『東海大・菅野、まさかの強行指名に涙 父は強い不信感…日本ハム1位
プロ野球のドラフト会議が27日、東京都内のホテルで行われ、最速157キロ右腕、菅野は巨人と日本ハムから1位指名され、日本ハムが交渉権を獲得した。巨人は昨年12月から1位指名を表明していたが、単独指名はならず、抽選に敗れた。菅野は伯父である原辰徳監督(53)が指揮を執る巨人入りの夢を抱いていた。会見では笑顔はなく、胴上げなども急きょ、中止となった。原監督は「くじを引く状況にならないと信じていた。非常に残念」と言葉を絞り出した。
驚きと悔しさが入り交じっていた。菅野は会見中、目を潤ませた。交渉権を獲得したのは、プロを志すきっかけをくれた伯父・原監督が率いる巨人ではなく、指名を予想もしていなかった日本ハムだった。
神奈川・平塚市の東海大での指名後会見。菅野は“意中の球団”への思いを問われると言葉に詰まった。「小さい頃から巨人でプレーできればいいな、と。夢が現実となることを思い描いていたが…。でも、その、何と言ったらいいのか分からない」とショックを隠せなかった。
相模原市内の実家も、静寂に包まれた。祖父の原貢・東海大野球部顧問(76)、父・隆志さん(49)、原監督の妹にあたる母・詠美さん(48)ら一家が勢ぞろい。テレビ中継に見入ったが、日本ハムが交渉権を獲得すると沈黙した。「4月から指名を決めていたということでしたが、事前に指名あいさつは一切なかった。1位指名は光栄です。競合入札もルールにのっとってのことと理解しています。ただ、道義的にこうしたやり方は許されるのでしょうか。残念で仕方がありません」と隆志さんは強い不信感を口にした。貢さんも「事前に話がないなんて。そりゃないよ」と憤った。
相思相愛の巨人入りはならず、東海大で会見後に予定されていたナインによる胴上げや、写真撮影は中止。日本ハム入団への現時点の意思について菅野は「さっきの出来事なので、両親と相談してまた決めたいと思います」と明言を避けた。
昨年12月14日。巨人は過去最速でドラフト1位指名を表明し、誠意を見せてきた。「早々と、1位の表明をしていただいた。その評価に恥じないプレーをしようとここまでやって来ました」。巨人への思いと、原監督の甥という“宿命”が右腕を大きく成長させてきた。しかし、伯父さんとの共闘はかなわなかった。
「(ドラフト会議の)10月27日という日を夢見て、ここまでやってきました。どんな結果であれ…」。そう言うと約10秒間沈黙した後、言葉を絞り出した。「無事に終わり、ホッとしています。強い体に生んでくれた両親に感謝したいです」。28日には日本ハムの岩井スカウト、大渕スカウトディレクターらが東海大を訪れる予定だが、菅野や横井監督に面会できるかは未定。31日には、明治神宮大会の出場権のかかる関東地区大学選手権が始まる。まずは、大学日本一へ向け、集中する。』
選手が希望の球団に入れないのがニュースになるようなプロ野球だからマスゴミにとってはいいネタになったことだろう.
巨人以外の球団が事前に挨拶に行っていたとしても快く指名を受け入れるつもりがあったとは思えない.もし他球団が事前に挨拶にいけば裏で巨人側がどんな手を打って来るかという不信感もあるだろうし,突然獲得の意志を表明して意表をつくというのもありというのがプロスポーツの世界だろう.
抽選で指名権を獲得するまで沈黙を守った日ハムにスポーツマンシップを感じ,事前に挨拶なんかして期待感を抱かせた巨人に不快感を感じるのは私だけだろうか.むしろ今後は,交渉権を得るまでは選手側との一切の接触を禁じるくらいが,公明正大なドラフトのあり方ではないだろうか.
菅野選手にとっては言わばプロへの入団試験になるのだろうが,過去の選手のように巨人に入るために時間を無駄にしたりせずに日ハムでダルビッシュ選手を越えることを目標にしてもらいたいものだ.
