それでいいのかNHK
2020年5月27日 社会の問題『NHK「重く受け止め」チコちゃん岡村降板の署名
NHKは27日、今月の定例の放送総局長会見が中止となったことを受け、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に書面で答えた。
「チコちゃんに叱られる!」に出演する岡村隆史のラジオでの不適切発言について「他社の番組での発言について、NHKがコメントする立場にはないが、すでに、所属事務所に対して遺憾の意を伝え、本人も、発言は配慮に欠けるもので、多くの方に不快な思いをさせてしまったと反省していると、うかがっている」と回答。
岡村降板の電子署名運動が行われていることについては「視聴者の皆さまの声として重く受け止めている。視聴者の声を真摯(しんし)に受け止め、これからも楽しんでいただける番組を届けたい」と答えた。』
『ナイナイ岡村「風俗発言」 改めて女性差別考える 過度な「制裁」疑問の声も
お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(49)が深夜のニッポン放送「オールナイトニッポン(ANN)」で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で困窮する女性を蔑視したととれる発言をしたことが、波紋を広げている。女性を見下した差別的発言だという批判が収まらない一方、過度な制裁を疑問視する声もある。(佐藤直子)
岡村さんは四月二十三日深夜の生放送で、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言。これに対し「性的搾取を待ちわびている」「女性蔑視だ」などと批判が集中した。
岡村さんは同三十日のANNで、「たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、心から謝罪させていただきます」と謝罪。所属の吉本興業はホームページで岡村さんの謝罪文を掲載した。だが、インターネット上では、岡村さんが出演中のNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の降板と謝罪を求める署名などの呼びかけが展開され、批判は収まっていない。
この署名とは別に、俳優・アクティビストの石川優実さんは、「チコちゃん―」で、岡村さん出演の上で女性の貧困問題やフェミニズムについて学べる番組の放送を求めるネット署名を呼び掛けた。
石川さんは「セックスワークに行き着くにもいろんな理由があるが、岡村さんは、貧困が原因で選択肢がなく選ぶ人を自分の楽しみに結びつけて語った。貧困からセックスワークを選ぶのは男性よりも女性が圧倒的に多いことも分かっているはず。失言ではすまされない」と批判。その上で、「降板だけでは責任を取ったと言えない。降板できないなら、『チコちゃん』の番組で女性差別の問題をしっかり学んでほしい」と訴えた。
一方で、番組降板などを求める声に異論を唱える声もある。性産業従事者の労働環境問題に取り組む民間団体「SWASH(スウォッシュ)」の要友紀子代表は「岡村氏の発言は不快感を与えるものだったとは私も思う」とした一方で、「差別は岡村さんだけの問題ではない。貧困によって風俗で働く人たちを『かわいそう』と語る人たちのまなざしには職業差別の意識がある。男性も風俗で働いており、女性差別問題と矮小化しないでほしい。岡村さんは素直に謝罪した。これ以上、追い詰めるのはいじめと同じ」と指摘した。
ラジオリポーター出身の放送作家山田美保子氏は「私は芸人さんには甘いかも」と前置きし「岡村さんを擁護はできないが、深夜ラジオという内輪感覚のある場で、つい言ってしまったのかな」とみる。
「番組の放送中に『今の発言はいけない』と制作スタッフのだれかが止めたり、CMの後でも仕切り直したりできなかったことが驚き。見逃されたのは残念だ」と語る。
四月三十日のANNには、岡村さんの謝罪後に、コンビを組む矢部浩之さん(48)も出演。「電波に乗せてそういうことを言ったのは大問題。致命的や。性格変えろ」などと相方を厳しく諭した。
山田氏は「矢部さんがきちんとフォローしたのはよかった」と評価しつつ、岡村氏発言を巡り、建設的な議論や意見表明の署名などだけでなく、ストレス解消目的のような投稿があふれることが気になるという。「岡村さんの発言を不快に思った人がたくさんいるのは事実だろうが、発言に乗じてたたきつぶせといわんばかりの熱狂。ゆがんだ正義のようで怖い」』
この人の中に貧困女性を蔑視する考えがないのだったら、こういう発言は出てこないのだろうし、謝罪したとしてもこの考え方が変わることはないだろう。
人間そう簡単に変われるものではないと私は思う。しかるにNHKは謝罪を受け入れて降板はさせないらしいが、国民から受信料を徴収している準国営放送としてこれはどうなんだろうと私は思う。
こういう考え方は、今問題になっている虐めやネットでの誹謗中傷の根底にある考え方ではないだろうか。
自分が今は強い立場や何を言っても構わないと思っている人であっても、いつ弱い立場になったり実名を晒されて誹謗中傷される側になるとも限らないということをわからない人が多すぎると私は思う。
結局、自分のやったことは自分に返ってくるということを忘れてはいけないだろう。
NHKも政権に忖度したり、社会的弱者を蔑視したりするものを擁護したり、民法といいながら国民から集金して自分たちが高給取りになっているのに国民のための放送局などという欺瞞はもう長くは続かないだろう。
コロナ騒ぎですっかり目が覚めた国民はそんなことを許すはずがないだろう。
