『石原都知事、「絶対反対」 永住外国人への地方参政権付与に

 東京都の石原慎太郎知事は15日の定例記者会見で、鳩山由紀夫首相が18日召集の通常国会に法案提出を検討する永住外国人への地方参政権の付与について「絶対反対」と述べた。参政権を地方に限定することは「地方主権と言われている時に、発想そのものがおかしい」と批判。「永住する方が望むなら、国籍を取りやすいシステムをつくったらよい」と反論した。
 永住外国人に地方参政権が付与された場合の都内への影響について、石原知事は「例えば、千代田区は人口が少ない。そういう人たちが民族移動のような形で投票を起こしたらと想定すると、私はとても危ない試みだと思う」と指摘。有権者数が比較的少ない自治体への影響を懸念する見方を示した。』

『亀井金融相、参政権「帰化して行使を」

 亀井静香郵政・金融担当相は15日の閣議後の記者会見で、永住外国人への地方参政権の付与について「帰化をして(参政権を)行使すればいいと思う」と改めて慎重な姿勢を示した。鳩山由紀夫首相は関連法案を18日召集の通常国会に提出する意向だが、亀井氏は「3党の連立合意の中に入っていない。それぞれの党で議論するところから始めないといけない」と反論した。』

 民主党政権になって急に現実味をおびたようだが,選挙の時にはあまり触れられていなかったのは国民の反感を買うことをある程度予想していたからなのだろう.日本の景気回復が遅れ,所得の低下や前代未聞の就職難でただでさえ国民にストレスが溜まっているこの時期に外国人に参政権を与えようとする真意が私にはまったくわからない.

 永住外国人と言う言葉も不自然だが,法的には一般永住者と特別永住者に分けられるらしい.「一般永住者は、在留期間の長さなどの事情を考慮して法相が許可した人.特別永住者は,日本が降伏文書に調印した45年9月以前から日本に住む朝鮮半島,台湾出身者とその子孫.」ということで,戦後処理のためにつくられた言葉だから不自然に感じるのかもしれない.

 そして,今度は永住外国人のままで参政権を与えようというのではさらに社会の歪みを大きくするような気がする.そういう意味では石原知事や亀井大臣の言うように日本に帰化してもらうのがいいのではないだろうか.いずれにせよ外国人のままで地方参政権を付与しなければいけない正当な理由というのを国民がわかるように説明してもらいたいものである.

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