『 -給油量訂正-海上幕僚長が隠ぺいを陳謝 週内に処分案

 海上自衛隊補給艦の給油量訂正を巡る隠ぺい問題について、海上幕僚監部の吉川栄治・海上幕僚長は23日の会見で「大変重く受け止めており、申し訳なく思っている」と陳謝した。今週中に、石破茂防衛相に対し、調査結果と当時の関係者の処分案を報告する方針を明らかにした。

 吉川海幕長によると、03年5月8日、当時の石川亨・統合幕僚会議議長が、実際の約4分の1という誤った補給量を公表した翌9日、朝刊で会見の記事を読んだ燃料担当の海幕需品課職員が誤りに気付いた。しかし、需品課や国会担当の防衛課内で情報が止まり、海幕上層部や内局には情報が伝わらなかった。

 数十人の関係者から聴取を進めたが、補給量の訂正が必要という情報を、誰が共有していたかについて、担当者間に食い違いも残る。海幕と同じ正しいデータを持つ艦船武器課など内局とのやり取りも精査中という。吉川海幕長は「担当課長レベルで重大な情報の取り違いの認識がありながら、上層部への報告がいっさいなかったことは極めて重大かつ深刻」と釈明した。』

部下が上層部への報告を怠ったので部下を処分して終わりにするということなのだろうか.「トカゲの尻尾切り」そのものだが,なんとも軍隊らしい潔い幕の引き方だと国民が納得するとでも海上幕僚長は思っているのであろうか.

防衛省ひいては政府にとって都合が悪いから,部下が気をつかってこのような自爆行為をしたとでも言いたいのだろうか.私利私欲のために軍需専門商社「山田洋行」と癒着していた守屋武昌前防衛事務次官のことを考えると今時そんな自衛官がいるなんてとても思えない.国会の審議と自衛隊の立場を考慮しながら組織ぐるみで用意周到に実行された隠蔽工作と考えるのが普通だろう.

部下に罪を着せて組織を守ろうとするような自衛隊ではどうせ国民のためになんか戦えないだろうから,また防衛庁に格下げしたほうがいいだろう.ついでに厚労省も厚労庁にしたらどうだろうか.もっとも何度失敗しても懲りない厚労省のお役人たちには効果がないかもしれないが...
 

コメント

nophoto
れい
2007年10月24日9:02

蛙の面に何とかということでしょうね。

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