『 高速鉄道、雷に対処できないなら運休させてしまえ
23日夜に起きた高速鉄道追突事故は、25日時点で負傷者が210人、死者が35人に達した。上海鉄道局関係者の現地調査によると、今回の脱線の原因は落雷によって走行できなくなった車両に、後続列車が追突したことが原因だという。現地では事故発生の1時間前より雷警報が出されており、現地の気象台は23日の夜には強い雷雨が発生していたと発表した。中国のブログ「秀才江湖」では高速鉄道追突事故について、「天災ではなく人災である」と論じている。
筆者は、高速鉄道の責任の所在について、中国の歴史上の人物である項羽のエピソードを紹介。「項羽は自害する前に天を仰ぎ、『天が私を滅ぼす、用兵の罪ではない』と叫んだが、これは失敗が自分の責任ではないと主張するものであり、現代も多くの中国人が項羽と同じく、すべての罪を天になすりつけ、自分には何も問題ないと主張している。今回の事故も『雷が落ちて停車し、追突した』と、まさに予想どおりの『天候が原因』との答えだ」と批判。
気象台が事故当時、雷警報を発令し、現場でも雷が鳴り響いていたことについて、「雷が原因であれば、警報が発令されていた以上、鉄道局は未然に防げたはずだ、事故は天候ではなく人に原因がある。鉄道局が気象情報に基づいて運休していれば、事故は起きなかったはずなのに、そうしなかった理由は収益のためだ。貪欲が罪のない人びとの命を奪うのだ」と痛烈に批判した。
金銭よりも人命のほうがどれだけ大切なのだと筆者は疑問を投げかけ、雷が発生しない国などないとしたうえで、天候を言い訳にすべきではないと論じる。「開業前、設計段階で、雷にどう対処するのかを考えるべきではなかったのか。それができないならば、開業すべきではない。虚勢のために、高速鉄道が世界の最先端に踏み出したなどと嘘(うそ)をついてはいけない」と論じた。
高速鉄道事故での死傷者は245人に達した。筆者は、雷への対策ができず、乗客の安全を十分に保証できないうちはすべての高速鉄道を運休させてしまえと指摘し、「われわれには高速鉄道の先端技術はない」と言ってでも、せめて安全に生活できるようにすべきだと結んだ。』
「日本の新幹線では考えられない事故だ.」と言った人がいるそうだが,スピードの出しすぎで脱線することも考えられない事故だったろうし,福島第一の原発事故に至っては過去に同規模の地震や津波があったにもかかわらず想定外の事故だったそうだから今さら何を言われても白々しく聞こえる.
中国は西欧と日本の技術を吸収し独自開発したと主張する高速鉄道システムを輸出するために躍起になっているようだが,その姿はまさに今までの日本の原発輸出計画と重なって見える.見よう見まねで安く模造品を作るのは得意とするところなのだろうが,いくら立派な物を作ってもいつまでも天災を想定外と言っているようでは本当に安全なものにはならないだろう.
23日夜に起きた高速鉄道追突事故は、25日時点で負傷者が210人、死者が35人に達した。上海鉄道局関係者の現地調査によると、今回の脱線の原因は落雷によって走行できなくなった車両に、後続列車が追突したことが原因だという。現地では事故発生の1時間前より雷警報が出されており、現地の気象台は23日の夜には強い雷雨が発生していたと発表した。中国のブログ「秀才江湖」では高速鉄道追突事故について、「天災ではなく人災である」と論じている。
筆者は、高速鉄道の責任の所在について、中国の歴史上の人物である項羽のエピソードを紹介。「項羽は自害する前に天を仰ぎ、『天が私を滅ぼす、用兵の罪ではない』と叫んだが、これは失敗が自分の責任ではないと主張するものであり、現代も多くの中国人が項羽と同じく、すべての罪を天になすりつけ、自分には何も問題ないと主張している。今回の事故も『雷が落ちて停車し、追突した』と、まさに予想どおりの『天候が原因』との答えだ」と批判。
気象台が事故当時、雷警報を発令し、現場でも雷が鳴り響いていたことについて、「雷が原因であれば、警報が発令されていた以上、鉄道局は未然に防げたはずだ、事故は天候ではなく人に原因がある。鉄道局が気象情報に基づいて運休していれば、事故は起きなかったはずなのに、そうしなかった理由は収益のためだ。貪欲が罪のない人びとの命を奪うのだ」と痛烈に批判した。
金銭よりも人命のほうがどれだけ大切なのだと筆者は疑問を投げかけ、雷が発生しない国などないとしたうえで、天候を言い訳にすべきではないと論じる。「開業前、設計段階で、雷にどう対処するのかを考えるべきではなかったのか。それができないならば、開業すべきではない。虚勢のために、高速鉄道が世界の最先端に踏み出したなどと嘘(うそ)をついてはいけない」と論じた。
高速鉄道事故での死傷者は245人に達した。筆者は、雷への対策ができず、乗客の安全を十分に保証できないうちはすべての高速鉄道を運休させてしまえと指摘し、「われわれには高速鉄道の先端技術はない」と言ってでも、せめて安全に生活できるようにすべきだと結んだ。』
「日本の新幹線では考えられない事故だ.」と言った人がいるそうだが,スピードの出しすぎで脱線することも考えられない事故だったろうし,福島第一の原発事故に至っては過去に同規模の地震や津波があったにもかかわらず想定外の事故だったそうだから今さら何を言われても白々しく聞こえる.
中国は西欧と日本の技術を吸収し独自開発したと主張する高速鉄道システムを輸出するために躍起になっているようだが,その姿はまさに今までの日本の原発輸出計画と重なって見える.見よう見まねで安く模造品を作るのは得意とするところなのだろうが,いくら立派な物を作ってもいつまでも天災を想定外と言っているようでは本当に安全なものにはならないだろう.
コメント