冬の節電は無理
『北海道、冬の節電目標「7%」軸 今夏並み水準

 政府は今冬の北海道の節電目標を一昨年比7%以上とする案を軸に最終調整に入った。北海道電力の泊原子力発電所の再稼働が期待できないなか、今夏並みの抑制を最も需給が厳しい冬場で求める。火力発電所の出力増などで一定の予備率を見込むものの、大型の火力発電所や本州からの電力融通が止まれば需給が急に逼迫する懸念が残る。目標付きの節電要請を通じ、冬の計画停電回避をめざす。

 30日に有識者からなる電力の需給検証委員会を開き、今冬の見通しの報告書を作成。週内にも開く関係閣僚会議で冬の電力需給対策をまとめる。節電の目標は大幅な率に不満を示す産業界に配慮し7%以上とする方向だ。政府内には10%程度とさらに厳しい数値を掲げるべきだとの意見もなお残っている。

 北海道電管内は出力が最大の火力発電所が停止した場合、電力の余裕度を示す域内の予備率はマイナス5.8%まで落ち込み、供給が需要を下回る。火力発電所のトラブルが全体の供給に与える影響が大きいため、数値目標付きの節電で需要を抑え、厳冬下での停電リスクを小さくする。

 国と北海道は節電目標の実現に向け、電力逼迫時に企業に電力の使用を控えてもらう「随時調整契約」の拡大をめざす。北海道以外の地域にも、今冬は各家庭・企業で定着した節電を実施するように政府として電力利用者に要請する。』

 7%の節電というのは実は結構厳しいものだと私は思う.10%の節電なんて一般家庭では到底無理なのではないだろうか.

 実は先日,北海道電力から「みんなde節電キャンペーン」の結果というのが送られて来た.それによると我が家の今夏の節電は5%(小数点以下四捨五入)だったそうだ.そして,景品としてボールペンが同封されていた.

 本当は7%の節電を達成して1000円のQUOカードを狙っていたのだが,見当違いも甚だしい結果となってしまった.

 今や我が家の常時使う照明器具はLED電灯に交換済みで消費電力で以前の半分以下になったし,常時稼働しているPCの数も2台は減らしたのだが,それでも5%の節電にしかならなかった.

 これ以上減らすとなるとサーバー以外のPCの電源を落として常時使えなくするくらいしか思いつかないのだが,それではたかが知れている.これから冬期になり夜の時間は長くなるし,娘が中学生になり勉強時間が増えて家族の就眠時刻は遅くなる一方なのでこれ以上の節電はどうも無理なように思える.

 節電目標がもし10%になったらおそらく日常生活に支障が出るようになるのではないかと心配になる.一部では計画停電時には道路も一部通行止めになるようなことも書かれていたが,さすがに冬期にそこまで行くと原発事故が起きなくとも重大な被害が起きそうな気もしてくる.

 泊原発は果たして稼働できるかどうかも今のところわからないが,少なくともさらなる省エネ機器の導入と代替エネルギーの開発だけは早急に進める必要があるということだけは間違いなさそうだ.

 

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