『 トランプ氏、クリントン氏に大番狂わせの勝利-国民は既成勢力拒否

8日投開票が行われた米大統領選挙で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が当選、米国の第45代大統領になることが決まった。直近の世論調査でリードを許していた民主党候補ヒラリー・クリントン氏を破る大番狂わせ。既成の政治勢力を拒否したトランプ氏の予想外の勝利は、金融市場を揺るがすばかりか、米国の各政策の優先順位や米国と世界の関係を根底から変える可能性がある。

  AP通信とテレビネットワークが9日未明伝えたところによれば、リアリティー番組の元司会者で公職経験ゼロの不動産王トランプ氏(70)が激戦州のウィスコンシン州を制したことで、これまでに獲得した選挙人数が勝利に必要な過半数の270人に到達し、当選が決まった。トランプ氏は来年1月20日の大統領就任式を経て大統領に就任、腐敗して信頼に値しないと批判していたホワイトハウスを率いることになる。

  同時に行われた連邦議会選挙でも共和党は上院で過半数議席を維持。下院選でも共和党は多数派を維持する見通しで、トランプ氏の政策実行が容易になる可能性もある。

  トランプ氏はクリントン氏とのテレビ討論会で評価を得られず、女性に関する問題発言を含む2005年のビデオが公表されるなど、通常ならば乗り越えられないような逆風を押し切って勝利にこぎ着けた。

  世界の金融市場は予想外の展開に大揺れとなっている。S&P500種株価指数先物が5%安となり取引制限が発動される一方、米国債と円、金は英国の欧州連合(EU)離脱選択以来の大幅高となった。

  トランプ氏が大統領となればオバマ政権の成果の多くが覆される恐れがある。

  当初は自社ブランドの知名度を上げようとしているエンターテイナーとしか認識されていなかったトランプ氏は世論調査での劣勢やや国民からの支持の低さ、共和党内の不一致にもかかわらず勝利した。』

 トランプ氏を選んだ米国民が既成勢力を拒否したのはわかるが,期待したことをトランプ氏がやってくれるかどうかは未知だろう.かって日本にも民主党政権が存在したが,国民の期待に応えることができなかったばかりか福島の原発がメルトダウンしたときには危機管理能力の無さを露呈していた.

 世界の警察を自負していた米国が自国のことしか考えなくなったらどうなるのだろうか.おそらく日本はもはや米国頼みではいられなくなることだろう.もうTPPのことなんか考えてる場合ではないだろう.

コメント

スミぱん@国会を見よう
2016年11月9日19:33

在日米軍の維持費の負担割合のUPを言ってくるのは確実でしょう。

それと、日本の輸出関連企業は揃って涙目になってるんじゃないでしょうかね。

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索