『改正健保法が成立=マイナンバーカードが保険証に-扶養家族、国内居住に限定

 マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにする改正健康保険法などが15日午前、参院本会議で自民、公明、立憲民主、国民民主各党などの賛成多数で可決、成立した。

 利便性を高め低迷するカード普及率を向上させるとともに、受診時の本人確認をより確実に行えるようにするのが狙い。2021年3月からの施行を目指す。

 改正法はまた、外国人労働者の受け入れ拡大に対応し、健康保険が適用される扶養家族を原則国内居住者に限定する規定も盛り込んだ。医療費の抑制や不正利用の防止が目的。

 マイナンバーカードの保険証利用では、医療機関の窓口で、カード裏面のICチップの情報を機器で読み取り、保険診療の支払い審査機関への照会などを通じて患者の保険資格を確認できるようになる。制度が浸透すれば、健康保険組合などが保険証を発行する必要性も薄れる。』

マイナンバーはいまや納税の時に必要なのでどうしようもないが、今のところマイナンバーカードがなくて絶対に困るというようなことはない。だから面倒な交付手続きが嫌でカードを持たない人が多いのは当たり前だ。

そこで、使用頻度の高い健康保険証の代わりにしてカードの普及を計ろうというのだろうが、とんでもない話だ。

厳重に管理されなければならないマイナンバーを財布にいれて持ち歩けというのは、マイナンバーをわざわざ危険な状態にしろと言うようなもので全くおかしな話である。

おまけに病院が自主的にカード読み取り機を購入して、マイナンバーの取り扱いにも注意を払えとは現場に責任を丸投げしていることに他ならない。

カードを使う方も使われる方も、負担が大きくてやる気にならないだろう。

とどめは、従来の保険証はそのまま使えるというのだから全くお話にならない。Apple WatchでQuickpayする時代に今さらもう一枚カードを持ち歩くことのどこがIT化なのだろう。

マイナンバーカードは日本の官僚や政治家の先見の明のなさを象徴する時代遅れの産物だ。どうせやるならマイナンバーではなく生体認証システムにでもするべきだったろう。Touch IDやFace IDの方がよほどましだ。

おバカな官僚や政治家に騙されない賢い国民にならないと、ただ利用されるだけになるから注意が必要だろう。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索