、立ち入り検査のため停船を命じた巡視船「みずき」に衝突。海上保安官の職務を妨害したとして船長が逮捕されたが、船長は25日、処分保留で釈放され帰国した。』
今朝もトレーニングのためにベッドを出て,いつものようにiPhoneのGoogleでニュースをチェックしていたら上のような驚きのニュースが出ていた.
さっそくiPhoneのYouTubeで「日本の尖閣 海上保安庁」を検索したら青い中国漁船が巡視船の右後方に衝突している映像が見れた.舳先というよりは左舷前方を押し付けるような感じで車の事故などに比べるとそれほど大した衝突ではないように感じたが,普通に見れば故意に衝突させたことは明らかで危険な行為であることは間違いないだろう.
国会議員の先生方は自分たちだけ見て勝手な感想を色々述べていたようだが,事実を知る権利は国民にもあるのだからビデオは当然公表されるべきだと私は思っていた.そして密かに誰かがYouTubeに流してくれることを期待していたのでこの映像を見てやっと情報を手に入れることへの欲求が満たされたような気がする.
本当は中国海軍大佐かどうかは知らないが,巡視船の警告に逆上した酔っぱらいの船長が巡視船に体当たりして逃げようとしたということなら日本の国内法で粛々と裁いて国外退去処分くらいにしておけば良かったものを,まだ政権担当経験の浅い民主党政府が対応を誤ったというのがこの騒ぎの本質だろう.
この映像を見て反日デモで大騒ぎした中国人たちがどう思うかは知らないが,この程度の国際問題の処理を間違えたばかりに中国に自国民を人質にとられたり,レアアースを禁輸されてしまった大臣の方々のほうが本当はこれが流出して欲しくなかったのじゃないだろうか.それにしてもネットの時代.真に恐るべきはGoogleとYouTubeだろう.
*その後オリジナル映像は投稿者によって削除されたようです.
『尖閣ビデオ流出 石垣海保の編集映像か 44分、中身も一致
沖縄県・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の様子を撮影したとみられる映像がインターネットの動画サイト「ユーチューブ」に流出した問題で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集して那覇地検に提出した数種類の映像のうち一本が、流出した映像と同一の可能性が高いことが検察関係者への取材で分かった。映像は海保と検察が共有しており、内部流出が疑われることから危機管理のあり方が問われそうだ。
海保によると事件当日の九月七日、巡視船四隻から複数のビデオカメラで中国漁船の行為を撮影。撮影した映像は延べ数時間に及ぶとされ、暗号化されて衛星回線で海上保安庁に送られた上で五分程度に編集し、官邸サイドや前原誠司国交相(当時)らが視聴した。さらに、マスターデータとともに数種類を那覇地検に証拠品として提出した。
検察関係者によると、この映像の中に、今回流出したものと同じ四十四分間の長さで、同一とみられるものがあったという。
海保の鈴木久泰長官は五日夜の記者会見で、国会への映像提出を求める衆院予算委員会の議決後の十月十八日から、責任者を置くなどして映像管理を厳格化していたことを明らかにした。
馬淵澄夫国土交通相の指示で、海保は当時映像を保管していた東京・霞が関の海上保安庁と、第十一管区海上保安本部、石垣海上保安部の三カ所に新たに責任者を配置。映像媒体を封印し金庫で保管した。
その後、石垣海保以外の二カ所で保管していた映像は「リスクが高い」(海保関係者)として廃棄処分にした。鈴木長官は「厳重な管理を行ってきた。流出の可能性は少ないと思った」と話した。
一方、最高検は五日、映像を保存していたサーバーへのアクセス記録などの解析を始めたが、「検察庁から流出した可能性は低い」とした。那覇地検も調査し、結果は週明けにも発表する。
警察関係者によると、ビデオが不正に持ち出されていたとすれば窃盗罪などが、パソコンに不正侵入し、映像をネット上に流せば不正アクセス禁止法違反に該当。流出させたのが国家公務員だった場合、内容が国家公務員法に定める職務上の秘密に当たれば、同法の守秘義務違反になる可能性があるとされ、今回の映像流出は刑事事件に発展する可能性が出てきた。』
情報にアクセスできる内部の人間が本気で情報を漏洩する気になったら防ぐ方法なんてないだろう.アスセス権が与えられていたなら窃盗というのは難しいのではないだろうか.どこまでを職務上の秘密と言えるのかも疑わしい.政府にとって都合の悪いことは全部秘密というのではどこかの国と変わらない.結果として国民の見たがっていた映像を与えたのであるから,国民のために働いている公務員として職務に全く反しているとも言い難いのではないだろうか.
こんな場合,政府や官僚は一種のスケープゴートとして犯人を見つけ出す必要があるのだろうし,日本は法治国家なのだから法律に違反している行為があったら罰するのも当然だろう.しかし,他国の領土に侵入し巡視船に体当たりした中国人を処分保留にしたままで,自分たちに都合の悪いことをした自国民には厳罰を与えるというのでは法の下の平等という原則に反するのではないだろうか.
日本はどこかの国とは違い健全な民主主義国家であるのだから,政府や政党の都合で情報を隠蔽したりマスコミを使って情報操作したり,あるいは自ら法律の解釈を曲げるようなことだけはして欲しくないと思うのは私だけだろうか.
沖縄県・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の様子を撮影したとみられる映像がインターネットの動画サイト「ユーチューブ」に流出した問題で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集して那覇地検に提出した数種類の映像のうち一本が、流出した映像と同一の可能性が高いことが検察関係者への取材で分かった。映像は海保と検察が共有しており、内部流出が疑われることから危機管理のあり方が問われそうだ。
海保によると事件当日の九月七日、巡視船四隻から複数のビデオカメラで中国漁船の行為を撮影。撮影した映像は延べ数時間に及ぶとされ、暗号化されて衛星回線で海上保安庁に送られた上で五分程度に編集し、官邸サイドや前原誠司国交相(当時)らが視聴した。さらに、マスターデータとともに数種類を那覇地検に証拠品として提出した。
検察関係者によると、この映像の中に、今回流出したものと同じ四十四分間の長さで、同一とみられるものがあったという。
海保の鈴木久泰長官は五日夜の記者会見で、国会への映像提出を求める衆院予算委員会の議決後の十月十八日から、責任者を置くなどして映像管理を厳格化していたことを明らかにした。
馬淵澄夫国土交通相の指示で、海保は当時映像を保管していた東京・霞が関の海上保安庁と、第十一管区海上保安本部、石垣海上保安部の三カ所に新たに責任者を配置。映像媒体を封印し金庫で保管した。
その後、石垣海保以外の二カ所で保管していた映像は「リスクが高い」(海保関係者)として廃棄処分にした。鈴木長官は「厳重な管理を行ってきた。流出の可能性は少ないと思った」と話した。
一方、最高検は五日、映像を保存していたサーバーへのアクセス記録などの解析を始めたが、「検察庁から流出した可能性は低い」とした。那覇地検も調査し、結果は週明けにも発表する。
警察関係者によると、ビデオが不正に持ち出されていたとすれば窃盗罪などが、パソコンに不正侵入し、映像をネット上に流せば不正アクセス禁止法違反に該当。流出させたのが国家公務員だった場合、内容が国家公務員法に定める職務上の秘密に当たれば、同法の守秘義務違反になる可能性があるとされ、今回の映像流出は刑事事件に発展する可能性が出てきた。』
情報にアクセスできる内部の人間が本気で情報を漏洩する気になったら防ぐ方法なんてないだろう.アスセス権が与えられていたなら窃盗というのは難しいのではないだろうか.どこまでを職務上の秘密と言えるのかも疑わしい.政府にとって都合の悪いことは全部秘密というのではどこかの国と変わらない.結果として国民の見たがっていた映像を与えたのであるから,国民のために働いている公務員として職務に全く反しているとも言い難いのではないだろうか.
