『開会式で地球をかたどったドローンは1824台のIntel製「Shooting Star」

 東京五輪の開会式が7月23日、国立競技場で行われた。競技場の上空で多数のドローンが市松模様のエンブレムを形成し、地球の形に変わるパフォーマンスがハイライトの1つになった。使われたドローンは1824台。米Intelの「Shooting Star」システムだ。

 Intelのドローンは2018年の平昌五輪でも活躍した。このときは1218台でギネス記録を更新した。

 Shooting Starは重さ330グラム、ローターの直径が15センチの小型クアッドコプター。LEDライトの組み合わせで40億以上の色の光を表現できる。1台のPCで数千台のドローン群全体をコントロールする。IntelのWebサイトによると、現在は2タイプのドローンがあるが、23日に公開された動画(記事末に転載)を見ると、開会式で使われたのはオリジナルの「CLASSIC DRONE」のようだ。

 Intelはドローンによるライトショーをパッケージで請け負っており、例えば200台のCLASSIC DRONEによるショーであれば価格は9万9000ドル(約1100万円)だ。ドローン群で動きのある立体感を実現するカスタムソフトウェアの開発、航空承認や安全性の確認、プロジェクト管理、セットアップなどが含まれる。』

ニュースで開会式の地球を模したドローンを見た。何も知らずに初めて見た人は感動したかもしれないが、実態は平昌五輪の焼き直しで目新しいものでもないし、ドローンシステムだって米国のインテル製で国産ではない。ドローンの規制ばかりするが、ドローンの開発では日本はすでに周回遅れなのだ。

歌と踊りとドローンと花火。大金をかけて今までの開会式よりただ豪華にしただけの子供だましのショーにしか見えないし、コロナで困っている人が国内にも大勢いるのにこんなことにお金を使うのがもったいないように思えたのは私だけだろうか。

聞けば、ボランティアに用意したお弁当も大量に廃棄されているらしい。まさにフードロスではないか。選手にストレスを与えないように選手村に入らずに、国立競技場周辺のホテルに泊まった柔道の選手が金だ銀だとニュースに出ても感動なんてあるわけない。これを地の利だとか言ってたが、日本の武道家の精神も地に落ちたものだ。

バッハ会長が天皇陛下に先んじて開会式で手を振る写真が出ていたが、まるでコロシアムで民衆に手を振るローマ皇帝のように見えた。コロナ下で逆境に耐えながら五輪に参加している選手が、まるでバッハに回されてる猿のようで哀れで悲しく思えてきた。

インド株の感染者が急増し、ファイザー製のワクチンの効果が30%台になって呑気に五輪を観戦する気には到底なれないが、そうでもない人もいるようだから他人の考えはつくづくわからないものだ。

コメント

yasai
2021年7月25日17:12

そうですね 日本の官僚?の考え方に 腹が立って来ますね

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