『大津・中2自殺:9カ月後、異例の学校捜索

 大津市で昨年10月、いじめを受けていた同市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題は11日、滋賀県警が中学校や市役所の強制捜査に着手する極めて異例の事態に発展した。男子生徒が自宅マンションから飛び降りてから既に9カ月。いじめの実態にどこまで迫れるのか。捜査員は険しい表情で校長室、職員室などに入り、約5時間に及んだ捜索は日付をまたいだ。

 県警は11日、昨年9月の男子生徒に対する同級生3人の暴行容疑で家宅捜索の令状を取った。自殺した男子生徒が通っていた大津市立中学では午後7時半ごろ、県警捜査員が乗った車3台が正門から家宅捜索に入った。明かりがついた部屋は、中の様子が見えないようカーテンが閉められたまま。家宅捜索をニュース速報で知った中学生や保護者が正門に集まったが、学校の教員ら数人が出てきて帰宅を促していた。

 長男が自殺した男子生徒と同級生だったという保護者の男性会社員(47)は「隠されていたことが多くおかしい。少なくとも担任ら学校の一部は知っていたはずで、大人が行動しなければいけないのに行動しなかった。学校や市教委には不信感がある。警察の捜索も遅いが、真実が分かることを期待している」と話した。

 同市役所では、市教委事務局がある市役所別館(同市御陵町)2階に向かった捜査員らがまず、教育長室へ。今回のいじめ問題の調査を担当する学校教育課などのエリアで捜索を始めた。』

 ネットを中心に社会的な反響があまりにも大きかったので本格的な捜査をする気にでもなったのだろうか.捜査は暴行や傷害の有無を中心に調べるようであるが,それならば本当に自殺という事でいいのかどうかももう一度よく検証して見る必要があるような気もする.

 過去のストーカー殺人事件の時にもあったことであるが,男女間や学生同士の問題の場合に警察の初動捜査が甘いような気がするのだが何故なのだろうか.まさか女,子供だからという訳ではないだろうが,いつも初期の対応のまずさから救えた命を失っているように思うのは私だけだろうか.

 もっとも警察の責任をどうこう言うつもりはないし,担任の教師やいじめた側の親の責任が重大であることは言うまでもないだろう.

コメント

マサムネ
2012年7月12日23:01

「初期の対応のまずさから救えた命を失っているように思う」 まさに私もそう思います。 捜査とかいじめというよりもそこが本質だと思います。

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