『必見!魔法の穿刺法「PSVD」をマスターして、明日からは「名医」の仲間入り!
たかが“点滴”されど“点滴”
「あそこの先生、すごいわよ。点滴が痛くないの」という話しは、井戸端会議では話されても、その場で「へー、そうなのね。次はその病院にしてみようかしら」で終わってしまいます。
でも、もしこれが、「あそこの先生、ひどいのよ、下手で何度も刺すから大変だったわぁ」と言う話であれば、主婦の間であっという間に広まってしまい、一人の先生の話が、なぜか病院全体の評価に変わってしまうことも。
そんな事態にならないようにお薦めしたいのが、亀田総合病院の南澤潔医師が薦める、隠れた血管を探し当て一発で穿刺する『PSVD(pulsewave sensing venous detection)法』。点滴が下手、苦手と思っている方、ぜひお試し下さい。
この“技” をマスターして、“名医”に
気になる名医と評価される技ですが、
1.駆血する。
2.手背や手首あたりに浮き上がってきた血管を、利き手の指先で「トントン」する。
3.前腕など、叩いているveinのproximalに反対の手の指を置いてみる。
4.veinの中は液体なので、叩打されると波動が伝わる。
5.叩いた血管のproximalに置いた手には、伝わってきた波動が触知される。
6.波動で触知した静脈の走行を、叩打しつつ、触知する指を前後に移動させて確認し、穿刺点を決定する。
7.穿刺する。見えないけれど、やや深目だけど、その下には太い静脈が刺入されるのを待っている!
8.穿刺成功する
の8つの手順を踏むだけ。難しいと思われるような、「自分は看護師泣かせ」と思っている固太り傾向の女性でも、この技さえマスターしていれば問題なし。
南澤医師曰くこういう血管は見える細い血管よりも遥かに太く、しかも周囲にがっちり包まれてしっかり固定されているので穿刺の際にも逃げることなく非常に刺しやすいものとのこと。
恐縮する患者さんはすっかり感激。一生先生について行くこと間違いありません。この技をマスターし、ぜひ“名医”と言われたいものです。』
通常は点滴といえば末梢静脈ルートに留置針を刺入してそこから輸液を行うことで,市中の病院では看護師さんが患者さんの前腕の静脈にルートをとることが多いだろう.
静脈が浮き出ているような患者さんだと針をどこに刺せばよいかは見えているから難しいと思わないだろうが,静脈が良く見えない場合は皮膚の下にある静脈を指先の感触で探って穿刺部位を決めなければならないこともある.
その場合に使うテクニックだろうと思うが,手背や手首あたりに血管が浮き出ていたら看護師さんはきっとそこに針をさすのではないかと思う.しかし,漏れては困る薬の点滴の場合は太くて動きの少ない静脈のほうが有利だろうから試してみる価値はありそうだ.
もっとも私が末梢ルートをとることなんて,看護師さんがうまくいかなくて困っているのを見かけた時ぐらいだからせいぜい年に数回程度.だから私にとってはせっかく名医に仲間入りできるPSVD法も単なる話のネタになってしまうのだろう.
たかが“点滴”されど“点滴”
「あそこの先生、すごいわよ。点滴が痛くないの」という話しは、井戸端会議では話されても、その場で「へー、そうなのね。次はその病院にしてみようかしら」で終わってしまいます。
でも、もしこれが、「あそこの先生、ひどいのよ、下手で何度も刺すから大変だったわぁ」と言う話であれば、主婦の間であっという間に広まってしまい、一人の先生の話が、なぜか病院全体の評価に変わってしまうことも。
そんな事態にならないようにお薦めしたいのが、亀田総合病院の南澤潔医師が薦める、隠れた血管を探し当て一発で穿刺する『PSVD(pulsewave sensing venous detection)法』。点滴が下手、苦手と思っている方、ぜひお試し下さい。
この“技” をマスターして、“名医”に
気になる名医と評価される技ですが、
1.駆血する。
2.手背や手首あたりに浮き上がってきた血管を、利き手の指先で「トントン」する。
3.前腕など、叩いているveinのproximalに反対の手の指を置いてみる。
4.veinの中は液体なので、叩打されると波動が伝わる。
5.叩いた血管のproximalに置いた手には、伝わってきた波動が触知される。
6.波動で触知した静脈の走行を、叩打しつつ、触知する指を前後に移動させて確認し、穿刺点を決定する。
7.穿刺する。見えないけれど、やや深目だけど、その下には太い静脈が刺入されるのを待っている!
8.穿刺成功する
の8つの手順を踏むだけ。難しいと思われるような、「自分は看護師泣かせ」と思っている固太り傾向の女性でも、この技さえマスターしていれば問題なし。
南澤医師曰くこういう血管は見える細い血管よりも遥かに太く、しかも周囲にがっちり包まれてしっかり固定されているので穿刺の際にも逃げることなく非常に刺しやすいものとのこと。
恐縮する患者さんはすっかり感激。一生先生について行くこと間違いありません。この技をマスターし、ぜひ“名医”と言われたいものです。』
通常は点滴といえば末梢静脈ルートに留置針を刺入してそこから輸液を行うことで,市中の病院では看護師さんが患者さんの前腕の静脈にルートをとることが多いだろう.
静脈が浮き出ているような患者さんだと針をどこに刺せばよいかは見えているから難しいと思わないだろうが,静脈が良く見えない場合は皮膚の下にある静脈を指先の感触で探って穿刺部位を決めなければならないこともある.
その場合に使うテクニックだろうと思うが,手背や手首あたりに血管が浮き出ていたら看護師さんはきっとそこに針をさすのではないかと思う.しかし,漏れては困る薬の点滴の場合は太くて動きの少ない静脈のほうが有利だろうから試してみる価値はありそうだ.
もっとも私が末梢ルートをとることなんて,看護師さんがうまくいかなくて困っているのを見かけた時ぐらいだからせいぜい年に数回程度.だから私にとってはせっかく名医に仲間入りできるPSVD法も単なる話のネタになってしまうのだろう.
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