『 クマ出没 中央区・円山周辺など目撃相次ぐ
札幌市中央区・円山地区などの住宅街で6日、ヒグマの目撃情報が相次いだ。学校も多い市街地での出没に、市や道警は対応に追われた。
「バス停の近くにいたので、最初はお客さんかと思った」
道警によると、クマを目撃して110番通報したタクシー運転手の女性はこう話した。クマは北海道神宮から道路を渡り、住宅街へ。女性は「まさか、こんな街中でクマに遭遇するとは思わなかった。」
道警や市によると、中央区の住宅街でクマを目撃したという情報は、6日午前0時ごろから同4時半ごろまでに8件あった。その後、一時途絶えたが、夕方から深夜までにさらに5件が寄せられた。市は同日午後、道警や中央区、市教育委員会などと緊急のヒグマ対策委員会を開き、対応策を協議。道警が周辺を重点的にパトロールし、市役所などは夜間も職員が常駐して対応することにした。また、クマの餌にならないように生ごみを早めに収集することも決めた。猟友会とも連携し、駆除も視野に入れながら取り組む方針だ。
周辺の学校も対応に追われた。市教委によると、区内では6日、目撃情報があった地域を中心に円山、大倉山、宮の森などの小学校で集団下校を実施した。
北海道神宮に近い円山小は、携帯メールや学校のホームページで情報を流し、児童には方面ごとに集団で登校するように呼びかけた。6日は全児童約900人が教師の引率で集団下校した。児童を迎えに来た保護者もいた。2年生の息子を迎えに来た須田裕美さん(40)は「当分の間は送り迎えをしたい」と心配そうに話した。
同小は、放課後や8日からの3連休も、外で1人で遊んだり、特別な事情がない場合は北海道神宮方面には出かけたりしないよう児童らに伝えた。佐々木雅史校長は「しばらくの間は神宮方面の校外学習は見合わせる」と話した。
中学1年生の子どもがいる近くの女性(40)も「子どもが塾に通っていて、帰りが夜になることがあるから心配。暗い場所には行かないように注意したい」と話した。
市によると、過去5年間の目撃と痕跡を合わせた市内のヒグマ出没件数は、一昨年度までは50~70件ほどだったが、2010年度に114件と急増。今年度は10月5日現在で130件と、昨年度の倍以上のペースで増えている。』
『北海道神宮付近にクマ…目撃3件
6日午前3時20分頃、札幌市中央区宮ヶ丘の北海道神宮の第二鳥居前を通りかかったタクシー運転手が、大型のヒグマを目撃し、110番した。クマは同神宮北側の住宅街を歩き回った後、円山に逃げたとみられ、けが人はなかった。現場では午前8時頃、クルミの交じったフンが発見された。
付近は住宅街で散歩やランニングをする市民も多いため、札幌西署などで注意を呼びかけている。
同署によると、クマは体長約2メートル。通報のあった直後には、約200メートル離れた同区宮の森の住宅街を歩いているクマの姿が目撃された。さらに、午前4時10分頃には、警察官が、最初に目撃された現場から南東に約500メートル離れた円山公園の坂下野球場で、山に登っていくクマを見たという。
市内では5日午後に西区西野の林道で、6日午前0時頃には、中央区南23西15の札幌外科記念病院近くでクマが目撃された。同日朝には円山小や啓明中など中央区、西区、南区の小、中、高合わせて15校で、教師が通学路に立ったり、保護者同伴の登校を呼びかけたりする措置が取られた。
宮ヶ丘の目撃現場近くに住む鈴木喜代子さん(75)と夫信一さん(77)は、午前3時過ぎに警察がスピーカーで呼びかける注意で目が覚め、2階の窓から外の通りを見ると、2メートル近いクマがゆったりと歩いていたという。
通りの先にはパトカーが数台止まっており、クマは明かりを避けるように、公園の方へ引き返したという。喜代子さんは「宮ヶ丘にクマが出るなんて開拓以来ではないか」と、興奮気味に話していた。』
円山動物園には過去に札幌市内でヒグマが目撃された地点を記した地図が以前から貼られている.それを見ると定山渓〜藻岩山〜平和の滝には目撃地点が多いから,私も早朝に自転車に乗る時には山沿いには行かないように以前から注意はしていた.しかし,まさか円山公園内にまでやって来るとは思っていなかったので私もこれには驚いた.
大学生1年の頃,東京出身の友人に,「札幌では熊が山から下りて来て町中を散歩している事があるから,夜は山の方には行かない方がいいよ.もし,熊に出会ったら死んだふりするのはもちろん知ってるよね,」なんて言って怖がらせていたが,こうなるとまんざら冗談ではなくなってしまった.
先日,「どんぐり箱」なんていうのを北海道神宮内で見つけたが,まさかあれを狙ってやって来たなんて事はないだろうか.ヒグマは頭がいいらしいし,何でも食べるしこの時期はドングリは主食みたいなものだから,もしあれを見つけていたら大喜びで全部食べたのではないだろうか.
円山自然歩道も立ち入り禁止になったが,これから紅葉の季節なのに散歩写真も自粛しなければならないだろうか.
注:ヒグマに死んだふりは通用しないようですので,決してやらないでください.
