『小樽商科大 飲酒の強要あったとの認識示す

 北海道・小樽市の小樽商科大学アメリカンフットボール部の部員9人が急性アルコール中毒の疑いで病院に運ばれた問題で、大学側は8日夜の会見で、飲酒の強要があったとの認識を示した。

 大学側が部員に対して行った聞き取り調査で、学生側は「(飲酒の)強要はなかった」と説明した。しかし、上級学年の部員が1年生に対し、つがれた酒を飲み干すように促す慣習があることから、大学側は強要はあったとの認識を示した。

 大学側の会見「1年生がバーベキューで焼けた肉を4年生に持っていって、その際に紙コップにアルコールをつがれるという慣習がアメフト部にあったようです。伝統の行事というのも、もしかすると一種の強要かもしれない」

 この問題では、7日、小樽商科大学のグラウンドで酒を飲んでいたアメフト部の部員男女9人が急性アルコール中毒の疑いで病院に運ばれ、このうち1年の男子学生(19)が心肺停止の状態となっている。』

 飲酒を強要したという事実があれば,これは過失傷害に相当するだろうから起訴できるかどうかは別にしても誰が強要したのかはきちんと調べたほうがいいだろう.

 先輩,後輩というのは社会において大切な人間関係であるが,先輩があまりに無知で非常識な人間である場合はそんなことは関係ないだろう.先輩として偉そうなことを言うのなら後輩がこんなことになった責任をきちんととるべきだろうが,名乗り出て来る者などいるだろうか.

 事実をうやむやにして責任もきちんと取れないのならこんな事件を起こした部は廃部にするべきだろうと私は思う.飲酒で騒ぎを起こすようなくだらない伝統などさっさと廃れてしまったほうがいいだろう.


追記)5月25日

『小樽商大アメフト部の飲酒事故 重体の男子学生死亡

 北海道警は24日、小樽市の小樽商科大の学内で7日に飲酒し、急性アルコール中毒で意識不明の重体となったアメリカンフットボール部の1年生の男子学生(19)=札幌市豊平区平岸1条4丁目=が死亡したと明らかにした。

 道警や大学によると、アメフット部員75人が7日午後3時ごろから大学のグラウンドでバーベキューをして飲酒。死亡した学生ら未成年7人を含む男女9人が急性アルコール中毒となり、病院に運ばれた。

 学生は市立病院で治療を受けていたが24日午後10時30分、死亡した。

 大学は8日の記者会見で「部内では先輩による酒の強要が慣習としてあった」と説明。同部を無期限の活動停止とするとともに、調査委員会を設置して飲酒の状況を調べ、部員らの処分を検討している。』

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