『ウミガメ、辺野古に頻繁に上陸 環境影響評価に疑問

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を県内移設する予定地の名護市辺野古の海岸に、絶滅の恐れのあるウミガメが頻繁に上陸していることを沖縄防衛局で確認していたことが24日、分かった。防衛局は、昨年末に提出した環境影響評価(アセスメント)の評価書で「移設で消失する海浜はウミガメの上陸に適していない」として影響は限定的と結論付けていた。今回判明したのは反対の結果で、アセスの信頼性を揺るがし、移転問題に影響を与えそうだ。ウミガメのアセス対象期間は2007~08年だった。』

 アセスメントも形式的なものだったってことだろうか.またしても国民の信頼を裏切るようなことをやってこのままで済むと思っているのだろうか.現代は情報の拡散が非常に早いから地域の問題として封じ込めようとしてもあっという間に世間に広まってしまうから隠し事などほとんど不可能だと思うのだが,やっている方は決してバレないとでも思っているのだろうか.

 原発事故の安全性評価が最もいい例だが,自分たちの都合に合わせたいい加減な調査結果で審査を通したところで,ひとたび何かあればいいかげんな仕事ぶりは白日の元に晒され国民の広く知るところとなり,国への不信感と憎悪が拡大するから結局は自ら大きな障害つくりだす結果になるということがわからないのだろう.

 この程度の情報管理能力も危機管理能力もない人達が国家的なプロジェクトを進めているというところが今のわが国の最大の問題点だろう.目的のために手段を選ばず強引に自分達の都合に合わせて国家事業をすすめるというやり方を改めない限り,今後は毎週金曜日の官邸前のデモのようなことが各地で頻発するようになるのではないだろうか.

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