NHKは27日、今月の定例の放送総局長会見が中止となったことを受け、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に書面で答えた。
「チコちゃんに叱られる!」に出演する岡村隆史のラジオでの不適切発言について「他社の番組での発言について、NHKがコメントする立場にはないが、すでに、所属事務所に対して遺憾の意を伝え、本人も、発言は配慮に欠けるもので、多くの方に不快な思いをさせてしまったと反省していると、うかがっている」と回答。
岡村降板の電子署名運動が行われていることについては「視聴者の皆さまの声として重く受け止めている。視聴者の声を真摯(しんし)に受け止め、これからも楽しんでいただける番組を届けたい」と答えた。』
『ナイナイ岡村「風俗発言」 改めて女性差別考える 過度な「制裁」疑問の声も
お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(49)が深夜のニッポン放送「オールナイトニッポン(ANN)」で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で困窮する女性を蔑視したととれる発言をしたことが、波紋を広げている。女性を見下した差別的発言だという批判が収まらない一方、過度な制裁を疑問視する声もある。(佐藤直子)
岡村さんは四月二十三日深夜の生放送で、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言。これに対し「性的搾取を待ちわびている」「女性蔑視だ」などと批判が集中した。
岡村さんは同三十日のANNで、「たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、心から謝罪させていただきます」と謝罪。所属の吉本興業はホームページで岡村さんの謝罪文を掲載した。だが、インターネット上では、岡村さんが出演中のNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の降板と謝罪を求める署名などの呼びかけが展開され、批判は収まっていない。
この署名とは別に、俳優・アクティビストの石川優実さんは、「チコちゃん―」で、岡村さん出演の上で女性の貧困問題やフェミニズムについて学べる番組の放送を求めるネット署名を呼び掛けた。
石川さんは「セックスワークに行き着くにもいろんな理由があるが、岡村さんは、貧困が原因で選択肢がなく選ぶ人を自分の楽しみに結びつけて語った。貧困からセックスワークを選ぶのは男性よりも女性が圧倒的に多いことも分かっているはず。失言ではすまされない」と批判。その上で、「降板だけでは責任を取ったと言えない。降板できないなら、『チコちゃん』の番組で女性差別の問題をしっかり学んでほしい」と訴えた。
一方で、番組降板などを求める声に異論を唱える声もある。性産業従事者の労働環境問題に取り組む民間団体「SWASH(スウォッシュ)」の要友紀子代表は「岡村氏の発言は不快感を与えるものだったとは私も思う」とした一方で、「差別は岡村さんだけの問題ではない。貧困によって風俗で働く人たちを『かわいそう』と語る人たちのまなざしには職業差別の意識がある。男性も風俗で働いており、女性差別問題と矮小化しないでほしい。岡村さんは素直に謝罪した。これ以上、追い詰めるのはいじめと同じ」と指摘した。
ラジオリポーター出身の放送作家山田美保子氏は「私は芸人さんには甘いかも」と前置きし「岡村さんを擁護はできないが、深夜ラジオという内輪感覚のある場で、つい言ってしまったのかな」とみる。
「番組の放送中に『今の発言はいけない』と制作スタッフのだれかが止めたり、CMの後でも仕切り直したりできなかったことが驚き。見逃されたのは残念だ」と語る。
四月三十日のANNには、岡村さんの謝罪後に、コンビを組む矢部浩之さん(48)も出演。「電波に乗せてそういうことを言ったのは大問題。致命的や。性格変えろ」などと相方を厳しく諭した。
山田氏は「矢部さんがきちんとフォローしたのはよかった」と評価しつつ、岡村氏発言を巡り、建設的な議論や意見表明の署名などだけでなく、ストレス解消目的のような投稿があふれることが気になるという。「岡村さんの発言を不快に思った人がたくさんいるのは事実だろうが、発言に乗じてたたきつぶせといわんばかりの熱狂。ゆがんだ正義のようで怖い」』
この人の中に貧困女性を蔑視する考えがないのだったら、こういう発言は出てこないのだろうし、謝罪したとしてもこの考え方が変わることはないだろう。
人間そう簡単に変われるものではないと私は思う。しかるにNHKは謝罪を受け入れて降板はさせないらしいが、国民から受信料を徴収している準国営放送としてこれはどうなんだろうと私は思う。
こういう考え方は、今問題になっている虐めやネットでの誹謗中傷の根底にある考え方ではないだろうか。
自分が今は強い立場や何を言っても構わないと思っている人であっても、いつ弱い立場になったり実名を晒されて誹謗中傷される側になるとも限らないということをわからない人が多すぎると私は思う。
結局、自分のやったことは自分に返ってくるということを忘れてはいけないだろう。
NHKも政権に忖度したり、社会的弱者を蔑視したりするものを擁護したり、民法といいながら国民から集金して自分たちが高給取りになっているのに国民のための放送局などという欺瞞はもう長くは続かないだろう。
コロナ騒ぎですっかり目が覚めた国民はそんなことを許すはずがないだろう。
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