『 ゲイツ会長、新OSビスタPR「使いやすく安全性向上」

 米マイクロソフト(MS)は29日夕(日本時間30日早朝)、新しいパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」の個人向け発売に向けてニューヨークで記念イベントを開いた。ビル・ゲイツ会長は「画像などのデジタルデータの管理や検索がより簡単になり、安全性も高めた」と、約5年ぶりとなる新OSをアピールした。

 ビスタは各国で30日に発売され、時差のため主要市場では日本を皮切りに欧米と続く。スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)はイベントで「一両日中に70カ国、19カ国語版が発売される」と述べ、年内に99カ国語に対応する計画を明らかにした。

 ゲイツ会長は、パソコン普及を加速させた「ウィンドウズ95」を例に引き、ビスタが「『95』に匹敵する」と強調した。だが、市場には「まだ使えるパソコンを買い替えてまでビスタ搭載機を、という人は多くない」と冷めた空気もある。

 開発の遅れで発売が当初予定の06年末からずれ込み、ビスタ待ちの消費者の買い控えで昨年のパソコンの年末商戦が低調だった。メーカーはパソコンの販売を押し上げる効果を期待している。

 MSも06年10〜12月期決算が大幅減益で、ビスタに合わせ、ワープロや表計算ソフトを刷新した「2007オフィスシステム」を発売。「新OS特需」を見込む。

 日本では各地の家電量販店などが30日から「ウィンドウズ・ビスタ」を発売。MS日本法人によると、パソコンメーカー18社が同日から順次、約250機種のビスタ搭載パソコンを発売する予定という。 』

 MS社のヒューストン社長は「PCが仕事と生活の中心となったいま、Vistaは『XP』の2倍、『95』の5倍売れるだろう」とも言っているようだが,そんなに売れるだろうか.パソコンは車と同じようなもので,ネットサーフィンしたりメールを書いたりする程度しか使わない一般ユーザーにとっては高性能でも意味がない.画像やビデオなどの大量のデータを常時処理するようなプロでもないかぎりそれほど高性能なパソコンは必要ないだろう.

 しかし,Windows Vistaを導入するには高性能なパソコンが必要になる.新OSの機能をフルに活用するには多くの人がPC本体の買い替えをしなければならないだろう.大企業ならPCの更新と同時にVistaも導入できるだろうが,中小企業や病院,そして一般家庭が今どきそんなことに資金をまわせるだろうか.そんなことをしてもアプリケーションの操作性がさほど向上しないのにである.

 私もWindows XPは使っているが,OSの機能が向上しても作業のスピードは結局PC本体を買い替えなければ向上しないから当分は導入しない予定である.仮にPC本体を買い替えたとしても向上した性能がOSの新機能に食われることになるかもしれないのでやっぱりVistaは購入しないような気がする.いずれにしても画像とビデオのアプリケーションに関してはかなりヘビーユーザーの私にとっては新OSは当分必要なさそうだ.

 パソコンのことがわかっている人ほどVistaには飛びつかないと思うのだが,それでもWindows XPの2倍も売れると言えるのはどういう訳なのだろうか.それほど自信があるのだったら,もうMS社のサポートは切れてもいいからWindows XP SP2を是非フリーソフトにして欲しいと思うのは私だけだろうか.

コメント

スミぱん@国会を見よう
スミぱん
2007年1月30日20:57

推奨メモリが1ギガなんておふざけもいいところだと
思ってます。ウチの勤務先の品質&技術担当者も、
「すぐに飛びつくようなもんでもないしなぁ。」と
言ってましたし。

スミぱん@国会を見よう
スミぱん
2007年1月30日21:01

↑Vistaをまともに動かそうとしたら、2ギガのメモリが
要るそうです。

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索