発見!あるある厚労省
2007年10月24日 医療の問題『 製薬側、実名報告なし 厚労省「情報すべて要求」
血液製剤でC型肝炎に感染した疑いがある患者のリスト問題で、旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)は、患者197人の実名などを把握していたのに02年、厚生労働省への報告文書に含めていなかった。「個人名や病院名の報告は求められなかった」というのが同社の見解だ。これだけの実名があることが当時明らかになっていれば、患者に告知する動きが出た可能性もある。厚労省は当時の担当者が同社に指示した内容を確認するなど、経緯を調べる方針だ。
同社は22日、感染の疑いがある418人のリストのうち実名197人、イニシャル170人を把握していたと明らかにした。厚労省の地下倉庫から見つかった資料では実名2人、イニシャル116人分しかなかった。
肝炎感染の実態や同社の対応を把握するため、厚労省は02年3月、「安全対策等について、有しているすべての情報等」の提出を求めた。薬事法に基づく報告命令で、7月までに計4回に上った。
これを受けて、同社は3回目の命令後に418人のリストを提出。厚労省は4回目の命令で、リストの補足として副作用症例の個票の再提出などを求め、「報告内容の根拠となる資料(調査研究録、打ち合わせ記録、メモ類など)」の添付も命じた。
同社によると、実名の患者情報は、80年代後半に社員が医師らから情報収集した「肝炎調査」などで得た。医師が調査票に患者の氏名や住所を書いたとみられるが、同社は個人情報や医療機関名を抜いて資料にまとめ、02年に提出したという。同社は「住所氏名を明確に記載しろという命令はなかった」と説明する。
同省が3回目に出した命令でも、投与時期など9項目については報告を求めているが、個人名や病院名は指定して求めているわけではない。
当時の厚労省幹部は「同社が持つ情報はすべて出してもらう」との認識を報道陣に示していた。「02年時点で報告されていない資料があるとしたら、報告命令違反の可能性がある」と話す現在の幹部もいる。 』
『 新たに患者8人の実名判明 C型肝炎問題で厚労相答弁
厚生労働省と製薬会社が、血液製剤でC型肝炎に感染した患者を把握しながら本人に知らせなかった問題で、舛添厚生労働相は24日、同省が02年時点で把握していた患者116人のイニシャルのうち、新たに8人の実名が判明したことを明らかにした。舛添氏は「徹底的に探させた結果出てきた」と説明。当初は不明とされてきた患者の実名が、今後次々に明らかになる可能性がある。
同日の衆院厚生労働委員会で、自民党の大村秀章氏への答弁の中で報告した。同省は22日、患者の実名2人分とイニシャル116人分を含むファイル8冊の資料が、厚労省の地下倉庫から見つかったと発表。舛添氏が指示してさらに関連資料を調べさせたところ、24日未明になって、別の資料から8人の実名が新たにわかったという。
厚労省は02年、旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)から血液製剤フィブリノゲン投与後の肝炎発症などの副作用症例418人の報告を受けた。この報告について、厚労省の担当者は18日の民主党の会合で「患者の名前や医療機関名については製薬会社から報告がなく、資料もない」と説明していた。
新たな資料が次々に見つかる事態に対し、厚労省はこれまで「当時の肝炎問題の調査チームが解散し、現在の担当者が知らなかった」と釈明。厚労省内で、資料の引き継ぎがなされていないことについて、舛添氏は答弁で「組織を立て直すために、省内に特別調査チームをつくった。できるだけ早く徹底的にメスを入れ、厳しく対応したい」と述べた。 』
厚労省と製薬会社で責任のなすり合いでもするのでしょうか.厚生労働省は行政指導する立場にあるわけですから,当時もし真面目に調査する気があれば実名報告させることもできたでしょうに,今更,報告命令違反の可能性を追及しても意味がないでしょう.それとも自衛隊のまねでもするつもりでしょうか?
ところで,舛添氏が指示する度に厚労省の地下倉庫から次々と資料が発見されるとは一体どうなっているのでしょうか.まるでどこかのテレビの探検バラエティ番組みたいです.厚生労働省の地下倉庫を探検して「あっ!こんなところで発見された別な資料から恐るべき新事実がわかりました!」っていうのを舛添大臣自身に是非やってもらいたいものです.でも,古舘伊知郎さんの方が迫力あるかな?
