『首相「私に責任」 太田農相引責辞任

 政府は19日午後の持ち回り閣議で、事故米の不正転売問題の責任を取る形となった太田誠一農相の辞任を認め、臨時代理として町村信孝官房長官に農相を兼務させる人事を決めた。
 福田康夫首相は同日夜、官邸で記者団に対し、太田氏の辞任に「私は、すべてのことに責任を負っている。事故米の事件発生についても、すべてに責任がある立場だ」と述べた。
 これに先立ち、町村氏は記者会見で「太田氏には誤解を生む表現があった。農林水産省全体にも、甘えや慣れが感じられる。汚染米の処理が少しでも良い方向に進むように努力をする」と述べた。
 また、くしくも同じ日に辞任となった白須敏朗前農林水産次官と、後任の井出道雄新次官が人事発令後に記者会見した。
 白須前次官は「(辞任は)自分で判断した」と強調しながら「事務方トップとして農水省全体の責任を明らかにし、新たな体制で再発防止策の構築、実施に当たることが適当と考えた」と説明。井出新次官は「農水省は開かれた役所で弱い方々の味方と自負していた。初心に立ち返って全力を尽くしたい」と話した。』

 もうほとんど機能停止している内閣の大臣が辞任したり,すでに降りちゃった首相が責任を口にしたところで誰も救われない.主食である米の供給の管理がこれほどずさんな状況だったとは驚きだったが,厚労省と同じで叩けばまだまだ埃が出てきそうで恐ろしい.残念ながら「農水省は開かれた役所で弱い方々の味方と自負していた。」という言葉にさらに不安が募ってしまうのは私だけだろうか.未だに「農水省に責任はなかった」なんて考えている役人は事故米といっしょに廃棄処分したほうがいいんじゃないだろうか.



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