『ジャンプの葛西が銀メダル 男子ラージヒル決勝

 ジャンプ男子ラージヒル(LH=HS140メートル、K点125メートル)決勝で、五輪7大会連続出場の葛西紀明(土屋ホーム)は、1回目139メートル、2回目133・5メートルを飛び、277・4点で銀メダルを獲得した。41歳での表彰台は冬季五輪の日本選手最年長。

 優勝は278・7点のカミル・ストッホ(ポーランド)。9日のノーマルヒルと合わせ、2冠を達成した。

 伊東大貴(雪印メグミルク)は252・5点で9位、清水礼留飛(雪印メグミルク)は252・2点で10位。竹内択(北野建設)が249・3点で13位だった。

 「レベルの高い試合だったので、失敗したらどうしようとか、いろんなことが頭をぐるぐるまわったが、2本ともいいジャンプができたと思う。個人戦でメダルを取ったことがなかったので、明日(16日)のメダルセレモニーがとても楽しみ。金メダルを取って、本当にレジェンドと呼ばれたかったのですが、また目標ができた。まだまだ金メダルを目指してがんばりたい。」

 葛西 紀明(かさい・のりあき、土屋ホーム) 92年アルベールビル大会から7大会連続の五輪出場。94年リレハンメル五輪団体銀メダル。1月にW杯史上最年長優勝を記録し、通算勝利数はジャンプ日本男子最多の16。本場欧州では敬意を込めて「レジェンド(伝説)」と呼ばれる。所属先では監督も兼任。北海道・東海大四高出。177センチ、62キロ。41歳。北海道出身。』

 1回目の着地でテレマークが決まらなかったのが残念だったが,2回目は最高のジャンプでその差は1.3点だったのだから文句なしの銀メダルだろうと思う.ビデオではストッホと並んで飛んでいる映像が流れて,それを見ると葛西の方が後半スピードが出ている事がわかる.

 オリンピックに7回も出場する事自体すごいことだし,今期はワールドカップで最高齢優勝しているとは言え,41歳で銀メダルをとるなんてまさに超人だと思う.長野でラージヒルと団体のメンバーを外されたことがずっと心の中に引っかかっていたにしても,16年間も第一線で競技を続けるなんて事は不可能に近いことだったのではないだろうか.

 「不撓不屈」の精神で続けようと思っても,色々な理由で続けられなくなるのが現実だし.たとえ続けても結果が出なければいつまでも夢を追いかけるだけの人と言われるのがオチだろうが,そんなことも恐れずに自分の意志を貫くことができる強い精神力を備えた人なのだろう.それが決勝の2本のジャンプを生み出したに違いない.

 コメントがまた凄かった.もうこれで引退してもいいと言うのかと思ったら,「また目標ができた。まだまだ金メダルを目指してがんばりたい。」だなんて言うので驚いた.こうなったら金メダルをとって本当のレジェンドになってもらいたいものだ.



コメント

らむ。
2014年2月16日15:49

葛西選手、本当にすごいですね。
銀メダルとても嬉しかったですが、
コメントを聞いてますます驚きました。

是非次回のオリンピックも応援したいです!

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索