『開業医の平均年収増、2755万円

 診療所を経営する開業医の昨年度の平均年収は2755万円と前の年度に比べて0.5%増えるなど、医師の待遇が民間病院を除き改善していることが厚生労働省の調査でわかりました。

 これは2日に開かれた中医協(中央社会保険医療協議会)で報告されたもので、2010年度の開業医の院長の平均年収は前の年度より0.5%増加し、2755万円でした。国立病院でも院長が1982万円と6.9%増加し、勤務医では1468万円と1.2%増加しました。

 一方、民間病院では院長が2865万円と0.1%の減少、勤務医では1550万円と1%の減少となりました。

 この調査は来年度の診療報酬改定の基礎資料となるもので、今後の中医協での議論に影響を与えそうです。』

 国立病院の勤務医のほうが診療所を経営する開業医よりもずっと大変なような気がするし,救急患者を診もしないで民間病院に回すような開業医の年収が民間病院の院長より高いのもどうかしているような気がする.こんなんだから救急なんて馬鹿らしくてやってられない民間病院が増えているのだろう.

 そして,そのしわ寄せが意識が悪いと言われれば何でも受け入れてしまう脳神経外科の民間病院に来ているわけだ.今や当直とは名ばかりで救急車でやって来る患者のほとんどは一次救急や夜間診療所の患者と変わらない.そして,翌日も通常勤務で代休も無しなのだからいい加減やってられないという脳神経外科専門医も全国にたくさんいるだろう.

 こんな実態を知ったら脳神経外科専門医を目指す研修医はいなくなるだろう.

コメント

マサムネ
2011年11月3日20:59

なるのに大変なのでしょうから沢山お金貰ってもいいと思いますが僕から見ると勤務医でも1000万を超えてるのか!と思います。

もっと沢山お医者さんいてもいいと思うのですけどね。

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