こんな場合,政府や官僚は一種のスケープゴートとして犯人を見つけ出す必要があるのだろうし,日本は法治国家なのだから法律に違反している行為があったら罰するのも当然だろう.しかし,他国の領土に侵入し巡視船に体当たりした中国人を処分保留にしたままで,自分たちに都合の悪いことをした自国民には厳罰を与えるというのでは法の下の平等という原則に反するのではないだろうか.
日本はどこかの国とは違い健全な民主主義国家であるのだから,政府や政党の都合で情報を隠蔽したりマスコミを使って情報操作したり,あるいは自ら法律の解釈を曲げるようなことだけはして欲しくないと思うのは私だけだろうか.
『映像流出、刑事罰に疑問の声も 「秘密性」立証に難しさ
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関する映像がインターネット上に流出した問題で、検察当局が捜査に乗り出した。ただ、映像の一部はすでに国会で明らかにされており、流出させた人物が特定されても刑事罰を科す必要があるのか疑問の声もある。
福岡高検が主体となる捜査班の初めての会議が8日午前10時から最高検であった。その後に勝丸充啓・最高検公安部長が記者会見を開いて、「国家公務員法の守秘義務違反容疑での捜査着手を指示した」と発表。「サイバー犯罪であり、証拠保全の観点から、早期に着手する必要があった」と説明した。
捜査は秘密で進むのが通常で、捜査開始を宣言すること自体が、異例のことだ。捜査を急ぐのは、7日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開幕したこともあり、対外的に捜査している姿勢を示さなければならない事情もあるようだ。
検察幹部の一人は、「捜査して仮に容疑者を起訴すれば、秘密性をめぐって公判で問題になるだろう」と、難しさを認めている。
最高裁は過去に出した決定で、国家公務員法の守秘義務の対象について、各省庁が「部外秘」などと形式的に秘密扱いしただけではなく、実質的に秘密として保護するに値することを求めている。
今回流出した映像について、勝丸部長は「海保が撮影し、国家公務員が保管しているものだから、秘密にあたる」とだけ説明した。
犯罪捜査という公用で那覇地検に提出されたうえ、刑事訴訟法により公判前の証拠の公開も禁じられていたが、映像の一部は衆参両院の理事らに上映された。「公益上の必要があれば公判前でも証拠を公開できる」とする例外規定が刑事訴訟法にあるためだ。
別の検察幹部は、「国民の目線から見れば、映像が明らかになったのはいいことで、法律家の見方と違う面がある。流出させたのは正当な行為とみることもできるのではないか」と語った。』
『尖閣映像、神戸の漫画喫茶パソコンから投稿
尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、東京地検は9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手グーグルの日本法人(東京都港区)から、映像を投稿したパソコンのIPアドレス(ネット上の住所)を入手した。
分析の結果、同サイトに投稿された映像は、神戸市内の漫画喫茶のパソコンから送信された可能性が高いことが判明。共同で捜査している警視庁はこの漫画喫茶に捜査員を派遣、捜査への協力を求めた。店の防犯カメラ映像や入店客の情報を入手した上、投稿者の特定を進める。
検察当局は内部調査の結果、映像は石垣海上保安部(沖縄県)か那覇地検の内部から流出した疑いが強まったとして、8日から国家公務員法(守秘義務)違反容疑で捜査に乗り出した。神戸市内から投稿されていた可能性が高いことにより、石垣海保や那覇地検職員以外の第三者が関与した疑いも出てくる。匿名性の高い漫画喫茶から投稿されていたことで、捜査が難航する恐れもある。
ユーチューブに流出した映像は6本、計約44分。4日午後に「sengoku38」のアカウント(登録名)で投稿され、5日午前7時40分頃に、投稿者自身によって削除された。
検察当局は9日、グーグルの日本法人に対する差し押さえ令状を取り、この投稿者が使ったパソコンのIPアドレスなどの情報提供を受けた。民間業者に依頼してIPアドレスを分析した結果、神戸市内の漫画喫茶が浮上したという。一方、9日に警視庁と合同捜査本部を設置した沖縄県警も、那覇市内の複数のネットカフェから、客の入店記録などの提供を求めている。
海上保安庁と検察当局の内部調査で、流出映像は、石垣海保が9月7日の事件直後に内部説明用として作成し、同10日頃、CD―Rに収めて那覇地検に提出したものと同一と判明。内部流出の可能性が強まったが、調査では投稿者を特定できず、海保が今月8日、被疑者不詳のまま、同法違反などの容疑で東京地検と警視庁に刑事告発していた。』
映像さえ手に入れてしまえば,どこからでもネットに流すことは可能だからIPアドレスを分析して神戸市内の漫画喫茶ということになった時点で捜査は行き詰まることだろう.そんな程度のことはちょっとネットに詳しい人なら誰でも考えることだ.捜査を担当している人はどう思って仕事しているのだろうか.
国民の注意をそらすためなのか,犯人探しのニュースが刻々と流れてくるのは面白いというか滑稽な感じだ.しかし,そんなことをしても問題の本質が中国人船長の罪を知りながら無駄に逃がしてしまったことであり,その手伝いをした人が政府内にいることであるということを忘れる国民は一人もいないだろう.
追記
『捜査関係者によると、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐるビデオ映像が流出した問題で、兵庫県などを管轄する第5管区海上保安本部の職員が「自分が流出させた」と申し出、海保側が事情を聴いているという情報があり、捜査当局が確認を急いでいる』
昼頃,テレビにニュース速報が出ていました.これが本当だとすると石垣海保や那覇地検職員以外の第三者が関与したことになりますが,ビデオの入手経路を知りたいですね.
