先週末には届いていたのだが,そのままになっていたのを思い出したので一人でゆっくり観てみた.映画館で観た時も思ったが,やはりいい作品だと思う.一番の理由は,現実にはありえない話なのになぜかとても親しみを感じてしまうことである.

 絵が自然でやわらかくコンピュータアニメのように幾何学的な感じがしないとか,翻訳ではない日本語が自然に感じられるということもあるだろうが,きっと誰にでもわかりやすい古典的ストーリーに現代の日本をさりげなく絡めたことがより親しみと現実感を増しているのではないだろうか.いつの間にか,まるでポニョの世界にいるように感じてしまうのである.

 トトロもちょっとこれに近い感じだったが,ナウシカやラピュタとは明らかに違う感じである.そういえば,ポニョが嵐の波の上を走るシーンを観ていてトトロのめいちゃんを思い出したのも,最初に観た時にトトロのイメージが頭に浮かんだからかもしれない.前の2作品ほど国際的な評価が高くなかったのも,逆に言えば日本人だからわかる絵や言葉という部分にこの作品のポイントがあったからではないだろうか.

 切り抜いて一枚の絵にしたくなるようなきれいな場面がたくさんあり,きっとこれからも何度も観るだろうから買ってよかったと思っている.

 

コメント

マサムネ
2009年7月16日1:03

足掛け三回見ていまだラストシーンが見られない私です。

でも、細かい描写がとてもリアルなのに話全体としては御伽噺

ですよね? でも中にいる人はとてもリアルな感じがします。

ポニョのせりふやしぐさがとても人っぽくていいですよね。

魔法をつかうと鳥みたいになっちゃうところもいいですね。

saki
2009年7月16日8:51

全く同感です。
有り得ないお話なのに、物語に引き込まれてしまうのは何故でしょう?
子どもも、大人も。

ジブリ作品は本当に素晴らしいですね。

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