直感

2013年1月23日 その他
『787異常原因、バッテリー以外の可能性も 運輸安全委(1月23日)

 ボーイング787型機のトラブルで、日本航空機と全日空機の炭化したバッテリーは、トラブル直前まで正常に動作していたことが運輸安全委員会の調査で23日わかった。全日空機では機内で異臭がしたのとほぼ同時に電圧が急落していた。運輸安全委は、バッテリー以外に問題があった可能性もあるとみて充電器などの調査に乗り出す。

 運輸安全委によると、787型機のバッテリーは八つのリチウムイオン電池を直列につないだ構造で、正常ならフル充電で32ボルトの電圧を示し、残量に応じて電圧が下がる。高松空港に緊急着陸した全日空機のデジタル飛行データ記録装置(DFDR)を解析したところ、離陸後から電圧は約31ボルトで推移していた。工藤正博・首席航空事故調査官は「バッテリー全体としては正常で、過充電を示す状況はなかった」と述べた。』

『B787機:トラブル原因徹底究明が必要(1月16日)

 メーンバッテリーに異常が起きたとの見方が強まっている16日の全日空ボーイング787のトラブル。「軽量、コンパクト」を特長とし、低燃費機を支えている国産のバッテリーに何が起きたのか。安全が確認されるまで同型機の運航を見合わせるなど影響が広がる中、徹底した原因究明が求められている。

 ◇バッテリーは日本製

 ボーイング787のメーンバッテリーは、自動車やバイク用バッテリーを製造するGSユアサ(京都市)の製品。10年に生産を開始し、電源周辺機器を担当しているフランスのタレスに納入している。

 同社などによると、用いられているリチウムイオン電池は電極の材料にコバルトを使用した特殊なもので、従来のニッケルカドミウムに比べて重量や体積が半分以下。軽量で大容量という特性から787に採用された。電気自動車などに搭載されるマンガンが材料の電池と比べても小さくて軽いという。

 ブレーキもコンピューターで制御し、多くの電力を消費する787はこの電池を4セット搭載。駐機中の機体に電力を供給する補助動力装置を起動したり、機器をバックアップしたりするのに使う。

 4セットのうちメーンと補助動力装置用の二つは幅34センチ、長さ36センチ、高さ21センチの金属製の容器に数個のバッテリーが直列につながれた状態で納められ、急激な充電や放電があると発熱するため電圧などを調整する制御装置も一緒に入っている。変色と電解液漏れが見つかったのはこの容器外側だった。

 リチウムイオン電池はコンパクトな一方、電池内に細かい金属粉など不純物があると、内部でショートを起こし発火する危険性も指摘されている。06年にはソニーがパソコンに使うリチウムイオン電池に不純物がまじり、発火する恐れがあるとしてリコールした。

 今回はバッテリーに何らかの異常が起きたとみられるが、他の電気系統の不具合でバッテリーに過剰な負荷がかかったことが原因の可能性もある。

 GSユアサは取材に対し、不純物混入の可能性について「ゼロと否定はできないが、社内で厳しい検査を実施して出荷している」と説明。09年から電気自動車用のリチウムイオン電池も製造しているが、発火や煙が出たなどのトラブルは今までないとしている。』

 私は下の16日のニュースを読んだ時に直感的に「電源周辺機器を担当しているフランスのタレス」が怪しいと感じたことを今日のニュースを読んで思い出した.

 原因究明にはまだ時間がかかることだろうが,私も787には一度は搭乗してみたいと思っていたので,早く問題点がわかって安全に乗れるようになって欲しいと思っている.

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索