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関する映像がインターネット上に流出した問題で、検察当局が捜査に乗り出した。ただ、映像の一部はすでに国会で明らかにされており、流出させた人物が特定されても刑事罰を科す必要があるのか疑問の声もある。
福岡高検が主体となる捜査班の初めての会議が8日午前10時から最高検であった。その後に勝丸充啓・最高検公安部長が記者会見を開いて、「国家公務員法の守秘義務違反容疑での捜査着手を指示した」と発表。「サイバー犯罪であり、証拠保全の観点から、早期に着手する必要があった」と説明した。
捜査は秘密で進むのが通常で、捜査開始を宣言すること自体が、異例のことだ。捜査を急ぐのは、7日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開幕したこともあり、対外的に捜査している姿勢を示さなければならない事情もあるようだ。
検察幹部の一人は、「捜査して仮に容疑者を起訴すれば、秘密性をめぐって公判で問題になるだろう」と、難しさを認めている。
最高裁は過去に出した決定で、国家公務員法の守秘義務の対象について、各省庁が「部外秘」などと形式的に秘密扱いしただけではなく、実質的に秘密として保護するに値することを求めている。
今回流出した映像について、勝丸部長は「海保が撮影し、国家公務員が保管しているものだから、秘密にあたる」とだけ説明した。
犯罪捜査という公用で那覇地検に提出されたうえ、刑事訴訟法により公判前の証拠の公開も禁じられていたが、映像の一部は衆参両院の理事らに上映された。「公益上の必要があれば公判前でも証拠を公開できる」とする例外規定が刑事訴訟法にあるためだ。
別の検察幹部は、「国民の目線から見れば、映像が明らかになったのはいいことで、法律家の見方と違う面がある。流出させたのは正当な行為とみることもできるのではないか」と語った。』
『尖閣映像、神戸の漫画喫茶パソコンから投稿
尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、東京地検は9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手グーグルの日本法人(東京都港区)から、映像を投稿したパソコンのIPアドレス(ネット上の住所)を入手した。
分析の結果、同サイトに投稿された映像は、神戸市内の漫画喫茶のパソコンから送信された可能性が高いことが判明。共同で捜査している警視庁はこの漫画喫茶に捜査員を派遣、捜査への協力を求めた。店の防犯カメラ映像や入店客の情報を入手した上、投稿者の特定を進める。
検察当局は内部調査の結果、映像は石垣海上保安部(沖縄県)か那覇地検の内部から流出した疑いが強まったとして、8日から国家公務員法(守秘義務)違反容疑で捜査に乗り出した。神戸市内から投稿されていた可能性が高いことにより、石垣海保や那覇地検職員以外の第三者が関与した疑いも出てくる。匿名性の高い漫画喫茶から投稿されていたことで、捜査が難航する恐れもある。
ユーチューブに流出した映像は6本、計約44分。4日午後に「sengoku38」のアカウント(登録名)で投稿され、5日午前7時40分頃に、投稿者自身によって削除された。
検察当局は9日、グーグルの日本法人に対する差し押さえ令状を取り、この投稿者が使ったパソコンのIPアドレスなどの情報提供を受けた。民間業者に依頼してIPアドレスを分析した結果、神戸市内の漫画喫茶が浮上したという。一方、9日に警視庁と合同捜査本部を設置した沖縄県警も、那覇市内の複数のネットカフェから、客の入店記録などの提供を求めている。
海上保安庁と検察当局の内部調査で、流出映像は、石垣海保が9月7日の事件直後に内部説明用として作成し、同10日頃、CD―Rに収めて那覇地検に提出したものと同一と判明。内部流出の可能性が強まったが、調査では投稿者を特定できず、海保が今月8日、被疑者不詳のまま、同法違反などの容疑で東京地検と警視庁に刑事告発していた。』
映像さえ手に入れてしまえば,どこからでもネットに流すことは可能だからIPアドレスを分析して神戸市内の漫画喫茶ということになった時点で捜査は行き詰まることだろう.そんな程度のことはちょっとネットに詳しい人なら誰でも考えることだ.捜査を担当している人はどう思って仕事しているのだろうか.
国民の注意をそらすためなのか,犯人探しのニュースが刻々と流れてくるのは面白いというか滑稽な感じだ.しかし,そんなことをしても問題の本質が中国人船長の罪を知りながら無駄に逃がしてしまったことであり,その手伝いをした人が政府内にいることであるということを忘れる国民は一人もいないだろう.
追記
『捜査関係者によると、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐるビデオ映像が流出した問題で、兵庫県などを管轄する第5管区海上保安本部の職員が「自分が流出させた」と申し出、海保側が事情を聴いているという情報があり、捜査当局が確認を急いでいる』
昼頃,テレビにニュース速報が出ていました.これが本当だとすると石垣海保や那覇地検職員以外の第三者が関与したことになりますが,ビデオの入手経路を知りたいですね.
管首相たちには使えなかったカード
2010年11月12日 社会の問題『「ビデオは秘密か」法適用めぐり専門家二分
沖縄・尖閣(せんかく)諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、「流出」を告白した海上保安官(43)は、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で取り調べを受けたが、同法適用をめぐり専門家の意見が分かれている。国会議員にも一部公開されたビデオが法律上の「秘密」に当たるか。映像の公開を求める国民の声が多かった背景もあり、捜査側は難しい判断を迫られそうだ。
■判例は「実質秘説」
最高裁は1977年、国家公務員法違反に問われた税務署職員の裁判で、漏らした情報が(1)公になっていない(2)秘密として保護すべき-の2つの条件を満たす場合に、守秘義務の対象になるという判断を示した。
さらに、日米の沖縄返還協定に関する外交機密を不当に入手したとして、元毎日新聞記者の西山太吉さんが同法違反に問われた刑事裁判で、最高裁は78年「実質的にも秘密として保護するに値するもの」かどうかで守秘義務の対象が決まると判示した。
つまり、行政機関が形式的に秘密として扱っていただけでは、仮に漏らしても罪に問えないという考え方だ。甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「以前はマル秘の判子が押してある書類は全部秘密という『形式秘説』という考え方だったが、近年は『実質秘説』が主流になっている」と話す。
■国会議員視聴は?
