黒幕は国会議員なんだろ
2009年6月16日 社会の問題 コメント (2)『局長が証明書発行に「決裁不要」 厚労省係長が供述
郵便制度悪用事件で虚偽有印公文書作成・同行使容疑で再逮捕された厚生労働省の係長上村勉容疑者(39)が、容疑となった証明書発行について大阪地検特捜部の調べに「国会議員から頼まれた案件なので正式な決裁はいらないと、課長から指示された」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
証明書は障害者団体「凜の会」(現・白山会)向けで、特捜部は当時の担当課長の局長村木厚子容疑者(53)=同容疑で逮捕=が証明書発行を「議員案件」として配慮し、偽造の認識もあったとみて供述の裏付けを進め、詳しい経緯を調べている。
捜査関係者らによると、村木容疑者の上司だった当時の障害保健福祉部長(57)は特捜部の任意聴取に「2004年2月ごろ、証明書発行を国会議員から電話で頼まれた」と証言している。
凜の会を設立した倉沢邦夫容疑者(73)=同容疑で再逮捕=も調べに、同月ごろ、この国会議員の関係者を名乗り、厚労省を訪れ「村木容疑者に発行を依頼した」と供述している。
元部長は発行について、部下だった村木容疑者に「うまくやって、と指示した」とも証言。通常、証明書の発行には課長補佐や他の係長らの決裁と押印がいるが、上村容疑者の供述によると、村木容疑者は正規の手続きを踏まず、直接上村容疑者に指示したという。』
部長が課長に指示して,課長が係長に指示したから組織的犯行ということになるのかどうかは知らないが,国家公務員が一部の人の利益のためだけに働いたらそれは国民への背信行為であることは間違いない.課長は直接手を下していないからという理由で容疑を否認しているのかもしれないが,犯罪を知っていて黙認したらやはり同罪だろう.
だが,それ以上に問題なのは証明書発行を電話で頼んだ国会議員ではないだろうか.国会議員は一部の人々の利益のために選ばれた人たちであるから,それらの人たちの利便を計るのも仕事のうちのつもりなのかも知れないが,国家公務員に違法行為を働かせるのは職権乱用どころの話ではないだろう.こういうモラルの低い政治家こそ選挙で資格を問うべきだろう.
それにしても思うのは,厚労省の役人は現場の多数の医師の声は簡単に無視するが,一人の議員の個人的な電話注文には応えるということの理不尽さである.こんな情けない役人を雇うために税金を払っているのかと思うと馬鹿らしくなるのは私だけではないだろう.
郵便制度悪用事件で虚偽有印公文書作成・同行使容疑で再逮捕された厚生労働省の係長上村勉容疑者(39)が、容疑となった証明書発行について大阪地検特捜部の調べに「国会議員から頼まれた案件なので正式な決裁はいらないと、課長から指示された」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
証明書は障害者団体「凜の会」(現・白山会)向けで、特捜部は当時の担当課長の局長村木厚子容疑者(53)=同容疑で逮捕=が証明書発行を「議員案件」として配慮し、偽造の認識もあったとみて供述の裏付けを進め、詳しい経緯を調べている。
捜査関係者らによると、村木容疑者の上司だった当時の障害保健福祉部長(57)は特捜部の任意聴取に「2004年2月ごろ、証明書発行を国会議員から電話で頼まれた」と証言している。
凜の会を設立した倉沢邦夫容疑者(73)=同容疑で再逮捕=も調べに、同月ごろ、この国会議員の関係者を名乗り、厚労省を訪れ「村木容疑者に発行を依頼した」と供述している。
元部長は発行について、部下だった村木容疑者に「うまくやって、と指示した」とも証言。通常、証明書の発行には課長補佐や他の係長らの決裁と押印がいるが、上村容疑者の供述によると、村木容疑者は正規の手続きを踏まず、直接上村容疑者に指示したという。』
部長が課長に指示して,課長が係長に指示したから組織的犯行ということになるのかどうかは知らないが,国家公務員が一部の人の利益のためだけに働いたらそれは国民への背信行為であることは間違いない.課長は直接手を下していないからという理由で容疑を否認しているのかもしれないが,犯罪を知っていて黙認したらやはり同罪だろう.
だが,それ以上に問題なのは証明書発行を電話で頼んだ国会議員ではないだろうか.国会議員は一部の人々の利益のために選ばれた人たちであるから,それらの人たちの利便を計るのも仕事のうちのつもりなのかも知れないが,国家公務員に違法行為を働かせるのは職権乱用どころの話ではないだろう.こういうモラルの低い政治家こそ選挙で資格を問うべきだろう.
それにしても思うのは,厚労省の役人は現場の多数の医師の声は簡単に無視するが,一人の議員の個人的な電話注文には応えるということの理不尽さである.こんな情けない役人を雇うために税金を払っているのかと思うと馬鹿らしくなるのは私だけではないだろう.
コメント
すをみて同じように思いました。次の体制に移行するのにじゃま
なものを切り捨ててるようでいやはやなんとも。
黒字とまでいかなくてもトントンで国家がまわるようにできない
ものかと思ったりもします。
税金ぼったくる上にお金貸してとは、
なんと情けない国家だろうか。
「かの国」に比べればまだマシかもしれないが。