春にHasselblad SWCを購入した時にフィルムカメラを買うのはもうこれで最後かなと思ったりもしたのだが,どうしても気になっていたのがこのカメラ,ZEISS IKON SWなのである.この2つのカメラには実は共通点があるのだがわかるだろうか.これに即座に答えられる人は結構なカメラオタクと言えるだろう.
実は,これらはピントがファインダーであわせられない超広角レンズ専用カメラなのである.だから,写真を撮るときは外付けのファインダーを覗きながらフィルムに写る範囲を頭で考え,かつピントは目測で合わせながらシャッターを切るのである.よくイメージ通りの写真などと言うが,頭の中にイメージを描けなければ撮るのも不可能なカメラなのである.
そして,もうひとつの共通点はZEISSのレンズを使うことである.SWCにはZEISS Biogon 38mmF4.5が固定されており交換不能である.SWのほうは交換可能であるが,Distagon 15mmF2.8を付けた.と言うか,このレンズのためにSWが欲しかったというのが本当のところである.このレンズを付けるとこのレンズのためにSWは作られたのではないかとさえ思えてくる.手術顕微鏡のお世話になっているせいでもないだろうが,いつのまにやらZEISS信者になってしまっていたようだ.
最も原始的なカメラはピンホールカメラであろうが,さすがにまだその域にまで達していない私にはこの2台のカメラがひとつの限界であり,反対側の限界がNikon DSLRと最新のNikkor lens群である.最新のDSLRの映像はファインダーで見たままに写っているように思えるほど鮮明だし,それは写真の理想であったはずなのに次第にそれだけでは物足りなく思えてくるのだ.リアルなだけでは撮影者の意図が表現しにくいし面白味に欠けるのである.
DSLRは見た物を見たままに確実に記録するするという点では最強のカメラであり,デジタル画像処理で作者の意図を表現したりすることもできるのであるが,フィルム写真のような偶発性は少ない.ある程度は撮影者の意思で被写体や撮影条件を絞り込み,シャッターを押すとそこに意図しなかったものが加えられて写真になっているというほうが面白いのである.作者の意図に偶発性というスパイスが加わった写真と言えばわかりやすいかもしれない.
この点では,SWCやSWはそもそも厳密なフレーミングなんて出来ないし,SWCは露出計さえないから最高のカメラなのである.SW+Distagon15mmでの撮影はまだだが,SWCより機動性は高そうなのでそのうちこれを持って街に出かけてみたいと思っている.
実は,これらはピントがファインダーであわせられない超広角レンズ専用カメラなのである.だから,写真を撮るときは外付けのファインダーを覗きながらフィルムに写る範囲を頭で考え,かつピントは目測で合わせながらシャッターを切るのである.よくイメージ通りの写真などと言うが,頭の中にイメージを描けなければ撮るのも不可能なカメラなのである.
そして,もうひとつの共通点はZEISSのレンズを使うことである.SWCにはZEISS Biogon 38mmF4.5が固定されており交換不能である.SWのほうは交換可能であるが,Distagon 15mmF2.8を付けた.と言うか,このレンズのためにSWが欲しかったというのが本当のところである.このレンズを付けるとこのレンズのためにSWは作られたのではないかとさえ思えてくる.手術顕微鏡のお世話になっているせいでもないだろうが,いつのまにやらZEISS信者になってしまっていたようだ.
最も原始的なカメラはピンホールカメラであろうが,さすがにまだその域にまで達していない私にはこの2台のカメラがひとつの限界であり,反対側の限界がNikon DSLRと最新のNikkor lens群である.最新のDSLRの映像はファインダーで見たままに写っているように思えるほど鮮明だし,それは写真の理想であったはずなのに次第にそれだけでは物足りなく思えてくるのだ.リアルなだけでは撮影者の意図が表現しにくいし面白味に欠けるのである.
DSLRは見た物を見たままに確実に記録するするという点では最強のカメラであり,デジタル画像処理で作者の意図を表現したりすることもできるのであるが,フィルム写真のような偶発性は少ない.ある程度は撮影者の意思で被写体や撮影条件を絞り込み,シャッターを押すとそこに意図しなかったものが加えられて写真になっているというほうが面白いのである.作者の意図に偶発性というスパイスが加わった写真と言えばわかりやすいかもしれない.
この点では,SWCやSWはそもそも厳密なフレーミングなんて出来ないし,SWCは露出計さえないから最高のカメラなのである.SW+Distagon15mmでの撮影はまだだが,SWCより機動性は高そうなのでそのうちこれを持って街に出かけてみたいと思っている.
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