今回の映像については政府が存在を認めている上、国会議員も約6分50秒に編集した映像を見ている。
こうした点から、「実質秘」にあたらないと主張する専門家もいる。
情報公開に詳しい清水勉弁護士は「本当に守秘義務がかかるものならば国会議員にも見せないはずで、守秘義務違反に問うのは無理だろう」と話し、「国会議員は視聴後の取材に、図を書いたりして中身を説明している。実質秘ならば、このように報道に対して明らかにすることも許されないはずだ」と主張する。
一方、園田教授は「微妙な問題だが、ビデオは実質秘にも形式秘にもあたる」との考えだ。園田教授は「ビデオを見れば中国漁船が故意に当たってきたことは一目瞭然。中国への従来の主張への反論になり、日本にとっては重要な外交カードだった」と指摘。その上で、「国会議員にも守秘義務はあり、守秘義務のある人的範囲内で見せたに過ぎず、(議員への公開後も)ビデオの秘密性は保たれているのでは」と話す。
■「起訴は難しい選択」
法務・検察内では「ビデオは秘密に当たる」という見方が大半だ。
法務省幹部は「海保として公開を考えて編集していた段階と、国会で取り扱いが議論になった段階とでは『秘密性』の程度も違ってくる。内容がある程度外部に説明されたら秘密にあたらないという解釈がされると、何でも秘密でなくなってしまう」と話す。
一方で、海上保安官の動機や入出経路次第では「刑事責任の追及は難しい」(検察幹部)との声もある。そもそも同法違反には「職務上知り得たもの」という構成要件があるためだ。
また、体を張って領海の安全を守っている海上保安官が「国民に真実を知ってほしい」などと「国民の知る権利」を主張した場合、「起訴しても、公判で議論となる余地はあるだろう」(法務省幹部)という意見もある。
検察幹部は「起訴するかは難しい選択」と明かし、「ビデオ公開は大半の国民から支持されている。世論に反して起訴したら検察も批判され民主党も持たないのではないか」と話した。』
『【映像流出】中国政府 日本政府批判の表現避ける
尖閣諸島沖の衝突ビデオが流出した事件について、11日午後、中国側が「日中関係に悪い影響を与えることは希望しない」と初めてコメントしました。
外務省・洪磊副報道局長:「我々は、ビデオ問題が日中関係に悪影響をもたらさないよう希望する」
中国外務省の報道官は、不快感は示したものの、胡錦涛国家主席の訪日を前に日本政府を直接、批判する表現は避けました。また、日中首脳会談について、菅総理大臣が「中国側がやるかどうかを判断することだ」と見解を示し、中国側に国際的な共通ルールのなかで責任を果たしていくことを求めたことについて、中国は平和路線を重視する国だと主張しました。
外務省・洪磊副報道局長:「中国は国際社会に責任を持つ国だ。中国は必ずや平和の道を歩んでいく」』
トランプに例えるなら菅首相が切り札だと思い込んでいた手持ちのカードを後ろにいた海上保安官が読み上げてその場にいるみんなに教えたようなものだからルールの上ではなんらかのペナルティがあっていいだろう.
しかし,その後の中国の対応を見ればこのカードは実は切り札でもなんでもなかったのではないだろうか.いや,もしかすると海上保安官が流出させたからこそ中国も日本政府と正面きって戦うことが出来なくなったのかも知れず,対中国という点では結果的にこの事件が菅首相やわが国にとって有利に働いた可能性は否定出来ないだろう.
いずれにしても海上保安官の動機が自分の職を賭してまでも「国民に真実を知ってほしい」ということであったのならば,情状酌量の余地は十分にあるのではないかと私は思う.
沖縄・尖閣(せんかく)諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、「流出」を告白した海上保安官(43)は、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で取り調べを受けたが、同法適用をめぐり専門家の意見が分かれている。国会議員にも一部公開されたビデオが法律上の「秘密」に当たるか。映像の公開を求める国民の声が多かった背景もあり、捜査側は難しい判断を迫られそうだ。
■判例は「実質秘説」
最高裁は1977年、国家公務員法違反に問われた税務署職員の裁判で、漏らした情報が(1)公になっていない(2)秘密として保護すべき-の2つの条件を満たす場合に、守秘義務の対象になるという判断を示した。
さらに、日米の沖縄返還協定に関する外交機密を不当に入手したとして、元毎日新聞記者の西山太吉さんが同法違反に問われた刑事裁判で、最高裁は78年「実質的にも秘密として保護するに値するもの」かどうかで守秘義務の対象が決まると判示した。
つまり、行政機関が形式的に秘密として扱っていただけでは、仮に漏らしても罪に問えないという考え方だ。甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「以前はマル秘の判子が押してある書類は全部秘密という『形式秘説』という考え方だったが、近年は『実質秘説』が主流になっている」と話す。
■国会議員視聴は?
今回の映像については政府が存在を認めている上、国会議員も約6分50秒に編集した映像を見ている。
こうした点から、「実質秘」にあたらないと主張する専門家もいる。
情報公開に詳しい清水勉弁護士は「本当に守秘義務がかかるものならば国会議員にも見せないはずで、守秘義務違反に問うのは無理だろう」と話し、「国会議員は視聴後の取材に、図を書いたりして中身を説明している。実質秘ならば、このように報道に対して明らかにすることも許されないはずだ」と主張する。
一方、園田教授は「微妙な問題だが、ビデオは実質秘にも形式秘にもあたる」との考えだ。園田教授は「ビデオを見れば中国漁船が故意に当たってきたことは一目瞭然。中国への従来の主張への反論になり、日本にとっては重要な外交カードだった」と指摘。その上で、「国会議員にも守秘義務はあり、守秘義務のある人的範囲内で見せたに過ぎず、(議員への公開後も)ビデオの秘密性は保たれているのでは」と話す。
■「起訴は難しい選択」
法務・検察内では「ビデオは秘密に当たる」という見方が大半だ。
法務省幹部は「海保として公開を考えて編集していた段階と、国会で取り扱いが議論になった段階とでは『秘密性』の程度も違ってくる。内容がある程度外部に説明されたら秘密にあたらないという解釈がされると、何でも秘密でなくなってしまう」と話す。
一方で、海上保安官の動機や入出経路次第では「刑事責任の追及は難しい」(検察幹部)との声もある。そもそも同法違反には「職務上知り得たもの」という構成要件があるためだ。
また、体を張って領海の安全を守っている海上保安官が「国民に真実を知ってほしい」などと「国民の知る権利」を主張した場合、「起訴しても、公判で議論となる余地はあるだろう」(法務省幹部)という意見もある。
検察幹部は「起訴するかは難しい選択」と明かし、「ビデオ公開は大半の国民から支持されている。世論に反して起訴したら検察も批判され民主党も持たないのではないか」と話した。』
『【映像流出】中国政府 日本政府批判の表現避ける
尖閣諸島沖の衝突ビデオが流出した事件について、11日午後、中国側が「日中関係に悪い影響を与えることは希望しない」と初めてコメントしました。
外務省・洪磊副報道局長:「我々は、ビデオ問題が日中関係に悪影響をもたらさないよう希望する」
中国外務省の報道官は、不快感は示したものの、胡錦涛国家主席の訪日を前に日本政府を直接、批判する表現は避けました。また、日中首脳会談について、菅総理大臣が「中国側がやるかどうかを判断することだ」と見解を示し、中国側に国際的な共通ルールのなかで責任を果たしていくことを求めたことについて、中国は平和路線を重視する国だと主張しました。
外務省・洪磊副報道局長:「中国は国際社会に責任を持つ国だ。中国は必ずや平和の道を歩んでいく」』
トランプに例えるなら菅首相が切り札だと思い込んでいた手持ちのカードを後ろにいた海上保安官が読み上げてその場にいるみんなに教えたようなものだからルールの上ではなんらかのペナルティがあっていいだろう.