血液製剤でC型肝炎に感染した疑いがある患者のリスト問題で、旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)は、患者197人の実名などを把握していたのに02年、厚生労働省への報告文書に含めていなかった。「個人名や病院名の報告は求められなかった」というのが同社の見解だ。これだけの実名があることが当時明らかになっていれば、患者に告知する動きが出た可能性もある。厚労省は当時の担当者が同社に指示した内容を確認するなど、経緯を調べる方針だ。
同社は22日、感染の疑いがある418人のリストのうち実名197人、イニシャル170人を把握していたと明らかにした。厚労省の地下倉庫から見つかった資料では実名2人、イニシャル116人分しかなかった。
肝炎感染の実態や同社の対応を把握するため、厚労省は02年3月、「安全対策等について、有しているすべての情報等」の提出を求めた。薬事法に基づく報告命令で、7月までに計4回に上った。
これを受けて、同社は3回目の命令後に418人のリストを提出。厚労省は4回目の命令で、リストの補足として副作用症例の個票の再提出などを求め、「報告内容の根拠となる資料(調査研究録、打ち合わせ記録、メモ類など)」の添付も命じた。
同社によると、実名の患者情報は、80年代後半に社員が医師らから情報収集した「肝炎調査」などで得た。医師が調査票に患者の氏名や住所を書いたとみられるが、同社は個人情報や医療機関名を抜いて資料にまとめ、02年に提出したという。同社は「住所氏名を明確に記載しろという命令はなかった」と説明する。
同省が3回目に出した命令でも、投与時期など9項目については報告を求めているが、個人名や病院名は指定して求めているわけではない。
当時の厚労省幹部は「同社が持つ情報はすべて出してもらう」との認識を報道陣に示していた。「02年時点で報告されていない資料があるとしたら、報告命令違反の可能性がある」と話す現在の幹部もいる。 』
『 新たに患者8人の実名判明 C型肝炎問題で厚労相答弁
厚生労働省と製薬会社が、血液製剤でC型肝炎に感染した患者を把握しながら本人に知らせなかった問題で、舛添厚生労働相は24日、同省が02年時点で把握していた患者116人のイニシャルのうち、新たに8人の実名が判明したことを明らかにした。舛添氏は「徹底的に探させた結果出てきた」と説明。当初は不明とされてきた患者の実名が、今後次々に明らかになる可能性がある。
同日の衆院厚生労働委員会で、自民党の大村秀章氏への答弁の中で報告した。同省は22日、患者の実名2人分とイニシャル116人分を含むファイル8冊の資料が、厚労省の地下倉庫から見つかったと発表。舛添氏が指示してさらに関連資料を調べさせたところ、24日未明になって、別の資料から8人の実名が新たにわかったという。
厚労省は02年、旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)から血液製剤フィブリノゲン投与後の肝炎発症などの副作用症例418人の報告を受けた。この報告について、厚労省の担当者は18日の民主党の会合で「患者の名前や医療機関名については製薬会社から報告がなく、資料もない」と説明していた。
新たな資料が次々に見つかる事態に対し、厚労省はこれまで「当時の肝炎問題の調査チームが解散し、現在の担当者が知らなかった」と釈明。厚労省内で、資料の引き継ぎがなされていないことについて、舛添氏は答弁で「組織を立て直すために、省内に特別調査チームをつくった。できるだけ早く徹底的にメスを入れ、厳しく対応したい」と述べた。 』
厚労省と製薬会社で責任のなすり合いでもするのでしょうか.厚生労働省は行政指導する立場にあるわけですから,当時もし真面目に調査する気があれば実名報告させることもできたでしょうに,今更,報告命令違反の可能性を追及しても意味がないでしょう.それとも自衛隊のまねでもするつもりでしょうか?
ところで,舛添氏が指示する度に厚労省の地下倉庫から次々と資料が発見されるとは一体どうなっているのでしょうか.まるでどこかのテレビの探検バラエティ番組みたいです.厚生労働省の地下倉庫を探検して「あっ!こんなところで発見された別な資料から恐るべき新事実がわかりました!」っていうのを舛添大臣自身に是非やってもらいたいものです.でも,古舘伊知郎さんの方が迫力あるかな?
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