『脳卒中専門医、4割が燃え尽き症候群 「1日が終わると疲れ果てている」
脳卒中の治療に当たる脳外科や脳神経内科の専門医の4割が燃え尽き症候群であることが14日、九州大学大学院(福岡市東区)と国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などの研究班の調査で分かった。国内の医師を対象にした燃え尽き症候群の大規模調査は初めて。燃え尽き症候群は医療過誤や鬱病による退職につながるとされ、研究班は脳卒中の治療拠点を集約化して医師の負担軽減を図るなどの対策を提言する。
同センター予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長によると、調査は平成23年11月から脳卒中の治療に当たる医師を対象に行われ、2564人の回答を解析した。「1日が終わると疲れ果てている」などの極度の疲労に加え、仕事に興味が持てなくなったり、自分が役にたっている実感が少ないなどの燃え尽き症候群特有の症状を調査。その結果、41・1%に燃え尽き症候群の疑いがあり、このうち21・8%は重い「燃え尽き症候群」だった。
同じ国際的な指標を使った研究では、国内の会社員や公務員の燃え尽き症候群の疑いは2~3割程度。専門医の燃え尽き症候群の割合が高かったことについて、西村氏は「長時間労働や睡眠不足などが原因と考えられる」と分析している。』
問題はなぜ長時間労働や睡眠不足が常態化するのかということだろう.夜間の救急患者が増えているのに,当直明けそのまま終日勤務するようなことを見過ごしている厚生労働省の対応が本当の原因だろう.
もっとも医師を増やしても皮膚科や眼科ばかりが増えるのでは意味がない.この際,人気のある科の専門医試験を難しくして,脳卒中専門医の試験を易しくするぐらいの大改革でもしないかぎり脳卒中診療の現場からは医師が減っていくことだろう.
脳卒中の治療に当たる脳外科や脳神経内科の専門医の4割が燃え尽き症候群であることが14日、九州大学大学院(福岡市東区)と国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などの研究班の調査で分かった。国内の医師を対象にした燃え尽き症候群の大規模調査は初めて。燃え尽き症候群は医療過誤や鬱病による退職につながるとされ、研究班は脳卒中の治療拠点を集約化して医師の負担軽減を図るなどの対策を提言する。
同センター予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長によると、調査は平成23年11月から脳卒中の治療に当たる医師を対象に行われ、2564人の回答を解析した。「1日が終わると疲れ果てている」などの極度の疲労に加え、仕事に興味が持てなくなったり、自分が役にたっている実感が少ないなどの燃え尽き症候群特有の症状を調査。その結果、41・1%に燃え尽き症候群の疑いがあり、このうち21・8%は重い「燃え尽き症候群」だった。
同じ国際的な指標を使った研究では、国内の会社員や公務員の燃え尽き症候群の疑いは2~3割程度。専門医の燃え尽き症候群の割合が高かったことについて、西村氏は「長時間労働や睡眠不足などが原因と考えられる」と分析している。』
問題はなぜ長時間労働や睡眠不足が常態化するのかということだろう.夜間の救急患者が増えているのに,当直明けそのまま終日勤務するようなことを見過ごしている厚生労働省の対応が本当の原因だろう.
もっとも医師を増やしても皮膚科や眼科ばかりが増えるのでは意味がない.この際,人気のある科の専門医試験を難しくして,脳卒中専門医の試験を易しくするぐらいの大改革でもしないかぎり脳卒中診療の現場からは医師が減っていくことだろう.
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