今年は一週間遅れました.
 昨日に続いて今朝も札幌は雨.おかげで豊平川マラソン以降はランニングもままならない.低気圧の影響で気温も低い.それでもとにかく桜は満開になったが,昨年よりも一週間は遅れた感じだ.この雨の中でせっかく咲いた桜の花もすぐに散ってしまうのではないだろうか.

 『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』とは作家の林芙美子が色紙などに好んで書いた短詩で,「女性を花にたとえ,楽しい若い時代は短く,苦しいときが多かったみずからの半生をうたったもの」と理解されているようだ.

 別に女性に限らず,人間は子供の頃はかわいいものだし,年頃になれば男なら逞しく女ならきれいになる人もいるものだ.確かに生物学的な美しさのピークは若い時代だろうが,人生のピークとして花が咲くのが若い時代かというと必ずしもそうではないのではないかと思う.

 もっとも,歳をとってから人生のピークを迎えるにはそれなりの準備も必要だということも最近わかってきた.少なくとも40〜50歳代で癌や脳卒中や心臓病なんかに罹っているようではその後にピークを迎えるのは難しくなるだろう.

 それなのに,自分の健康に注意を払わない人のなんと多い事か.別に体の心配をして病院にかかれと言いたい訳ではない.ごく普通の生活の中で,生活習慣や生活環境に日頃から注意を払うだけで,結果はかなり違ってくるのではないだろうか.

 つい最近,二十数年前の同窓会で会ったきりの女性と話す機会があったのだが,残念ながら昔の面影はまったく感じられなかった.道ですれ違っていたらおそらく気がつくこともないと思われる程に別人に変わってしまっていた.

 『命短し恋せよ乙女...』という歌もあるが,人生は「何を考えて,どのように毎日を生きるか」で楽しくも苦しくもなるものではないだろうか.


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