「プライドある=お金ある」ってこと?
2008年11月16日 社会の問題『「給付なんていらない人、いっぱいいる」
麻生太郎首相は14日午後(日本時間15日未明)のワシントンでの同行記者団との懇談で、定額給付金について「給付なんておれはいらない、というプライドもある人もいっぱいいる」と指摘した。
首相は「年間何千万円、何億円もらっている人が1万2000円ちょうだいと言うのかね」と強調。所得制限するかどうかの判断を市町村に委ねたことについては「地方分権だから地方で決めたらとの話だ」と説明した。』
国民に愛想を尽かされながらも居座っている総理大臣にプライドと言われても,プライドという言葉の意味が本当にわかっているのかどうか疑わしい.もっとも,この記事の後半を読むと,給付金なんていらないというのは高額所得者と決めつけているようから,この人にとって「プライド」というのはどうやらお金持ちが持っているものらしい.
一方,美しい日本には古来,『恥』と言う言葉があるのをこの人は知っているのだろうか.給付金に限らず,いつまで独り善がりな中身のない首相ごっこを続ければ満足するのだろうか.「プライドのあるお坊ちゃま」の考えることは「プライドのない我々庶民」には見当もつかないのである.
11月19日追記
『松沢成文・神奈川県知事は、福沢諭吉の独立自尊の精神を取り上げ、定額給付金を批判。「不景気になると政府が国民に金をばらまくということをやっていると、国民の自尊心が育たない。お金をもらうことで政府に対する鋭い批判もなくなる。政策理念として極めて問題がある」と指摘し、麻生首相に見解をただした。
一方、麻生首相は「そういった(独立自尊の)意識が神奈川県民にあるとするならば、(所得が)500万円でも(給付金を)取りに来ない人は取りに来ない。5000万円でも欲しい人は欲しい。返す返さないは本人の哲学の問題であり、矜持(きょうじ)の問題なんだと基本的に思っている」と述べた。』
どうやら首相は給付金を取りに来るのは自尊心のない人だと思いながら,お金をばらまくつもりのようですね.これでは給付金を受け取る人間を辱めることになるのではないでしょうか.給付金も元は税金なのにまったく国民を馬鹿にした話です.とても常識のある知的な人間のやることではないような気がします.
麻生太郎首相は14日午後(日本時間15日未明)のワシントンでの同行記者団との懇談で、定額給付金について「給付なんておれはいらない、というプライドもある人もいっぱいいる」と指摘した。
首相は「年間何千万円、何億円もらっている人が1万2000円ちょうだいと言うのかね」と強調。所得制限するかどうかの判断を市町村に委ねたことについては「地方分権だから地方で決めたらとの話だ」と説明した。』
国民に愛想を尽かされながらも居座っている総理大臣にプライドと言われても,プライドという言葉の意味が本当にわかっているのかどうか疑わしい.もっとも,この記事の後半を読むと,給付金なんていらないというのは高額所得者と決めつけているようから,この人にとって「プライド」というのはどうやらお金持ちが持っているものらしい.
一方,美しい日本には古来,『恥』と言う言葉があるのをこの人は知っているのだろうか.給付金に限らず,いつまで独り善がりな中身のない首相ごっこを続ければ満足するのだろうか.「プライドのあるお坊ちゃま」の考えることは「プライドのない我々庶民」には見当もつかないのである.
11月19日追記
『松沢成文・神奈川県知事は、福沢諭吉の独立自尊の精神を取り上げ、定額給付金を批判。「不景気になると政府が国民に金をばらまくということをやっていると、国民の自尊心が育たない。お金をもらうことで政府に対する鋭い批判もなくなる。政策理念として極めて問題がある」と指摘し、麻生首相に見解をただした。
一方、麻生首相は「そういった(独立自尊の)意識が神奈川県民にあるとするならば、(所得が)500万円でも(給付金を)取りに来ない人は取りに来ない。5000万円でも欲しい人は欲しい。返す返さないは本人の哲学の問題であり、矜持(きょうじ)の問題なんだと基本的に思っている」と述べた。』
どうやら首相は給付金を取りに来るのは自尊心のない人だと思いながら,お金をばらまくつもりのようですね.これでは給付金を受け取る人間を辱めることになるのではないでしょうか.給付金も元は税金なのにまったく国民を馬鹿にした話です.とても常識のある知的な人間のやることではないような気がします.
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