しかし,その後の中国の対応を見ればこのカードは実は切り札でもなんでもなかったのではないだろうか.いや,もしかすると海上保安官が流出させたからこそ中国も日本政府と正面きって戦うことが出来なくなったのかも知れず,対中国という点では結果的にこの事件が菅首相やわが国にとって有利に働いた可能性は否定出来ないだろう.
いずれにしても海上保安官の動機が自分の職を賭してまでも「国民に真実を知ってほしい」ということであったのならば,情状酌量の余地は十分にあるのではないかと私は思う.
『産科医の当直を「労働時間」認定 大阪高裁も、奈良病院訴訟
病院の当直勤務は割増賃金が支払われる「時間外労働」に当たる、として、県立奈良病院の産科医2人が県に対象額の支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は16日、計約1500万円の支払いを命じた一審奈良地裁判決と同様に「当直は労働時間」と認定。双方の控訴を棄却した。
判決理由で紙浦健二裁判長は「入院患者の正常分娩や手術を含む異常分娩への対処など、当直医に要請されるのは通常業務そのもので、労働基準法上の労働時間と言うべきだ。勤務時間全部について割増賃金を支払う義務がある」と指摘した。
一方、応援要請に備えて自宅などで待機する「宅直勤務」については「医師らの自主的な取り組みで業務命令に基づくものとは認められず、労働時間には当たらない」と判断した。
判決によると、奈良病院の産婦人科には医師5人がおり、夜間や休日の当直勤務は1人が担当。産科医2人は2004~05年に各約210回、当直勤務に就いた。分娩に立ち会うことも多く、十分な睡眠時間が取りづらい勤務環境だったが、一回につき2万円の手当が支給されるだけで、時間外労働の割増賃金は支払われなかった。』
「当直医に要請されるのは通常業務そのもので、労働基準法上の労働時間と言うべきだ。」と言えば私の当直もまったく同じである.救急当番でなくても時間外に来る患者は通常の外来と同じに診察するし,救急車からの要請があればベッドがある限りは受け入れる.もちろん当直であるから入院患者さんの急変にも対応する.
しかるに今まで勤務した病院で当直時間内に来院した患者さんに通常業務と同じだけの診察や処置や緊急手術をしても当直料を上回る手当が支給された記憶はない.言うなれば医師の時間外勤務は当直料が上限ということだ.救急当番でなくとも救急患者が病院に運ばれていることは周知の事実なのに,厚生労働省は医師の給与が適切に支払われているかを監査したりはしないのである.
おそらく他の業種についてもそうなんだろうが,労働条件を監督するのも,その監督が適切に行われているかを監査するのも同じ厚生労働省だからどうにでもなるのだろう.もっとも,労働に見合っただけの報酬をちゃんと払っていたら今の診療報酬では病院経営が成り立たなくなるだろうから公的病院の勤務医でもない限りこんな訴訟をすることはできないだろう.
情報の豊富な最近の若い医師はこんな状況にはとっくに気がついているのだろうが,自分ではどうにもならないから我慢して働いているのだろう.当直の時間帯に一生懸命働いても医師も病院も報われないのだったら救急医療は今後ますます荒廃していくことだろう.
病院の当直勤務は割増賃金が支払われる「時間外労働」に当たる、として、県立奈良病院の産科医2人が県に対象額の支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は16日、計約1500万円の支払いを命じた一審奈良地裁判決と同様に「当直は労働時間」と認定。双方の控訴を棄却した。
判決理由で紙浦健二裁判長は「入院患者の正常分娩や手術を含む異常分娩への対処など、当直医に要請されるのは通常業務そのもので、労働基準法上の労働時間と言うべきだ。勤務時間全部について割増賃金を支払う義務がある」と指摘した。
一方、応援要請に備えて自宅などで待機する「宅直勤務」については「医師らの自主的な取り組みで業務命令に基づくものとは認められず、労働時間には当たらない」と判断した。
判決によると、奈良病院の産婦人科には医師5人がおり、夜間や休日の当直勤務は1人が担当。産科医2人は2004~05年に各約210回、当直勤務に就いた。分娩に立ち会うことも多く、十分な睡眠時間が取りづらい勤務環境だったが、一回につき2万円の手当が支給されるだけで、時間外労働の割増賃金は支払われなかった。』
「当直医に要請されるのは通常業務そのもので、労働基準法上の労働時間と言うべきだ。」と言えば私の当直もまったく同じである.救急当番でなくても時間外に来る患者は通常の外来と同じに診察するし,救急車からの要請があればベッドがある限りは受け入れる.もちろん当直であるから入院患者さんの急変にも対応する.
しかるに今まで勤務した病院で当直時間内に来院した患者さんに通常業務と同じだけの診察や処置や緊急手術をしても当直料を上回る手当が支給された記憶はない.言うなれば医師の時間外勤務は当直料が上限ということだ.救急当番でなくとも救急患者が病院に運ばれていることは周知の事実なのに,厚生労働省は医師の給与が適切に支払われているかを監査したりはしないのである.
おそらく他の業種についてもそうなんだろうが,労働条件を監督するのも,その監督が適切に行われているかを監査するのも同じ厚生労働省だからどうにでもなるのだろう.もっとも,労働に見合っただけの報酬をちゃんと払っていたら今の診療報酬では病院経営が成り立たなくなるだろうから公的病院の勤務医でもない限りこんな訴訟をすることはできないだろう.
情報の豊富な最近の若い医師はこんな状況にはとっくに気がついているのだろうが,自分ではどうにもならないから我慢して働いているのだろう.当直の時間帯に一生懸命働いても医師も病院も報われないのだったら救急医療は今後ますます荒廃していくことだろう.
今さらな感じもするが...
