『英首相「受け入れがたい残忍行為」と捕鯨批判

 英国の環境・食糧・農村省は21日、「クジラを守る〜国境を越えた責任」と題した冊子を作り、日本政府がザトウクジラの調査捕鯨を見合わせることを発表した数時間後にホームページに掲載した。ブラウン首相は序文で「捕鯨は受け入れがたいほど残忍で、経済上でも必要性のない行為だ」と厳しい表現で批判している。

 冊子は、捕鯨を続けるノルウェーやアイスランドとともに日本を名指しで批判。「日本は87年から国際捕鯨委員会(IWC)の禁止協定で調査捕鯨を認めているという抜け穴を悪用している」と指弾している。また、ホエールウオッチングなどでの観光収入は世界の90カ国・地域で年間10億ドル(約1140億円)にのぼり、捕鯨がこうした経済的な恩恵を奪っている、と記した。』

欧米人はクジラに食料としてよりも観光資源としての価値を見い出しているということなのだろう.

私はホエールウオッチングもいいが,以前に父島で捕鯨船の人に食べさせてもらった尾の身と言われるお刺身の味が忘れられない.しかし,今マグロがブームの中国人が尾の身の味を知ったら大変なことになりそうだから保護しておいたほうがいいとも思う.

ブラウン首相は動物愛好家なのかもしれないが,どんな動物でも過剰な保護は自然のバランスを崩すだろうから,クジラが増えすぎれば魚が減って食糧難になるという話も本当かもしれない.餌不足によりトドなど他の野生動物が減るのはかまわないのだろうか.もちろん人間も例外ではないが.

地球温暖化の次は食料危機なんだろうから経済的な視点と言うなら鯨も水産資源の一部として考えるべきだと思うのだが,今の世界は先進国の都合で動いているのでクジラは特別扱いされているだけなのだろう.

日本も鯨を食料として考えるなら鮭のように人工的に繁殖したものだけを捕鯨するなどの技術を開発すればいいような気がするのだが,すでに研究中なのだろうか.

コメント

ミカエル
ミカエル
2007年12月26日5:24

はじめまして、なんて言うか、狐狩りを堂々とスポーツにしてるイギリス人に言われると、なんかこう・・・
「ふざけてんの?」って、言いたくなりますね、
お楽しみに、狐を狩ってる訳でしょ?

ペリーが日本に来たのは、鯨油のために、捕鯨のための寄航先が欲しかったせいだって聞いてますけど、アメリカ人は、そんな自分達の歴史に誇りを持っても、良いと思うんだけど・・・、まぁ、人はそれぞれですけど。

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