『原発事故3年前に 東電「津波対策不可避」の資料
福島第一原発を巡って、東京電力が事故の3年前に「津波対策は不可避」と記した内部資料を作っていたことが分かりました。
ANNが入手した東電の資料は2008年に作られたもので、福島第一原発に押し寄せる津波を試算し、予想される高さは最大で15.7メートルに達するとしています。そのうえで、「現状より大きな津波の高さを評価せざるを得ない」「津波対策は不可避」と書かれています。この資料は、当時の所長も出席した第一原発内の会議で配られ、「機微情報のため資料は回収」とされていました。東電はこれまで、巨大な津波については「想定外だった」と繰り返し説明しています。取材に対しては、「当時の津波の検討に関する社内資料の一つであると思われる」と回答しています。』
『起訴すべき・東電旧経営陣3人を強制起訴 原発事故
福島第一原発事故を巡り、検察官役の指定弁護士は、東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人を29日午前、在宅のまま強制起訴しました。
業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたのは、東電の元会長の勝俣被告と元副社長の武藤栄被告(65)、武黒一郎被告(69)の3人です。3人については、東京地検が2度、不起訴処分としましたが、検察審査会が去年7月、「災害について予見可能性があったが、効果的な対策を講じようとはしなかった」として「起訴すべき」と議決していました。3人は無罪を主張するとみられていて、原発事故の刑事責任が初めて裁判で争われることになります。』
東日本大震災で確認された津波の高さは福島第一原発で13.1mだったそうなので,この資料にあるように15.7mの津波を想定して対策をとっていれば大事故には至らなかった可能性が高いのだろう.
だから,この資料の存在が真実なら,「災害について予見可能性があったが、効果的な対策を講じようとはしなかった」というのは事実であり,この3人は責任を逃れることはできないだろう.そして東電もそれを前提とすれば,未だに帰還できない人たちが以前の生活を取り戻すことができるようになるまでずっと支え続ける義務があるだろう.
そして,こういう資料が存在したことを今まで隠蔽してきたこと自体をもっと大きな問題にすべきだろう.東電だけでなく全国の原発についてもまだ隠された資料があるのかもしれない.
世界のエネルギーが脱原発に向かっている時に,未だに原発に固執しているムラの人たちの言うことを信じる人などもはやいないだろうが,彼らにとって都合の悪い真実は常に隠蔽されているということを忘れてはいけないだろう.
福島第一原発を巡って、東京電力が事故の3年前に「津波対策は不可避」と記した内部資料を作っていたことが分かりました。
ANNが入手した東電の資料は2008年に作られたもので、福島第一原発に押し寄せる津波を試算し、予想される高さは最大で15.7メートルに達するとしています。そのうえで、「現状より大きな津波の高さを評価せざるを得ない」「津波対策は不可避」と書かれています。この資料は、当時の所長も出席した第一原発内の会議で配られ、「機微情報のため資料は回収」とされていました。東電はこれまで、巨大な津波については「想定外だった」と繰り返し説明しています。取材に対しては、「当時の津波の検討に関する社内資料の一つであると思われる」と回答しています。』
『起訴すべき・東電旧経営陣3人を強制起訴 原発事故
福島第一原発事故を巡り、検察官役の指定弁護士は、東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人を29日午前、在宅のまま強制起訴しました。
業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたのは、東電の元会長の勝俣被告と元副社長の武藤栄被告(65)、武黒一郎被告(69)の3人です。3人については、東京地検が2度、不起訴処分としましたが、検察審査会が去年7月、「災害について予見可能性があったが、効果的な対策を講じようとはしなかった」として「起訴すべき」と議決していました。3人は無罪を主張するとみられていて、原発事故の刑事責任が初めて裁判で争われることになります。』
東日本大震災で確認された津波の高さは福島第一原発で13.1mだったそうなので,この資料にあるように15.7mの津波を想定して対策をとっていれば大事故には至らなかった可能性が高いのだろう.
だから,この資料の存在が真実なら,「災害について予見可能性があったが、効果的な対策を講じようとはしなかった」というのは事実であり,この3人は責任を逃れることはできないだろう.そして東電もそれを前提とすれば,未だに帰還できない人たちが以前の生活を取り戻すことができるようになるまでずっと支え続ける義務があるだろう.
そして,こういう資料が存在したことを今まで隠蔽してきたこと自体をもっと大きな問題にすべきだろう.東電だけでなく全国の原発についてもまだ隠された資料があるのかもしれない.
世界のエネルギーが脱原発に向かっている時に,未だに原発に固執しているムラの人たちの言うことを信じる人などもはやいないだろうが,彼らにとって都合の悪い真実は常に隠蔽されているということを忘れてはいけないだろう.
コメント
選挙を控え、有権者には知っておかなくてはいけないこと、
忘れてはいけないことがたくさんあると思います。