『籾井NHK会長「発言、どこが悪いのか」 経営委で

 就任会見での従軍慰安婦問題や特定秘密保護法などをめぐる発言が問題になった籾井勝人NHK会長が今月12日の経営委員会で、「取り消しているし、どこが悪いのか。素直に読めば理解できるはずだ」という趣旨の発言をしていたことが18日わかった。経営委内部では「反省していない」との声があがっている。

 12日の経営委では作家の百田尚樹氏、埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏の両委員の言動などを審議し、経営委員は「一定の節度を持って行動していく」とする見解をまとめた。

 複数の関係者によると、委員会の最後に、ある女性委員が会長発言の影響について「受信料不払いなどのリスクにどう対処するのか」と質問。籾井会長は「営業が頑張る」と答えたのに対し、具体案を尋ねられた後、「(発言の)どこがおかしいのか」「会見の記録全体を見てもらえればわかる」という旨の持論を述べた。別の委員から「そういう物言いはおかしい」と反発する声があがり、浜田健一郎委員長がぶぜんとして「終わります」と委員会を打ち切ったという。

 会議終了後、委員からは「浜田委員長が注意した意味がない」と懸念する声が出た。1月28日の経営委で籾井会長は「個人的な見解を発言したのは不適切だった」と反省を表明、委員長が「自身の立場を理解いただきたい」と会長に注意していた。

 今回の発言について、NHK上層部の幹部は「就任会見では記者がしつこく聞くので致し方なかったと言いたいのだろうが、自分は悪くないという趣旨に受け止められても仕方ない」と指摘した。

 約半月後に公開される経営委の議事録の表現については調整中という。』

 公共放送のトップがこんな人ではNHKは安倍政権のプロパガンダ放送をすると考えなければならないだろう.国民から受信料を集めておいて政権に都合のいい話ばかり聞かされるのでは大本営発表よりたちが悪い.

 慰安婦問題や領土問題や靖国神社の問題は政府の問題であって,公共放送のトップがそれについて私的意見を述べるのはNHKの中立性に疑問をもたれるだけある.最近は裁判所もNHKの肩を持つようになっているようだから,まさに安倍さまの意のままに国が動いて行くのだろうか.

 不幸中の幸いか,安倍さまのお友達をたくさん入れたNHKの経営委員の人事には問題があることが露呈したし,この人も会長には非常に不適格な人だということがよくわかったことで,国民はNHKに騙されないように注意する必要があるということが明らかになった.

 悪名高き独裁者ヒットラーにはゲッペルスという宣伝大臣がいて世論を操作した事は有名だが,安倍さまも公共放送であるNHKを自分の意見を正当化する道具にしたいのが本音なのかもしれない.NHKは本来国民による国民のための放送局であるはずである.私的プロパガンダ放送をするようなら国民もそれなりに考える必要があるだろう.
 

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