札幌市中央区・円山地区などの住宅街で6日、ヒグマの目撃情報が相次いだ。学校も多い市街地での出没に、市や道警は対応に追われた。
「バス停の近くにいたので、最初はお客さんかと思った」
道警によると、クマを目撃して110番通報したタクシー運転手の女性はこう話した。クマは北海道神宮から道路を渡り、住宅街へ。女性は「まさか、こんな街中でクマに遭遇するとは思わなかった。」
道警や市によると、中央区の住宅街でクマを目撃したという情報は、6日午前0時ごろから同4時半ごろまでに8件あった。その後、一時途絶えたが、夕方から深夜までにさらに5件が寄せられた。市は同日午後、道警や中央区、市教育委員会などと緊急のヒグマ対策委員会を開き、対応策を協議。道警が周辺を重点的にパトロールし、市役所などは夜間も職員が常駐して対応することにした。また、クマの餌にならないように生ごみを早めに収集することも決めた。猟友会とも連携し、駆除も視野に入れながら取り組む方針だ。
周辺の学校も対応に追われた。市教委によると、区内では6日、目撃情報があった地域を中心に円山、大倉山、宮の森などの小学校で集団下校を実施した。
北海道神宮に近い円山小は、携帯メールや学校のホームページで情報を流し、児童には方面ごとに集団で登校するように呼びかけた。6日は全児童約900人が教師の引率で集団下校した。児童を迎えに来た保護者もいた。2年生の息子を迎えに来た須田裕美さん(40)は「当分の間は送り迎えをしたい」と心配そうに話した。
同小は、放課後や8日からの3連休も、外で1人で遊んだり、特別な事情がない場合は北海道神宮方面には出かけたりしないよう児童らに伝えた。佐々木雅史校長は「しばらくの間は神宮方面の校外学習は見合わせる」と話した。
中学1年生の子どもがいる近くの女性(40)も「子どもが塾に通っていて、帰りが夜になることがあるから心配。暗い場所には行かないように注意したい」と話した。
市によると、過去5年間の目撃と痕跡を合わせた市内のヒグマ出没件数は、一昨年度までは50~70件ほどだったが、2010年度に114件と急増。今年度は10月5日現在で130件と、昨年度の倍以上のペースで増えている。』
『北海道神宮付近にクマ…目撃3件
6日午前3時20分頃、札幌市中央区宮ヶ丘の北海道神宮の第二鳥居前を通りかかったタクシー運転手が、大型のヒグマを目撃し、110番した。クマは同神宮北側の住宅街を歩き回った後、円山に逃げたとみられ、けが人はなかった。現場では午前8時頃、クルミの交じったフンが発見された。
付近は住宅街で散歩やランニングをする市民も多いため、札幌西署などで注意を呼びかけている。
同署によると、クマは体長約2メートル。通報のあった直後には、約200メートル離れた同区宮の森の住宅街を歩いているクマの姿が目撃された。さらに、午前4時10分頃には、警察官が、最初に目撃された現場から南東に約500メートル離れた円山公園の坂下野球場で、山に登っていくクマを見たという。
市内では5日午後に西区西野の林道で、6日午前0時頃には、中央区南23西15の札幌外科記念病院近くでクマが目撃された。同日朝には円山小や啓明中など中央区、西区、南区の小、中、高合わせて15校で、教師が通学路に立ったり、保護者同伴の登校を呼びかけたりする措置が取られた。
宮ヶ丘の目撃現場近くに住む鈴木喜代子さん(75)と夫信一さん(77)は、午前3時過ぎに警察がスピーカーで呼びかける注意で目が覚め、2階の窓から外の通りを見ると、2メートル近いクマがゆったりと歩いていたという。
通りの先にはパトカーが数台止まっており、クマは明かりを避けるように、公園の方へ引き返したという。喜代子さんは「宮ヶ丘にクマが出るなんて開拓以来ではないか」と、興奮気味に話していた。』
円山動物園には過去に札幌市内でヒグマが目撃された地点を記した地図が以前から貼られている.それを見ると定山渓〜藻岩山〜平和の滝には目撃地点が多いから,私も早朝に自転車に乗る時には山沿いには行かないように以前から注意はしていた.しかし,まさか円山公園内にまでやって来るとは思っていなかったので私もこれには驚いた.
大学生1年の頃,東京出身の友人に,「札幌では熊が山から下りて来て町中を散歩している事があるから,夜は山の方には行かない方がいいよ.もし,熊に出会ったら死んだふりするのはもちろん知ってるよね,」なんて言って怖がらせていたが,こうなるとまんざら冗談ではなくなってしまった.
先日,「どんぐり箱」なんていうのを北海道神宮内で見つけたが,まさかあれを狙ってやって来たなんて事はないだろうか.ヒグマは頭がいいらしいし,何でも食べるしこの時期はドングリは主食みたいなものだから,もしあれを見つけていたら大喜びで全部食べたのではないだろうか.
円山自然歩道も立ち入り禁止になったが,これから紅葉の季節なのに散歩写真も自粛しなければならないだろうか.
注:ヒグマに死んだふりは通用しないようですので,決してやらないでください.
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