『寝る子は脳もよく育つ 東北大チーム

 睡眠時間の長い子どもほど、記憶や感情に関わる脳の部位「海馬」の体積が大きかったことを、東北大の滝靖之教授らの研究チームが突き止めた。18日から名古屋市で開催の日本神経科学大会で発表する。

 うつ病や高齢者のアルツハイマー病患者で、海馬の体積が小さいことが分かっており、滝教授は「子どものころから十分な睡眠をとり生活習慣を改善することで、生涯にわたって健康な脳を築ける可能性がある」としている。

 研究チームは2008年からの4年間で、健康な5~18歳の290人の平日の睡眠時間と、海馬の体積を調べた。睡眠が10時間以上の子どもは6時間の子どもより、海馬の体積が1割程度大きいことが判明した。』

 そうは言っても子供に戻る事はできないから,高齢者の増加に比例して今後すます増えるであろう認知症の患者さんはどうにもならないだろう.

 子どもにしても最近の子ども達は大人の都合で就眠時刻が遅くなっているようだから,幼児期に脳の成長に十分な睡眠時間がとれるかどうかは親次第だろう.それに小学生も高学年になると塾から帰ってから学校の宿題をやったりして寝るのが午後10時以降という子もめずらしくないようだ.

 わが家でも小学5年生までは夜9時には就眠していたが,6年生からは徐々に遅らせて中学1年生になってからは夜10時30分が就眠時刻になった.それでも午前6時30分には起きてもらうから睡眠時間は8時間.私も中学2年生まではこれくらいは寝ていた記憶がある.

 中学3年生にもなれば受験勉強でこんなには寝ていられなくなるのだろうが,娘の話では中学1年生から午後12時まで勉強している子が結構いるようなので,今からそんなに勉強しなければならない子ども達がかわいそうな気がしてしまう.最近の中学校は勉強以外にも色々な事を宿題にしてくれるので子供の時間の余裕がなくなっているように思う.

 ゆとり教育の反動なのだろうが,人間の能力には限界があるし知識を詰め込んでも頭は良くはならないから,子どもの人間性や思考能力を高めることを考えて欲しいと思うが,いじめ問題を見てもわかるように現場の教師達にはそんなことを考える余裕も能力もないのだろう.

 勉強や委員会の仕事だけで毎日疲れてしまっている娘をみているとあまり頑張れというわけにもいかないし,かといって勉強で落ちこぼれるのも困るので何と言っていいかわからず,せめて休日だけでもゆっくり寝かせておいてあげたいと思うのは私だけだろうか.

コメント

マサムネ
2012年9月18日1:31

勉強も量ではなくて質(身につきやすいという意味)だと思います。

遊びも時間の使い方が上手な子は勉強も効率良くできる気がします。

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索