『「働かないアリ、集団の絶滅防ぐ」…北大チーム

 アリの集団が長期間存続するためには、働かないアリが一定の割合で存在する必要があるとの研究成果を、北海道大の長谷川英祐准教授らのチームが16日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

 長谷川准教授は、「普段働かないアリがいざという時に働いて、集団の絶滅を防いでいる」と話す。

 これまでの研究で、アリの集団には常に2~3割、ほとんど働かないアリが存在することがわかっている。働くアリだけを集めても一部が働かなくなり、働かないアリだけを集めると一部が働き始めるが、その理由はナゾだった。

 チームは、様々な働き方のアリの集団をコンピューターで模擬的に作成、どの集団が長く存続するかを調べた。その結果、働き方が均一な集団よりも、バラバラの集団の方が長く存続した。働くアリが疲れて動けなくなった時に、普段は働かないアリが代わりに働き始めるためだ。

 実際に8集団1200匹のアリを観察すると、働くアリが休んだ時、それまで働いていなかったアリが活動し始めることが確認できたという。』

 2〜3割は働かないアリがいたほうがいいというのは面白い.日本人は働き方のマネージメントが出来ない上司が多いのか,長時間働く割には生産性は低いと思う.

 私は手術の時には80〜100%で働くが,普段の稼働率はせいぜい高くても50%だと思っているし,そうでなければ緊急時に全力を出すことなどできない.

 手術でもなければ日常業務は車のエンジンで言えばアイドリングみたいなものだけれども,それでも休養が足りてないので自分で休みを取るようにしている.

 社会の存続のためには働かないアリがいたほうがいいのだと思えば,ずいぶんと気が楽になるのではないだろうか.

コメント

スミぱん@国会を見よう
2016年2月17日19:09

面白い研究結果ですね。興味深く読ませていただきました。
製造ラインからはずれて仕事しているウチは、「働かないアリ」
なんでしょうね。(^^;)

いや、いつも100%の力を出さないといけない製造ラインには
もう戻りたくないですよ。

パパやママが休んだ時はめっちゃ働きますけどね。

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