『 -- 残業代ゼロ労働制導入、年収水準は盛らず 厚労省最終案 --

 厚生労働省は8日、来年の労働法制見直しについての最終報告案を、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に提出した。一定条件を満たした会社員が1日8時間の労働時間規制から外れ、残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」は、導入を明示したものの、対象者の年収の基準は示さなかった。労働組合は導入に強く反対しており、法制化に向け労使の攻防の激化が予想される。

 今回の見直しは、パートや派遣など非正社員が増え、正社員にも成果主義が普及するなど働き方が多様化した実態をふまえ、働き手と企業との雇用ルールを整備するのが狙い。労働契約法の新設など幅広い内容を含む。

 ホワイトカラー・エグゼンプションでは、対象者の満たすべき条件として(1)労働時間では成果を適切に評価できない(2)重要な権限・責任を伴う(3)仕事のやり方などを使用者に指示されない(4)年収が相当程度高い??の四つを挙げた。過労死など健康被害が懸念されるため、法定の週休1日(年間52日)を対象者は2日(同104日)にし、違反企業に改善命令や罰則を科す。』

 ホワイトカラー(White-Collar 白い襟)とは、主に事務に従事する人々を指す職種・労働層を指す言葉だそうだ.一方,ブルーカラーの仕事は「きつい(Kitsui)」「汚い(Kitanai)」「危険(Kiken)」ことを意味する3Kということばで表現され,ホワイトカラーの方が清潔で安全な職場というイメージらしい.

 だとすれば,医師はホワイトカラーよりはブルーカラーに近い職種である.もっとも医師の仕事は物を生産したりするわけでもないからブルーカラーにも入らないのだろう.服装という点で見ると確かに白衣やケーシーの襟は白いけれども,デスクワークというよりは技術職であるからホワイトカラーにはならないだろう.

 だから,きっとホワイトカラー・エグゼンプションにの対象ではないのだろうが,対象者の満たすべき条件をみるとほとんど条件は満たしているようである.そこで,私が注目したのは,『過労死など健康被害が懸念されるため、法定の週休1日(年間52日)を対象者は2日(同104日)にし、違反企業に改善命令や罰則を科す。』という点である.

 もとより超過勤務手当ても代休もなく,休日出勤も当たり前になっている医師が現在でも相当数いると思われるのだが,厚労省はまたも医師は例外ということで済ますつもりなのだろうか.

http://diarynote.jp/d/41284/20060630.html

コメント

nophoto
@むーむー
2006年12月24日12:03

医師は人間ではなく、神に近い超人間だと考えてるのでは。。
厚労省の人が病気になって、その時に医師が全滅していたらどうするのでしょうね。まったく。

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