分かれ道

2015年8月22日 社会の問題
最近のニュースを見ていて思うのは,自分に降りかかる危険を察知できるかどうかが人生の分かれ道ということだ.

『過去にも少年を車に監禁 大阪中1遺棄の容疑者』

大阪に限らずある程度の街ならば過去に児童への犯罪行為をした過去のある人間などそこらにいくらでもいるだろうし,機会があれば犯罪にも手を染めるような輩もいくらでもいると思うべきだろう.この春まで小学生だった子供たちがそんなことを考えもしなかったのはわかるが,周りの大人たちが一体何を考えているのかわからない.

『逮捕の医師、免許更新時に「てんかん」申告せず』

逮捕された医師がてんかん発作で人身事故を起こす可能性をどの程度考えていたかわからないが,てんかんの既往があるにも関わらず申告していなかったことは医師としてあまりに軽率だったと言うしかないだろう.もっとも,仮に服薬がきちんとなされていて発作が2年間なかったとしても発作が起きる可能性はあるわけだから,申告しても免許が発行されていれば事故を防ぐことはできなかったのだろう.

『自転車の列に車突っ込む 北海道・共和町で法大生9人重軽傷』

これは軽自動車の運転手の脇見運転だったようだが,私も認知症みたいな老人が運転するトラックにひっかけられそうになったことがあるから,これを見たときはあの時の恐ろしさがフラッシュバックしたような気がした.実際,あれ以来あまり自転車に乗りたくなくなり最近はゴルフに熱中している.

生きていれば色々と危険な目に遭うこともあるのだろうが,避けられるものはやはり避けたほうがいいから,日頃から危険を察知する能力は研いておいたほうがいいのだろう.生活習慣病も考えてみれば危険性を理解したら適度な食事と運動で予防できるものなのであるが,差し迫った危険よりもゆっくりと蝕む時間差のある危険というのはむしろ避けるのが難しいのだろう.

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