2010年11月17日 コンピュータ コメント (2)
『アップル、The Beatlesの楽曲をiTunes Storeで販売開始
AppleとApple Corps、EMIは米国時間11月16日、The Beatlesの楽曲をiTunes Storeで販売開始したことを発表した。すでに「www.apple.com」と「www.thebeatles.com」のサイトに「The Beatles.Now on iTunes」と表示され、iTunes Storeでは販売が開始されている。
13枚のスタジオアルバムのリマスター版がiTunes LP付属で提供されるほか、「Past Masters, Vols. 1 & 2」「The Beatles 1962-1966 (The Red Album)」「The Beatles 1967-1970 (The Blue Album)」などのアルバムもワールドワイドで購入できる。いずれもアルバム全体か楽曲単位での購入が可能で、日本での価格はアルバムが2000円から3000円、1曲単位の場合は200円となっている。またThe Beatlesが米国で初めてコンサートを行ったときの様子を収めたフィルム「Live at the Washington Coliseum, 1964」のコピーを収めた「The Beatles Box Set」も用意されている。
Jobs氏が率いるApple Inc.と、1968年に設立されたThe BeatlesのレコードレーベルApple Corps Ltd.が、「Apple」の名称とロゴの使用に関して和解した2007年当時も、iTunes StoreでのThe Beatlesの楽曲配信が現実味を帯びてきたと期待されたが、同レーベルがEMI Musicとの提携に基づき、同社のカタログの一部について初のデジタル配信を開始すると表明した2010年7月になっても、これは実現しなかった。
Appleはこのニュースについて前日の15日より、「iTunesに関するエキサイティングな発表」により「明日、いつもと同じ1日が、忘れられない1日になる」と予告し、いったい何が発表されるのかと技術ニュースサイトを賑わせていた。』
今日はジョブズ氏とiTunesによっては歴史的な1日なのかもしれないが,新曲があるわけでもないからiTunesからダウンロードしたところで曲が重複して,ただでさえ残り容量が少ないハードディスクを圧迫してしまうので元々CDから読み込んで持っている人にはあまり意味がないのではないだろうか.
もっとも私のプレイリストを調べたら「The Beatles 1962-1966 (The Red Album)」と「The Beatles 1967-1970 (The Blue Album)」のCDは持っていなかったみたいだ.iTuneで買うと各々3000円のようだが,アマゾンでCDを買うと2600円で買えるからどっちで買うのがいいだろうかと思ってしまう.
でも,せっかくだからこれらのアルバムと同じ曲順にしたプレイリストを作ってみることにした.The Red AlbumのほうはThe Beatles Best Selectionというオムニバスにほとんどが収録されていて,The Blue AlbumのほうはThe Beatles Best SelectionとOneとLove2006で半分くらい収録されていた.これにオリジナルアルバムからの曲を加えると全曲をそろえることができるが,これから聞く人や曲探しが面倒な人はiTunesでダウンロードするのは簡単でいいかもしれない.
もっとも今もビートルズのファンである人のほとんどは50〜70代の人のはずで経済的にもゆとりのある人達だろうから,iTunesでせっせとダウンロードしてiPodに入れたりするかもしれない.ちなみに私はビートルズよりもビーチボーイズの方が好きでCDもそれなりに集めてみたのだが,ビートルズに比べるとマイナーなのでCDで全曲収集するのは難しそうだ.ビーチボーイズもiTunesに出てはいるのだが,数が多すぎてとても収録曲を全部調べる気にはなれないのだ.
AppleとApple Corps、EMIは米国時間11月16日、The Beatlesの楽曲をiTunes Storeで販売開始したことを発表した。すでに「www.apple.com」と「www.thebeatles.com」のサイトに「The Beatles.Now on iTunes」と表示され、iTunes Storeでは販売が開始されている。
13枚のスタジオアルバムのリマスター版がiTunes LP付属で提供されるほか、「Past Masters, Vols. 1 & 2」「The Beatles 1962-1966 (The Red Album)」「The Beatles 1967-1970 (The Blue Album)」などのアルバムもワールドワイドで購入できる。いずれもアルバム全体か楽曲単位での購入が可能で、日本での価格はアルバムが2000円から3000円、1曲単位の場合は200円となっている。またThe Beatlesが米国で初めてコンサートを行ったときの様子を収めたフィルム「Live at the Washington Coliseum, 1964」のコピーを収めた「The Beatles Box Set」も用意されている。
Jobs氏が率いるApple Inc.と、1968年に設立されたThe BeatlesのレコードレーベルApple Corps Ltd.が、「Apple」の名称とロゴの使用に関して和解した2007年当時も、iTunes StoreでのThe Beatlesの楽曲配信が現実味を帯びてきたと期待されたが、同レーベルがEMI Musicとの提携に基づき、同社のカタログの一部について初のデジタル配信を開始すると表明した2010年7月になっても、これは実現しなかった。
Appleはこのニュースについて前日の15日より、「iTunesに関するエキサイティングな発表」により「明日、いつもと同じ1日が、忘れられない1日になる」と予告し、いったい何が発表されるのかと技術ニュースサイトを賑わせていた。』
今日はジョブズ氏とiTunesによっては歴史的な1日なのかもしれないが,新曲があるわけでもないからiTunesからダウンロードしたところで曲が重複して,ただでさえ残り容量が少ないハードディスクを圧迫してしまうので元々CDから読み込んで持っている人にはあまり意味がないのではないだろうか.
もっとも私のプレイリストを調べたら「The Beatles 1962-1966 (The Red Album)」と「The Beatles 1967-1970 (The Blue Album)」のCDは持っていなかったみたいだ.iTuneで買うと各々3000円のようだが,アマゾンでCDを買うと2600円で買えるからどっちで買うのがいいだろうかと思ってしまう.
でも,せっかくだからこれらのアルバムと同じ曲順にしたプレイリストを作ってみることにした.The Red AlbumのほうはThe Beatles Best Selectionというオムニバスにほとんどが収録されていて,The Blue AlbumのほうはThe Beatles Best SelectionとOneとLove2006で半分くらい収録されていた.これにオリジナルアルバムからの曲を加えると全曲をそろえることができるが,これから聞く人や曲探しが面倒な人はiTunesでダウンロードするのは簡単でいいかもしれない.
もっとも今もビートルズのファンである人のほとんどは50〜70代の人のはずで経済的にもゆとりのある人達だろうから,iTunesでせっせとダウンロードしてiPodに入れたりするかもしれない.ちなみに私はビートルズよりもビーチボーイズの方が好きでCDもそれなりに集めてみたのだが,ビートルズに比べるとマイナーなのでCDで全曲収集するのは難しそうだ.ビーチボーイズもiTunesに出てはいるのだが,数が多すぎてとても収録曲を全部調べる気にはなれないのだ.
もうそろそろダメかな...
