NIKKOR 105mmを比較する - 2 Bokeh(ボケ)
2016年10月10日 私の写真集
次にボケ具合だが,画像は上からAi-S 105mmF1.8,105mmF1.4で絞りは解放で撮影したものである.撮影距離は約1mで元画像の中央部分を切り出してある.
あまり説明の必要もないが,F1.4とF1.8でこれくらい差があってボケ具合もやはりF1.4の方が滑らかで綺麗である.ピントが合っている部分の解像感もF1.4の方が高い.
注目したいのは青いおもちゃの懐中電灯の鎖の金属が光っている部分で,F1.8では光のボケた中に芯がはっきりと見えるのに対し,F1.4では全体が大きくボケて光の芯が気にならないほどまで溶けるようにボケているところである.
前景や背景のボケの中に芯があると,それが目についてうるさい感じになるので,溶けるようにボケていくのは落ち着いた印象になり好ましい絵になるものだ.まあ,たったそれだけのことかもしれないが,たったそれだけのことでも人間の脳はその違いを認識して美しいと感じるものなのである.
写真の理屈なんてわからなくても,この2枚の画像を見てどっちが綺麗に見えるかを聞いたら大抵の人は下の方を選ぶのではないだろうか.
あまり説明の必要もないが,F1.4とF1.8でこれくらい差があってボケ具合もやはりF1.4の方が滑らかで綺麗である.ピントが合っている部分の解像感もF1.4の方が高い.
注目したいのは青いおもちゃの懐中電灯の鎖の金属が光っている部分で,F1.8では光のボケた中に芯がはっきりと見えるのに対し,F1.4では全体が大きくボケて光の芯が気にならないほどまで溶けるようにボケているところである.
前景や背景のボケの中に芯があると,それが目についてうるさい感じになるので,溶けるようにボケていくのは落ち着いた印象になり好ましい絵になるものだ.まあ,たったそれだけのことかもしれないが,たったそれだけのことでも人間の脳はその違いを認識して美しいと感じるものなのである.
写真の理屈なんてわからなくても,この2枚の画像を見てどっちが綺麗に見えるかを聞いたら大抵の人は下の方を選ぶのではないだろうか.
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