『寝不足の脳は不快なものに反応、抑制利きにくい
寝不足で不安になったりイライラしたりするのは、脳が不快なものに反応しやすくなる一方、抑制が利きにくくなるのが原因であることを国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長らが突き止めた。
28日から横浜市で開かれる日本睡眠学会で発表する。
研究チームは、20-31歳の男性14人に、1日4時間と8時間の睡眠を5日間続けてもらい、それぞれの最終日に脳の活動を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べた。
恐怖の表情の画像を見せると、4時間睡眠で寝不足の時は、不安や緊張などに反応する脳の扁桃体(へんとうたい)という部分の活動が8時間睡眠時に比べて活発になった。幸せな表情の画像を見せた場合には違いはなかった。
また、寝不足時には扁桃体の働きを調節する大脳の皮質の活動が扁桃体と同調せず、抑制が利きにくいことがわかった。抑制が利きにくくなる人ほど、心理テストで不安・緊張や混乱の度合いが高かった。』
当直で睡眠のリズムが崩れて寝た気がしない当直明けの朝に自分でも不機嫌になっていることがわかる時があるが,その原因がわかったわけだ.
当直明けの診療で,いつもならあまり気にならないような患者や看護師の言動や仕事がスムーズに行かない時にいつにも増して気分が悪くなるのはやはり当直で睡眠が十分にとれないことが原因だったということだ.
当直明けで救急外来や手術をすると不安や緊張に対する抑制が利きにくいわけだから当然リスクは高くなるということなのだろう.それなのに当直明けでそのまま次の日も仕事をしている医師のなんと多い事だろうか.
医師不足だから多少のリスクには目をつぶって医師の労働時間の超過には目をつぶるというのは,原発の再稼働と似ているような気がする.わが国は結局その程度だったということだろう.国は今までどおりで何もしてくれず,医師も自分の身は自分で守らなければいけないということなら,当直明けにはリスクの高そうな仕事は避けて自ら積極的に代休をとるくらいしか出来ることはないだろう.
寝不足で不安になったりイライラしたりするのは、脳が不快なものに反応しやすくなる一方、抑制が利きにくくなるのが原因であることを国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長らが突き止めた。
28日から横浜市で開かれる日本睡眠学会で発表する。
研究チームは、20-31歳の男性14人に、1日4時間と8時間の睡眠を5日間続けてもらい、それぞれの最終日に脳の活動を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べた。
恐怖の表情の画像を見せると、4時間睡眠で寝不足の時は、不安や緊張などに反応する脳の扁桃体(へんとうたい)という部分の活動が8時間睡眠時に比べて活発になった。幸せな表情の画像を見せた場合には違いはなかった。
また、寝不足時には扁桃体の働きを調節する大脳の皮質の活動が扁桃体と同調せず、抑制が利きにくいことがわかった。抑制が利きにくくなる人ほど、心理テストで不安・緊張や混乱の度合いが高かった。』
当直で睡眠のリズムが崩れて寝た気がしない当直明けの朝に自分でも不機嫌になっていることがわかる時があるが,その原因がわかったわけだ.
当直明けの診療で,いつもならあまり気にならないような患者や看護師の言動や仕事がスムーズに行かない時にいつにも増して気分が悪くなるのはやはり当直で睡眠が十分にとれないことが原因だったということだ.
当直明けで救急外来や手術をすると不安や緊張に対する抑制が利きにくいわけだから当然リスクは高くなるということなのだろう.それなのに当直明けでそのまま次の日も仕事をしている医師のなんと多い事だろうか.
医師不足だから多少のリスクには目をつぶって医師の労働時間の超過には目をつぶるというのは,原発の再稼働と似ているような気がする.わが国は結局その程度だったということだろう.国は今までどおりで何もしてくれず,医師も自分の身は自分で守らなければいけないということなら,当直明けにはリスクの高そうな仕事は避けて自ら積極的に代休をとるくらいしか出来ることはないだろう.
コメント
その通りだと思いました。
寝不足は、普段はなんともない事がイライラしたり不安にもなったり
しますね。
納得してしまいました。
しかも、身体の不調の元にもなりますね。