2010年11月18日 社会の問題 コメント (1)『「フレーズ二つ覚えておけばいい」法相が地元会合の発言で陳謝
16日午前の衆院法務委員会で、国会答弁を軽視するような柳田稔法相の地元会合での発言をめぐり審議がストップ、柳田氏が「おわびを申し上げる」と陳謝する場面があった。
柳田氏は14日、広島市での国政報告会で、大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件などに言及。「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とのフレーズを挙げた上で「法相はいい。二つ覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」と発言した。さらに「法相が法を犯して話すことはできない。『政治家だからもっとしゃべれ』といわれてもしゃべれない」などと述べた。
同委員会で、自民党の河井克行氏がこれを取り上げ「法相という職を汚している発言」として謝罪と撤回を要求。審議が止まったため柳田氏が「委員会の審議では真(しん)摯(し)な答弁を心掛けたい」と陳謝し再開した。』
『民主・松崎議員が「恫喝」か 「俺を誰だと思ってる」
民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。
入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。
松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた場所に自分の車を呼び寄せるよう、車両誘導担当の隊員に要求した。だが、歩行者の安全確保策として片側通行にしていた道路を逆走させることになるため、隊員は松崎氏に駐車場まで歩くよう求めた。
ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」などと発言した。
別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「2度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう1度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。
松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に2度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。』
- 柳田法相が14日に広島市で開かれた法相就任を祝う会合での発言要旨-
「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた」
「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。これを使う。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど、実際の問題なんですよ。しゃべれない。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。まあ、何回使ったことか。使うたびに、野党からは責められ。政治家としての答えじゃないとさんざん怒られている。ただ、法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話。法を守って私は答弁している」
領海内で違法行為をはたらいた中国人船長を安易に釈放してしまったり,その軽はずみな言動で閣僚としての資質のなさを問われるような法相や,逆風が強まっているこの時期に恫喝まがいのことをしてさらに政府の足を引っ張る議員がいるようでは民主党政権はこの冬を越せるかどうかも怪しいのではないだろうか.
中国との関係悪化も不適切な閣僚人事を行ったのも責任はすべて総理大臣にあるだろう.いつまでも不景気が続くのも心配だが,政治の行方はもっと心配なような気がするのは私だけだろうか.
16日午前の衆院法務委員会で、国会答弁を軽視するような柳田稔法相の地元会合での発言をめぐり審議がストップ、柳田氏が「おわびを申し上げる」と陳謝する場面があった。
柳田氏は14日、広島市での国政報告会で、大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件などに言及。「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とのフレーズを挙げた上で「法相はいい。二つ覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」と発言した。さらに「法相が法を犯して話すことはできない。『政治家だからもっとしゃべれ』といわれてもしゃべれない」などと述べた。
同委員会で、自民党の河井克行氏がこれを取り上げ「法相という職を汚している発言」として謝罪と撤回を要求。審議が止まったため柳田氏が「委員会の審議では真(しん)摯(し)な答弁を心掛けたい」と陳謝し再開した。』
『民主・松崎議員が「恫喝」か 「俺を誰だと思ってる」
民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。
入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。
松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた場所に自分の車を呼び寄せるよう、車両誘導担当の隊員に要求した。だが、歩行者の安全確保策として片側通行にしていた道路を逆走させることになるため、隊員は松崎氏に駐車場まで歩くよう求めた。
ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」などと発言した。
別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「2度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう1度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。
松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に2度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。』
- 柳田法相が14日に広島市で開かれた法相就任を祝う会合での発言要旨-
「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた」
「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。これを使う。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど、実際の問題なんですよ。しゃべれない。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。まあ、何回使ったことか。使うたびに、野党からは責められ。政治家としての答えじゃないとさんざん怒られている。ただ、法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話。法を守って私は答弁している」
領海内で違法行為をはたらいた中国人船長を安易に釈放してしまったり,その軽はずみな言動で閣僚としての資質のなさを問われるような法相や,逆風が強まっているこの時期に恫喝まがいのことをしてさらに政府の足を引っ張る議員がいるようでは民主党政権はこの冬を越せるかどうかも怪しいのではないだろうか.
中国との関係悪化も不適切な閣僚人事を行ったのも責任はすべて総理大臣にあるだろう.いつまでも不景気が続くのも心配だが,政治の行方はもっと心配なような気がするのは私だけだろうか.
ボージョレー・ヌーボー
2010年11月20日 私の写真集 コメント (3)
週末の買い物に行ったスーパーの棚にあるのを見かけたので,一番人気がありそうなのを買ってきて飲んだ.ヌーボーはあまりおいしいというイメージがなかったのでここ何年かは飲まなかったのだが,これは大変おいしかった.
色々ありましたが,無事に週末を迎えられたことに乾杯!
色々ありましたが,無事に週末を迎えられたことに乾杯!
iOS 4.2 ダウンロード開始
2010年11月23日 コンピュータ『アップル、「iOS 4.2」を公開--iPadでのマルチタスク対応を可能に
Appleは11月22日、同社モバイルOSの最新版「iOS 4.2」が「iPad」「iPhone」「iPod touch」向けに利用可能となったことを発表した。同OSは、主な新機能としてAirPlayやAirPrintなどを搭載している。
AirPlayは、iPad、iPhone、iPod touchから音楽、ビデオ、写真をワイヤレスでApple TVにストリーミングすることを可能にする。AirMac ExpressとAirPlayを使ってステレオやパワードスピーカーにもワイヤレスでストリーミングすることや、今後市販予定のAirPlay対応のスピーカーに直接ストリーミングすることも可能となる。
AirPrintは、Wi-Fiプリントアーキテクチャとして、プリンタドライバ不要での印刷を可能にする。AirPrint対応プリンタを使うことで、iOSデバイスから直接プリントができるようになる。
また、iOS 4.2では、マルチタスク、フォルダ、統合インボックス、Game Center、AirPlay、AirPrintなど、iOS 4.0、4.1、4.2が持つ100以上の新機能をiPadでも利用可能にする。Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は、「iOS 4.2によりiPadはまったく新しい製品に生まれ変わる。iOS 4.2とiPadの組み合わせは、他のタブレットが目指すことを望みながら、ほぼ到達できないであろう新たな目標を定義するもの」とリリースで述べている。
さらに、Appleは、iOS 4.2の公開に伴い、紛失したiPad、iPhone、iPod touchを探す機能「iPhone(iPad、iPod touch)を探す」が、MobileMeに加入しなくても無料で使えるようになったことも発表した。無料の「iPhoneを探す」機能は、iPhone 4、iPad、第4世代のiPod touchで利用可能だとAppleは述べている。Appleによると、「iPhoneを探す」アプリケーションはApp Storeから無料でダウンロードすることができるという。
本稿執筆時点では、iOS 4.2はダウンロード可能となっていない。MacStoriesとMacWorldでは、ダウンロードの開始は米国太平洋時間午前10時になるのではと予想している。』
日本では本日午前3時からダウンロード可能となったようです.私も今アップデート中です.iOS4.2はiPhone4GユーザーよりもiPadユーザーにメリットが大きいようですが,iPhone3GをiOS4にして遅くなったと嘆いているユーザーも今回のアップデートで以前のスピードを取り戻せるようです.
私が以前使っていたiPhone 3GはSIMが無効になったので今は娘がiPod touchのように使っています.アップデートによる速度低下が心配でiOS4にしていませんでしたが,娘はOSが異なるために私と同じApp.が使えないのが不満なようなのでiOS4.2にはアップデートしてみようかと思っています.