プロ野球のドラフト会議が27日、東京都内のホテルで行われ、最速157キロ右腕、菅野は巨人と日本ハムから1位指名され、日本ハムが交渉権を獲得した。巨人は昨年12月から1位指名を表明していたが、単独指名はならず、抽選に敗れた。菅野は伯父である原辰徳監督(53)が指揮を執る巨人入りの夢を抱いていた。会見では笑顔はなく、胴上げなども急きょ、中止となった。原監督は「くじを引く状況にならないと信じていた。非常に残念」と言葉を絞り出した。
驚きと悔しさが入り交じっていた。菅野は会見中、目を潤ませた。交渉権を獲得したのは、プロを志すきっかけをくれた伯父・原監督が率いる巨人ではなく、指名を予想もしていなかった日本ハムだった。
神奈川・平塚市の東海大での指名後会見。菅野は“意中の球団”への思いを問われると言葉に詰まった。「小さい頃から巨人でプレーできればいいな、と。夢が現実となることを思い描いていたが…。でも、その、何と言ったらいいのか分からない」とショックを隠せなかった。
相模原市内の実家も、静寂に包まれた。祖父の原貢・東海大野球部顧問(76)、父・隆志さん(49)、原監督の妹にあたる母・詠美さん(48)ら一家が勢ぞろい。テレビ中継に見入ったが、日本ハムが交渉権を獲得すると沈黙した。「4月から指名を決めていたということでしたが、事前に指名あいさつは一切なかった。1位指名は光栄です。競合入札もルールにのっとってのことと理解しています。ただ、道義的にこうしたやり方は許されるのでしょうか。残念で仕方がありません」と隆志さんは強い不信感を口にした。貢さんも「事前に話がないなんて。そりゃないよ」と憤った。
相思相愛の巨人入りはならず、東海大で会見後に予定されていたナインによる胴上げや、写真撮影は中止。日本ハム入団への現時点の意思について菅野は「さっきの出来事なので、両親と相談してまた決めたいと思います」と明言を避けた。
昨年12月14日。巨人は過去最速でドラフト1位指名を表明し、誠意を見せてきた。「早々と、1位の表明をしていただいた。その評価に恥じないプレーをしようとここまでやって来ました」。巨人への思いと、原監督の甥という“宿命”が右腕を大きく成長させてきた。しかし、伯父さんとの共闘はかなわなかった。
「(ドラフト会議の)10月27日という日を夢見て、ここまでやってきました。どんな結果であれ…」。そう言うと約10秒間沈黙した後、言葉を絞り出した。「無事に終わり、ホッとしています。強い体に生んでくれた両親に感謝したいです」。28日には日本ハムの岩井スカウト、大渕スカウトディレクターらが東海大を訪れる予定だが、菅野や横井監督に面会できるかは未定。31日には、明治神宮大会の出場権のかかる関東地区大学選手権が始まる。まずは、大学日本一へ向け、集中する。』
選手が希望の球団に入れないのがニュースになるようなプロ野球だからマスゴミにとってはいいネタになったことだろう.
巨人以外の球団が事前に挨拶に行っていたとしても快く指名を受け入れるつもりがあったとは思えない.もし他球団が事前に挨拶にいけば裏で巨人側がどんな手を打って来るかという不信感もあるだろうし,突然獲得の意志を表明して意表をつくというのもありというのがプロスポーツの世界だろう.
抽選で指名権を獲得するまで沈黙を守った日ハムにスポーツマンシップを感じ,事前に挨拶なんかして期待感を抱かせた巨人に不快感を感じるのは私だけだろうか.むしろ今後は,交渉権を得るまでは選手側との一切の接触を禁じるくらいが,公明正大なドラフトのあり方ではないだろうか.
菅野選手にとっては言わばプロへの入団試験になるのだろうが,過去の選手のように巨人に入るために時間を無駄にしたりせずに日ハムでダルビッシュ選手を越えることを目標にしてもらいたいものだ.
コメント
>事前に挨拶なんかして期待感を抱かせた巨人に不快感を感じるのは
>私だけだろうか.むしろ今後は,交渉権を得るまでは選手側との一切の接触を
>禁じるくらいが,公明正大なドラフトのあり方ではないだろうか.
ブログ脳外科医さん、マサムネさん、まさにおっしゃる通り!!
ニュースで感じた違和感を的確に言葉にして下さってスッキリしました~
読売、大嫌いです。
よくやった、日本ハム。