『 後発品に変更は1・4% 処方せん様式見直しも

 先発医薬品と主成分が同じで安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用状況に関する中央社会保険医療協議会(中医協)の今年の調査で、医師の指示に基づき薬局が後発品に変更したのは、処方せん全体の1・4%にとどまっていることが7日、分かった。

 後発品普及は医療費抑制の「切り札」の1つ。昨年度の診療報酬改定で、使用促進のため処方せんに「後発品への変更可」との医師署名欄が新設されたが、昨年の同じ調査の0・98%からわずかしか変化がなく、普及が進んでいない形だ。

 厚生労働省は、現行とは逆に「変更不可」の場合のみ署名し、署名がなければ変更できるよう処方せんの様式を見直す方向で検討を始めた。来年度の診療報酬改定に向け、近く中医協に提案するもようだ。

 調査は全国の保険薬局1000カ所を無作為抽出し、583カ所が回答。

 今年7月に扱った外来の院外処方せん約76万枚のうち、医師が「変更可」に署名したのは17・4%。実際に薬局が後発品に変更したのは、このうち8・2%の約1万1000枚で、処方せん全体の1・4%だった。

 後発品への医療現場の意識調査では、医師の11%は「積極的に処方」、69%が「こだわりはない」と答え、否定的な見方は少なかった。一方で薬局は、普及を阻む要因として51%が「患者への説明や多くの銘柄を常備する負担」を挙げており、厚労省は薬局の在庫管理整備などに診療報酬での上乗せを検討する。』

 ほとんど普及していない臓器移植カードでも同じようなことをやってましたね.黙っていれば自動的にジェネリックになるというのはいいのかも知れません.ただし.薬局側で変更した場合には副作用に関して医師には責任がないことを処方箋に明記して欲しいですね.医師はどこでどんなジェネリックに変更になったかも知るすべがないのでこれは非常に気持ちが悪いです.現在は,患者さんが希望する薬はいつでもジェネリックに変更してあげていますが,処方箋の中に一つでもジェネリックに変更して欲しくない薬があった場合は変更不可に署名する方式では面倒なことになりそうな気がします.
 

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