Appleは11月22日、同社モバイルOSの最新版「iOS 4.2」が「iPad」「iPhone」「iPod touch」向けに利用可能となったことを発表した。同OSは、主な新機能としてAirPlayやAirPrintなどを搭載している。
AirPlayは、iPad、iPhone、iPod touchから音楽、ビデオ、写真をワイヤレスでApple TVにストリーミングすることを可能にする。AirMac ExpressとAirPlayを使ってステレオやパワードスピーカーにもワイヤレスでストリーミングすることや、今後市販予定のAirPlay対応のスピーカーに直接ストリーミングすることも可能となる。
AirPrintは、Wi-Fiプリントアーキテクチャとして、プリンタドライバ不要での印刷を可能にする。AirPrint対応プリンタを使うことで、iOSデバイスから直接プリントができるようになる。
また、iOS 4.2では、マルチタスク、フォルダ、統合インボックス、Game Center、AirPlay、AirPrintなど、iOS 4.0、4.1、4.2が持つ100以上の新機能をiPadでも利用可能にする。Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は、「iOS 4.2によりiPadはまったく新しい製品に生まれ変わる。iOS 4.2とiPadの組み合わせは、他のタブレットが目指すことを望みながら、ほぼ到達できないであろう新たな目標を定義するもの」とリリースで述べている。
さらに、Appleは、iOS 4.2の公開に伴い、紛失したiPad、iPhone、iPod touchを探す機能「iPhone(iPad、iPod touch)を探す」が、MobileMeに加入しなくても無料で使えるようになったことも発表した。無料の「iPhoneを探す」機能は、iPhone 4、iPad、第4世代のiPod touchで利用可能だとAppleは述べている。Appleによると、「iPhoneを探す」アプリケーションはApp Storeから無料でダウンロードすることができるという。
本稿執筆時点では、iOS 4.2はダウンロード可能となっていない。MacStoriesとMacWorldでは、ダウンロードの開始は米国太平洋時間午前10時になるのではと予想している。』
日本では本日午前3時からダウンロード可能となったようです.私も今アップデート中です.iOS4.2はiPhone4GユーザーよりもiPadユーザーにメリットが大きいようですが,iPhone3GをiOS4にして遅くなったと嘆いているユーザーも今回のアップデートで以前のスピードを取り戻せるようです.
私が以前使っていたiPhone 3GはSIMが無効になったので今は娘がiPod touchのように使っています.アップデートによる速度低下が心配でiOS4にしていませんでしたが,娘はOSが異なるために私と同じApp.が使えないのが不満なようなのでiOS4.2にはアップデートしてみようかと思っています.
拙速だったようだが...
2010年11月24日 コンピュータ『アップル、「iOS 4.3」を12月半ばにリリースか--MacStories
Appleは「iOS 4.3」の12月半ばのリリースをすでに計画しているという。MacStoriesが米国時間11月23日、「信頼できる情報源」からの情報として報じた。iOS 4.3は、AppleとNews Corp.が共同で制作する「iPad」専用アプリ「The Daily」をサポートするものだという。同記事によると、AppleはWi-Fiに関連した問題のために「iOS 4.2」のリリースを遅らせる前から新しいiOS 4.xを12月半ばにリリースすることを計画しており、より具体的には、「12月13日にiOS 4.3をリリースするよう計画していた」という。
The Dailyの発表日は12月9日になる可能性があるとDaring FireballのJohn Gruber氏は伝えている。その翌週にiOS 4.3がリリースされるというのは筋の通ったことだと言えるが、The DailyにはiOSのアップデートが必要になるだろうという仮定のみを根拠とした推測に過ぎないとも考えられる。
MacStoriesの記事ではさらに、iOS 4.3には「バグ修正とコードのメンテナンスが含まれる。おそらく『AirPlay』の初期の問題に対する対応がなされると思われるが、まだ確証は取れていない」としている。』
iOS 4.2をiPhoen 4にインストールしたが,あまりメリットがない.いや,メリットがないどころかデメリットのほうが多いみたいだ.不特定のアプリが落ちて画面にリンゴマークが出るのをもう2回くらい体験したし,Bluetoothで音楽を聴いていたら音が時々途切れたりもするようになった.
まさかバグがあるのがわかっていたのに11月中のリリースにこだわったわけでもないだろうが,はっきり言ってちょっと完成度が低すぎたのではないだろうか.AirPlayは使っていないのでわからないし,AirPrintはHPのプリンタしか対応してないようなので使い物にならない.アップデートに時間がかかった割にあまりいい事がなくてがっかりしている.
それでも,一つだけはいい事があった.それは娘が使っているiPhone 3Gで私のiPhone 4と同じアプリが走るようになったことだ.娘はフォルダが使えるようになって見た目が私のiPhone 4と同じになったことにはすごく満足しているようだ.
Appleは「iOS 4.3」の12月半ばのリリースをすでに計画しているという。MacStoriesが米国時間11月23日、「信頼できる情報源」からの情報として報じた。iOS 4.3は、AppleとNews Corp.が共同で制作する「iPad」専用アプリ「The Daily」をサポートするものだという。同記事によると、AppleはWi-Fiに関連した問題のために「iOS 4.2」のリリースを遅らせる前から新しいiOS 4.xを12月半ばにリリースすることを計画しており、より具体的には、「12月13日にiOS 4.3をリリースするよう計画していた」という。
The Dailyの発表日は12月9日になる可能性があるとDaring FireballのJohn Gruber氏は伝えている。その翌週にiOS 4.3がリリースされるというのは筋の通ったことだと言えるが、The DailyにはiOSのアップデートが必要になるだろうという仮定のみを根拠とした推測に過ぎないとも考えられる。
MacStoriesの記事ではさらに、iOS 4.3には「バグ修正とコードのメンテナンスが含まれる。おそらく『AirPlay』の初期の問題に対する対応がなされると思われるが、まだ確証は取れていない」としている。』
iOS 4.2をiPhoen 4にインストールしたが,あまりメリットがない.いや,メリットがないどころかデメリットのほうが多いみたいだ.不特定のアプリが落ちて画面にリンゴマークが出るのをもう2回くらい体験したし,Bluetoothで音楽を聴いていたら音が時々途切れたりもするようになった.
まさかバグがあるのがわかっていたのに11月中のリリースにこだわったわけでもないだろうが,はっきり言ってちょっと完成度が低すぎたのではないだろうか.AirPlayは使っていないのでわからないし,AirPrintはHPのプリンタしか対応してないようなので使い物にならない.アップデートに時間がかかった割にあまりいい事がなくてがっかりしている.
それでも,一つだけはいい事があった.それは娘が使っているiPhone 3Gで私のiPhone 4と同じアプリが走るようになったことだ.娘はフォルダが使えるようになって見た目が私のiPhone 4と同じになったことにはすごく満足しているようだ.