ドーピング

2012年2月7日 スポーツ
『アームストロングの無罪が確定

アメリカの連邦捜査局によるランス・アームストロングに対するU.S.ポスタル時代の禁止薬物使用がついに終了した。決定的な証拠が無く、2年間の及ぶ調査は完全に空振りに終わった形となった。捜査を指揮したジェフ・ノビッツキーによれば、調査資料はそのままUSADA(全米アンチドーピング機関)に引き継がれるようだ。

プレスリリースによれば、「ランス・アームストロングと彼の当時の所属チームに対する連邦捜査局、犯罪取締り課による調査をこれをもって終了とする」とアンドレ・ビオレットJr.検事はコメントしている。

この発表を当然ながらアームストロングは歓迎し、声明を発表した。「今回のアメリカ検事局による調査終了を聞いて満足しているよ。これこそが正しい決定だし彼らがこの決断にいたったことを称えたいと思う。これで何かに邪魔されることなくようやく普通の人生を取り戻せるよ。父親として、選手として、そして癌と戦う財団の代表としてもね。」

しかしながらUSADAの代表トラビス・T・タイガートは連邦捜査局とは違ったスタンスを公表している。

「アメリカ検事局とは違い、我々の仕事はスポーツを犯罪行為から守ることであり、特定の人物を糾弾することではない。我々の自転車競技界に対する調査はこれからも継続されるし、今回の調査報告書の内容を入手することを心待ちにすると共に、これからのために有益に使いたいと思っている。」そう、タイガートはコメントした。

連邦捜査局の調査は、アームストロングの元チームメイトであったフロイド・ランディスの起こした訴えによって始まった。2010 年度に本格化した調査では、U.S.ポスタルのチームがスポンサー資金を使用して組織的にドーピングに関与していたことが重点的に調査された。これはスポンサーに対しての詐欺罪にあたるだけではなく、関係者全てが連邦法違反での収監もありうる程の重罪扱いでの調査であった。

アームストロングの代弁者(スポークスマン)であるマーク・ファビアーニは、これでようやくアームストロングに付きまとった黒い噂が払拭されると胸をなでおろしている。「最高のニュースだよ、ランスはアメリカ検事局の判断を支持しているよ。そしてこれから今まで以上に、リブストロング財団での癌撲滅運動に力を入れると言っている。」そうファビアーニはコメントを残した。』

『コンタドールは2年停止=CASがドーピング認定

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6日、世界的な自転車ロードレース選手のアルベルト・コンタドール(スペイン)に、ドーピング(禁止薬物使用)があったとする裁定を発表した。この結果、同選手は2年間の資格停止処分を受ける。

 処分期間は昨年1月25日にさかのぼって起算され、暫定処分を受けた日数を差し引き今年8月5日に満了。ロンドン五輪には出場できない。

 2010年7月のツール・ド・フランスの際に行われた検査で、コンタドールの検体から禁止薬物のクレンブテロールが検出された。同大会では3度目の総合優勝を果たしたが、成績は抹消される。』

癌と戦ってツール・ド・フランスを7連勝したランスと,海綿状血管腫と戦って昨年3度目の優勝をしたコンタドール.どちらもすごい選手だと思うが,今日偶然にも同じドーピング問題でニュースになっていた.

ランスはもう引退してしまっているが,コンタドールがロンドン五輪で活躍する事はなくなってしまったのが残念なところだ.もっとも私が応援しているのはアンディ・シュレクなので,コンタードールがシュレクに負けるのを見れないから残念という感じなのであるが...

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