選択権

2021年1月29日 コンピュータ
『GoogleがiOS 14のプライバシーポリシー変更に伴ってIDFA取得をやめると発表

Appleが2020年6月のWWDCで発表した、「iOS14以降は、トラッキングや端末の広告識別子(IDFA)へのアクセスを行うために、ユーザーの許可が必要になる」というプライバシーポリシーの変更に対して、GoogleがiOSアプリでIDFA取得をやめることを明らかにしました。

発表によると、Googleは「App Storeで提供するすべてのGoogleアプリに関して、Appleのガイドラインを順守するため取り組んでいる」とのことで、プライバシーポリシー変更にあたって、IDFAを使わないようにすることを明らかにしました。

このため、Googleのアプリでは、ユーザーに対してトラッキングやIDFA取得の許可を求めるプロンプトは表示されないとのこと。


なお、プライバシーポリシーが変更されると、広告の効果を判断するための指標の可視性が低下するため、iOS上のGoogle広告の収益に大きな影響が出るものとみられています。これに対応して収益率を上げるため、Googleではアプリ開発者に対して、IDFAを使わずに広告データの測定を行えるAppleのSKAdNetworkに対応したGoogle Mobile Ads SDK バージョン7.64以降を導入するよう薦めています。

ちなみに、プライバシーポリシー変更とは別に、Appleはアプリがどういったデータを収集・使用しているかを示す「プライバシーラベル」の表示を2020年12月8日から義務づけていますが、Googleの各種アプリはラベル表示が義務化される以前から更新されていないため、ラベルが表示されていません。』

『「Appleの広告トラッキングに関する仕様変更は小規模ビジネスに壊滅的な影響を与える」と主張するFacebookにティム・クックCEOが返答


Appleは従来の広告企業などによるユーザーデータの使用方法がプライバシーを侵害するものであるとして、iOS 14以降のiOS端末では「ユーザーが許可しない限り広告識別子のIDFAを広告企業が使用することができないように、プライバシーポリシーを改訂する」としています。このAppleの方針転換に対して広告企業からは大きな不満が噴出しており、特に広告収入を主力とするFacebookは強くApple側を非難しており、新聞紙にAppleの方針転換に関する批判広告を掲載したほどです。こういったFacebookからの批判の声に対して、Appleのティム・クックCEOはTwitter上で反論しています。

Tim Cook responds to Facebook’s attack ads with tweet about privacy | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/20/12/18/tim-cook-responds-to-facebooks-attack-ads-with-tweet-about-privacy

Appleは2020年6月に開催された開発者向けイベントのWWDC 2020の中で、アプリがユーザーの許可なくユーザーの個人情報を収集することを禁じるようにプライバシーポリシーを改訂することを発表しました。具体的に何がどのように変更されるかというと、これまでユーザーの許可なしで使用可能であったiOS端末向けの広告識別子・IDFAが、ユーザーの許可がなければ利用できないようになります。

IDFAはiOS端末ユーザー向けのターゲティング広告で広く使用されているものであるため、IDFAの使用が許可制になれば広告企業にとっては大きな影響が出ることは明白。そのため、Appleがプライバシーポリシーの改訂を発表してから、Facebookは「iOS 14のプライバシーポリシー改訂でターゲティング広告が難しくなり広告収入が激減する」といった警告を度々発表してきました。

Facebookが「iOS 14のプライバシーポリシー改訂でターゲット広告が難しくなり広告収入が激減する」と警告

Facebookや広告企業からの反発を受け、一時は広告トラッキングに関する仕様変更を延期すると決断していたAppleですが、2020年12月14日に「App Storeではユーザーがアプリをダウンロードする前に、製品ページでアプリが収集する可能性のあるデータや、データが追跡に使用されているかを確認できるようになります」と発表し、広告トラッキングに関する仕様変更に向けた一歩を踏み出しました。

これにより、Facebookアプリではどのような情報が収集されているかが明らかになり、かなり広範な情報を収集していたことが判明しています。

こういったAppleの動きを批判してきたFacebookは、2020年12月16日にニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナルといった新聞上に広告を掲載し、「(Appleによる広告トラッキングに関する仕様変更が)パーソナライズされた広告を制限することとなり、これは我々のような大企業にも影響しますが、小規模ビジネスには壊滅的な影響を与えることとなります」と主張しています。

Facebookが複数の新聞紙上に掲載した広告に対して、Appleのティム・クックCEOは2020年12月18日に自身のTwitterアカウント上で反応。クックCEOは「我々は、ユーザーが収集される自身に関するデータと、その使用方法を選択できるべきであると考えています。Facebookはこれまで同様にアプリやウェブサイト経由でユーザーをトラッキングし続けることができますが、iOS 14のユーザーのプライバシーとデータの使用というプライバシーポリシーでは、最初にユーザーにデータの使用に関する許可を求める必要があります」とツイートし、広告トラッキングをするか否かの選択肢をユーザーにゆだねただけであり、完全にユーザーのトラッキングが不可能になったわけではないと主張しています。

FacebookはAppleによる広告トラッキングに関する仕様変更が実施されれば、広告収入が60%減少すると予測しています。なお、Appleによる広告トラッキングに関する仕様変更は2021年初頭にスタートする予定です。』

私はFBが広範なユーザー情報の収集をおこなっていることがわかった時に、FBのアカウントを削除した。

iOS14からはユーザーの許可なく情報収集ができなくなるので、購入履歴や閲覧履歴や住所などの情報を利用した広告が現れるといったことが減るのだろう。

中国製の携帯電話では、ほとんど全ての情報がだだ洩れになるだけでなく、中国共産党に利用できるようになっているのだから大違いである。

ユーザーつまり国民個人には選択権を与えないというのが共産主義のやり方だが、NHKのやっていることはまさにこれと同類のことだ。

NHKはネットの世界にも、放送法の規定を持ち込もうとしているが、これもネットの常識ではあり得ない話だ。

日本もやっと個人の自由や個人情報に対する意識が高まってきたが、実際のところはまだまだ発展途上だろう。

コロナで政治家の中身が露呈する機会が増えて、いかにそのレベルが低いかということがよくわかったが、低いなら低いなりにもっと勉強して努力してもらわないと給料分働いているとは言えないだろう。

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