教育再生懇は懐古趣味?
2008年11月13日 社会の問題『「小学生には携帯持たせない」政府の教育再生懇が提言案
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾長)の携帯電話問題ワーキンググループは12日、子どもの有害情報対策として「小学生が携帯電話を持つことがないようにする」ことを盛り込んだ提言案をまとめた。年末に麻生首相に提出する。
中学3年生の63%、小学6年生の32%が携帯電話を持っているという文科省の調査結果を踏まえ、特に小学生が携帯を持たないようにする取り組みを重視。携帯電話がなくても困らないようにNTTに公衆電話の増設を求める。
非常連絡のため子どもに携帯電話を持たせたいとの親の声にも配慮。通話機能などに限定された子ども向け機種を無償貸与する案を検討することも盛り込んだ。』
携帯電話を持っている小・中学生には教育上の特別な問題があるという確たる証拠でもあるのだろうか.特に小学生には中学生よりも不都合が多いのであろうか.この調子ではそのうち小学生の携帯ゲームもPCの使用も禁止にしなくてはならなくなることだろう.きちんとした科学的根拠もなく道具の使用を禁止したり,新しいテクノロジーから子供たちを意図的に遠ざけるのは人間の脳の進歩を妨げるだけのような気がするのは私だけだろうか.
携帯端末は今後おそらくPCにとって替わる情報通信機器になっていくと思われるのだが,ますます重要になる情報端末の正しい利用法を教えることなく子供達をインターネットから遠ざけていったい何をどう教育するつもりなのだろうか.教育再生懇の識者の方々は当然インターネット誕生以前に生まれた人たちなのだろうが,今の子供達は生まれた時にはインターネットも携帯もPCもすでにあった世代なのである.大人たちに都合が悪いからといって,すでにあるものを消し去って自分たちの子供の頃と同じように育てようというところにすでに無理があるだろう.
いまだに教育再生懇の識者の方々の脳に懐古趣味的な「美しい国」なんていう考えがあるのだったら一度リセットボタンを押してもらって,今の子供たちの視点で『未来の新しい日本』をどう作ってもらいたいかを考えるべき時ではないだろうか.
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾長)の携帯電話問題ワーキンググループは12日、子どもの有害情報対策として「小学生が携帯電話を持つことがないようにする」ことを盛り込んだ提言案をまとめた。年末に麻生首相に提出する。
中学3年生の63%、小学6年生の32%が携帯電話を持っているという文科省の調査結果を踏まえ、特に小学生が携帯を持たないようにする取り組みを重視。携帯電話がなくても困らないようにNTTに公衆電話の増設を求める。
非常連絡のため子どもに携帯電話を持たせたいとの親の声にも配慮。通話機能などに限定された子ども向け機種を無償貸与する案を検討することも盛り込んだ。』
携帯電話を持っている小・中学生には教育上の特別な問題があるという確たる証拠でもあるのだろうか.特に小学生には中学生よりも不都合が多いのであろうか.この調子ではそのうち小学生の携帯ゲームもPCの使用も禁止にしなくてはならなくなることだろう.きちんとした科学的根拠もなく道具の使用を禁止したり,新しいテクノロジーから子供たちを意図的に遠ざけるのは人間の脳の進歩を妨げるだけのような気がするのは私だけだろうか.
携帯端末は今後おそらくPCにとって替わる情報通信機器になっていくと思われるのだが,ますます重要になる情報端末の正しい利用法を教えることなく子供達をインターネットから遠ざけていったい何をどう教育するつもりなのだろうか.教育再生懇の識者の方々は当然インターネット誕生以前に生まれた人たちなのだろうが,今の子供達は生まれた時にはインターネットも携帯もPCもすでにあった世代なのである.大人たちに都合が悪いからといって,すでにあるものを消し去って自分たちの子供の頃と同じように育てようというところにすでに無理があるだろう.
いまだに教育再生懇の識者の方々の脳に懐古趣味的な「美しい国」なんていう考えがあるのだったら一度リセットボタンを押してもらって,今の子供たちの視点で『未来の新しい日本』をどう作ってもらいたいかを考えるべき時ではないだろうか.
コメント