『県立志摩病院:4医師退職の意向 県議会委、院長が窮状訴える /三重』
『四万十市立市民病院:医師不足でピンチ、夜間救急指定返上も /高知』
『現場から:田沢湖病院の救急指定取り下げ 重労働が招く医師の「過疎」 /秋田』

最近1週間で見かけた公立病院の医師不足のニュースタイトルをならべてみた.
こうなることは以前に予想した通りだが,そのスピードがここに来て加速しているような気がする.この勢いで一気に地方の医療は崩壊してしまうのだろうか.

コメント

ろっしふみ
ろっしふみ
2006年10月16日18:10

最近マスコミで話題になっていますね。ふと考えるのですが、お医者さんにとって地方の病院に勤める上でのデメリットは何なのでしょう。その点で本音が知りたいと思います。せっかく苦労して得たお仕事ですから何らかのこだわりを持たれるのは当然でしょう。そこに解決のカギがあると思います。

ブログ脳外科医
脳外科医
2006年10月16日18:35

私の意見は過去の日記に書きましたが,まとまったものとして手始めにこれなんかを読んでみてはいかがでしょうか.
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022501839

ろっしふみ
ろっしふみ
2006年10月16日19:33

過去の日記をざっと拝見させていただきました。労働環境が劣悪であることは理解しております。ただそれは都市でも特に救急救命などで同様であることをマスコミでは伝えています。ただ地方の方がより過酷なのであろうことは素人なりに想像できます。仮定の話ですが、もし都市より地方の労働環境が良ければお医者さんは地方に行くのでしょうか。実はそこに疑問を持っているのです。もし私がお医者さんだったら、それだけでは行かないと思います。

ブログ脳外科医
脳外科医
2006年10月16日19:52

私にとって仮定の話は意味を持ちません.たぶん他の医師も同じだと思います.

ろっしふみ
ろっしふみ
2006年10月16日20:45

わかりました。建設的ではない「問い」だったようで恐縮です。蛇足ですが私的にはお医者さんは治療者であり研究者であると捉えています。その特性からお医者さんのモチベーションについて考えてみたらどうかと思った次第です。ご無礼致しました。

ブログ脳外科医
脳外科医
2006年10月17日7:56

きわめてわかりやすく言えば,「病気の患者さんを治して心から喜んでもらい,仕事で知的好奇心を満足させ,生活に困らない程度の毎日の糧を得て,家族と幸せに暮らす.」名誉や出世にさほど興味のない勤務医のモチベーションはこの程度で保たれるのではないかと思います.もちろん,どこかが欠けて精神的に満たされなければお金や物で埋めるくらいのことはやるとは思いますが.それもできないようなところからは逃散するしかないのではないでしょうか.

ろっしふみ
ろっしふみ
2006年10月17日16:44

ご多忙な中ありがとうございます。私も逃散すべきだと思いますし、私でもそうするでしょう。お考えで興味深いのは知的好奇心についてです。医療技術が日進月歩で発達する中で、地方で働くことはデメリットにならないのでしょうか。患者さんに喜んでもらうためにも常にスキルアップが必要だとも思います。私はそのような環境が無いのではと想像します。ゆえに仮定の所で私なら地方に行かないとしたのです。お医者さんも人間ですし、人間だからこそこだわりがあると思います。その点についてケアする視点がマスコミの情報には見られませんし、語られてもいないのが実は不思議なのです。患者側からもスキルの高いお医者さんが増えることは喜ばしいことだと思うのですが。再びご無礼致しました。

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