『国立がんセンター:千葉でも麻酔医退職 4人が1人に
国立がんセンター中央病院で麻酔医が不足している問題で、同センターのもう一つの拠点である東病院(千葉県柏市、江角浩安院長、病床数425)でも、4〜5年前まで4人いた常勤の麻酔医が相次いで退職し、4月からは1人になったことが分かった。東病院では非常勤の麻酔医を増やすなどして、対応に苦慮している。
江角院長によると、4人の常勤麻酔医のうち2人が、ここ数年で退職。今年3月末にはさらに1人が辞めた。退職の理由は大学や他病院での勉強、出産などさまざまだった。全国10カ所以上の大学に派遣を依頼するなどしてきたが、欠員分を補充できなかったという。苦肉の策として、1月末時点で1人だった非常勤の麻酔医を4人に増やした。
東病院で全身麻酔を要する外科手術は1日当たり約10件、年間約2400件ある。患者への影響を避けるため、この手術件数は維持するが、1人しかいない常勤麻酔医の負担が大幅に増しており、今後も新たな確保の努力を続けるという。
麻酔医不足の一因として江角院長や関係者は、特定の医療機関に属さない「フリーランス」の麻酔医が急増していることを挙げる。フリーランスの麻酔医は病院と個別に契約を結び、契約額によっては少ない勤務時間でより高い報酬を得ることが可能になる。
江角院長は「常勤医師の確保は病院の死活問題で、少なくともあと3、4人は確保したい。だが、常勤よりフリーランスでいる方が働きやすい状況ができてしまった」と困惑する。』
契約社員よりも正社員の方が待遇が悪ければ,こうなるのも無理はないだろう.国立がんセンターの待遇を改善しないことには,たとえ医師数が増えても元にはもどらないだろうが,それ以前に同様の事が全国のがんセンターで起きてしまうのではないだろうか.いっそのこと国立病院の医師は国家公務員を辞めて自由契約にしてもらうほうが医師のためにも患者のためにもいいのかもしれない.
国立がんセンター中央病院で麻酔医が不足している問題で、同センターのもう一つの拠点である東病院(千葉県柏市、江角浩安院長、病床数425)でも、4〜5年前まで4人いた常勤の麻酔医が相次いで退職し、4月からは1人になったことが分かった。東病院では非常勤の麻酔医を増やすなどして、対応に苦慮している。
江角院長によると、4人の常勤麻酔医のうち2人が、ここ数年で退職。今年3月末にはさらに1人が辞めた。退職の理由は大学や他病院での勉強、出産などさまざまだった。全国10カ所以上の大学に派遣を依頼するなどしてきたが、欠員分を補充できなかったという。苦肉の策として、1月末時点で1人だった非常勤の麻酔医を4人に増やした。
東病院で全身麻酔を要する外科手術は1日当たり約10件、年間約2400件ある。患者への影響を避けるため、この手術件数は維持するが、1人しかいない常勤麻酔医の負担が大幅に増しており、今後も新たな確保の努力を続けるという。
麻酔医不足の一因として江角院長や関係者は、特定の医療機関に属さない「フリーランス」の麻酔医が急増していることを挙げる。フリーランスの麻酔医は病院と個別に契約を結び、契約額によっては少ない勤務時間でより高い報酬を得ることが可能になる。
江角院長は「常勤医師の確保は病院の死活問題で、少なくともあと3、4人は確保したい。だが、常勤よりフリーランスでいる方が働きやすい状況ができてしまった」と困惑する。』
契約社員よりも正社員の方が待遇が悪ければ,こうなるのも無理はないだろう.国立がんセンターの待遇を改善しないことには,たとえ医師数が増えても元にはもどらないだろうが,それ以前に同様の事が全国のがんセンターで起きてしまうのではないだろうか.いっそのこと国立病院の医師は国家公務員を辞めて自由契約にしてもらうほうが医師のためにも患者のためにもいいのかもしれない.
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