この場合,M3とは私のライカM3のことであるが,購入後の試し撮りでわずかに前ピンであることが判明し,その後も試し撮りを繰り返しながら少しずつ調整してやっと満足できるレベルになった.
一眼レフだとフォーカシング・スクリーン上でピントが見えるのだが,レンジファインダーでは測距機構で撮影距離とレンズの繰り出し量との関係を決めるだけなので,そこにズレがあってピントが外れても写真を見るまではわからないのだ.
つまり,一眼レフでは直接的に目でピントが合うのが見えるが,レンジファインダーでは距離を測定しているだけで,ピントは距離情報をレンズに機械的に伝達することによって合わせているのである.
ピントを合わせる機構としてはそれぞれ長所と短所があるからどちらがいいとは言いがたいが,機構上はレンジファインダーのほうが複雑で狂いも出やすいので調整が必要になるのである.
私のライカM3は以前のオーナーの誰かがオーバーホールをしてくれたようでシャッターも巻き上げも調子が良かったのだが,ピントだけは撮影距離1mで5cm位はズレていたので50mmレンズ開放ではおそらく狙ったところにピントは来なかったのではないだろうか.
これを調整に出すとそれだけで数万円はかかるので前のオーナーが手放す決心をする理由の一つになったかもしれない.もし他にも調子が悪いところがあったら,私もオーバーホールに出したかもしれないが,この程度のピント調整だけなら自分で出来そうだったのでやってみることにしたのである.
結果は写真にあるとおり,DRズミクロンにめがねを付けてもピントがぴたりと決まるようになった.今年は,このM3で存分に白黒写真を撮れるかと思うと春が来るのが待ち遠しくて仕方ないのである.
一眼レフだとフォーカシング・スクリーン上でピントが見えるのだが,レンジファインダーでは測距機構で撮影距離とレンズの繰り出し量との関係を決めるだけなので,そこにズレがあってピントが外れても写真を見るまではわからないのだ.
つまり,一眼レフでは直接的に目でピントが合うのが見えるが,レンジファインダーでは距離を測定しているだけで,ピントは距離情報をレンズに機械的に伝達することによって合わせているのである.
ピントを合わせる機構としてはそれぞれ長所と短所があるからどちらがいいとは言いがたいが,機構上はレンジファインダーのほうが複雑で狂いも出やすいので調整が必要になるのである.
私のライカM3は以前のオーナーの誰かがオーバーホールをしてくれたようでシャッターも巻き上げも調子が良かったのだが,ピントだけは撮影距離1mで5cm位はズレていたので50mmレンズ開放ではおそらく狙ったところにピントは来なかったのではないだろうか.
これを調整に出すとそれだけで数万円はかかるので前のオーナーが手放す決心をする理由の一つになったかもしれない.もし他にも調子が悪いところがあったら,私もオーバーホールに出したかもしれないが,この程度のピント調整だけなら自分で出来そうだったのでやってみることにしたのである.
結果は写真にあるとおり,DRズミクロンにめがねを付けてもピントがぴたりと決まるようになった.今年は,このM3で存分に白黒写真を撮れるかと思うと春が来るのが待ち遠しくて仕方ないのである.
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