2009年最後の当直
 病院の外来は半日で終了し年末年始の休みに入ったが,私は明日の朝まで今年最後の当直中である.今年の10大ニュースなんていうのが色んなところで取り上げられているので,私にとってのこの1年のニュースを考えてみた.

 手術では珍しい形をした若年者の破裂脳動脈瘤や,久しぶりにやったEC-ICバイパスなどが印象に残っているが,ここに書くわけにもいかないので省略すると,まあ一番は難しい症例が多かったわりに結果が出せたことだろう.

 病棟では,新型インフルの流行を含め感染症による合併症で不幸な転帰をとった慢性期療養の患者さんが例年になく多かったような印象もある.やはり感染症はいつになっても侮り難いものだということを強く感じた一年だった.

 満床による救急患者のお断りも日常的になり,医療崩壊が一般に認知されたのか救急患者の家族の理解度も向上したような気もしたが,経済的な理由で健康を害したと思われる高齢者の搬入は以前より増えているようで言葉にならない疲労感を感じる機会が増えた.

 趣味のほうでは,昨年末に目標とした北海道マラソン完走を達成したことが一番だったが,ハーフマラソンで右膝を痛めて走れなくなり,その後に自転車で転倒して左肩を痛めたりして本番1ヶ月前までほとんど練習にならなかったのは結果に大きく影響したと思われる.

 マラソンに集中したこともあり,写真と自転車はあまり進歩がなかったので来年は新しい機材を投入して新しいことに挑戦してみたいと思っている.エアロバイクでのトレーニングを昨年よりは熱心に続けているせいか全身持久力は少しずつ向上しているようで,今朝の測定でMOUの最高値を記録できたのは来年につながるいいニュースだった.

 自分の技術と体力をさらに向上させてモチベーションを維持するのを目標として,来年も仕事と私生活を共に充実させたいと思っています.

 今年も私のブログを訪れてくれた皆様に御礼を申し上げるとともに,来年が皆様にとって良い年となるようお祈りいたします.

 今年もどうもありがとうございました.         ブログ脳外科医

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